<1ページ> プレクストーク ポケット  PTP1(ピー・ティー・ピー・ワン)  取扱説明書 テキスト版 この度はプレクストークポケットをお買い上げいただきありがとうございます。 この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示しています。この取扱説明書をお聞きのうえ、製品を安全にお使いください。お聞きになった後は、いつでも使えるように大切に保管してください。 ※このテキストファイル版取扱説明書は、 墨字版の内容をほぼそのまま収録したものです。ただし、スクリーンリーダを使って読みやすいように表現を変えてあります。 また、各項目番号の頭には「@」(半角のアットマーク)を付けてあります。 読みたい項目を文字列検索で探すとき、項目番号にこのマークを付けることで、目的の箇所を確実に見つけることができます。 <2ページ> @目次 目次 2 諸注意 11 安全にお使いいただくために(警告、注意) 11 使用許諾 17 その他の注意事項 18 1章 はじめに 20 1章1 入っているものを確認しましょう 20 1章2 各部の名称と働き 22 1章3 DAISYとは 35 1章4 本製品でできること 36 2章 準備 37 2章1 バッテリーの入れ方・取り出し方 37 2.1.1 バッテリーの入れ方 38 2.1.2 バッテリーの取り出し方 40 2章2 バッテリーを充電する 42 2章3 バッテリーに関する注意 43 2.3.1 バッテリーの寿命とリサイクル 43 2.3.2 バッテリーの充電について 43 2.3.3 バッテリーでの再生、録音時間の目安 43 2.3.4 長期間使用しない場合について 44 2.3.5 電源を切った状態でのバッテリーの消耗 44 2章4 電源のON/OFF 45 2.4.1 電源を入れる 45 2.4.2 電源を切る(スリープモード) 46 2.4.3スリープモードから復帰する 46 2.4.4 電源を切る(完全電源オフ) 47 2.4.5 強制電源OFFについて 47 2.4.6 自動的にスリープモードに入る 48 2.4.7 バッテリーの残量の確認方法 48 2章5 SDカードの準備 49 2.5.1 SDカードの形状 49 2.5.2 使用できるSDカードについて 49 2.5.3 SDカードの取扱いについて 49 2.5.4 SDカードの入れ方 50 2.5.5 SDカードの取り出し方 51 2.5.6 書き込み禁止スイッチ 52 3章 再生 53 3章1 再生の基本操作 53 3.1.1 再生・停止する 53 3.1.2 早送り、巻き戻しをする 54 3.1.3 音量を調整する 55 3.1.4 スピード、トーン、ガイド音量、ガイドスピードの調整 56 3章2 メディアやタイトルを選ぶ 58 3章3 様々なタイトル選択 60 3.3.1 タイトル選択のレベル 60 3.3.2 カテゴリーからタイトルを選ぶ 62 3.3.3 フォルダからタイトルを選ぶ 63 3.3.4 タイトルを直接選択 64 3.3.5タイトルの並び順の切り替え 65 3章4 音楽の再生範囲を選ぶ 66 3.4.1 すべての音楽を選ぶ 66 3.4.2 フォルダを選ぶ 67 3.4.3 アルバムを選ぶ 68 3.4.4 ファイル(曲)を選ぶ 69 3章5 DAISY図書を聴く 70 3.5.1 DAISY図書の移動単位 70 3.5.2 上下キーで移動単位を選択 71 3.5.3 見出し移動 72 3.5.4 グループ移動 73 3.5.5 ページ移動 74 3.5.6 フレーズ移動 74 3.5.7 10分移動 75 3.5.8 30秒移動 75 3.5.9 ダイレクト移動:ページに移動する 76 3.5.10 ダイレクト移動:見出しに移動する 77 3.5.11 ダイレクト移動:先頭・最後に移動する 78 3.5.12 パーセント移動 80 3章6 音楽(音声ファイル)を聴く 81 3.6.1 音声ファイルについて 81 3.6.2 音声ファイルの移動単位 81 3.6.3 アルバム移動 82 3.6.4 トラック移動 82 3.6.5 10分移動 83 3.6.6 30秒移動 83 3.6.7 ダイレクト移動:トラックに移動する 84 3.6.8 ダイレクト移動:アルバムに移動する 85 3章7 テキストファイルを聴く 86 3.7.1 テキストファイルについて 86 3.7.2 テキストファイルの移動単位 86 3.7.3 テキストファイル内での移動 87 3.7.4 パーセント移動 87 3章8 オーディオブックを聴く 88 3章9 移動を取り消す(アンドゥ、リドゥ) 89 3.9.1 アンドゥ 89 3.9.2 リドゥ 89 4章 録音 90 4章1 録音の基本操作 90 4.1.1 録音、一時停止、停止する 90 4.1.2 追加録音する 92 4.1.3 録音準備中に新規タイトルを作成する 93 4章2 録音音量の調整 94 4.2.1 自動音量調整の切替え 94 4.2.2 録音音量を調整して録音する 95 4.2.3 録音中に音量を確認する 96 4章3 録音設定 97 4.3.1 録音モードと録音音質について 97 4.3.2 録音音質と録音可能時間について 99 4.3.3 録音モードと録音音質の選択 100 4.3.4 モニター出力の「あり/なし」 101 4.3.5 録音中の音声ガイド切替え 102 4章4 外付けマイクやラインから録音する 103 4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択 103 4.4.2 外付けマイクで会議や授業を録音する 104 4.4.3 ラジオやテープの音声を録音する 106 4.4.4 音楽をラインインから録音する 108 4章5 録音図書の見出し設定 110 4.5.1 録音中に見出しを付ける 110 4.5.2 録音後に見出しを付ける 111 4.5.3 録音ポーズ中に見出しを予約する 112 4.5.4 見出しを取り消す 113 4章6 メモ録 114 4.6.1 メモ録を録音する 114 4.6.2 メモ録を再生する 116 4.6.3 ダイレクト移動 117 4.6.4 選択中のメモ録を削除する 118 4.6.5 すべてのメモ録を削除する 119 4.6.6 メモ録をSDカードにバックアップする 120 5章 その他の機能 121 5章1 お休みタイマー 121 5章2 しおり 122 5.2.1 しおりを付ける 123 5.2.2 音声しおりを付ける 124 5.2.3 番号でしおりに移動する 126 5.2.4 前後のしおりに移動する 126 5.2.5 しおりを削除する 127 5.2.6 選択中タイトルのしおりを削除 128 5.2.7 音声しおり再生設定 129 5章3 キー説明 130 5章4 キーロック 130 5章5 ヘルプを聞く 131 5章6 様々な情報を聞く 132 5.6.1再生中・停止中に情報を聞く 132 5.6.2 録音時に情報を聞く 133 5.6.3 現在の日時を確認する 133 6章 データをバックアップする 134 6章1 USB機器から本製品のSDカードにバックアップする 136 6.1.1 PTR2から本製品のSDカードにDAISY図書をバックアップする 136 6.1.2 DAISY図書CD→SDカード 138 6.1.3 音楽CD→SDカード 140 6.1.4 USB接続のカードライターのメディア→SDカード 142 6章2 本製品のSDカードからUSB機器にバックアップする 144 6章3 メモ録をSDカードにバックアップする 146 7章 パソコンとの接続 147 7章1 本製品をパソコンで使用する 147 7.1.1 パソコンの動作環境 147 7.1.2 注意事項 147 7章2 データを転送する 148 7.2.1 パソコンと接続 148 7.2.2 データの転送 148 7.2.3 パソコンからの取り外し 149 8章 メニュー項目 150 8章1 メニュー階層一覧 150 8章2 編集 153 8.2.1 見出し設定 153 8.2.2 見出し取り消し 153 8.2.3 セクション削除 154 8章3 録音設定 155 8.3.1 録音モードの選択 155 8.3.2 録音中の音声ガイド切り替え 155 8.3.3 外部音声入力端子の切り替え 155 8.3.4 自動音量調整の切り替え 155 8章4 再生設定 156 8.4.1 シャッフル・リピート設定 156 8.4.2 音声ファイル名読み上げの設定 158 8.4.3 マルチメディアDAISY再生設定 159 8章5 しおり設定 160 8.5.1 音声しおり再生設定 160 8.5.2選択中タイトルのしおりを削除 160 8章6 メモ録設定 161 8.6.1 選択中のメモ録を削除する 161 8.6.2すべてのメモ録を削除する 161 8章7 メディア管理 162 8.7.1 メディア、タイトル情報 162 8.7.2 SDカード内容全消去(フォーマット) 163 8.7.3 新規タイトル作成 165 8.7.4 タイトル削除 166 8.7.5 ファイル削除 167 8.7.6 編集準備 168 8.7.7 ビルドブック 170 8章8 管理 171 8.8.1 プレクストークの情報 171 8.8.2 テキスト読み上げ音声の選択 172 8.8.3 待ち受け音の選択 173 8.8.4 キー受付音の選択 174 8.8.5 時計設定 175 8.8.6 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定) 177 8.8.7 設定の初期化 178 8章9 メニューのショートカット 180 8.9.1 メニュー項目に数字を割り当てる 180 8.9.2 メニュー項目に直接移動する 181 9章 付録 182 9章1 音声ファイルの連続再生の順序 182 9章2 録音やバックアップで自動的に作られるフォルダ名について 184 10章 用語解説 186 11章 故障かなと思ったら 191 11章1 症状と対応のしかた 192 11章2 よくある質問 Q&A 201 12章 仕様 204 13章 動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品 208 14章 保証について 209 15章 お問い合わせについて 211 索引 212 <11ページ> @諸注意 @安全にお使いいただくために(警告、注意) 本製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、電気製品はまちがった使い方をすると、火災や感電などにより人身事故になることがあり危険です。事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。 警告及び注意事項について 以下の【警告】に示された内容をを無視して誤った取り扱いをすると、死亡または重傷を負う恐れがあります。 以下の【注意】に示された内容をを無視して誤った取り扱いをすると、傷害を負う恐れ又は物的損害が発生する恐れがあります。 ※以下の警告及び注意事項の中で使われる「本製品」という表現には、PTP1本体のみならず、バッテリーも含まれます。 ※「SDメモリカード」を省略して「SDカード」と呼びます。 <12ページ> 【警告】1. 歩きながら本製品を使用する際は、足元や周囲の交通には十分に注意してください。転倒や交通事故の原因になります。イヤホンやヘッドホンを使用する際には、自動車などが接近しても気が付かない場合がありますので、特に注意してください。 【警告】2. 自動車・バイク・自転車等の乗り物を運転しながら本製品を使用しないでください。交通事故の原因になります。 【警告】3. 本製品から煙が出る、異臭がする等の異常がある場合、そのまま使用すると火災、感電、けが等の原因になります。ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、本体からバッテリーを取り出し、販売店にご連絡ください。その際、本体またはバッテリーが高温になっている可能性がありますので、火傷しないように十分注意してください。 【警告】4. 万一、バッテリーから液がもれたら、ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、すぐに火気より遠ざけ、販売店にご連絡ください。漏れた液や気体に引火して発火、破裂の恐れがあります。バッテリー液が目に入った場合は、きれいな水で洗った後、ただちに医師に相談してください。液が皮膚や衣服に付いたときは、水でよく洗い流してください。 【警告】5. 本製品の隙間から金属物などの異物を入れたり、本製品に水や洗浄液等の液体をこぼしたりしないでください。ショートして火災や感電や故障の原因になり、大変危険です。異物や液体が入ってしまった場合は、ただちに電源プラグをコンセントから抜き、本体からバッテリーを取り出し、販売店にご連絡ください。 <13ページ> 【警告】6. 分解、修理、改造をしないでください。火災・感電・故障の原因になり、大変危険です。修理は弊社「お問い合わせ窓口」にご依頼ください。 【警告】7. お風呂や雨の当たる場所、湿気の多い場所での使用はしないでください。感電・火災・故障の原因になります。 【警告】8. 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因になります。 【警告】9. 付属の電源アダプターや電源コード、弊社指定のバッテリー以外は使用しないでください。また、AC100V 50/60Hz 以外の電源では使用しないでください。火災や感電や故障の原因になります。 【警告】10. 電源プラグについたほこりは定期的に清掃してください。その際、電源プラグをコンセントから抜いた後に清掃してください。また、たこあし配線をしないでください。ほこりがたまったり、たこあし配線をしたりすると、火災や感電の原因になります。 【警告】11. 電源プラグを差し込む際は、プラグ本体を持って根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全だと火災や感電の原因になります。また、電源プラグを抜く際は、必ずプラグを持って抜いてください。電源コードを引っ張ってプラグを抜くと、コードが傷つき、火災や感電の原因になります。 <14ページ> 【警告】12. 電源アダプター、電源コードを傷つけないでください。重いものを乗せたり、引っ張ったり、加工したり、傷つけたり、無理に曲げたり、ねじったり、束ねたり、挟んだり、熱器具を近づけたりするとアダプターやコードが傷つき、火災や感電の原因となります。 【警告】13. SDカードは、乳幼児の手の届く場所に置かないでください。誤飲すると健康に悪影響を及ぼします。誤飲した際は、ただちに医師に相談してください。 【警告】14. 本製品やSDカードを、ほこりの多い場所、直射日光の当たる場所や暖房器具に近い場所、炎天下の車内等に置かないでください。また、携帯電話、オーディオアンプ、電子レンジ、トースター、ヘアドライヤー、その他熱や電波を発生する電気製品の近くに置かないでください。火災や感電、故障の原因になります。 【警告】15. 本製品やSDカードをたたく、踏みつける、重いものを乗せる、落下させるなどの強い衝撃を与えないでください。また、火の中に入れたり、電子レンジやオーブンなどで加熱したりしないでください。火災や感電、故障の原因になります。 【警告】16. 長期間ご使用にならないときは、電源プラグをコンセントから抜き、バッテリーを本体から取り出しておいてください。 【警告】17. お手入れの際は、電源プラグをコンセントから抜き、電源を切ってください。感電の原因になります。水や洗剤液を直接かけたり、霧吹きで吹き付けたりしないでください。液体が本製品にかかると、火災や感電や故障の原因になります。 <15ページ> 【警告】18. 本体を廃棄する際は、お住まいの自治体の定める廃棄物分別方法に従って処分してください。バッテリーの廃棄は「充電式電池リサイクル協力店」にご持参して廃棄してください。 【警告】19. 航空機や病院など使用制限のある場所では、その場の指示に従ってください。音楽プレーヤー等の使用が禁止されている場所では本製品を使用しないでください。 【警告】20. イヤホンやストラップが首に巻きつくと窒息の恐れがありますので、取扱には十分注意してください。 【警告】21 雷が鳴っている時、または落雷がありそうな時は、電源プラグをコンセントから抜き、バッテリー駆動で使用してください。電源アダプターを接続した状態で雷が落ちると、火災や感電や故障の原因になります。 【警告】22 本製品が故障した場合、電源を切って使用を中止し、プレクストークお問い合わせ窓口、または販売店に相談してください。故障したまま使用を続けると、火災や感電の原因になります。 <16ページ> 【注意】1. 本製品は使用中または充電中に温度が上がる場合があります。長時間皮膚の同じ場所に触れていると、熱い・痛いなどの自覚症状がなくても低温やけどのおそれがありますので、長時間皮膚の同じ場所に触れないようにしてください。 【注意】2. 長時間ヘッドホンをご使用になると聴覚へ悪影響を及ぼす恐れがあります。長時間の連続使用は避けてください。また、大き過ぎる音量で聴くことも避けてください。 【注意】3. 付属のUSBケーブルの金属端子には、鋭利な部分があります。金属部分に触れる際にはケガをしないよう、十分に注意してください。 【注意】4. SDカードは正しい向きで入れてください。また、出し入れの際、決して無理な力を加えないでください。間違った向きで入れたり、無理な力を加えて出し入れしたりすると故障の原因になります。本製品のカードスロットはSDカード・SDHCカード専用です。それ以外のカードをカードスロットに差し込まないでください。故障の原因になります。 【注意】5 お手入れの際は中性洗剤を少しだけ布にしめらせて汚れを取り、乾いた布でふいてください。中性ではない洗剤を使用したり、シンナー・アルコールなどで拭いたりしないでください。本製品の表面を痛めてしまいます。 <17ページ> @使用許諾 1. 本取扱説明書(以下「本書」)はシナノケンシ株式会社の著作物です。したがって、定められた場合を除き、本書の一部または全部を無断で複製・複写・転写・転載・改変することは法律で禁止されています。 2. 本書に記載されている内容に関しては、改良のため予告なしに変更することがあります。 3. 本書の内容に関しては万全を期して作成していますが、万一ご不明な点あるいは不備な点などがありましたら、弊社までご連絡ください。 4. 本製品及び付属品の使用に起因する損害や逸失利益の請求などにつきましては、上記に関わらずいかなる責任も負いかねますので、予めご了承ください。 5. 本製品は「外国為替及び外国貿易法」の規定により戦略物等輸出規制製品に該当する場合があります。国外に持ち出す際は、日本政府の輸出許可申請などの手続きが必要になる場合があります。 6. 本製品は医療機器、原子力設備や機器、航空宇宙機器、輸送設備や機器など人命に関わる設備や機器としての使用、またはこれらに組み込んでの使用は意図されておりません。これら、設備や機器、制御システムなどに本製品を使用され、本製品の故障により人身事故、火災事故、社会的損害などが生じても、弊社ではいかなる責任も負いかねます。設備や機器、制御システムなどにおいて、冗長設計、火災延焼対策設計など、安全設計に万全を期されるようご注意ください。 7. 本製品は日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、弊社は一切の責任を負いかねます。また、弊社は本製品に関し、日本国外への技術サポート及びアフターサービス等を行なっておりません。予めご了承ください。 本製品と付属品のライセンスと商標はすべて、弊社その他本製品と付属品の各々の権利者が保持します。 <18ページ> @その他の注意事項 <電波障害自主規制について> 本製品はテストを受けた結果、住宅内での設置による電波障害からの保護を目的として定められたFCC規格の15章に従う分類Bデジタル装置向けに設けられた規制に合ったものと認定されました。ただし、どのような装置でも電波妨害がまったく生じないという保証はありません。本製品がテレビやラジオ等の受信障害の原因となっているかは、本製品の電源のON/OFFを切り替えることで確認できます。本製品が原因の場合は次の方法を試してください。 ・受信アンテナの位置、あるいは方向を変える ・本製品と受信機の距離を離す ・本製品と受信機のコンセントを別々にする <バックアップに関する著作権について> 本製品によるバックアップは、著作権法で許された範囲のコピー(私的使用のための複製、あるいは、著作権法37条3項に定められた視覚障害者のための用途)のみを目的として使用するものです。違法コピーは民事上または刑事上の制裁を受ける場合があります。 <登録商標について> ・SDメモリカード、SDHCメモリカードはSDアソシエーション(SD Card Association) の登録商標です。 ・MicrosoftR、WindowsR、Windows VistaR、 Windows Media は、米国 Microsoft Corporationの、米国及びその他の国における登録商標または商標です。 ・コンパクトフラッシュはサンディスク社の登録商標です。 <19ページ> <Ogg Vorbis(オッグ・ボービス)の著作権について> 本節は英語の文章になります。詳しくは墨字の取扱説明書を参照してください。 <20ページ> @1章はじめに @1章1 入っているものを確認しましょう 本機をご使用になる前に、まず以下のものがそろっているかお確かめください。万一不足しているものがありましたら、お手数ですが本製品を購入した販売店までご連絡下さい。 お願い:梱包箱や梱包材は、修理などのために本機を安全に輸送する際に必要となることがありますので、大切に保管しておいてください。 プレクストーク ポケット(本体) 1台(SDカード挿入済み) バッテリー 1個 電源アダプター 1個 <21ページ> USBケーブル(長いもの、パソコンとの接続用) 1本 USBケーブル(短いもの、PTR1やPTR2・カードリーダー等との接続用) 1本 イヤホン 1個 キャリングバッグ 1個 取扱説明書墨字版 1冊 クイックガイド 1枚 取扱説明書CD:DAISY版 1枚 基本操作ガイド音楽CD版 1枚 保証書 1枚 動作確認済品一覧 1枚 同梱品一覧表(点字印刷) 1枚 <22ページ> @1章2 各部の名称と働き @1.2.1 本体の形状 本製品は、縦11.2センチ、横5.5センチ、厚さ1.6センチの、角に丸みを持った長方形をしています。 本製品を操作するための各種キーが配置されている広い面を「操作面」と呼びます。操作面の中には内蔵スピーカーなどが配置されている網目の部分があります。本製品を操作する際は、網目の部分が上になるようにして持ちます。操作面を正面にして、操作面の上側の面を「上面」、操作面の下側の面を「底面」、右側の側面を「右側面」、左側の側面を「左側面」、操作面の裏側を「背面」と呼びます。 <ポイント> ●操作面上部の網目の右下に、二つの突起があるキーがあります。これが電源キーです。電源キーのすぐ下の右寄りにメニューキーがあります。電源キーを長く押して電源を入れ、 メニューキーを5秒以上押すと、キー説明が始まります。説明を聞きたいキーを押すと、そのキーに関する説明が音声でガイドされます。キー説明を終えたい時は、もう一度メニューキーを5秒以上押すとキー説明が終了します。 <23ページ> @1.2.2 操作面 @内蔵スピーカー 操作面最上部の右側にあります。網目の部分の中に配置されています。再生音や音声ガイドが流れます。 A内蔵マイク 操作面最上部中央にあります。網目の部分の中に配置されています。音声などの録音に使用します。 B電源LED 網目の部分の最下部、中央やや左寄りにあります。電源が入ると緑色に点灯します。録音中は橙色に点灯し、録音準備中または録音ポーズ中は橙色に点滅します。 CバッテリーLED 網目の部分の最下部、中央やや右寄りにあります。バッテリーの充電中は赤色に点灯、または赤色と緑色が交互に点滅し、充電が完了すると緑色に点灯します。バッテリーや電源アダプターが異常なときには、赤色で点滅します。 <24ページ> D電源キー 操作面最上部の網目の部分のすぐ下の右側に電源キーがあります。横長の楕円形をしており、少し窪んだ位置にあります。電源キーには2つの突起があります。 長く押すと電源が入ったり切れたりします。電源が入った状態で短く押すと「お休みタイマー」がはたらきます。 E録音キー 操作面最上部の網目の部分のすぐ下の左側に録音キーがあります。横長の楕円形をしており、少し窪んだ位置にあります。 1回押すと録音準備状態になり、もう1回押すと録音が始まります。録音中に録音キーを押すと、録音がポーズ(一時停止)となり、もう1回押すと、録音が再開されます。再生・停止キーを押すと録音が終了します。 メモ録をする際は、録音キーを押し続けます。音声ガイドの後に開始音が鳴り、録音が始まります。録音キーから指を離すとメモ録が終了します。 Fメニューキー 電源キーのすぐ下の右寄りに、縦方向に少し長い形をしたキーがあります。これがメニューキーです。 1回押すとメニューに入り、もう一回押すとメニューから抜けます。 メニューキーを1回押したら、左右キーで大きな項目を選びます。大きな項目には、「編集」「録音設定」「再生設定」「しおり」「メモ録」「メディア管理」「管理」があります。その中から目的の項目を選び、再生・停止キーまたは下キーで決定します。すると、小さな項目が現れますので、左右キーで小さな項目を選び、再生・停止キーまたは下キーで決定します。後は音声ガイドの指示に従って操作します。操作の途中で、ひとつ前の操作に戻りたい時は、上キーを押すと現在の操作がキャンセルされ、ひとつ前の操作に戻ります。操作の途中で全てをキャンセルしたい時は、メニューキーを押すと全てキャンセルされます。 <25ページ> Gタイトルキー メニューキーのすぐ下のキーがタイトルキーです。このキーも縦方向に少し長い形をしています。 メディアやタイトルの変更に使います。 タイトルキーを押すごとに、SDカード、USB、メモ録、SDカード、というような順番でメディアが音声ガイドされますので、目的のメディアが音声ガイドされたら次の操作に移ります。次は左キーまたは右キーを押します。押すたびにタイトルが次々と音声ガイドされますので、聞きたいタイトルのところで止まり、再生・停止キーを押すと、そのタイトルが再生されます。SDカードやUSBの場合は、DAISY図書、録音したDAISY、音楽、テキスト、オーディオブック、DAISY図書というような順番でタイトルが音声ガイドされます。 以上のように、まずタイトルキーを何回か押してSDカード、USB、メモ録のいずれかに移動し、次に左右キーを何回か押してタイトルを選び、そして再生・停止キーを押して再生する、という手順になります。 <26ページ> H移動キー 録音キーのすぐ下の左寄りに、縦方向に少し長い形をしたキーがあります。これが移動キーです。 目的のページや見出しなどに、ダイレクトに移動する際に使います。 ページにダイレクトに移動するには、まず移動キーを1回押し、次にページ番号をテンキーで入力し、最後に再生・停止キーまたは下キーを押して決定します。すると、そのページに移動します。見出しに移動するには、移動キーを2回押し、見出し番号をテンキーで入力してから、再生・停止キーまたは下キーで決定します。 音楽の場合も同様です。曲を選んで聴くには、移動キーを1回押して、何番目の曲かをテンキーで入力し、再生・停止キーまたは下キーで決定します。アルバムに移動するには、移動キーを2回押し、番号を入力してから決定します。 Iしおりキー 移動キーのすぐ下のキーがしおりキーです。このキーも縦方向に少し長い形をしています。 しおりを付けたり、しおりへ移動する際に使います。 しおりに移動するには、しおりキーを1回押し、しおり番号をテンキーで入力して、再生・停止キーまたは下キーで決定します。しおりを付けるには、しおりキーを2回押し、しおり番号を入力して、再生・停止キーまたは下キーで決定します。しおりを削除するには、しおりキーを3回押し、しおり番号を入力して、再生・停止キーまたは下キーで決定します。 J再生・停止キー メニューキー・タイトルキー・移動キー・しおりキーの4つのキーに囲まれた中央の位置には、5つのキーがあり、中心の丸く窪んだキーが再生・停止キーです。 再生・停止キーを押すと再生が始まります。もう一度押すと再生が停止します。録音を停止するとき、および録音準備状態や録音ポーズ状態を解除する際にも使います。また、様々な操作を決定する際にも使います。 <27ページ> K上キー 再生・停止キーの周りには、上下左右に細長いキーが4つ配置されており、再生・停止キーの上にある横長のキーが上キーです。 レベル選択や録音音量調整などに使います。また、操作をキャンセルしたり、ひとつ前の操作に戻る際にも使います。 DAISY図書でレベル移動をする際、上キーを押していくと、30秒、10分、フレーズ、ページ、グループ、レベル3、レベル2、レベル1のように移動します。録音音量調整に使う際には、自動音量調整を「なし」にした後、録音準備中などの時に上キーを押すと録音音量が上がります。 L下キー 再生・停止キーの下にある横長のキーが下キーです。 レベル選択や録音音量調整などに使います。また、操作を決定する際にも使います。 DAISY図書でレベル移動をする際、下キーを押していくと、レベル1、レベル2、レベル3、グループ、ページ、フレーズ、10分、30秒のように移動します。録音音量調整に使う際には、自動音量調整を「なし」にした後、録音準備中などの時に下キーを押すと録音音量が下がります。 <28ページ> M右キー 再生・停止キーの右にある縦長のキーが右キーです。 再生位置を進める際に使います。また、メニューの選択などにも使います。DAISY図書を再生する際、たとえば、上下キーでレベル1を選択して、第1章、第2章、第3章のように先に進みたいときに、右キーを押していくと、ひとつずつ先の章に進みます。上下キーでフレーズを選択している場合は、ひとつずつ先のフレーズに進みます。 また、右キーを長く押すと5秒、10秒・・・と、早送りされます。 N左キー 再生・停止キーの左にある縦長のキーが左キーです。 再生位置を戻す際に使います。また、メニューの選択などにも使います。 DAISY図書を再生する際、たとえば、上下キーでレベル1を選択して、第3章、第2章、第1章のように前に戻りたいときに、左キーを押していくと、ひとつずつ前の章に戻ります。上下キーでフレーズを選択している場合は、ひとつずつ前のフレーズに戻ります。 また、左キーを長く押すと5秒、10秒・・・と、早く巻き戻されます。 Oテンキー 下キーより下には12個のテンキーがあり、電話機のプッシュボタンと同じ並びに配列されています。5キーには位置を示すための小さな突起があります。 番号の入力などに使います。 次のような別の用途もあります。1キーはスピード・トーンなどの変更に、5キーは情報キーとして、9キーはバックアップに、0キーはヘルプキーとして使います。 1キーを1回押した後に、上キーを押すと再生スピードが上がり、下キーを押すと再生スピードが下がります。1キーを2回押した後に、上キーを押すとトーンが上がり、下キーを押すとトーンが下がります。3回押すと音声ガイドの音量を、4回押すと音声ガイドのスピードを調整することができます。 5キーを押すと現在のタイトルに関する情報を聞くことができます。さらに5キーを押すと、今聞いている情報の次の情報にスキップします。 9キーは、選択したタイトルを別のメディアにバックアップする際に使います。 <29ページ> 0キーを押すと、ヘルプを聞くことができます。ヘルプの内容はこの取扱説明書とほぼ同様の内容になっています。ヘルプを終了するには、もう一度0キーを押します。 P*キー(アスタリスクキー) テンキーのうち、一番左下にあるキーをアスタリスクキーと呼びます。 アンドゥ、または操作をキャンセルする際に使います。 Q#キー(シャープキー) テンキーのうち、一番右下にあるキーをシャープキーと呼びます。 リドゥ、または操作を決定する際に使います。 <30ページ> @1.2.3 上面 @外部音声入力端子 操作面を手前にして、上面の左側の丸い穴が外部音声入力端子です。外付けマイクおよびラインインの端子を接続します。ステレオ入力です。 Aヘッドホン出力端子 操作面を手前にして、上面の中央の丸い穴がヘッドホン端子です。ヘッドホンを接続します。ステレオ出力です。 Bストラップ穴 操作面を手前にして、上面の一番左側の四角い穴がストラップ穴です。市販のストラップを通すための穴です。 <31ページ> @1.2.4 底面 @DC入力端子 操作面を手前にして、底面の左端の穴がDC入力端子です。付属の電源アダプターを接続します。 AUSB端子 操作面を手前にして、底面の右端にある横長の四角い穴がUSB端子です。付属のUSBコードを接続します。データ転送に使用します。 <32ページ> @1.2.5 左側面 @ストラップ穴 左側面最上部の角にある2つの穴がストラップ穴です。市販のストラップを通すための穴です。 ASDカードスロット 左側面中央やや上にある、細長い穴がSDカードスロットです。SDカードを入れます。 SDカードの入れ方は「2.5.4 SDカードの入れ方」50ページを参照してください。 <33ページ> @1.2.6 右側面 @音量スイッチ 右側面には二つのスイッチがあり、上にあるのが音量スイッチです。1回上げるごとに音量が上がり、1回下げるごとに音量が下がります。音量は0〜25まで1段階ずつ調整ができます。音声ガイドの音量も合わせて調整されます。 Aキーロックスイッチ 下にあるのがキーロックスイッチです。本製品を持ち運ぶ際にキーが誤って押されても誤動作しないようにロックするときに使います。上方向にスライドさせると全てのキーがロックされ(キーロックが有効になり)、下方向にスライドさせるとキーロックが無効になります。 電源をON/OFFする際にはキーロックを無効にしてください。 <34ページ> @1.2.7 背面 @バッテリー蓋 背面中央から下がバッテリー蓋です。この蓋を開けて付属のバッテリーを入れます。 A解除ボタン 背面一番下の中央にあります。バッテリーの蓋を開けるためのボタンです。このボタンを押しながら、蓋を下方にスライドさせると蓋が開きます。 <35ページ> @1章3 DAISYとは ●DAISY図書 DAISY(デイジー)とは、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のために開発されたデジタル録音図書の規格です。DAISY図書とは、この規格にそって制作された図書のことを言います。DAISY図書は、デジタル録音されたデータに、セクションやページ、フレーズなどの印が付けられており、利用者は、その印によって聴きたい箇所にすばやく移動することができます。 ●セクションと見出し DAISYでは、本の章、節、項などの切れ目となる箇所に、「見出し」と呼ばれる印が付けられます。ある見出しから、次の見出しまでのひとかたまりの音声を「セクション」と呼びます。通常、各セクションの先頭のフレーズが見出しとなります。 ●フレーズ 音声データは、息継ぎなどで一定時間、無音になった箇所で区切られています。その無音から次の無音までのひとかたまりの音声を「フレーズ」と呼びます。通常、1フレーズは数秒から十数秒程の長さになります。 ●ページ ページとは、文字どおり本のページごとの区切りを表します。ページ番号が切り替わる箇所のフレーズに付けられています。 ●グループ グループとは、セクション内に付ける区切りのことです。 <36ページ> @1章4 本製品でできること 本製品では次のようなことができます。 1) DAISY図書を聞く SDカードに記録されたDAISY形式の録音図書を再生します。長時間再生が可能で、読みたい場所がすぐに探せる優れた検索機能があります。 2) 音楽(音声ファイル)を聞く 音楽CDをSDカードへ取り込み、音楽を楽しむことができます。 3)テキストファイルを聞く パソコンなどで使われるテキストファイルを、内蔵のテキストリーダーが読み上げます。 4) 録音する 内蔵マイクや外付けマイク(別売)で授業や会議などを録音できます。また別のオーディオ機器からのライン録音もできます。 5) 便利な機能 @音声で本製品の動作を明確に知らせる音声ガイド機能があります。 Aお休み前にDAISY図書や音楽を聞きたい時など、設定した時間で自動的に電源が切れる「お休みタイマー」機能があります。 B音楽CDやDAISY図書をバックアップできます。 Cその場ですぐに録音したいときに、メモ録で録音することができます。 D自由な場所にしるしを付けられるしおり機能があります。 E聞き取りやすい音程での再生速度の変更機能があります。 <37ページ> @2章 準備 @2章1 バッテリーの入れ方・取り出し方 <警告> ●バッテリーを交換する際は、必ず電源を完全に切り、電源アダプターを外してください。 ●バッテリーは、異なるタイプのものと交換すると、破裂・火災の危険があります。必ず指定されたバッテリーをご使用ください。 ●バッテリーを誤って落下させると故障の原因になります。取扱いには十分に注意してください。 ●バッテリーを入れる際は、バッテリーの端子の向きを正しく入れてください。 ●万一、バッテリーから液がもれたら、ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、すぐに火気より遠ざけ、販売店にご連絡ください。漏れた液や気体に引火して発火、破裂の恐れがあります。バッテリー液が目に入った場合は、きれいな水で洗った後、ただちに医師に相談してください。液が身体や衣服に付いたときは、水でよく洗い流してください。 <38ページ> @2.1.1 バッテリーの入れ方 手順1 電源を切ります。次に電源アダプターを外します。 手順2 本体で複数のキーがある面が操作面です。バッテリーは裏側の背面から装着をします。まず背面を向くように本体を裏返し、丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ちます。 手順3 本体の下側にバッテリー蓋を取り外す四角い小さな解除ボタンがありますので、片方の手の指先でそのボタンを深く押し込んだ状態のまま、もう一方の手で本体中央付近にある2本の線に指を掛け、両手でボタンと線を押さえながら下方向へ5mmほどスライドさせると、蓋が開きます。蓋を取り外します。バッテリーを収納する四角い部分を確認しておきましょう。本体を一旦置きます。 手順4 バッテリーを持ちます。四角い形状をしたバッテリーの面の中で、2箇所の突起がある面を確認します。2箇所の突起が右側面、左側面の下側に別の小さな突起がある方向でバッテリーを持ちます。左手で持つとバッテリーが入れやすくなります。 <39ページ> 手順5 再び本体を裏返した状態で丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ち、バッテリーを本体の収納部分に左から右方向にずらしながら入れます。収納部分の右側面にバッテリーが突き当たったら、浮き上がっているバッテリーの左端の部分を優しく上から押し込むとスムーズにバッテリーを収納することができます。右方向から装着しようとすると収納部分の右側面にある突起が邪魔をして正しく装着することができません。 手順6 バッテリー蓋の取り外しの際に押さえた2本の線が上側となる向きで蓋を持ち、本体に蓋が完全に閉まる位置から約5mm下側にずらした状態で蓋を置きます。片側の手で蓋の2本の線を押さえ、もう一方の手で蓋の下側を押さえながら上方向にスライドさせると「カチッ」と音がして蓋が閉まります。蓋の回りをさわって、隙間なく閉まっていることを確認しましょう。 <40ページ> @2.1.2 バッテリーの取り出し方 手順1 電源を切ります。次に電源アダプターを外します。 手順2 本体で複数のキーがある面が操作面です。バッテリーは裏側の背面から装着をします。まず背面を向くように本体を裏返し、丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ちます。 手順3 本体の下側にバッテリー蓋を取り外す四角い小さな解除ボタンがありますので、片方の手の指先でそのボタンを深く押し込んだ状態のまま、もう一方の手で本体中央付近にある2本の線に指を掛け、両手でボタンと線を押さえながら下方向へ5mmほどスライドさせると、蓋が開きます。蓋を取り外します。バッテリーを収納する四角い部分を確認しておきましょう。 <41ページ> 手順4 蓋を外した際に押したボタンの位置から1cmほど左側に小さなくぼみがあります。そのくぼみの中にバッテリーの突起がありますので、その突起に爪をかけて上に持ち上げるとバッテリーが外れます。上に持ち上げる際、あまり力を入れずに持ち上げると簡単に外れます。 手順5 バッテリー蓋の取り外しの際に押さえた2本の線が上側となる向きで蓋を持ち、本体に蓋が完全に閉まる位置から約5mm下側にずらした状態で蓋を置きます。片側の手で蓋の2本の線を押さえ、もう一方の手で蓋の下側を押さえながら上方向にスライドさせると「カチッ」と音がして蓋が閉まります。蓋の回りをさわって、隙間なく閉まっていることを確認しましょう。 <42ページ> @2章2 バッテリーを充電する 手順1 操作面を手前にして、網目の部分が上になるように持ちます。底面左側のDC入力端子に、電源アダプターを接続します。 手順2 電源プラグをコンセントに差し込みます。充電を開始するとバッテリーLEDが赤色に点灯し、途中から赤色と緑色が交互に点滅します。(赤色と緑色の点滅で開始する場合もあります。)最終的に緑色に点灯すると充電完了の状態です。 <警告> ●本体と電源アダプター、電源プラグとコンセントは、確実に接続してください。 ●付属品以外の電源アダプターを使用すると故障・火災の原因になります。必ず付属の電源アダプターを使用してください。 ●電源アダプターのジャックは本体上面のヘッドホン端子や外部音声入力端子とほぼ同寸です。電源アダプターのジャックを間違ってヘッドホン端子や外部音声入力端子に差し込まないように注意してください。 <ポイント> ●上記の方法とは別に、パソコンとUSBケーブルで接続して充電する方法もあります。その際は本製品の電源をOFFにしてください。 <43ページ> @2章3 バッテリーに関する注意 @2.3.1 バッテリーの寿命とリサイクルについて 使用回数を重ね、時間が経過するにつれバッテリーの容量は少しずつ低下します。使用できる時間が大幅に短くなった場合は寿命です。新しいものと交換してください。当バッテリーは本製品独自のものですので、家電量販店などでは販売していません。本製品を購入したお店でご購入ください。 廃棄の際は、使用済みのバッテリーの端子(金属部分)にテープを貼るなどの処理をして、充電式電池リサイクル協力店にご持参して廃棄してください。 @2.3.2 バッテリーの充電について 本製品を初めてご使用になる前には、必ずバッテリーを充電してください。 フル充電には約4時間かかります。充電時間は、使用条件によって異なります。充電しながら、使用することができます。充電を開始するとバッテリーLEDが赤色に点灯し、途中から赤色と緑色が交互に点滅します。(赤色と緑色の点滅で開始する場合もあります。)最終的に緑色に点灯すると充電完了の状態です。はじめて電源を接続する時や、1ヶ月以上使用しなかったときは、内部の時計IC用バッテリー充電のため、電源アダプターを接続して電源を入れた状態で24時間以上通電してください。通電中も使用することができます。 @2.3.3 バッテリーでの再生、録音時間の目安 新品のバッテリーでの動作時間は、DAISY図書の再生で約10時間、録音で約8時間、テキストの再生で約7時間です。動作時間は使用条件によって異なります。 <44ページ> @2.3.4 長期間使用しない場合について 長期間使用しない場合、バッテリー性能を維持するためには3ヶ月に1回程度、満充電にして本製品でほぼ使いきり、約30分〜1時間充電し、本製品からバッテリーを取り外して、湿度の低い涼しい場所で保管してください。 バッテリーは時間の経過とともに必ず劣化しますが、保管状態によって劣化の度合いが異なってきます。放電し切った状態で保管したり、逆に満充電に近く、なおかつ温度が高い状態で保管したりすると劣化が早くなります。 @2.3.5 電源OFFとバッテリー残量について 電源アダプターを接続せずに、スリープモードのままにすると、2〜3週間でバッテリー残量がなくなります。長期間放置した後に電源を入れても起動しない場合は、電源アダプターを接続してから電源を入れてください。 <45ページ> @2章4 電源のON/OFF @2.4.1 電源を入れる 手順1 [電源キー] を長く押します。(1秒以上押し続けます。) 手順2 電源LEDが点灯し、電源が入ります。 <ポイント> ●バッテリー装着後に初めて電源を入れた際には、本製品が起動するまでに40秒ほど時間がかかります。 <46ページ> @2.4.2 電源を切る(スリープモード) 手順1 [電源キー] を長く押します。(2秒以上押し続けます。) 手順2 「スリープモード」と音声ガイドがあったら、キーから指を離します。 手順3 電源LEDが消灯し、スリープモードに入ります。 <ポイント> ●電源を切る際、短く押すとお休みタイマーがはたらいてしまいます。電源を切る際は、必ず2秒以上押し続けてください。 ●スリープモードでは、電源を入れた状態にすばやく復帰することができます。ただし、バッテリーを徐々に消費します。 ●スリープモードの状態で本製品を持ち運ぶ場合は、キーロックを有効にしてください。「キーロック」については「5章4 キーロック」130ページを参照してください。 @2.4.3 スリープモードから復帰する 手順1 操作面上のいずれかのキーを押すと、スリープモードから復帰します。その際、時刻がガイドされます。 <ポイント> ●SDカードの出し入れやキーロックの解除によっても、スリープモードから復帰します。 <47ページ> @2.4.4 電源を切る(完全電源オフ) 手順1 [電源キー] を押し続けてください。 最初に「スリープモード。このまま押し続けると完全に電源オフ」というガイドが流れます。そのまま押し続けると「完全に電源オフ」と音声ガイドがありますので、指を離してください。 <ポイント> ●完全電源オフを行った後に電源を入れると、本製品が起動するのに40秒ほどの時間がかかります。 @2.4.5 強制電源OFFについて 電源が入っている状態で、どのキーを押しても全く反応が無くなったときは、キーロックを有効にした後、電源キーを10秒以上押し続けてから指を離してください。強制的に電源が切れます。 <48ページ> @2.4.6 自動的にスリープモードに入る バッテリーのみで駆動させ、録音や再生を停止したまま2分間操作しないと、自動的にスリープモードになります。ACアダプターを接続しているときや、USB機器を接続しているときは、録音や再生を停止したまま15分間操作しないと自動的にスリープモードになります。 また、バッテリーレベルが低下したときには、「バッテリー不足です。残り1分で電源OFF」と音声ガイドがあり、1分後に自動的にスリープモードになります。 @2.4.7 バッテリーの残量の確認方法 手順1 電源アダプターが接続されていないことを確認します。 手順2 [情報キー](数字の [5キー])を短く押します。バッテリーの残量が音声でガイドされます。 手順3 再生・停止キーを押すとガイドが終了します。 <ポイント> ●バッテリーの残量を確認する場合は、[情報キー] を短く押してください。長く(1秒以上)押すと日時をガイドします。 ●電源アダプターが接続されていると、バッテリー残量の情報はガイドされず、バッテリー充電中またはバッテリー充電完了とのガイドがあります。 <49ページ> @2章5 SDカードの準備 @2.5.1 SDカードの形状 SDカードは切手ほどの大きさで四角い板のような形状をしています。滑らかな面が表面で、ギザギザした部分がある面が裏面です。SDカードはサイズが小さいので、紛失しないように注意してください。 @2.5.2 使用できるSDカードについて 本製品はSDカードとSDHCカードに対応していますが、カードによっては、本製品で使用できないものがあります。使用できるカードの一覧が、同梱の「動作確認済品一覧」や弊社ホームページに掲載されていますので、新規に購入する際は、それらを参照してください。 @2.5.3 SDカードの取扱いについて SDカードの取扱に関しては、以下の点に注意してください。 ●SDカードを出し入れする際は、本製品の電源をOFFにしてください。 ●SDカードの金属端子部に触らないでください。静電気が発生し、故障の原因となります。 ●SDカードは正しい向きで入れてください。また、出し入れの際、決して無理な力を加えないでください。間違った向きで入れたり、無理な力を加えて出し入れしたりすると故障の原因になります。 <50ページ> @2.5.4 SDカードの入れ方 注:本製品を購入された際には、すでにSDカードがカードスロットに装着されています。初回時には以下の操作は必要ありません。 手順1 本製品の電源を切ります。 手順2 SDカードの滑らかな面を手前に向け、まわりの側面で角が斜めにカットされている部分を右下にして、本製品左側面のSDカードスロットにゆっくりと入れます。奥までしっかりと入れてください。 手順3 カチッと音がして、SDカードが本製品の内部で固定されます。 <51ページ> @2.5.5 SDカードの取り出し方 手順1 本製品の電源を切ります。 手順2 SDカードを指先で1mmほど押し込みます。 手順3 カードの固定が解除され、中にあるバネによって本体から5mmほどカードの先端が自然に出てきます。 手順4 カードの先端をつまんで取り出します。 <52ページ> @2.5.6 書き込み禁止スイッチ SDカードの4つの角には1箇所だけ角が斜めにカットされている部分があります。SDカードの滑らかな面を手前に向け、斜めにカットされている角を右下にして手に持ったとき、SDカードの上側面にくぼみがあります。そのくぼみの右側か左側のどちらかにあるのが「書き込み禁止スイッチ」です。指の腹では動かしにくいので、爪に引っ掛けて動かします。このスイッチを左側にすると書き込み禁止(ロック側)になり、録音、編集、フォーマット、バックアップなどができません。それらを行う場合は、書き込み禁止スイッチを右側つまり解除側にしてください。なお、本製品に付属しているSDカードは工場出荷時には右側の解除側になっています。 <53ページ> @3章 再生 個々のDAISY図書やテキストファイルなどを「タイトル」と呼びます。 本章ではタイトルの再生方法を説明します。 @3章1 再生の基本操作 @3.1.1 再生・停止する 再生・停止は、以下のように行います。 手順1 [再生・停止キー] を押します。再生が始まります。 手順2 再生中に [再生・停止キー] を押すと再生が停止します。 <ポイント> ●本製品は、過去に聞いたタイトルの最後に停止した場所を自動的に覚えていますので、電源をON/OFFしても前回停止した場所から再生します。1000タイトルまで記憶します。 ●停止の際には「ピロリロン」という音がしますが、この音は操作の終了を表します。 <54ページ> @3.1.2 早送り、巻き戻しをする [右キー] を押し続けると早送りされ、[左キー] を押し続けると巻き戻されます。 手順1 [右キー] または [左キー] を押し続けます。[右キー] を押し続けると早送りされ、[左キー]を押し続けると巻き戻されます。押し続けると、5秒、10秒、20秒、30秒、1分、2分、3分・・・と次第に速くなり、1分を超えると指を離してもそのままの速度で送り、または戻し続けます。 手順2 1分未満の場合は、再生したいところで指を離すと、自動的に再生が始まります。1分を超える場合は、再生したい場所で [再生・停止キー] を押すことで再生が始まります。 <ポイント> ●テキストの場合は「5秒、10秒、・・・」の代わりに「5文、10文、・・・」と早送りされます。止めたいところで指を離すと自動的に再生が始まります。 ●テキストのみのDAISY図書の場合は「5秒、10秒、・・・」の代わりに「5フレーズ、10フレーズ、・・・」と早送りされます。止めたいところで指を離すと自動的に再生が始まります。 <55ページ> @3.1.3 音量を調整する 本体右側面の [音量スイッチ] を上方向に1回押すと1段階ずつ音量が大きくなり、下方向に1回押すと1段階ずつ音量が小さくなります。音量は、0〜25まで1段階ずつ調整できます。「音量14」「音量15」のように音声ガイドされます。 <ポイント> ●音量スイッチを押し続けると、素早く音量が変化します。 ●再生中に [音量スイッチ] を操作した場合には、音声ガイドはありません。 ●再生音とともに音声ガイドの音量も調整されます。なお、音声ガイドの音量のみを調整したい場合は、次のページをを参照してください。 ●再生音量をゼロにしても、わずかに音声ガイドが流れます。 <警告> ●ヘッドホンで音声を聴く場合は適度な音量で聴いてください。大きな音量で聴き続けると聴覚を害する恐れがあります。 <56ページ> @3.1.4 スピード、トーン、ガイド音量、ガイドスピードの調整 手順1 [1キー] を1回押すと、[上キー] または [下キー] で再生スピードを変更することができます。-2から+8までの段階で調整します。 手順2 [1キー] をもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でトーン(音質)を変更することができます。-6から+6までの段階で調整します。数字が大きくなると高音域が強調され、数字が小さくなると低音域が強調されます。 手順3 [1キー] をさらにもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でガイド音量を変更することができます。-5から+5までの段階で調整します。 手順4 [1キー] をさらにもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でガイドスピードを変更することができます。-2から+8までの段階で調整します。 手順5 [1キー] をさらにもう1回押すとスピードおよびトーンなどの調整モードから抜けます。 <57ページ> <ポイント> ●調整の途中で再生・停止などの操作を行うと、スピードやトーンなどの調整から抜けることができます。 ●再生スピードは、−2から+8までの11段階で調整できます。1段階でスピードが0.25倍増減します。-2が0.5倍速、0が標準速、+4が2倍速、+8が3倍速です。 ●再生音量は、スピーカーで聴く場合の音量とヘッドホンで聴く場合の音量とを別々に設定することができます。 ●再生スピードは、音楽、テキスト(テキストとテキストDAISY)、音声図書(音声DAISYとオーディオブック)で別々の設定をすることができます。 ●再生スピードとガイドスピードは別々に設定することができます。 ●再生中にスピードやトーンなどの調整を行った場合には、プラスやマイナスの音声ガイドはありません。 <58ページ> @3章2 メディアやタイトルを選ぶ 本製品では、SDカード、USB機器、メモ録の3つを「メディア」と呼びます。USB機器とはUSBで接続されたCDドライブ、フラッシュメモリーなどを表します。本製品はSDカードに保存されているタイトル以外に、USB機器内に保存されているタイトルや、本製品の内蔵メモリ内のメモ録を再生することができます。 SDカード内のタイトルを選んで再生するには以下のように操作します。 例)SDカード内にDAISY図書と音楽とテキストが収録されている場合 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。タイトルキーを押すたびに、SDカード、USB機器、メモ録というような順番で音声ガイドされ、メディアが切り替わります。 手順2 [右キー] または [左キー] で目的のタイトルを選択します。 「DAISY図書」「録音したDAISY」「すべての音楽」「テキスト」「オーディオブック」などのような音声ガイドがあります。ただし、収録されていないものは音声ガイドされません。 手順3 [再生・停止キー] を押します。選択したタイトルが再生されます。 <59ページ> <ポイント> ●手順2で右キーを押すたびに「DAISY図書」、「録音したDAISY」、「音楽」、「テキスト」、「オーディオブック」のような順番でタイトルがガイドされます。左キーを押すと逆の順番になります。メディアに収録されていないカテゴリーは選択できません。 ●USB機器が接続されていない場合は、その旨の音声ガイドがあります。 ●メモ録がない場合は、「メモ録がありません」と音声ガイドがあります。 ●本製品はUSBで接続されたCDドライブ内のCDを再生したり、バックアップ元として使用することができます。また、USB接続のフラッシュメモリーなどに対しては、それに加えて、タイトル削除、音声ファイルの削除、バックアップによる書込みが可能です。 ●CDに収録されたWordファイルとWMAファイルは再生できません。 ●著作権保護技術付き音楽CDは再生できない場合があります。 ●CDにDAISY図書、音声ファイル、テキストファイルなど、複数の種類が保存されている場合、どれか一種類しか再生できません。 <60ページ> @3章3 様々なタイトル選択 @3.3.1 タイトル選択のレベル タイトルキーを押した後、上キーまたは下キーを押すことでタイトル選択のレベルを選ぶことができます。以下のようなレベルがあります。 カテゴリー選択・・・一番上のレベルです フォルダ選択・・・その下のレベルです タイトル選択・・・さらに、その下のレベルです。このレベルが基本となります。 ファイル選択・・・一番下のレベルです。音楽とオーディオブックのみで使用可能になります。 これらのレベルを使うと、以下のような方法でタイトルに移動することができます。 例1.DAISY図書というカテゴリーを選んでから、個々のDAISY図書を選んで再生する。 例2.「小説」というフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に入れたDAISY図書を選んで再生する。 例3.アーティスト名を付けたフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に入れた複数のアルバムから聴きたいアルバムを選んで再生する。 <61ページ> <カテゴリー選択> 本製品は再生するタイトルを以下の5つのカテゴリー(種類)に分類し、これらのカテゴリーから聴きたいタイトルが含まれるカテゴリーを選択することができます。 「DAISY図書」というカテゴリーは、DAISY形式の録音図書を表します。 「録音したDAISY」というカテゴリーは、「PlexRecording」フォルダに収録されたDAISY図書を表します。 「音楽」というカテゴリーは、MP3, WMA, WAVなどの音声ファイルを表します。 「テキスト」というカテゴリーは、拡張子が txt, html, doc などのファイルを表します。 「オーディオブック」というカテゴリーは、拡張子が aaであるオーディオブックやMP3形式のオーディオブックを表します。 なお、メディアに収録されていないカテゴリーは選択できません。 <フォルダ選択> 本製品ではDAISY図書やアルバムが収録されているフォルダを「フォルダ」として認識します。 <タイトル選択> 個々のDAISY図書、録音したDAISY、アルバム、テキスト、オーディオブックを選択することができます。カテゴリー順に音声ガイドされます。 <ファイル選択> 音楽のトラック(曲)とオーディオブックのファイルを選択することができます。 <62ページ> @3.3.2 カテゴリーからタイトルを選ぶ カテゴリーごとに移動してからタイトルを選択することができます。 例)「DAISY図書」のカテゴリーに移動してから、聴きたいDAISY図書を選択する方法は以下のようになります。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、カテゴリー名が音声でガイドされます。「DAISY図書」とガイドするまでキーを何回か押します。 手順4 [下キー] を2回押すと、「タイトル選択」とガイドされるので、[右キー] または [左キー] で聴きたいDAISY図書を選び、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> ●手順4の代わりに、テンキーで番号を入力し、[再生・停止キー]を押すと、番号を指定したタイトルを選択することができます。もう一度[再生・停止キー]を押すと再生が始まります。 <63ページ> @3.3.3 フォルダからタイトルを選ぶ フォルダに移動してからタイトルを選択することができます。 例)「小説」「雑誌」「落語」などのフォルダをパソコンで作り、それらのフォルダにタイトルを収録したとします。「小説」というフォルダを選択して、その中のDAISY図書を選択するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押してDAISY図書を選択します。 手順4 [下キー] を1回押します。「フォルダ選択」というガイドが流れます。 手順5 [右キー] または [左キー] を押すと、フォルダ名が音声でガイドされます。「小説」とガイドするまでキーを何回か押します。 手順6 [下キー] を1回押すと、「タイトル選択」とガイドされるので、[右キー] または [左キー] で聴きたいDAISY図書を選び、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <64ページ> @3.3.4 タイトルを直接選択 テンキーでタイトルの番号を入力し、直接タイトルを選択することができます。 例)SDカード内の7番目のDAISY図書を選択するには、以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押して「DAISY図書」を選択します。 手順4 数字の [7キー] を押します。 手順5 [再生・停止キー] または [#キー] を押します。7番目のDAISY図書が選択されます。 手順6 [再生・停止キー] を押すと再生が始まります。 <ポイント> ●テキストなども操作方法は同じです。カテゴリー選択で「テキスト」などを選んでください。 ●数字を間違って入力した場合、[上キー] または [*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。 <65ページ> @3.3.5タイトルの並び順の切り替え 左右キーでタイトルを選択する際、タイトルが並ぶ順番を切り替えることができます。並び順には以下の3種類があります。 1.「全タイトル一覧」では、すべてのファイルやフォルダが名前順に並びます。 2.「履歴タイトル」では、最近聴いたタイトル順に並びます。 3.「最近追加したタイトル」では、最近メディアに追加・記録したタイトル順に並びます。つまり、ファイルやフォルダの日付が新しい順番に並びます。 例)「履歴タイトル」を選択するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを1回押します。 手順2 [移動キー] を何回か押して「履歴タイトル」を選択します。 手順3 上下キーおよび左右キーでタイトルを選択します。 または、テンキーで番号を入力し、[再生・停止キー]を押すと、番号を指定したタイトルを選択することができます。もう一度[再生・停止キー]を押すと再生が始まります。 <ポイント> ●本製品は「履歴タイトル」および「最近追加したタイトル」を、カテゴリーごとに最新の10個まで記憶します。 ●履歴タイトルでは上下キーで「フォルダ選択」を選択することはできません。最近追加したタイトルでは「フォルダ選択」と「ファイル選択」を選択することはできません。 ●最近追加したタイトルとは、「パソコンでコピーして追加したもの」「バックアップ機能で追加したもの」「新規タイトル作成で追加したもの」などを表します。 <66ページ> @3章4 音楽の再生範囲を選ぶ @3.4.1 すべての音楽を選ぶ SDカード内のすべての音楽を聴きたい場合には、以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押して「音楽」を選択します。 手順4 [再生・停止キー] を押すと再生が始まります。 <ポイント> ●手順2で「カテゴリー選択」を選ぶ代わりに「フォルダ選択」や「タイトル選択」を選び、左右キーで「すべての音楽」を選ぶこともできます。 <67ページ> @3.4.2 フォルダを選ぶ たとえば、SDカードに「アーティスト1」というフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に「ファースト」というアルバムと「セカンド」というアルバムを収録したとします。「アーティスト1」というフォルダを選択すると、再生範囲は「ファースト」と「セカンド」に限定されます。「アーティスト1」というフォルダを選択するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「フォルダ選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、フォルダ名が音声でガイドされます。「アーティスト1」とガイドするまでキーを何回か押します。[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> ●「アーティスト1」を選択すると、そのフォルダ内に収録されている音楽しか再生されません。それ以外の音楽を聴く場合は、「アーティスト1」とは別のフォルダを選択してください。 <68ページ> @3.4.3 アルバムを選ぶ たとえば、SDカードの中にふたつのアルバムを収録したとします。アルバムを選択すると、再生範囲はそのアルバムの中の曲に限定されます。2番目のアルバムを選択するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「タイトル選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すとアルバム名が音声でガイドされます。2番目のアルバムの名前がガイドされるまでキーを何回か押します。[再生・停止キー]で再生を開始します。 <69ページ> @3.4.4 ファイル(曲)を選ぶ ひとつの曲を選んで聴くには以下のように行います。ひとつの曲を選択すると、再生範囲はその曲に限定されます。 例)聴きたいアルバムの中の、2番目の曲を選択して聴くには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「タイトル選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、アルバム名が音声でガイドされます。聴きたいアルバムの名前がガイドされるまで、キーを何回か押します。 手順4 聴きたいアルバムの名前がガイドされたら、[下キー] を1回押します。「ファイル選択」とガイドされます。 手順5 [右キー] または [左キー] を押すと、曲名が音声でガイドされます。2番目の曲名がガイドされたら、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <70ページ> @3章5 DAISY図書を聴く @3.5.1 DAISY図書の移動単位 DAISY図書は、章、節、項、ページなどの単位によって区切られており、ある場所から次の場所へと素早く移動できるようになっています。移動可能な単位は、章、節、項、ページ以外にもあります。以下に本製品で移動可能な単位をまとめました。 @レベル1〜6(セクション) DAISY図書の章、節、項などを意味します。たとえば、「レベル1」が章、「レベル2」が節、「レベル3」が項に相当します。また、セクションの冒頭部分を「見出し」と呼びます。 Aグループ セクション内の任意の一部分をグループと呼びます。 Bページ 本のページに相当します。 Cフレーズ 文章を音読すると、文と文の区切り目のところに息つぎの間ができます。 この間から次の間までのひと区切りの音声を「フレーズ」と呼びます。 D10分 10分単位で移動します。 E30秒 30秒単位で移動します。 Fしおり 好きな場所につけられる印です。 <ポイント> ●DAISY図書によっては、「グループ」や「ページ」が設定されていない場合があります。 ●テキストのみのDAISY図書の場合、上記の移動単位の他に、テキストの移動単位も利用することができます。テキストの移動単位は「3.7.2 テキストファイルの移動単位」86ページを参照してください。 ●録音したDAISYの再生方法はDAISY図書と同じです。 <71ページ> @3.5.2 上下キーで移動単位を選択 DAISY図書の移動単位を選択するには [上キー] または [下キー] を押して選択します。押すたびに移動単位が音声でガイドされます。 [下キー]を押すたびに、例えば次のように音声でガイドされます。 「レベル2」、「レベル3」、「グループ」、「ページ」、「フレーズ」、「10分」、「30秒」、「しおり」、「レベル1」、「レベル2」 このように[下キー]を押すたびに移動単位が切り替わっていきます。 また、[上キー]を押していくと、逆方向に移動単位が切り替わっていきます。 <ポイント> ●DAISY図書によっては移動単位の中に存在しないものがあります。 ●上下キーを最初に押した際には、現在の移動単位が音声ガイドされます。 ●初めてレベルで移動する際は、最も低いレベルから始まります。 <72ページ> @3.5.3 見出し移動 章、節、項の単位で移動してみましょう。たとえば、「3章2節」に移動してみましょう。 まずレベル1を選択して3章に移動し、次にレベル2を選択して2節に移動します。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「レベル1」を選択します。「レベル1」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー]を何回か押して、「3章」まで移動します。[右キー]を押すたびに次のレベル1のセクションに移動し、自動的に再生が始まります。再生音を聞きながら[右キー]を押して、目的の第3章まで移動します。行き過ぎてしまった場合は[左キー]を押して戻ります。 手順3 [下キー] を1回押して、「レベル2」を選択します。「レベル2」と音声ガイドがあります。 手順4 [右キー] を何回か押して、「3章2節」まで移動します。再生音を聞きながら[右キー]を押して、目的の「3章2節」まで移動します。 <ポイント> ●「レベル2」に設定して移動すると、「レベル1」にも止まります。また、「レベル3」に設定して移動すると、「レベル1」と「レベル2」にも止まります。 <73ページ> @3.5.4 グループ移動 上下キーで「グループ」を選択し、左右キーでグループごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「グループ」を選択します。「グループ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1グループずつ先に移動します。[左キー] を押すと1グループずつ戻ります。 <ポイント> ●グループとグループの間に見出しがあった場合には、見出しにも移動します。 ●グループが設定されていない場合、上下キーでグループを選択することはできません。 <74ページ> @3.5.5 ページ移動 [上キー] または [下キー] で「ページ」を選択し、[左キー] または [右キー]でページごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「ページ」を選択します。「ページ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1ページずつ先に移動します。[左キー] を押すと1ページずつ戻ります。 <ポイント> ●ページが設定されていない場合、上下キーでページを選択することはできません。 @3.5.6 フレーズ移動 [上キー] または [下キー] で「フレーズ」を選択し、[左キー] または [右キー]でフレーズごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「フレーズ」を選択します。「フレーズ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1フレーズずつ先に移動します。[左キー] を押すと1フレーズずつ戻ります。 <75ページ> @3.5.7 10分移動 [上キー] または [下キー] で「10分」を選択し、[左キー] または [右キー]で10分ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「10分」を選択します。「10分」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、10分ずつ先に移動します。[左キー] を押すと10分ずつ戻ります。 <ポイント> ●テキストDAISYでは、10分移動はできません。 @3.5.8 30秒移動 [上キー] または [下キー] で「30秒」を選択し、[左キー] または [右キー]で30秒ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「30秒」を選択します。「30秒」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、30秒ずつ先に移動します。[左キー] を押すと30秒ずつ戻ります。 <ポイント> ●テキストDAISYでは、30秒移動はできません。 <76ページ> @3.5.9 ダイレクト移動:ページに移動する 番号を直接指定して移動することを「ダイレクト移動」と呼びます。 たとえば、20ページに移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のページ番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 数字の [2キー] [0キー] を順に押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。20ページから再生が始まります。 <ポイント> ●数字を間違って入力した場合、[上キー] または [*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。また、[上キー] を長く押すと、ダイレクト移動の操作をキャンセルできます。 ●ページ数は6桁までしか入力できません。7桁以上の数字を入力するとクリアされてしまいます。 <77ページ> @3.5.10 ダイレクト移動:見出しに移動する たとえば、5番目の見出しに移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。5番目の見出しの位置から再生が始まります。 <ポイント> ●見出し番号とは、各タイトルの見出しに対して先頭から順番に振った番号です。 <78ページ> @3.5.11 ダイレクト移動:先頭・最後に移動する 選択中のタイトルの先頭および最後に移動するには次のように操作します。 (最後に移動する方法は次のページにあります。) <先頭に移動する> 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。先頭から再生が始まります。 <79ページ> <最後に移動する> 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 [0キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。最後に移動します。 <ポイント> ●図書の最後付近を再生するには、最後に移動してから少し戻ってください。戻らずに [再生・停止キー] を押すと、先頭に移動してしまいます。 ●最後に移動したはずなのに先頭に移動してしまった場合は、シャッフル・リピート設定が「タイトルリピート」になっている可能性があります。シャッフル・リピート設定の変更方法は「8.4.1 シャッフル・リピート設定」156ページを参照してください。 <80ページ> @3.5.12 パーセント移動 DAISY図書内の位置をパーセントで指定して移動できます。 例)50%と指定して移動してみましょう。以下の操作により、DAISY図書の50%の位置に移動することができます。 手順1 [移動キー] を3回押します。「移動先の位置をパーセントで入力」と音声ガイドがあります。 手順2 数字の [5キー][0キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 50%の位置から再生が始まります。 <81ページ> @3章6 音楽(音声ファイル)を聴く @3.6.1 音声ファイルについて パソコンやICレコーダーなどを使用して音声を情報化して記録したファイルを音声ファイルと呼びます。本製品で再生できる音声ファイルは以下のものです。 @MP3ファイル AWMAファイル BPCMファイル CDAISY ADPCMファイル DOggVorbis (オッグ・ボービス) ファイル EAMRファイル <ポイント> ●CDに収録されたWMAファイルは再生できません。 ●著作権保護のWMAファイルは再生できません。 @3.6.2 音声ファイルの移動単位 移動可能な単位を以下にまとめました。 @アルバム:音楽CD1枚に相当するものです。 Aトラック:音楽1曲に相当するものです。 B10分:10分単位で移動します。 C30秒:30秒単位で移動します。 Dしおり:好きな場所につけられる印です。 <82ページ> @3.6.3 アルバム移動 例として、アルバム1、2、3のように3つのアルバムがあるとしましょう。 アルバム2に移動するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを押した後、[上キー] を押して「カテゴリー選択」を選びます。「カテゴリー選択」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] または [左キー] を何回か押して「音楽」を選択し、[再生・停止キー] を押します。どれかの曲の再生が始まります。 手順3 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「アルバム」を選択します。 手順4 [右キー] または [左キー] を何回か押して、「アルバム2」まで移動します。 <ポイント> ●手順1で「カテゴリー選択」の代わりに「フォルダ選択」や「タイトル選択」を選ぶと、再生される範囲が限定されます。詳しくは「3章4 音楽の再生範囲を選ぶ」66ページ以降を参照してください。 @3.6.4 トラック移動 たとえば、アルバム2のトラック3(3曲目)に移動するには以下のように行います。 「アルバム移動」の操作によって、すでにアルバム2に移動しているものとします。 手順1 [下キー] を押して、「トラック」を選択します。「トラック」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] または [左キー] を何回か押して、「トラック3」まで移動します。 <83ページ> <ポイント> ●「再生設定」メニューの中の「音声ファイル名読み上げの設定」で、アルバムやトラックの名前をガイドするか、または番号をガイドするかを変更することができます。 @3.6.5  10分移動 [上キー] または [下キー] で「10分」を選択し、[左キー] または [右キー]で10分ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「10分」を選択します。「10分」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、10分ずつ先に移動します。[左キー] を押すと10分ずつ戻ります。 @3.6.6  30秒移動 [上キー] または [下キー] で「30秒」を選択し、[左キー] または [右キー]で30秒ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「30秒」を選択します。「30秒」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、30秒ずつ先に移動します。[左キー] を押すと30秒ずつ戻ります。 <84ページ> @3.6.7 ダイレクト移動:トラックに移動する 現在選択中のアルバム内のトラック5に移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を1回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のトラック番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでアルバムの先頭に移動」 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。トラック5から再生が始まります。 <ポイント> ●ダイレクトトラック移動は同一アルバム内でしかできません。別のアルバムのトラックに移動するには、先にアルバムを選択してください。 ●数字を間違って入力した場合、[上キー] または [*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。また、[上キー] を長く押すと、ダイレクト移動の操作をキャンセルできます。 <85ページ> @3.6.8 ダイレクト移動:アルバムに移動する アルバム3に移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のアルバム番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 数字の [3キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。アルバム3から再生が始まります。 <86ページ> @3章7 テキストファイルを聴く @3.7.1 テキストファイルについて テキストファイルとは文字データから作られたファイルを表します。 本製品ではテキストリーダーによってテキスト形式ファイルとHTML形式ファイルおよびマイクロソフト社のWordファイルを読み上げることが可能です。Wordファイルの拡張子が (doc) ディー オー シー、(「ドック」と呼びます)、または、(docx) ディー オー シー エックス、(「ドックエックス」と呼びます) のものに対応しています。 再生・停止の操作方法はDAISY図書と同様です。 @3.7.2 移動単位について テキストファイル内を以下のような単位で移動することができます。 @レベル(HTML形式とWordファイルのみ) : HTMLファイル内のレベル1からレベル6までの見出し、およびWordファイル内の見出し1から見出し6までの見出しです。 A40行:40行をひとかたまりと見なして移動します。 B段落:空白の行で区切られた文です。 C1行:1行ずつ移動します。 D文:句点、疑問符、感嘆符で区切られた一文です。 Eしおり:好きな場所につけられる印です。 <ポイント> ●読み上げ可能なファイルサイズは最大6MBまでです。 <87ページ> @3.7.3 テキストファイル内での移動 ひとつのテキストファイル内で移動する方法を説明します。たとえば3段落目の2つ目の文に移動するには以下のように操作します。 手順1 まず、再生するテキストファイルに移動しておきます。 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「段落」を選択します。 手順2 [右キー] を何回か押して、3つ目の段落まで移動します。 手順3 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「文」を選択します。 手順4 [右キー] を何回か押して、2つ目の文まで移動します。3段落目の2つ目の文が再生されます。 @3.7.4 パーセント移動 テキストファイル内の位置をパーセントで指定して移動できます。たとえば、50%と指定して移動してみましょう。以下の操作により、テキストファイルの全文字数の50%の位置にある文の、次の文の冒頭に移動することができます。 手順1 [移動キー] を1回押します。音声で「移動先の位置をパーセントで入力」とガイドされます。 手順2 数字の5キーと0キーを押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。50%の位置の、次の文の冒頭から再生が始まります。 <88ページ> @3章8 オーディオブックを聴く 本製品でオーディオブックを聴くことができます。オーディオブックとは、書籍などを音声化したものです。DAISY図書とは異なる形式で収録されています。再生・停止、早送り・巻戻しの操作方法は音楽と同様です。ただし移動単位が異なります。 オーディオブックの移動単位は以下のものです。 @見出し:Audible.com(オーディブル・ドット・コム)のオーディオブックの場合、オーディオブックの章を意味します。 Audible.com以外のオーディオブックの場合、個々の音声ファイルを意味します。 A10分:10分単位で移動します。 B30秒:30秒単位で移動します。 Cしおり:好きな場所につけられる印です。 本製品は以下の2種類のオーディオブックに対応しています。 <Audible.comのオーディオブック> ●ファイルの拡張子は「aa」です。Audibleフォーマット4(オーディブル・フォーマット・フォー)に対応しています。 ●詳しくはAudible.comのホームページ(英語)をご覧ください。 ●ひとつのファイルが「オーディオブック」のタイトルとして認識されます。 <Audible.com以外のオーディオブック> ●MP3などの音声ファイルに収録されたオーディオブックです。 ●パソコンで「PlexAudioBook」(プレクス・オーディオ・ブック)というフォルダを作り、さらにタイトルごとのフォルダを作って、そこに保存してください。ひとつひとつのフォルダが「オーディオブック」のタイトルとして認識されます。 ●「PlexAudioBook」以外の場所に保存すると「音楽」に分類されます。 ●英会話や落語などの音声ファイルを「音楽」として再生させたくない場合は、「PlexAudioBook」フォルダの中に保存してください。 <ポイント> ●「プレクスオーディオブック (PlexAudioBook)」というフォルダの名前のスペルは、「ピー、エル、イー、エックス、エー、ユー、ディー, アイ、オー、 ビー、オー、 オー、 ケー」となります。 <89ページ> @3章9 移動を取り消す(アンドゥ、リドゥ) @3.9.1 アンドゥ 移動する前の再生場所に戻ることを意味します。移動した後に [*キー] (アスタリスクキー)を押すと、移動する前の場所に戻ることができます。 1回分のみ有効です。2回押して2つ前の場所に戻ることはできません。 @3.9.2 リドゥ リドゥとは、アンドゥで元に戻した操作を取り消すことを意味します。アンドゥを行って移動する前の場所に戻った後、そのアンドゥを取り消したい場合に [#キー](シャープキー)を押すと、アンドゥは取り消され、移動先に復帰します。 1回分のみ有効です。2回押して2回分の操作を取り消すことはできません。 <90ページ> @4章 録音 @4章1 録音の基本操作 内蔵マイクに入る音をSDカードに録音し、再生してみましょう。SDカードが入っているか確認してください。 @4.1.1 録音、一時停止、停止する 録音、一時停止、録音再開、停止の順に操作していきます。 手順1 [録音キー] を押します。録音準備状態に入ります。 (※この時点では、まだ録音は開始しません。) 以下のような音声ガイドが流れます。 「録音したDAISY]または「新規タイトル」 「録音キーで録音開始。右キーまたは左キーで録音するタイトルを選択」 「音量確認」 この状態を「録音準備状態」あるいは「録音準備中」と呼びます。 手順2 [録音キー] を押します。録音が開始します。 この状態を「録音状態」あるいは「録音中」と呼びます。 手順3 録音中に[録音キー] を押すと、録音が一時停止します。「ポーズ」と音声ガイドされます。 この状態を「録音ポーズ状態」あるいは「録音ポーズ中」と呼びます。 手順4 [録音キー] を押し、録音を再開します。 この状態を「録音状態」あるいは「録音中」と呼びます。 手順5 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 <91ページ> <ポイント> ●録音準備中に録音をキャンセルしたい場合は、[再生・停止キー] を押してください。 ●本製品でSDカードに録音したものは、すべてDAISY図書の1タイトルとして記録されます。 ●USB接続の記録装置には録音できません。ただし、バックアップは可能です。 ●録音中は電源LEDが橙色に点灯し、録音準備中または録音ポーズ中は橙色で点滅します。 ●工場出荷時の録音音質は「MP3 128kステレオ」に設定されています。 <「録音したDAISY」について> ●録音したDAISY図書は、SDカードの「PlexRecording」フォルダ(プレクス・レコーディング・フォルダ)に記録されます。 ●「PlexRecording」フォルダの中にあるDAISY図書は「録音したDAISY」というカテゴリーに分類されます。それ以外の場所にあるDAISY図書は「DAISY図書」というカテゴリーに分類されます。 ●録音したDAISYの再生方法はDAISY図書と同じです。 ●録音したDAISYをバックアップすると「PlexBackup」というフォルダに保存されるため、バックアップ先の図書は「DAISY図書」のカテゴリーになります。 <92ページ> @4.1.2 追加録音する 追加録音とは、すでに録音されたタイトルの最後に追加して録音することです。 手順1 追加録音したいタイトルを選択します。 手順2 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。以下のような音声ガイドが流れます。 「録音したDAISY 1」 「録音キーで録音開始。右キーまたは左キーで録音するタイトルを選択」 「音量確認」 手順3 [録音キー] を押します。録音が開始されます。 手順4 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 <ポイント> ●追加録音できないタイトルは、編集準備を行うことで追加録音可能になる場合があります。編集準備の詳細は「8.7.6 編集準備」168ページを参照してください。 ●録音を開始すると追加録音の冒頭部に自動的に見出しを設定します。 ●本製品では、挿入録音やパンチイン録音はできません。 <93ページ> @4.1.3 録音準備中に新規タイトルを作成する 録音準備中に新規タイトルを作成することができます。 手順1 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。以下のような音声ガイドが流れます。 「DAISY図書1」 「録音キーで録音開始。右キーまたは左キーで録音するタイトルを選択」 「音量確認」 手順2 [右キー] を何回か押すことで新規タイトルを選択します。「新規タイトル」と音声ガイドが流れます。 手順3 [録音キー] を押します。録音が開始されます。 手順4 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 <ポイント> ●新規タイトルは右キーを押すことで最後に選択できます。 ●新規タイトル以外に、[右キー] または [左キー] で追加録音するタイトルを変更することもできます。追加録音できないタイトルは音声ガイドされません。 ●録音キーを押す前に新しいタイトルを作成することもできます。詳しくは「8.7.3 新規タイトル作成」165ページを参照してください。 <94ページ> @4章2 録音音量の調整 @4.2.1 自動音量調整の切り替え 本製品には、自動的に録音音量を調整する機能があり、工場出荷時の設定は「自動音量調整あり」です。自動音量調整を「なし」にすることもできます。その場合には以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「自動音量調整の切り替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「自動音量調整なし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <ポイント> ●メニューに入った後、[上キー] を1回押すとひとつ前の操作に戻ることができます。[上キー] を長く押すか、または [メニューキー] を押すと、メニューを抜けることができます。 <95ページ> @4.2.2 録音音量を調整して録音する 自動音量調整を「なし」にすると録音音量を手動で調整することができます。調整の手順は以下のようになります。 手順1 自動音量調整が「あり」になっている場合は、「4.2.1 自動音量調整の切り替え」94ページの方法で自動音量調整を「なし」に設定します。 手順2 [録音キー] を押します。録音準備状態に入り、音声ガイドが流れます。 手順3 [上キー] または [下キー] で音量を調整します。適切な音量より小さかったり、大きかったりすると、「小さい」あるいは「大きい」という音声ガイドが流れます。適した音量になると「良い」という音声ガイドが流れます。 手順4 [録音キー] を押します。録音が開始されます。 手順5 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 <ポイント> ●内蔵マイクの録音音量も調整することができます。 ●録音音量は、0から20まで1段階ずつ調整できます。 <96ページ> @4.2.3録音中に音量を確認する 適切な音量よりも録音音量が小さければ、本製品は「小さい」と音声でガイドします。このような音声ガイドによる音量確認のことを「録音中音量確認」と言います。音量確認の音声ガイドの種類は以下のとおりです。 自動音量調整が「あり」の場合、音声で「自動」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が適量の場合、音声で「良い」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が小さい場合、音声で「小さい」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が大きい場合、音声で「大きい」とガイドされます。 [タイトルキー] を押すことによって録音中音量確認の「あり」か「なし」かを切り替えることができます。録音準備中などに [タイトルキー] を1回押すと録音中音量確認が「あり」になり、もう1回押すと録音中音量確認が「なし」になります。 手順1 録音準備中、録音ポーズ中、または録音中に [タイトルキー]を押します。録音中音量確認ができるようになり、音声で「録音中音量確認あり」とガイドされます。 手順2 もう一度[タイトルキー]を押します。録音中音量確認ができなくなり、音声で「録音中音量確認なし」とガイドされます。 <ポイント> ●録音中の音声ガイドが「ガイドなし」に設定されている場合は、録音中の音量確認はできません。音声ガイドの有無については、「4.3.5 録音中の音声ガイド切替え」102ページを参照してください。 <97ページ> @4章3 録音設定 @4.3.1 録音モードと録音音質について 録音モードには以下の6種類があります。 ・標準:周囲の雑音がやや少ない時に用います。 ・会議:会議や講義などのように、周囲の雑音がやや多い時に用います。 ・音楽:CDプレーヤーのような機器からライン録音する時に用います。 ・テープ:テープレコーダーからライン録音する時に用います。 ・ラジオ:ラジオからライン録音する時に用います。 ・カスタム:以下の項目について、個別に調整が可能です。 @自動見出し設定:設定した秒数以上の無音が続いたときに自動的にセクションを分割します。 A録音の自動停止時間:設定した時間以上の無音が続いた場合、録音を自動的に停止します。 B録音開始タイミング:「録音キー操作時」は[録音キー]を押した時点で録音が開始されます。「音声検知時」は[録音キー]を押しても、録音はすぐには開始されません。音声を検知したときに録音を開始します。 C入力音のノイズ量:入力音のノイズとは、たとえばテープから音を入力する場合のヒスノイズなどです。家庭で録音する場合は「標準」を、静かな場所で録音する場合は「少ない」を選択してください。 <ポイント> ●弊社製品PTR2の図書制作モードにある「倍速録音設定」や「フレーズの自動分割」の設定は本製品にはありません。 <98ページ> 録音モードの設定値は以下のようになります。カスタムモード以外のモードは、以下の設定値に固定されています。カスタムモードの場合は項目の中から選択できます。 録音モードごとの設定 @標準 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:自動停止しない 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) A会議 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:自動停止しない 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:多い(−20dB) B音楽 自動見出し設定:2秒 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:少ない(−40dB) Cテープ 自動見出し設定:4秒 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:音声検知時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) Dラジオ 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:音声検知時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) Eカスタム 自動見出し設定:しない、1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、から選択 録音の自動停止時間:自動停止しない、30秒、1分、2分、3分、4分、5分、から選択 録音開始タイミング:録音キー操作時、音声検知時、から選択 入力音のノイズ量:少ない(−40dB)、標準(−28dB)、多い(−20dB)から選択 録音設定では録音モードと録音音質の両方を選ぶことができます。録音音質はPCMステレオ、PCMモノラル、MP3 256kステレオ、MP3 128kステレオ、MP3 64kモノラル、MP3 32kモノラルの6種類から選ぶことができます。工場出荷時の録音モードは「標準」、録音音質は「MP3 128kステレオ」に設定されています。 <99ページ> @4.3.2 録音音質と録音可能時間について 選択した録音音質とともに録音可能時間も変わります。良い音質ほど録音に必要なデータ量が多くなるため録音可能時間は短くなります。以下にSDカードの容量と録音可能時間をまとめました。(SDカード購入の際には、別紙の「動作確認済品一覧」をご覧ください。) SDカードの容量と、録音可能時間 @1GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約90分 PCMモノラル(22.05kHz):約6時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約7.5時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約15時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約30時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約60時間 A2GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約3時間 PCMモノラル(22.05kHz):約12時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約15時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約30時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約60時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約120時間 B4GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約6時間 PCMモノラル(22.05kHz):約24時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約30時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約60時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約120時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約240時間 C8GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約12時間 PCMモノラル(22.05kHz):約48時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約60時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約120時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約240時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約480時間 <ポイント> ●SDカードに実際に記録できるデータ容量は、カードに表示されているデータ容量よりも少ない場合があります。 <100ページ> @4.3.3 録音モードと録音音質の選択 録音モードを「標準」から「テープ」に変更し、音質をMP3 64kモノラルに変更するには以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「録音モードの選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「テープ」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 「音質を選択」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「MP3 64キロ モノラル」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <ポイント> ●録音準備中に [メニューキー] を押すと直接「録音設定」に入ることができます。 ●録音モードで「カスタム」を選択した場合は、「自動見出し設定」などの4つの項目を設定します。これら4項目については、「4.3.1 録音モードと録音音質について」94ページを参照してください。 <101ページ> @4.3.4 モニター出力の「あり/なし」 録音準備中や録音中に、しおりキーでモニター出力を「あり」または「なし」にすることができます。工場出荷時の設定は「モニター出力あり」です。 マイクで録音する場合、内蔵スピーカーでのモニターはハウリングの原因になりますので、モニター出力は自動的に「なし」になります。しかし、この場合でもヘッドホンでは音声を聞くことができます。録音準備中にモニター出力を「あり」または「なし」にするには以下のように設定します。 手順1 外部音声入力端子に録音用接続ケーブルを接続します。 手順2 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。 手順3 [しおりキー] を押すたびに、モニター出力が入ったり切れたりします。 手順4 [録音キー] を押して、録音を開始します。 <ポイント> ●録音モニターは録音準備状態に入る毎に「あり」になりますので、「録音モニターなし」に設定する際は、その都度、設定を行ってください。 ●マイクで録音する際に録音モニターを「あり」にすると、ハウリングが発生する場合があります。その際はヘッドホンを使用してください。 <102ページ> @4.3.5 録音中の音声ガイド切替え マイクから録音する際、音声ガイドが録音されないようにするために設定します。工場出荷時の設定は、「ガイドあり」です。録音中の音声ガイドを「ガイドなし」にするには以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「録音中の音声ガイド切替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ガイドなし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <ポイント> ●音声ガイドが録音されないようにするためには、この方法の他に、ヘッドホンを接続するという方法もあります。ヘッドホンを接続すると、音声ガイドがヘッドホンに流れるので、音声ガイドが録音されることはありません。 <103ページ> @4章4 外付けマイクやラインから録音する @4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択 外部音声入力端子に外付けマイクやラインインのジャックを差し込むと、「入力、外付けマイク」あるいは「入力、ラインイン」と音声ガイドされます。工場出荷時の設定は「入力、外付けマイク」(マイク使用モード)です。 ラインインのジャックを差し込んだ時に「入力、外付けマイク」とガイドされた場合は、以下の手順で「ラインイン使用モード」に変更します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「外部音声入力端子の切り替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ラインイン使用モード」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <104ページ> @4.4.2 外付けマイクで会議や授業を録音する 授業や会議を録音する場合は録音モードを「会議」に設定して録音すると、 「標準」に比べてフレーズの自動分割が上手くできます。また、自動音量調整は「あり」にした方が、授業や会議を録音する場合には適しています。 手順1 SDカードが入っているか確認します。外付けマイク(別売)を用意し、本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 録音モードを「会議」に設定します。 手順3 自動音量調整を「あり」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。録音準備状態に入ります。 手順5 会議が始まるタイミングで[録音キー]を押します。 手順6 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。 <105ページ> <ポイント> ●手順1で、外付けマイクを接続した際に「ラインイン使用モード」とガイドされた場合は、「マイク使用モード」に変更してください。詳しくは「4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択」103ページを参照してください。 ●手順2で、録音モードを設定する方法は「4.3.3 録音モードと録音音質の選択」100ページを参照してください。 ●手順3で、自動音量調整を設定する方法は「4.2.1 自動音量調整の切り替え」94ページを参照してください。 ●録音中に[移動キー]を押すと、新たに見出しが付きます。詳しくは「4.5.1 録音中に見出しを付ける」110ページを参照してください。 ●録音準備中などに録音に関する情報を聞くことができます。詳しくは「5.6.2 録音時に情報を聞く」133ページを参照してください。 <106ページ> @4.4.3 ラジオやテープの音声を録音する ラジオ(テレビ)を録音する場合は録音モードを「ラジオ」に設定して録音すると便利です。「ラジオ」の設定で録音すると、録音は音声を検知してから始まりますので、録音の先頭に無音が入りにくくなります。また、音声が1分以上途切れると自動的に録音を停止しますので、ラジオ側でON、OFFの予約をしておけば、ラジオがOFFになった際に録音も停止します。 テープの内容を録音する場合は、録音モードを「テープ」に設定して録音すると便利です。「テープ」の設定で録音すると、テープからの音声を検知してから録音が始まります。また、音声が4秒以上途切れると、自動的に見出しを設定し、1分以上途切れると自動的に録音を停止します。 手順1 SDカードが入っているか確認します。ラジオまたはテープレコーダーのヘッドホンジャックに、録音用ケーブル(別売)を接続します。ケーブルの反対側の端子を本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 録音モードを「ラジオ」または「テープ」に設定します。 手順3 自動音量調整を「あり」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。 <107ページ> 手順5 ラジオまたはテープが始まるタイミングで[録音キー]を押します。 手順6 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。なお、[再生・停止キー]を押さなくても1分以上音声が入力されないと、自動的に録音を停止します。 <ポイント> ●手順1で、録音用ケーブルを接続した際に「マイク使用モード」とガイドされたら、「ラインイン使用モード」に変更してください。詳しくは「4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択」103ページを参照してください。 ●手順2で、録音モードを設定する方法は「4.3.3 録音モードと録音音質の選択」100ページを参照してください。 ●手順3で、自動音量調整を設定する方法は「4.2.1 自動音量調整の切り替え」94ページを参照してください。 ●ラジオ・テレビ・テープレコーダーのラインアウトと本製品の外部音声入力端子を接続した場合、音が歪むことがあります。その際には、ラインアウトではなく、ラジオ等のヘッドホン出力端子をお使いください。 <108ページ> @4.4.4 音楽をラインインから録音する 音楽を録音する場合は、録音モードを「音楽」に設定して録音すると便利です。「音楽」の設定で録音すると、録音は[録音キー]を押すと直ぐに開始されます。曲と曲との間など無音が2秒続くと自動的に見出しを設定しますので、録音後にレベル1で曲間を移動できます。また、音が1分以上途切れると自動的に録音を停止します。 ラインインに接続してカセットプレーヤ、CDプレーヤなどの音楽プレーヤーで再生する音楽を録音する場合の一連の操作方法について説明します。自動音量調整はOFFにして音量を調整します。 手順1 SDカードが入っているか確認します。 ラジオまたはテープレコーダーのヘッドホンジャックに、録音用ケーブル(別売)を接続します。ケーブルの反対側の端子を本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 録音モードを「音楽」に設定します。 手順3 自動音量調整を「なし」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。 手順5 録音音量を調整するため、音楽プレーヤーを再生します。[上キー] または [下キー] で音量を調整します。音量が適量でないと「小さい」または「大きい」と音声ガイドされます。大きめの音が流れている時に「良い」と音声ガイドされるように調整してください。 <109ページ> 手順6 音楽プレーヤーを録音開始したい場所まで戻して再生し、同時に[録音キー]を押します。録音が開始されます。 手順7 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。なお、[再生・停止キー]を押さなくても1分以上音楽が途切れた場合は自動的に録音を停止します。 <ポイント> ●手順1で、録音用ケーブルを接続した際に「マイク使用モード」とガイドされたら、「ラインイン使用モード」に変更してください。詳しくは「4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択」103ページを参照してください。 ●手順2で、録音モードを設定する方法は「4.3.3 録音モードと録音音質の選択」100ページを参照してください。 ●手順3で、自動音量調整を設定する方法は「4.2.1 自動音量調整の切り替え」94ページを参照してください。 ●音楽プレーヤーのラインアウトと本製品の外部音声入力端子を接続した場合、音が歪むことがあります。その際には、ラインアウトではなく、音楽プレーヤーのヘッドホン出力端子をお使いください。 <110ページ> @4章5 録音図書の見出し設定 @4.5.1 録音中に見出しを付ける 録音中に [移動キー] を押すことで、録音中でも見出しを付けることができます。たとえば、「あいうえお」「かきくけこ」と読んで録音し、「か行」の先頭に見出しを付けてみましょう。 手順1 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。 手順2 [録音キー] を押し、録音を開始します。 「あ行」を読んだ後、[移動キー] を押して見出しを付けます。続いて「か行」を読みます。 [再生・停止キー]を押し、録音を停止します。 <ポイント> ●見出しは停止中でも再生中でも付けることができます。 ●録音開始部分には自動的に見出しが付きます。 ●内蔵マイクを使用して録音すると、録音中の音声ガイド「見出し○○」なども録音されてしまいますが、ヘッドホンを接続するか、メニューの「録音設定」から「録音中の音声ガイド切り替え」で「なし」に設定することで、音声ガイドが出なくなります。詳しくは、「4.3.5 録音中の音声ガイド切替え」102ページを参照してください。 <111ページ> @4.5.2 録音後に見出しを付ける 録音中は、キーを押したタイミングで見出しが付きますので、意図したところと若干違った場所に見出しが付いてしまう場合があります。録音後に編集すると、より正確な位置に見出しを付けることができます。 「さしすせそ」と「たちつてと」を続けて読んで録音し、「た行」の冒頭の正確な位置に見出しを付けるには、以下のように操作します。 手順1 「さしすせそ」、「たちつてと」と録音します。 手順2 [再生・停止キー]を押し、「た」が再生された瞬間に[再生・停止キー]を押して停止します。 手順3 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「見出し設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順5 「見出し○を設定しますか」「右キーまたは左キーで設定する位置を微調整」と音声ガイドがあります。設定位置を調整する場合は、[左キー]または[右キー]を押すことで前後に0.1秒ずつ移動します。[左キー]を数回押して「た」が再生される場所まで移動します。 手順6 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。見出しが設定されます。 <112ページ> @4.5.3 録音ポーズ中に見出しを予約する 録音ポーズ中に [移動キー] を押すことで、録音再開時に見出しを付ける予約をすることができます。 手順1 録音中に [録音キー] を押して、録音ポーズ状態に入ります。 手順2 [移動キー] を押して見出しを付ける予約をします。 手順3 [録音キー] を押して、録音を再開します。 再開した箇所に見出しが付きます。 <ポイント> ●手順2の後で、もう一度 [移動キー] を押すと、予約を取り消すことができます。 <113ページ> @4.5.4 見出しを取り消す 先ほど「た行」に設定した見出しを取り消すには以下のように操作します。 手順1 [上キー] または [下キー] でレベル1を選択します。 手順2 [左キー] を押して「た行」に移動し、[再生・停止キー] を押して停止します。 手順3 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「見出し取り消し」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順5 「見出し○を取り消しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。見出しが取り消されます。 <ポイント> ●新たに見出しを付け足したり取り消したりすると、見出し番号は自動的にタイトルの先頭から振り直されます。 <114ページ> @4章6 メモ録 メモなどの短い文を簡単に録音できます。メモ録は、本製品の内蔵メモリに録音されます。 メモ録は選択されているメディアにかかわらず、録音キーを長く押し続けることで録音できます。 @4.6.1 メモ録を録音する 明日のスケジュールをメモ録に録音するには以下のように行います。 手順1 [録音キー] を押したまま、メモを録音します。音声ガイドが「メモ録」と言ってから録音を開始してください。 例:「明日は友人と食事をする」 手順2 [録音キー] から指を離すと、メモ録が終了します。 手順3 今、録音した内容が再生されます。 <115ページ> <ポイント> ●メモ録1回の録音時間は最大1分です。 ●メモ録で録音できるのは最大200個、総時間は30分までです。 ●メモ録には、録音した日付情報が付きます。 ●メモ録が最大数または総時間を超えると、その旨を伝える音声ガイドがありますので、不要なメモ録を削除してください。削除方法は「4.6.4 選択中のメモ録を削除する」118ページを参照してください。 ●すべてのメモ録をSDカードにバックアップすることができます。詳しくは「4.6.6 メモ録をSDカードにバックアップする」120ページを参照してください。 ●メモ録の録音音量は自動調整されます。手動で録音音量を設定することはできません。 ●メモ録の音質は MP3 32kモノラルです。音質を変更することはできません。 ●メモ録にはしおりを付けることができません。 ●弊社製品PTR2のようにメモリ配分を設定する必要はありません。 <116ページ> @4.6.2 メモ録を再生する メモ録を再生するには以下のように行います。 手順1 [タイトルキー] を何回か押すことで「メモ録」に移動します。 手順2 [再生・停止キー] を押すと、メモ録が再生されます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、次のメモ録または前のメモ録が再生されます。その後に日付情報がガイドされます。 <ポイント> ●メモ録にはしおりを付けることができません。 <117ページ> @4.6.3 ダイレクト移動 5番目のメモ録に移動するには以下のように操作します。二つの方法があります。 <方法1> 手順1 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」に移動します。 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [再生・停止キー] を押すと、5番目のメモ録の再生が始まります。 <方法2> 手順1 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」に移動します。 手順2 [再生・停止キー] を押してメモ録を再生します。 手順3 [移動キー] を押します。 手順4 数字の [5キー] を押します。 手順5 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。5番目のメモ録の再生が始まります。 <118ページ> @4.6.4 選択中のメモ録を削除する 選択中のメモ録を削除するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーで「メモ録」を選択し、左右キーで削除したいメモ録を選択して再生します。 手順2 [メニューキー] を押します。[右キー] または [左キー] で「メモ録」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「選択中のメモ録を削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 「選択中のメモ録を削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。「削除しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●メモ録を削除すると、その番号以降の番号がひとつずつ繰り上がります。 <119ページ> @4.6.5 すべてのメモ録を削除する すべてのメモ録を一度に削除するには以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メモ録」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「すべてのメモ録を削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 「すべてのメモ録を削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。「削除しました」と音声ガイドがあります。 <120ページ> @4.6.6 メモ録をSDカードにバックアップする 録音したメモ録はSDカードにバックアップすることができます。以下の操作ですべてのメモ録がバックアップされます。 手順1 SDカードを本製品に入れてから電源を入れます。 手順2 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」に移動します。[再生・停止キー] で再生します。 手順3 [9キー] を押します。 手順4 「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。バックアップが始まります。 <ポイント> ●ひとつひとつのメモ録を個別にバックアップすることはできません。メモ録全体がバックアップされます。 ●メモ録からSDカードにバックアップしても、メモ録側の内容は削除されません。 ●SDカードに保存されたメモ録は編集することができます。 ●SDカードに保存されたメモ録には、レベル1の見出しがつきます。 ●メモ録はSDカードにしかバックアップできません。 <121ページ> @5章 その他の機能 @5章1 お休みタイマー 設定した時間で電源を自動的にOFFにします。お休み前にDAISY図書などを聞きながら眠りたいときに設定しておくと便利です。お休みタイマーの時間は以下のように設定します。 手順1 電源ONの状態で[電源キー]を短く押します。1回押すと「15分」に設定されます。 次のように音声ガイドがながれます。 「お休みタイマー15分」「設定しました」 手順2 音声ガイドが流れている間に、もう1回押すと「30分」に再設定されます。 手順3 音声ガイドが流れている間に、[電源キー] を短く押していくと、「45分」、「1時間」、「1時間30分」、「2時間」、「OFF」と再設定されます。 <ポイント> ●設定後,、[電源キー]を短く押すと、お休みタイマーの残り時間を確認することができます。 ●設定後にお休みタイマーを取り消すには、「OFF」に再設定します。 ●お休みタイマーで設定した時間が経過すると、スリープモードになります。 <122ページ> @5章2 しおり あとで読み返す際の目印として、好きなところに「しおり」を付けることができます。しおりには、以下の2種類があります。 @しおり:1から65,000までの番号を付けることができます。 A音声しおり:しおりと一緒に音声を録音することができます。 <ポイント> ●しおりの数は、音声しおりも含めて本製品では合計10,000個まで付けることができます。これを超えた場合は、最近使われていないしおりから自動的に削除されます。 ●しおりは本製品の内蔵メモリに記録するものです。見出し等のようにDAISY図書のファイルに付けるものではありません。したがって、しおりは、ご利用の本製品でのみ使用できます。 <123ページ> @5.2.1 しおりを付ける 番号を指定してしおりを付けます。「しおり1」を付けてみましょう。 手順1 しおりを付けたい場所に移動します。 手順2 [しおりキー] を2回押します。次のような音声ガイドが流れます。 「設定するしおり番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、録音キーで音声しおりの録音準備、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順3 しおりの番号の [1キー] を押します。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「しおり1 設定しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●手順3を省略して手順4を行うと、現在使われていない番号のうちの最も小さな番号が自動的に割り付けられます。手順3で番号「0」を入力した場合も、自動的に番号が割り付けられます。 ●メモ録にはしおりを付けることができません。 ●しおりの番号はタイトルごとに付けられます。 <124ページ> @5.2.2 音声しおりを付ける しおりに音声でメモを付けたいときに使います。3番のしおりに「先生に質問」という声のメモを付けるには、以下のように操作します。 手順1 しおりを付けたい場所に移動します。 手順2 [しおりキー] を2回押します。次のような音声ガイドが流れます。 「設定するしおり番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、録音キーで音声しおりの録音準備、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順3 しおりの番号の [3キー] を押します。 手順4 [録音キー] を押し、録音準備状態にします。次のような音声ガイドが流れます。 「決定」 「録音キーを押している間、録音されます」 「音量確認」 手順5 [録音キー] を押し続けながら、メモの内容を録音します。 「先生に質問」 と言ってから指を離します。「しおり3 設定しました」と音声ガイドがあります。 手順6 録音した内容が再生されます。 <125ページ> <ポイント> ●1つの音声しおりに録音できる時間は1分以内です。 ●音声しおりの合計録音時間は30分です。合計時間を超えた場合は、最近使われていない音声しおりから自動的に削除されます。 ●弊社製品PTR2のようにメモリ配分を設定する必要はありません。 ●録音準備中に情報キー(数字の[5キー])を何回か押すと録音可能時間がガイドされます。 ●音声しおりの音質は MP3 32kモノラルです。 ●音声しおりが付けられたタイトルを再生すると、音声しおりが付けられた場所に来た際に、音声しおりが自動再生されます。音声しおりの自動再生を停止するには「5.2.7 音声しおり再生設定」129ページを参照してください。 <126ページ> @5.2.3 番号でしおりに移動する 3番のしおりに移動するには以下のように操作します。 手順1 [しおりキー] を1回押します。 手順2 しおりの番号の [3キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。しおり3 の位置から再生されます。 @5.2.4 前後のしおりに移動する 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「しおり」を選択します。「しおり」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すと次の番号のしおりに移動し、[左キー] を押すと前の番号のしおりに戻ります。 移動した位置から再生が始まります。 <ポイント> ●しおりをひとつも付けていないと、手順1で「しおり」を選択することはできません。 ●音声しおりの移動方法も同じです。 <127ページ> @5.2.5 しおりを削除する 4番のしおりを削除するには以下のように操作します。 手順1 [しおりキー] を3回押します。次のような音声ガイドがながれます。 「削除するしおり番号を入力」「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 しおりの番号の [4キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 「決定」「しおり4削除しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●音声しおりも削除の方法は同じです。 <128ページ> @5.2.6 選択中タイトルのしおりを削除 現在聞いているタイトルに付けたしおりを、まとめて削除できます。音楽に付けたしおりは、この操作ですべて削除されます。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「しおり」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「選択中のタイトルのしおりを削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 「選択中タイトルのしおりを削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 「決定」「削除しました」と音声ガイドがあります。 <129ページ> @5.2.7 音声しおり再生設定 再生中に、音声しおりを「再生する」「再生しない」の切り替えができます。工場出荷時の設定は、「再生する」です。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「しおり」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「音声しおり再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「再生する」または「再生しない」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 「決定」「設定しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●「再生しない」に設定しても、[右キー] または [左キー] でのしおり移動や、番号指定でしおりに移動した際には、音声しおりは再生されます。 <130ページ> @5章3 キー説明 [メニューキー] の長押しで、キーの名称と説明を音声ガイドします。 手順1 [メニューキー] を5秒以上長く押すとキー説明モードに入ります。「キー説明開始」と音声ガイドがあります。 手順2 説明を聞きたいキーを短く押すと、そのキーに関する説明がガイドされます。 手順3 [メニューキー] を5秒以上長く押すと、キー説明が終了します。「キー説明終了」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●キー説明の最中に [電源キー] を押すと、 [電源キー] についての説明が音声ガイドされるだけで、電源は切れません。電源を切る場合は、キー説明を終了してから電源を切ってください。 @5章4 キーロック 本体右側面にあるキーロックスイッチを上方向にスライドさせると、キーロックが有効になります。「キーロック有効」と音声ガイドがあります。キーロックは本製品を持ち運ぶ際にキーが誤って押されても動作しないようするために使用します。キーロックスイッチを下方向にスライドさせるとキーロックが無効になります。「キーロック無効」と音声ガイドがあります。 <ポイント> ●電源をON/OFFする際にはキーロックを無効にしてください。 ●再生中や録音中でもキーをロックすることができます。 <131ページ> @5章5 ヘルプを聞く 本取扱説明書の内容を音声ガイドで聞くことができます。 手順1 [0キー] を押します。「ヘルプ開始」と音声ガイドがあります。 手順2 DAISY図書の再生方法と同じ方法でヘルプを聞くことができます。 手順3 もう一度 [0キー] を押すとヘルプが終了します。「ヘルプ終了」と音声ガイドがあります。 <132ページ> @5章6 様々な情報を聞く @5.6.1再生中・停止中に情報を聞く SDカード等に保存されているDAISY図書等に関する情報を音声ガイドで聞くことができます。 手順1 再生中または停止中に [情報キー] (数字の[5キー]) を押します。様々な情報が順番にガイドされます。 手順2 [5キー] を押すごとに、次の内容にスキップできます。 以下のような情報が音声ガイドされます。 @DAISY図書と録音したDAISYの場合 電源、時間、ページ、見出し、しおり、タイトル、録音された日時、シャッフル・リピート設定 A音声ファイルの場合 電源、時間、トラック、アルバム、しおり、タイトル、シャッフル・リピート設定 Bテキストファイルの場合 電源、進捗、しおり、タイトル、更新された日時、シャッフル・リピート設定 Cオーディオブックの場合 電源、時間、見出し、しおり、タイトル、シャッフル・リピート設定 Dメモ録の場合 電源、メモ録、メモ録時間、録音された日時 Eヘルプの場合 電源、ページ、見出し、しおり、シャッフル・リピート設定 <133ページ> @5.6.2 録音時に情報を聞く 録音中などにもDAISY図書に関する情報を音声ガイドで聞くことができます。方法は前ページと同様に[情報キー] (数字の[5キー]) を押します。 @録音準備中の場合:電源、録音、タイトル、録音設定 A録音中の場合:電源、録音 B録音ポーズ中の場合:電源、録音、録音設定 <ポイント> ●情報を聞くことを途中で止めたい場合は [上キー] を押してください。 @5.6.3 現在の日時を確認する 現在の日時を確認するには以下のように行います。 手順1 [情報キー](数字の[5キー]) を長く押します。1秒以上押してください。現在の日時が音声ガイドされます。 <ポイント> ●現在の日時を設定する方法は、「8.8.5 時計設定」175ページを参照してください。 ●[情報キー] を短く押すと、電源情報などをガイドします。 <134ページ> @6章 データをバックアップする 本製品では、本体底面のUSB端子を使用することでDAISY図書、音楽CD、音声ファイル、テキストファイルなどをバックアップ(コピー)することが可能です。DAISY図書CDや音楽CDを本製品に装着されたSDカードに取り込んだり、逆に、本製品のSDカードに録音したものを、USBのカードリーダーライターを用いてCFカードなどに取り出すことができます。 DAISY図書CDから本製品のSDカードにバックアップする場合、前者を「バックアップ元」、後者を「バックアップ先」と呼びます。 <注意> ●本製品は著作権法で許された範囲のコピー(私的使用のための複製、あるいは、著作権法37条3項に定められた視覚障害者のための用途)のみを目的として使用するものです。違法コピーは民事上または、刑事上の制裁を受ける場合があります。 ●音楽CD等のコピーは個人として楽しむ他は、著作権法上、権利者に無断で使用できません。 ●付属のUSBケーブルの金属端子には、鋭利な部分があります。金属部分に触れる際にはケガをしないよう、十分に注意してください。 <135ページ> <ポイント> ●メディアの種類やカードリーダーライター、CDドライブの機種等によってはバックアップができない場合があります。 ●本製品同士を接続してバックアップを行うことはできません。SDカードからSDカードへデータを転送する際は、カードリーダーライターやパソコンを用いて転送してください。 ●バックアップ先の容量が足りない場合は、バックアップを開始する際に、その旨を音声ガイドします。 ●現在のメディアの使用容量・空き容量と現在のタイトルの使用容量は、「メディア管理」の「メディア・タイトル情報」で確認することができます。詳しい操作方法は「8.7.1 メディア、タイトル情報」162ページを参照してください。 ●バックアップの進捗状況を知るには、バックアップ中に [上キー] 以外のキーを押してください。バックアップの進捗状況をパーセントで音声ガイドします。 バックアップをキャンセルするには、[上キー] または [*キー] を押してください。確認の音声ガイドが流れます。 ●バックアップ中にUSBケーブルやメディアを抜いたり、本製品の電源や接続中のUSB機器の電源を切ったりしないでください。データが失われる可能性があります。バックアップを途中でキャンセルするには、[上キー] または [*キー] を押してください。 ●バックアップの際は電源アダプターの使用をお薦めします。バッテリー駆動でバックアップを行うと、バックアップ中にバッテリーがなくなり、バックアップが強制的に中断される場合があります。 ●バックアップが終了し、SDカードやUSB機器を取り外す際は、電源を切ってから取り外してください。 <136ページ> @6章1 USB機器から本製品のSDカードにデータをバックアップする @6.1.1 PTR2から本製品のSDカードにDAISY図書をバックアップする 弊社製品PTR2と本製品をUSBケーブルで接続し、PTR2のDAISY図書CDのデータを本製品のSDカードにバックアップすることができます。弊社製品PTR1でも同じ手順でバックアップできます。 手順1 本製品にACアダプターを接続し、電源をONにします。 手順2 PTR2の電源を入れ、PTR2にDAISY図書CDを入れます。 手順3 PTR2に付属しているUSBケーブルをPTR2の背面のUSBケーブルコネクタに接続します。 手順4 本製品に接続した短いUSBケーブルとPTR2に接続したUSBケーブルを接続します。すると本製品は自動的にUSB機器を選択し、タイトル名をガイドします。 手順5 数字の [9キー] を押します。すると以下の音声ガイドが流れます。 「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」 「再生停止キーまたは下キーで決定、上キーでキャンセル」 <137ページ> 手順6 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。バックアップが始まります。しばらく後にバックアップが終了します。終了すると「バックアップ 100パーセント 完了しました」というガイドが流れます。 <ポイント> ●PTR2で録音したDAISY図書をバックアップする場合、CDファイナライズを行ってからバックアップしてください。 ●本製品とPTR2とを接続するには、「本製品付属の短いUSBケーブル」と「PTR2に付属しているUSBケーブル」の2本をつなげて接続します。 ●PTR2の「USB動作の切り替え」を「カードドライブ」に変更している場合は、「CDドライブ」に戻してください。詳しくはPTR2取扱説明書9章7「USB動作の切り替え」を参照してください。PTR1に関してはこのような操作をする必要はありません。 ●PTR2に約200MBのDAISY図書CDを入れ、本製品のSDカードにバックアップするには、約15分ほどの時間が必要です。 ●手順1〜4で、先にケーブルを接続し、後から電源を入れることも可能ですが、その場合はPTP1の電源を入れてからPTR2の電源を入れるようにしてください。 <138ページ> @6.1.2 DAISY図書CDからSDカードへ USB接続の外付けCDドライブに入っているDAISY図書CDを、本製品に装着されているSDカードにバックアップすることができます。ここではCDに複数のDAISY図書が収録されている場合を説明します。 手順1 本製品の電源を切り、本製品にSDカードを入れます。ACアダプターを接続し、電源を入れます。 手順2 外付けCDドライブの電源を入れてCDをセットします。 手順3 外付けCDドライブと本製品を付属のUSBケーブル(短)等で接続します。自動的に本製品が「USB機器」を選択します。 手順4 バックアップしたいタイトルが音声ガイドされたら手順5に進みます。違うタイトルがガイドされたら、[タイトルキー] を押し、[右キー] または [左キー] でタイトルを選択し、[再生・停止キー] を押してください。 手順5 数字の [9キー] を押します。次のような音声ガイドが流れます。 「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」 「再生停止キーまたは下キーで決定、上キーでキャンセル」 手順6 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。バックアップが始まります。しばらく後にバックアップが終了します。終了すると「バックアップ 100パーセント 完了しました」というガイドが流れます。 <139ページ> <ポイント> ●外付けCDドライブの種類によってはバックアップができない場合があります。 ●本製品とUSB機器とを接続するには、「本製品付属のUSBケーブル(短)」と「USB機器に付属しているUSBケーブル」の2本をつなげて接続します。 <140ページ> @6.1.3 音楽CDからSDカードへ USB接続のCDドライブに入っている音楽CDを、本製品に装着されているSDカードにバックアップすることができます。 手順1 本製品の電源を切り、本製品にSDカードを入れます。ACアダプターを接続し、電源を入れます。 手順2 外付けCDドライブの電源を入れてCDをセットします。 手順3 外付けCDドライブと本製品を付属の短いUSBケーブル等で接続します。自動的に本製品が「USB機器」を選択します。 手順4 数字の [9キー] を押します。 「音楽CDのバックアップ音質を選択」と音声ガイドがあります。 手順5 [右キー] または [左キー] で音質を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順6 バックアップ先を「音楽」または「オーディオブック」のどちらにしますか、との旨のガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「音楽」または「オーディオブック」を選択します。 手順7 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。バックアップが始まります。しばらく後にバックアップが終了します。終了すると「バックアップ 100パーセント 完了しました」というガイドが流れます。 <141ページ> <ポイント> ●たとえば落語などのCDを「音楽」のカテゴリーに入れたくない場合は手順6で「オーディオブック」を選択してください。 ●タイトルキーでバックアップ元メディアを選択した場合、[9キー] を押す前に、[再生・停止キー] で再生する必要があります。 ●外付けCDドライブやCDの種類によってはバックアップができない場合があります。 ●トラック(曲)単位でバックアップすることはできません。アルバム全体がバックアップされます。 ●選択可能な音質はPCMステレオ、MP3 256キロ ステレオ高品質、MP3 256キロ ステレオ、MP3 128キロ ステレオ高品質、MP3 128キロ ステレオの5種類です。 ●演奏時間約50分の音楽CDをSDカードにバックアップするには、 PCMステレオの場合、約35分、 MP3 256キロ ステレオ 高品質 の場合、約50分、 MP3 256キロ ステレオの場合、約40分、 MP3 128キロ ステレオ 高品質 の場合、約55分、 MP3 128キロ ステレオの場合、約40分の時間が必要となります。 ただし、音楽CDのトラック数、使用するドライブの種類によってはバックアップに時間がかかる場合があります。 ●弊社製品PTR2を外付けCDドライブとして使用する際、PTR2の「USB動作の切り替え」を「カードドライブ」に変更している場合は、「CDドライブ」に戻してください。詳しくはPTR2取扱説明書9章7「USB動作の切り替え」を参照してください。PTR1に関してはこのような操作をする必要はありません。 <142ページ> @6.1.4 USB接続のカードライターのメディアからSDカードへ USB接続のメディアに入っているDAISY図書や音声ファイルやテキストファイルを、本製品に装着されているSDカードにバックアップすることができます。 手順1 本製品の電源を切り、本製品にSDカードを入れます。ACアダプターを接続し、電源を入れます。 手順2 USB接続のカードライターにメディアを入れます。 手順3 外付けUSB機器と本製品を付属の短いUSBケーブル等で接続します。自動的に本製品が「USB機器」を選択します。 手順4 バックアップしたいタイトルが音声ガイドされたら手順5に進みます。違うタイトルがガイドされたら、[タイトルキー] を押し、[右キー] または [左キー] でタイトルを選択し、[再生・停止キー] を押してください。 手順5 数字の [9キー] を押します。 手順6 「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。バックアップが始まります。 <143ページ> しばらく後にバックアップが終了します。終了すると「バックアップ 100パーセント 完了しました」というガイドが流れます。 <ポイント> ●タイトルキーでバックアップ元メディアを選択した場合、[9キー] を押す前に、[再生・停止キー] で少しだけ再生する必要があります。 ●外付けUSB機器やメディアの種類によってはバックアップができない場合があります。 ●カードリーダーライターにメディアを差し込む際は、1枚だけにしてください。同時に何枚も差し込まないでください。 ●弊社製品PTR2を外付けCFカードドライブとして使用する際、PTR2の「USB動作の切り替え」を工場出荷時の「CDドライブ」にしている場合は、「カードドライブ」に変更してください。詳しくはPTR2取扱説明書9章7「USB動作の切り替え」を参照してください。 ●弊社製品PTR1はカードドライブとして使用することはできません。 ●PTR2のCFカードに収録された約200MBのDAISY図書を本製品のSDカードにバックアップするには、約15分ほどの時間が必要です。 <144ページ> @6章2 本製品のSDカードから他の機器にデータをバックアップする 本製品に装着されているSDカードに録音した内容を、USB接続のカードライターのメディアにバックアップすることができます。 手順1 本製品の電源を切り、本製品にSDカードを入れます。ACアダプターを接続し、電源を入れます。 手順2 USB接続のカードライターにメディアを入れます。 手順3 外付けUSB機器と本製品を付属のUSBケーブル(短)等で接続します。自動的に本製品が「USB機器」を選択します。 手順4 [タイトルキー] を何回か押して、「SDカード」を選択し、[右キー] または [左キー] でタイトルを選択し、[再生・停止キー] を押してください。 手順5 数字の [9キー] を押します。 手順6 「選択中のタイトルをUSB機器のメディアへ バックアップ しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <145ページ> 手順7 DAISY図書の場合、「PTR1やPTR2で再生できるように、編集準備を実行しますか?」というガイドが流れますので、編集準備をする場合は「編集準備を実行する」を選び、編集準備をしない場合は「編集準備を実行しない」を選びます。自動的にバックアップが開始されます。 しばらく後にバックアップが終了します。終了すると「バックアップ 100パーセント 完了しました」というガイドが流れます。 <ポイント> ●バックアップ先としてCD/DVDドライブを選択することはできません。 ●USB接続のカードライターやメディアの種類によってはバックアップができない場合があります。 ●カードライターにメディアを差し込む際は、1枚だけにしてください。同時に何枚も差し込まないでください。 ●バックアップ元にタイトルが2つ以上ある場合、1度に複数のタイトルをバックアップすることはできません。1タイトルずつバックアップしてください。音楽の場合はアルバム単位でバックアップされます。 ●弊社製品PTR2を外付けCFカードドライブとして使用する際、PTR2の「USB動作の切り替え」を工場出荷時の「CDドライブ」にしている場合は、「カードドライブ」に変更してください。詳しくはPTR2取扱説明書9章7「USB動作の切り替え」を参照してください。 ●PTR1はカードドライブとして使用することはできません。 ●本製品のSDカードに収録された約200MBのDAISY図書をPTR2のCFカードにバックアップするには、約25分ほどの時間が必要です。 <146ページ> @6章3 メモ録をSDカードにバックアップする メモ録をSDカードにバックアップする方法は「「4.6.6 メモ録をSDカードにバックアップする」120ページ」を参照してください。 <147ページ> @7章 パソコンとの接続 @7章1 本製品をパソコンで使用する 本製品をパソコンと接続すると、本製品は外付けカードドライブとして認識されます。パソコンのCDドライブやハードディスクから本製品のSDカードにDAISY図書や音声ファイル、テキストファイルを転送したり、本製品のSDカード内のファイルを削除したりすることができます。 @7.1.1 パソコンの動作環境 対応OSは、Windows 2000、XP、Vista、7 です。これらのOS以外での動作は保証いたしません。 @7.1.2 注意事項 本製品がカードドライブとしてパソコンに接続されている時に、本製品の電源を切ったり、USBケーブルやSDカードを抜いたりしないでください。 <148ページ> @7章2 データを転送する 付属の長いUSBケーブルでパソコンと接続すると、パソコンからSDカードにデータを書き込んだり、SDカードの内容をパソコンに読み込んだりすることができます。 @7.2.1 パソコンと接続 手順1 本製品にACアダプターを接続します。本製品にSDカードが入っていることを確認し、本製品とパソコンの電源を入れます。 手順2 本製品とパソコンが起動してから、付属のUSBケーブル(長)で直接接続します。途中にUSBハブなどを経由しないでください。 手順3 パソコンのマイコンピュータ(エクスプローラ)で、本製品のSDカードがリムーバブルディスクとして認識されます。 @7.2.2 データの転送 パソコンのマイコンピュータ(エクスプローラ)上でDAISY図書、音声ファイル、テキストファイルをSDカードにコピー&ペーストすることでパソコンのファイルを本製品のSDカードに取り込むことができます。また、ファイルをSDカードからパソコンへコピー&ペーストすることでSDカードに記録されているファイルをパソコンに転送することができます。 なお、DAISY図書のファイルを転送する場合は、フォルダごと転送するか、または、新しいフォルダを作って、その中に転送してください。 <149ページ> @7.2.3 パソコンからの取り外し <方法1> 手順1 パソコンの画面右下のタスクトレイにある「ハードウェアの(安全な)取り外し」を左クリックします。 手順2 「USB大容量記憶装置デバイス・・の停止(停止します)」、 「USB大容量記憶装置デバイス・・安全に取り外します」、 「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」、 などの表示を左クリックします。 手順3 「USB大容量記憶装置デバイス・・安全に取り外すことができます」などと表示されたダイアログまたはバルーンを閉じます。 手順4 本製品が再起動する前にUSBケーブルを外します。 <方法2> 手順1 パソコンと本製品の電源を切ります。 手順2 USBケーブルを外します。 <ポイント> ●DAISY図書のファイルをコピーする場合は、フォルダごと転送するか、または、新しいフォルダを作って、その中に転送してください。SDカードのルートフォルダにはDAISY図書のファイルを転送しないでください。SDカードのルートフォルダにDAISY図書のファイルを転送すると、そのDAISY図書しか認識できなくなります。さらに、そのDAISY図書を再生することはできますが、録音・編集することはできなくなります。 <150ページ> @8章 メニュー項目 本章ではメニューキーを押すと利用可能になる様々なメニューについて説明します。 @8章1 メニュー階層一覧 ここでは、メニューの階層を一覧形式で紹介します。 ※メディアやタイトルによっては選択できないメニューがあります。 1「編集」 1の1「見出し設定」 1の2「見出し取り消し」 1の3「セクション削除」 2「録音設定」 2の1「録音モードの選択」 2の1の1「標準」 2の1の2「会議」 2の1の3「音楽」 2の1の4「テープ」 2の1の5「ラジオ」 2の1の6「カスタム」 それぞれの録音モードの選択をした後、以下の6種類から音質を選択します。 1「PCM 44.1kHzステレオ」 2「PCM 22.05kHzモノラル」 3「MP3 256K ステレオ」 4「MP3 128K ステレオ」 5「MP3 64K モノラル」 6「MP3 32K モノラル」 2の2「録音中の音声ガイド切り替え」 2の3「外部音声入力端子の切り替え」 2の3の1「マイク使用モード」 2の3の2「ラインイン使用モード」 2の4「自動音量調整の切り替え」 <151ページ> 3「再生設定」 3の1「シャッフル・リピート設定」(DAISY図書、オーディオブック、テキストファイルの場合) 3の1の1「通常再生」 3の1の2「タイトルリピート」 3の1「シャッフル・リピート設定」(音楽の場合) 3の1の1「通常再生」 3の1の2「トラックリピート」 3の1の3「アルバムリピート」 3の1の4「オールアルバムリピート」 3の1の5「シャッフルリピート」 3の2「音声ファイル名読上げの設定」 3の3「マルチメディアDAISY再生設定」 4「しおり」 4の1「音声しおり再生設定」 4の2「選択中タイトルのしおりを削除」 5「メモ録」 5の1「選択中のメモ録を削除」 5の2「全てのメモ録を削除」 <152ページ> 6「メディア管理」 6の1「メディア、タイトル情報」 6の2「SDカード内容全消去」 6の3「新規タイトル作成」 6の4「タイトル(アルバム、全メモ録) 削除」 6の5「ファイル削除」 6の6「編集準備」 6の7「ビルドブック」 7「管理」 7の1「プレクストークの情報」 7の2「テキスト読み上げ音声の選択」 7の3「待ち受け音の選択」 7の4「キー受付音の選択」 7の5「時計設定」 7の6「テキスト読み上げの設定」 7の7「設定を初期化」 <153ページ> @8章2 編集 @8.2.1 見出し設定 「4.5.2 録音後に見出しを付ける」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.2.2 見出し取り消し 「4.5.4 見出しを取り消す」に記載されています。そちらを参照してください。 <154ページ> @8.2.3 セクション削除 不要なセクションを削除することができます。たとえば、第2章から第4章までを削除するには以下のように操作します。 手順1 第2章に移動します。 手順2 [メニューキー]を押します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「セクション削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順5 「削除したい範囲の先頭のセクションを選択」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で削除する先頭のセクション(第2章)を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順6 「削除したい範囲の最後のセクションを選択」と音声ガイドがありますので、[右キー]で削除する最後のセクション(第4章)まで進み、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順7 「セクション削除を実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。セクションが削除されます。 <ポイント> ●第2章のみを削除する場合は、先頭のセクションで第2章を選び、最後のセクションでも第2章を選んでください。 <155ページ> @8章3 録音設定 @8.3.1 録音モードの選択 「4.3.3 録音モードと録音音質の選択」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.3.2 録音中の音声ガイド切り替え 「4.3.5 録音中の音声ガイド切替え」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.3.3 外部音声入力端子の切り替え 「4.4.1 外付けマイクとライン入力の選択」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.3.4 自動音量調整の切り替え 「4.2.1 自動音量調整の切り替え」に記載されています。そちらを参照してください。 <156ページ> @8章4 再生設定 @8.4.1 シャッフル・リピート設定 <DAISY図書、録音したDAISY、テキストファイル、オーディオブックの再生設定> DAISY図書、録音したDAISY、テキストファイル、オーディオブックでは次のような再生設定ができます。 @通常再生:通常の再生を行います。(工場出荷時の設定) Aタイトルリピート:選択されたタイトルを繰り返し再生します。 <設定方法> 再生設定を「タイトルリピート」にするには以下のように設定します。 手順1 タイトル再生中に[メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「シャッフル・リピート設定」を選択します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「タイトルリピート」を選択します。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <ポイント> ●カテゴリーごとに別々の設定をすることができます。 ●現在の再生設定は [情報キー] (数字の[5キー]) で確認できます。 <157ページ> <音楽の再生設定> 音楽では次のような再生設定ができます。 @通常再生:通常の再生を行います。(工場出荷時の設定) Aトラックリピート:選択されたトラック(曲)を繰り返し再生します。 Bアルバムリピート:選択されたアルバムを繰り返し再生します。 Cオールアルバムリピート:選択した再生範囲の全てのアルバムを繰り返し再生します。 Dシャッフルリピート:選択した再生範囲のトラックをシャッフルして再生します。 <ポイント> ●音楽CDを再生する場合、「オールアルバムリピート」はありません。 ●「再生範囲」については「3章4 音楽の再生範囲を選ぶ」66ページを参照してください。 <設定方法> 再生設定を「トラックリピート」にするには以下のように設定します。 手順1 トラックの再生中に[メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「シャッフル・リピート設定」を選択します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「トラックリピート」を選択します。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <158ページ> @8.4.2 音声ファイル名読み上げの設定 音楽再生時にアルバムやトラックで移動する際、アルバム名(フォルダ名)やトラック名(ファイル名)をガイドするか、アルバム番号やトラック番号をガイドするかを選択することができます。「読み上げる」を選択すると、アルバムやトラックの名前をガイドし、「読み上げない」を選択すると、アルバムやトラックの番号をガイドします。 手順1 [タイトルキー]で音楽を選択します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「音声ファイル名読み上げの設定」を選択します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「読み上げる」または「読み上げない」を選択します。 手順5 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <ポイント> ●工場出荷時は「読み上げる」に設定されています。 <159ページ> @8.4.3 マルチメディアDAISY再生設定 音声とテキストが両方含まれているDAISY図書を「マルチメディアDAISY」と呼びます。本製品ではマルチメディアDAISYの音声とテキストのどちらを再生するかを設定することができます。 手順1 マルチメディアDAISYを選択します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「マルチメディアDAISY再生設定」を選択します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「音声」または「テキスト」を選択します。 手順5 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <ポイント> ●手順1でマルチメディアDAISYを選択しないと、この設定を変更することはできません。 ●工場出荷時の設定は「音声」です。 <160ページ> @8章5 しおり設定 @8.5.1 音声しおり再生設定 「5.2.7 音声しおり再生設定」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.5.2選択中タイトルのしおりを削除 「5.2.6 選択中タイトルのしおりを削除」に記載されています。そちらを参照してください。 <161ページ> @8章6 メモ録設定 @8.6.1 選択中のメモ録を削除する 「4.6.4 選択中のメモ録を削除する」に記載されています。そちらを参照してください。 @8.6.2すべてのメモ録を削除する 「4.6.5 すべてのメモ録を削除する」に記載されています。そちらを参照してください。 <162ページ> @8章7 メディア管理 @8.7.1 メディア、タイトル情報 選択中のメディアやタイトルに関する情報を音声ガイドします。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「メディア、タイトル情報」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 メディアの種類、メディアの空き容量、メディアの使用容量、メディアの総容量、タイトル情報、タイトルの詳細な情報、タイトルの使用容量などが繰り返しガイドされます。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] で終了します。 <ポイント> ●「メディアの使用容量」に関しては、メモ録と外付けCDに関してのみ音声ガイドされます。 ●メディアによって音声ガイドされる内容が異なります。 <163ページ> @8.7.2 SDカード内容全消去(フォーマット) SDカードは、カード内容全消去を行うことで新しいカードとして使用できます。カード内容全消去を行うには以下のように操作します。 手順1 電源を切り、SDカードをセットします。 手順2 DC入力端子に、付属の電源アダプターを接続して電源を入れます。 手順3 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「SDカード内容全消去」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 「SDカード内容全消去を実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。カード内容全消去が行われます。 <164ページ> <ポイント> ●USB機器のメディアの内容全消去(フォーマット)はできません。 ●カード内容全消去を行うと全てのデータが消去されます。必要なデータは必ず別のカード等に保存(バックアップ)してからカード内容全消去を行ってください。 ●カード内容全消去中は絶対に電源を切らないでください。電源を切るとカード等の記録装置が使用できなくなる場合があります。 ●カード内容全消去には長時間が必要となる場合がありますので、必ず電源アダプターを接続して行ってください。 ●SDカードの書き込み禁止スイッチが禁止側になっているとカード内容全消去を実行できません。書き込み禁止スイッチを解除側にしてください。詳しくは「2.5.6 書き込み禁止スイッチ」52ページを参照してください。 <165ページ> @8.7.3 新規タイトル作成 1枚のSDカードに複数のタイトルを作成することができます。新規タイトル作成を行うには以下のように操作します。 手順1 [タイトルキー] でSDカードを選択します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「新規タイトル作成」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順4 「新規タイトルをSDカードに作成しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。新規タイトルが作成されます。 <ポイント> ●録音準備中にも新規タイトルを作成することができます。詳しくは「4.1.3 録音準備中に新規タイトルを作成する」93ページを参照してください。 <166ページ> @8.7.4 タイトル削除 選択中のタイトルを削除するには以下のように操作します。 手順1 削除したいタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「タイトル削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「選択中のタイトルを削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。選択中のタイトルが削除されます。 <ポイント> ●音楽を選択している場合は「アルバム削除」になります。 ●メモ録を選択している場合はすべてのメモ録が削除されます。 ●USB接続のCDドライブ内のCDのタイトルを削除することはできません。 ●タイトルに移動する方法は、「3章2 メディアやタイトルを選ぶ」58ページを参照してください。 <167ページ> @8.7.5 ファイル削除 選択中のファイルを削除するには以下のように操作します。 手順1 削除したい音声ファイルまたはオーディオブックに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ファイル削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。選択中のファイルが削除されます。 <ポイント> ●ファイル削除ができるのは「音楽」と「オーディオブック」のみです。 <168ページ> @8.7.6 編集準備 編集準備をすると、DAISY図書のタイトルへ追加録音や、見出しの設定、取り消しなどの編集を行えるようになります。 手順1 編集準備をするタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「編集準備」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順4 「編集準備を実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。編集準備が実行されます。 <169ページ> <ポイント> ●著作権で保護されたDAISY図書は編集準備できません。 ●本製品で録音したDAISY図書のタイトルに対しては、編集準備をする必要はありません。ただし、ビルドブックをしたタイトルを編集する場合は編集準備をする必要があります。 ●編集準備はSDカードのタイトルに対してのみ実行可能です。音楽(音声ファイル)やテキストファイルは、編集準備をすることはできません。 ●編集準備には長時間かかる場合があります。 ●編集準備の実行中に [上キー] を押すと編集準備がキャンセルされます。 ●編集準備の実行中に [上キー] 以外のキーを押すと「○○%完了、残り○○時間○○分」と進捗状況がガイドされます。 ●編集準備したDAISY図書が属するカテゴリーは変りません。 <170ページ> @8.7.7 ビルドブック 本製品で録音した図書を、他社製のDAISY編集再生ソフトで取り扱う場合には、ビルドブックが必要になります。ビルドブックを行うことで、一般的なDAISY形式ファイルが作られます。 手順1 ビルドブックをするタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ビルドブック」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「ビルドブックを実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。ビルドブックが実行されます。 <ポイント> ●ビルドブックはSDカードのタイトルに対してのみ実行可能です。 ●ビルドブックした図書には追加録音や編集ができません。その図書に追加録音や編集をしたい場合は「編集準備」を行ってください。 ●ビルドブックには長時間かかる場合があります。 ●ビルドブックの実行中に [上キー] を押すとビルドブックがキャンセルされます。 ●ビルドブックの実行中に [上キー] 以外のキーを押すと「○○%完了、残り○○時間○○分」と進捗状況がガイドされます。 ●ビルドブックしたDAISY図書が属するカテゴリーは変りません。 <171ページ> @8章8 管理 @8.8.1 プレクストークの情報 本製品のバージョン番号とシリアル番号(製造番号)を確認できます。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「プレクストークの情報」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。「プレクストークバージョン」「シリアル番号」を繰り返し音声ガイドします。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して終了します。 <172ページ> @8.8.2 テキスト読み上げ音声の選択 日本語のテキストを読ませる場合は「日本語、キョウコ」を、英語のテキストの場合は「US English Samantha」を選択してください。工場出荷時の設定は「日本語、キョウコ」です。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または[#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「テキスト読み上げ音声の選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または[#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「日本語、キョウコ」または「US English  Samantha」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <ポイント> ●言語を変更すると再起動します。 <173ページ> @8.8.3 待ち受け音の選択 各種処理を実行している間に流れる音楽を「待ち受け音1」「待ち受け音2」「待ち受け音なし」から選択することができます。工場出荷時は、「待ち受け音1」に設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「待ち受け音の選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「待ち受け音1」「待ち受け音2」「待ち受け音なし」から選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 <174ページ> @8.8.4 キー受付音の選択 キーを押した時に鳴る音(キー受付音)を消すことができます。工場出荷時は、キー受付音が鳴るように設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「キー受付音の選択」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「キー受付音」または「キー受付音なし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <ポイント> ●設定を変更すると再起動します。 ●間違った操作をした時に鳴る音や、本製品が操作を待ち受けている時に鳴る音、本製品が処理を実行している時に鳴る音などを消すことはできません。 <175ページ> @8.8.5 時計設定 たとえば時計を2010年12月7日午後3時10分に設定する場合には以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「時計設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します 手順3 「年を入力」と音声ガイドがありますので、[2キー]、[0キー]、[1キー]、[0キー] と押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「月を入力」と音声ガイドがありますので、[1キー]、[2キー] と押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 「日を入力」と音声ガイドがありますので、[7キー]を押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 <176ページ> 手順6 「時刻を4桁で入力」「左または右キーで午前午後を変更」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「午後」を選択します。 手順7 [3キー]、[1キー]、[0キー] と押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。時計が設定されます。 <ポイント> ●途中で [上キー] を押すとひとつ前の手順に戻ります。時計設定を中止する場合は [上キー] を長く押すとキャンセルできます。 ●月、日を2桁で入力する際、1(01) から 9(09)では、始めの「0」は省略して入力できます。 ●「午前・午後」の時刻の入力は、基本的に0:00から11:59 ですが、15:00のように入力した場合、午後3:00に設定されます。 ●年、月、日など音声ガイドの内容が合っていれば、テンキーでの入力は必要ありません。[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定してください。 ●現在の日時を確認する方法は、「5.6.3 現在の日時を確認する」133ページを参照してください。 ●長期間使用しなかった際には、時計設定が必要になる場合があります。 <177ページ> @8.8.6 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定) テキストファイルを読み上げる際に、音程を高めに読むか、低めに読むかを設定することができます。音程を高くするにはピッチを上げてください。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「テキスト読み上げの設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順3 「ピッチの設定」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「ピッチ」の長さをー5から+5の範囲で選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。ピッチが設定されます。 <178ページ> @8.8.7 設定の初期化 設定を初期化すると、次の各種設定項目が全て工場出荷時の状態に戻ります。また、本製品の内蔵メモリに記憶していた音声しおりなどが全て削除されます。以下の一覧が、工場出荷時の状態になります。 @音量、ガイド音量:標準 Aスピード:標準 Bトーン:標準 Cメモ録:削除されません Dしおり、音声しおり、過去に聞いたタイトルの停止位置:全て削除されます E録音設定:標準 F録音中の音声ガイド:ガイドあり G外部音声入力切り替え:マイク使用モード H自動音量調整:あり Iシャッフル・リピート設定:通常再生 J音声ファイル名読み上げの設定:ファイル名を読み上げる KマルチメディアDAISY再生設定:音声 L音声しおり再生設定:再生する Mテキスト読み上げ音声:日本語 N待ち受け音:待ち受け音1 Oキー受付音:オン Pメニューのショートカット:全て削除されます QSDカードやUSB機器に保存されているデータ:削除されません <179ページ> 設定を初期化するには以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「設定を初期化」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順3 「工場出荷時の設定に戻ります」「設定の初期化を実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。設定の初期化が実行されます。 <ポイント> ●設定を初期化すると、しおり、音声しおり、過去に聞いたタイトルの停止位置、メニューのショートカットがすべて削除されてしまいますので、設定を初期化する際は十分に注意してください。 <180ページ> @8章9 メニューのショートカット メニューボタンと数字ボタンで、メニュー項目に番号を割り当て、素早くメニュー項目に移動することができます。 @8.9.1 メニュー項目に数字を割り当てる 例)「編集」の中の「見出し設定」に数字の「1」を割り当てるには次のように行います。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「見出し設定」を選択します。 手順3 [メニューキー] を押しながら、数字の [1キー] を長く押します。ショートカットを設定しましたという音声ガイドが流れたら、指を離してください。 手順4 [メニューキー] を押してメニューを終了します。 <ポイント> ●手順3で、既に数字の [1キー] に別のメニュー項目が割り当てられていた場合、「変更しますか?」という音声ガイドが流れますので、変更する場合は [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定してください。キャンセルする場合は [上キー] または [*キー] を押してキャンセルしてください。 <181ページ> @8.9.2 メニュー項目に直接移動する 前節で割り当てた数字を入力してメニュー項目に直接移動することができます。 例)「見出し設定」に直接移動するには以下のように行います。 (前もって「見出し設定」に数字の「1」が割り当てられているものとします) 手順1 [メニューキー] を押しながら、数字の [1キー] を短く押します。「見出し設定」と音声でガイドされます。 <182ページ> @9章 付録 @9章1 音声ファイルの連続再生の順序 ひとつのフォルダ内での連続再生の順序 フォルダ内に「プレイリスト」と呼ばれるテキスト形式のファイルが存在する場合には、そこに再生順序が記されており、その記述に従った順序でファイルが再生されます。プレイリストが存在しない場合、ひとつのフォルダ内ではファイル名の順(abc順)に再生されます。 フォルダが複数ある場合の連続再生の順序 フォルダが複数存在する場合、音声ファイルの連続再生の順序は以下のようになります。 例: ルートフォルダには、「フォルダA」「フォルダB」があり、「フォルダB」の中には「フォルダBの1」「フォルダBの2」があります。「フォルダA」の中には「ファイル1」「ファイル2」が、「フォルダBの1」の中には「ファイル3」「ファイル4」が入っています。また、「フォルダBの2」には、「ファイル5」「ファイル6」が入っています。 この場合の音声ファイルの再生順序は、ファイル1、ファイル2、ファイル3、ファイル4、ファイル5、ファイル6となります。 <183ページ> <ポイント> ●基本的にフォルダがアルバムとなります。ただし、フォルダ内に音声ファイルが無い場合は、アルバムとはなりません。前ページの例では、フォルダAがアルバム1、フォルダBの1がアルバム2、Bの2がアルバム3となります。フォルダBはアルバムではありません。 ●1つのフォルダに含まれるファイルは1024個までしか認識しません。フォルダに関してはルートフォルダを含め8階層、1024個のフォルダまで認識します。それ以上のフォルダは認識しません。1つのメディアに含まれるファイルは約6000個までしか認識しません。 ●フォルダ数やファイル数が多いと、音声ファイルやカード情報の読み出しにかかる時間が長くなります。 <184ページ> @9章2 録音やバックアップで自動的に作られるフォルダ名について <録音の場合> 空のSDカードに録音を開始すると、SDカードのルートフォルダに「PlexRecording」という名前のフォルダが作られます。さらにその下に「BookDir0」という名前のタイトルが自動的に作られます。同様に新規タイトルで録音すると、「BookDir1」、「BookDir2」という名前のタイトルが作られていきます。 <バックアップの場合> 以下のフォルダにバックアップされます。 DAISY図書は「PlexBackup」 録音したDAISYは「PlexBackup」 音楽は「PlexBackup」 テキストは「PlexBackup」 拡張子がaaオーディオブックは「Audible」フォルダの中の「Backup」 拡張子がaa以外オーディオブックは「PlexAudioBook」フォルダの中の「Backup」 メモ録は「PlexBackup」 <185ページ> <186ページ> @10章 用語解説 本書で使われている用語を解説します。 (1)AMR 音声圧縮形式の一種です。圧縮率が高く、一部の携帯電話の音楽配信等に用いられています。 (2)DAISY図書 DAISY(Digital Accessible Information System)は、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のために、カセットに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、12カ国の正規会員団体で構成するDAISYコンソーシアム(本部スイス)により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています。DAISY図書は、音声情報が見出しで区切られ、その見出しを階層的に組むことができます。たとえば、いちばん大きな章をレベル1、その下の節はレベル2となります。また、ページ数の情報なども埋め込むことができますので、検索性に優れています。DAISY規格にはDAISY2.0、DAISY2.02、ANSI/NISO Z39.86/DAISY3.0などがあります。 (3)DAISY ADPCM2 ファイル DAISY図書で用いられる音声ファイルの一種です。PCMの4分の1のサイズに圧縮されます。 (4)dB(デシベル) 音の強さを表わす単位です。 <187ページ> (5)MP3 高圧縮率で高品質な音声圧縮技術、もしくはそれを使って圧縮された音声データのことです。CD品質の音声データをMP3(128kbps)に変換すると、多少音質は低下しますが、約10分の1のサイズに圧縮することができます。 (6)OggVorbis(オッグ・ボービス) ライセンスフリーな音声圧縮形式です。MP3とほぼ同様の圧縮率・音質を確保しています。 (7)PCM 音声などのアナログ信号をデジタル信号に変換する形式の一種です。音楽CDなどに用いられています。非圧縮のため音質は良いのですが、ファイルサイズが大きくなってしまいます。 (8)SDカード フラッシュメモリの一種です。切手ほどのサイズに加え、厚さが1mmほどしかなく、そのコンパクトさが特徴です。 「SDカード」は「SDメモリカード」の略称です。 (9)SDHCカード SDカードの一種で、その容量の大きさが特徴です。寸法はSDカードと同じです。 本製品はSDカードとSDHCカードの両方に対応しています。 (10)USB USB(Universal Serial Bus)は、パソコンの周辺装置を接続するための規格のひとつです。この規格のケーブルで接続された機器をUSB機器と呼びます。 (11)WMA Microsoft社が開発した音声圧縮形式です。MP3とほぼ同様の圧縮率・音質を確保しています。 <188ページ> (12)アルバム 本製品では、音声ファイルが入っているひとつのフォルダを「アルバム」と呼びます。 (13)オーディオブック 書籍などを読み上げて録音した録音図書です。DAISY図書とは保存形式が異なり、移動単位も異なります。Audible.com が配信するオーディオブックのファイルの拡張子は .aa ですが、日本国内で配信されているオーディオブックにはMP3形式のものがあります。 (14)グループ グループとは、セクション内に付ける区切りのことです。 (15)セクション DAISY図書の章、節、項などで分けられた録音内容を本書ではセクションと表現しています。 (16)タイトル タイトルとは、録音図書自身のことであり、1つの器のようなものです。このタイトルという器の中に、音声データや、見出し情報等が入っています。 (17)テキストオンリーDAISY 音声ファイルが無く、テキストファイルのみで構成されるDAISY図書のことです。 (18)特殊ページ 特殊ページは、図書の途中や最後に付けられた特別なページのことです。図表や付録などに付けられます。[上キー]または[下キー]で「ページ」を選択し、[右キー]または[左キー]で移動できます。 (19)トラック ひとつの音声ファイルを「トラック」と呼びます。音楽の1曲に相当します。 <189ページ> (20)ファイル 文字や音楽などのデータをパソコンやメモリカードなどに格納する際の、データのかたまりを表します。 (21)フォルダ ファイルを入れる「箱」に相当します。 (22)フレーズ 音声データは、息継ぎなどで一定時間、無音になった箇所で区切られています。その無音から次の無音までのひとかたまりの音声を「フレーズ」と呼びます。通常、1フレーズは数秒から十数秒程の長さになります。 (23)プレイリスト プレイリストは、ファイルの拡張子名を「m3u」とし、音声ファイル名を再生したい順番に1行ずつ区切って記述したものです。 (24)前付けページ 前付けページは、図書の最初に本文の前に付けられたページのことです。[上キー] または[下キー]で「ページ」を選択し、[右キー] または[左キー]で移動できます。 (25)マルチタイトル 1枚のCDやカードの中に複数のタイトルが収録されている録音図書のことです。 (26)見出し セクションの一番先頭のフレーズと、セクションが変わる位置を本書では見出しと表現しています。たとえば本取扱説明書の「1章はじめに」のフレーズ自体と、始まる位置を見出しと呼びます。 (27)メディア 情報を記録するものの総称です。一般的にはCD、SDカード、USBフラッシュメモリーなどをメディアと呼びますが、本製品では、SDカード、USB機器、メモ録の3つを「メディア」と呼びます。 <190ページ> (28)レベル (DAISY) DAISY録音図書の検索時に利用するためにセクションに付ける属性のことを「レベル」と呼びます。通常、本はいくつかの章から成り立っています。また、それぞれの章の下には節、そして節の下には項があります。章がレベル1に相当し、節はレベル2、項はレベル3・・というように、本を検索していく際の単位をレベルと表しています。レベルは1から6まで指定できます。 <191ページ> @11章 故障かなと思ったら 故障かなと思ったら、本章に記された方法で症状を確かめてください。 以下の文中に「本製品をリセットする」という内容の記述があります。リセットには以下の2つの方法があります。 <リセットの方法1> 電源が入っている状態でキーロックを有効にします。電源キーを10秒以上押し続けた後、手を離すと電源が切れます。キーロックを無効にして、電源を入れます。 <リセットの方法2> リセットの方法1ができない場合は、以下の方法で行います。 電源を切ります。電源アダプターを外して、バッテリーをいったん取り出します。再びバッテリーを取付け、電源を入れます。 注)リセット後には、本製品の起動に40秒ほどの時間がかかります。 <192ページ> @11章1 症状と対応のしかた 症状と対応のしかた(全般) 1.電源が入らない。 対応のしかた1 バッテリー駆動の場合には、バッテリー残量が十分でない可能性があります。ACアダプターを接続して電源が入るか確認してください。 対応のしかた2 ヘッドホンが接続されていたり、音量がゼロになっていたりして、電源が入ったかどうかが分かりずらい状態になっていないか確認してください。 対応のしかた3 上記の方法で改善されない場合は、前のページのリセットの方法2を行ってください。 2.電源を入れてもすぐに切れてしまう。 対応のしかた1 キーロックが有効になっていないか確認してください。 キーロックが有効になっている場合、電源を入れると「キーロック」というガイドの後、すぐに電源が切れますので、キーロックを無効にしてください。 対応のしかた2 バッテリー駆動の場合には、バッテリー残量が十分でない可能性があります。ACアダプターを接続して電源が入るか確認してください。 3.電源を入れても音声が出ない。 対応のしかた1 音量ボリュームがゼロになっていないか確認してください。 対応のしかた2 ヘッドホンが接続されていないか確認してください。 <193ページ> 4.キーを押しても反応がない。 対応のしかた キーロックが有効になっていないか確認し、有効になっていたら無効にしてください。 5.待ち受け音が鳴ったまま反応がない。 対応のしかた 191ページ掲載のリセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 6.SDカードが再生できない。 対応のしかた1 動作確認済みではないSDカードは認識されない場合があります。動作確認済みSDカードを使用してください。 対応のしかた2 本製品では再生できない形式でフォーマットされている可能性があります。パソコンで認識できる場合は、データを別のメディアにバックアップしてからFAT32形式でフォーマットしてください。 7.SDカードに録音できない。 対応のしかた SDカードが書き込み禁止になっているかを確認してください。書き込み禁止の場合は、書き込み禁止スイッチを解除してください。 8.録音中に音声ガイドが出なくなる。 対応のしかた 録音中の音声ガイドが「なし」になっているか確認し、「なし」になっていたら、ガイド「あり」に変更してください。メニュー→録音設定→録音中の音声ガイド切り替え→ガイド「あり」に設定してください。 9.録音音量が調節できない。 対応のしかた 自動音量調整が「あり」に設定されていると、録音音量を手動で調節することができません。メニュー→録音設定→自動音量調整→「なし」に設定してください。 <194ページ> 10.PTP1とPTR1/PTR2をUSBケーブルで接続した際に、PTR1/PTR2に入れたCDが認識されない。 対応のしかた1 PTR2のUSB動作が「カードドライブ」になっている可能性があります。「CDドライブ」に設定してください。PTR2を単体で動作させ、管理メニューの「USB動作の切り替え」を「CDドライブ」に設定します。 対応のしかた2 バックアップ元のCDがCD-RかCD-RWで、PTR1/PTR2で録音またはバックアップされ、CDファイナライズを実行されていない場合、PTP1はそのCDを認識できません。 PTR1またはPTR2でCDファイナライズを実行してください。 対応のしかた3 PTP1とPTR1/PTR2とのUSB接続ケーブルを接続し直してください。それでも改善されない場合には、191ページ掲載のリセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 11.PTR1やPTR2のCDから、PTP1のSDカードにバックアップすると、途中で失敗してしまう。 対応のしかた バックアップ元のCDに傷や汚れが付着している場合、バックアップが中断される場合があります。CDの記録面に傷や汚れがないかを確認してください。 <195ページ> 12.PTP1のSDカードと、PTR2のCFカード間でのバックアップができない。 対応のしかた1 PTR2をカードドライブに設定してください。PTR2を単体で動作させ、管理メニューの「USB動作の切り替え」を「カードドライブ」に設定します。 対応のしかた2 バックアップの際に「このUSB機器には対応していません」というガイドが出てしまう場合には、パソコンを利用してCFカードをFAT32でフォーマットしてください。ただし、フォーマットすると記録されていた内容が全て消去されてしまいますので、削除したくないデータ(タイトル)は事前にバックアップしてください。 13.PTP1のSDカード内のDAISY図書を、PTR2のCFカード(またはカードリーダーのCFカード)へバックアップしたものが、PTR1やPTR2で再生できない、あるいは音楽(MP3)として再生されてしまう。 対応のしかた PTP1のSDカード内のDAISY図書に対して、メディア管理メニューの「編集準備」を実行してからバックアップを行ってください。 <196ページ> 14.パソコンに接続しても、本製品がパソコンに認識されない。 対応のしかた1 パソコンのOSが「Windows 2000、XP、Vista、7」であるか確認してください。それ以外のOSでは認識されません。 対応のしかた2 パソコンと本製品の両方の電源が入っている状態で接続して接続してください。 対応のしかた3 ACアダプターを接続した状態で、パソコンに接続してください。 対応のしかた4 USBハブを経由して接続されている場合は、ハブを経由せず、パソコンと直接接続してください。 対応のしかた5 パソコンにUSB端子が複数ある場合には、別のUSB端子に接続すると認識される場合があります。 対応のしかた6 付属のUSBケーブルよりも短いケーブルを使用すると認識される場合があります。 対応のしかた7 以上の方法で改善されない場合には、リセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 15.パソコンからの書き込みができない。 対応のしかた1 SDカードが書き込み禁止になっているかを確認し、書き込み禁止になっていたら、書き込み禁止を解除してください。 対応のしかた2 本製品との相性により、正常に動作しないSDカードがあります。動作確認済一覧表または弊社ホームページに記載の動作確認済みSDカードを使用してください。 <197ページ> <再生時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド「このSDカードには対応していません」 原因1:本製品が対応していない形式でフォーマットされている。 対応のしかた:SDカード内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されてしまいます。 原因2:SDカードが本製品に対応していない。 対応のしかた:動作確認済SDカードを使用してください。 <録音時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド:「録音できないメディアです」 原因:録音先にUSB機器を選んでいる。 対応のしかた:本製品はUSB機器に録音することはできません。録音先をSDカードにしてください。 音声ガイド:「SDカードがロックされています」 原因:書き込み禁止になっている。 対応のしかた:SDカードの書き込み禁止を解除してください。 音声ガイド:「SDカードの空き容量が不足しています」 原因:録音先のメディアの空き容量がない。 対応のしかた:不要なデータを削除して空き容量を増やすか、または新しいメディアに交換して録音してください。 <198ページ> <メモ録使用時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド:「空き容量がありません」 原因:本製品内蔵メモリの空き容量がない。 対応のしかた:不要なメモ録を削除するか、またはSDカードにバックアップしてください。 音声ガイド:「このタイトルにはしおりを設定できません」 原因:メモ録にはしおりを設定できません。 対応のしかた:本製品の仕様上、メモ録にはしおりを設定できません。 <バックアップ時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド:「書き込み禁止メディアです」 原因:バックアップ先のSDカードまたはUSB機器が書き込み禁止になっている。 対応のしかた:SDカードやUSB機器の書き込み禁止を解除してください。 音声ガイド:「メディアの空き容量が不足しています」 原因:バックアップ先のメディアの空き容量が足りない。 対応のしかた:不要なデータを削除してバックアップ先の空き容量を増やすか、または新しいメディアに交換してください。 <199ページ> <その他の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド:「このタイトルは編集できません」 原因1:音声ファイルを編集しようとしている。 対応のしかた:編集できません。 原因2:CDからバックアップした図書やビルドブック済みの図書を編集しようとしている。 対応のしかた:編集準備を行ってから編集してください。 音声ガイド:「アダプター異常です」 原因:電源アダプターに異常が起きた可能性がある。 対応のしかた:「アダプター異常です」という音声ガイドの後、自動的に電源が切れます。電源を入れ、再び「アダプター異常です」という音声ガイドがある場合には、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 音声ガイド:「バッテリー異常です」 原因1:バッテリーに異常が起きた可能性がある。 対応のしかた:バッテリーを入れ直してください。繰り返し発生する場合は、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 原因2:仕様に定められた範囲外(高温・低温環境下など)で使用された。 対応のしかた:仕様に定められた範囲内(温度環境下など)で使用してください。 音声ガイド:「不明なエラーです」 原因:原因不明です。 対応のしかた:繰り返し発生する場合は、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 <200ページ> 音声ガイド:「書込みエラーです。(番号)−10**」または「読込みエラーです。(番号)−21**」 内容:SDカードの読み書き時のエラーです。 対応のしかた:再び同じ操作をしてもエラーが起きる場合には、いったん本製品をリセットしてください。それでも改善されない場合には、SDカード内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されますので、必要なデータはあらかじめパソコンにコピーした上で実行してください。 音声ガイド:「書込みエラーです。(番号)−11**」または「読込みエラーです。(番号)−22**」 内容:USB機器の読み書き時のエラーです。 対応のしかた:再び同じ操作をしてもエラーが起きる場合には、いったん本製品をリセットしてください。それでも改善されない場合には、パソコン上でUSB機器をフォーマットしてください。ただし、USB機器に記録されていた内容はすべて消去されますので、必要なデータはあらかじめパソコンにコピーした上で実行してください。 <201ページ> @11章2 よくある質問 Q&A 質問1 本製品からPTR1やPTR2のCDにバックアップできますか? 答え 本製品からPTR1やPTR2などの外付けCD/DVDドライブのCDにバックアップすることはできません。 質問2 複数のタイトルを一度にバックアップできますか? 答え できません。ひとつずつタイトルを選択してバックアップしてください。 質問3 本製品とPTR1やPTR2をUSBケーブルで接続した際に、PTR1やPTR2に入れたCDが認識されません。 答え バックアップ元のCDがCD-RかCD-RWで、PTR1かPTR2で録音またはバックアップされ、CDファイナライズを実行していない場合、本製品はそのCDを認識できません。 PTR1またはPTR2でCDファイナライズを実行してください。 それでも認識されない場合には、本製品をリセットしてみてください。 質問4 PTR1やPTR2のCDから、本製品のSDカードにバックアップすると、途中で失敗してしまいます。 答え バックアップ元のCDに傷や汚れが付着している場合、バックアップが中断される場合があります。CDの記録面に傷や汚れがないかを確認してください。 <202ページ> 質問5 本製品をパソコンとUSBケーブルで接続した際に、リムーバブルディスクとして認識されません。 答え 以下の点を確認してください。 1.本製品が対応しているOSは、Windows2000/XP/Vista/7となります。それ以外のOSでは認識されません。 2.本製品にACアダプターを接続した状態で、パソコンにUSB接続してみます。 3.パソコンと本製品の両方の電源が入っている状態で、USB接続してみます。 4.USBハブを経由して接続されている場合は、パソコンのUSB端子に直接接続してみます。 5.パソコンにUSB端子が複数ある場合は、現在接続している端子とは別のUSB端子に接続してみます。 6.カードリーダーライター等に付属する長さの短いUSBケーブル(同一仕様のもの)を使用して接続してみます。 7.本製品をリセットしてみます。 <203ページ> 質問6 DAISY図書をバックアップする時に音質などを設定する必要がありますか? 答え 設定の必要はありません。DAISY図書の音声は元のデータと同じ音質でバックアップされます。 質問7 しばらく使わずにいたらバッテリーが減っていたのですが、これは故障ですか? 答え 故障ではありません。スリープモードでは少しずつ電力を消費します。完全電源オフにすると電力の消費量をおさえることができます。 質問8 PTR2のDAISY図書CDから本製品にバックアップする際に、PTR2で2番目のタイトルを選んでから接続してバックアップすると、2番目のタイトルとは別のタイトルがバックアップされてしまいます。 答え タイトルの選択はPTR2で行うのではなく、本製品でタイトルを選択してからバックアップしてください。 質問9 PTR1のCFカードから本製品のSDカードにバックアップすることはできないのでしょうか? 答え PTR1はカードドライブとしての機能がありませんので、本製品と接続してもPTR1のCFカードのデータを読込むことはできません。市販のカードリーダーにCFカードを入れて本製品に接続すればバックアップは可能になります。 質問10 インターネットでダウンロードしたDAISY図書をPTP1で再生するにはどうしたらよいのでしょか? 答え パソコンでフォルダごとSDカードにコピーし、SDカードを本製品にセットして再生してください。 <204ページ> @12章 仕様 注意:仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。   :時間に関する数値はすべておおまかな数値です。   :充電時間、使用時間は、周囲の温度や使用条件によって異なります。 製品名:プレクストークポータブルレコーダー 型番:PTP1 @12章1 全般的な仕様 1.SDカードスロット SD/SDHC専用 2.再生可能コンテンツ DAISY2.0、DAISY2.02、DAISY ADPCM2、 ANSI/NISO Z39.86/DAISY3.0規格準拠のDAISY図書 MP3、WMA、OggVorbis、AMR-WB+、WAVE(PCM)、 CD-DA(外付けUSB接続のCD/DVDドライブ) Audible フォーマット 4 (拡張子 aa) テキスト、マイクロソフトWord (.doc, .docx)、HTML 3.録音方式 DAISY2.02 4.録音音声フォーマット PCM 44.1kHz ステレオ PCM 22.05kHz モノラル MP3 256kbps ステレオ MP3 128kbps ステレオ MP3 64kbps モノラル MP3 32kbps モノラル 5.メモ録 録音音声フォーマット MP3 32kbps モノラル 6.音声入力 外部音声入力端子(外付けマイクおよびラインイン)(ステレオ) <205ページ> 内蔵マイク(モノラル) 7.音声出力 内蔵スピーカー(モノラル) ヘッドホン出力端子(ステレオ) 8.外部インターフェイス USB 2.0 USB OTG (USB bus power) 9.時計精度 月差 ±約60秒 10.電源アダプター AC 100 V〜240 V、50/60 Hz 11.寸法 縦 112 mm、横 55 mm、厚さ 16 mm 12.重量 約 110g (バッテリーを含む) 13.消費電力(最大) 20W 14。動作温度/湿度 5℃〜40℃ / 20〜80% ただし結露しないこと @12章2 オーディオ特性 @ヘッドホン出力端子(ライン出力) 適合インピーダンス 32Ω不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック A外付けマイク入力端子(プラグインパワー) 入力インピーダンス 2.2kΩ不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック Bライン入力端子 入力インピーダンス 20kΩ不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック C内蔵スピーカー 出力インピーダンス 8Ω 出力 150 mW D内蔵マイク 方式 コンデンサマイク <206ページ> @12章3 主要な機能 @音声ガイド 操作を音声でガイド キー説明モードでのキー説明 メニュー説明 5キーを押した時に情報をガイド A検索機能 見出し、グループ、ページ、フレーズ、10分、30秒、しおり、アルバム、トラック、レベル、段落、40行、1行、文、文字 B再生音量調整 0〜25 Cガイド音量調整 −5〜+5 D再生スピード調整 −2〜+8(11段階) Eトーン調整 −6〜+6(13段階) F録音可能時間(SDカード、2GB) DAISY形式 PCM 44.1kHz ステレオ 3時間 DAISY形式 PCM 22.05kHz モノラル 12時間 DAISY形式 MP3 256kbps ステレオ 15時間 DAISY形式 MP3 128kbps ステレオ 30時間 DAISY形式 MP3 64kbps モノラル 60時間 DAISY形式 MP3 32kbps モノラル 120時間 G録音音量調整 自動音量調整 手動調整:0〜20 Hメモリ機能 しおり、音声しおり:最大10,000個 音声しおり:最大30分 メモ録:最大30分、最大200個 <207ページ> @12章4 バッテリー @種類 リチウムポリマー A寸法 縦 53 mm、横 39 mm、厚さ 9 mm B容量 1500 mAh C充電時間 約4時間 ※周囲の温度や使用条件によって異なります。 D使用可能時間 DAISY、MP3 録音:約8時間 DAISY、MP3 再生:約10時間 テキスト再生:約7時間 ※周囲の温度や使用条件によって異なります。 @12章5 カードドライブ仕様 @USB転送レート 280 Mbps AOS Windows 2000, XP, Vista, 7 Bカードタイプ SD/SDHCカード Cファイルシステム FAT-32/16 <208ページ> @13章 動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品 本製品に同梱されている「動作確認済品一覧」に、動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品に関する記載がありますので、そちらをご覧ください。 また、最新の情報は、プレクストークのホームページ http://www.plextalk.com/jp/ をご覧になるか、または、プレクストークお問い合わせ窓口までご連絡ください。 <209ページ> @14章 保証について シナノケンシ株式会社は、本製品のお買い上げ日から1年間(以下「保証期間」といいます)に本製品に不具合が認められた場合には、本製品が添付の取扱説明書に従ってご使用されている場合に限り、不具合の内容や程度等を考慮して、無償にて修理あるいは交換などの対応をいたします。但し、次のような場合は、保証期間を問わず、保証の対象にはなりません。あらかじめご了承ください。 ・ 取扱説明書に記載された警告、注意事項を守らずに使用をした場合。 ・ 取扱説明書に記載された使用条件・方法と異なる使用をした場合。 ・ バッテリー、電源アダプターなど、付属品以外のものを使用して破損した場合。 ・ フロントカバー等の外面の損傷など。 ・ 不具合の原因が不適当と思われるご使用方法である場合。 ・ 不具合の原因が落下等の過大な衝撃である場合。 ・ 不具合の原因が部品等の自然劣化・消耗である場合。 ・ 不具合の原因が落雷、風水害、地震、火災、塩害、その他天災地変である場合。 ・ 不具合の原因が本製品に接続した他の機器である場合。 ・ 弊社又は弊社が指定した者以外の者(個人、事業者を含む)により改造、修理された場合。 ・ 本製品を第三者に譲渡した場合。 ・ 本製品より取り外した部品の修理。 ・ 修理等のご依頼の際に保証書のご提示がない場合。 ・ 保証書に必要事項の記載がない場合、又は保証書の文言が修正されている場合。 <210ページ> ・ 本製品を日本国外で使用する、又は使用した場合。 ・ 不具合の原因がバッテリーの寿命による動作不良、停止等である場合。 弊社は、いかなる場合においても、お客様の逸失利益、特別損害、付随的損害又はその他の結果的損害について、一切の責任を負うものではありません。また、弊社の責に帰すべき理由により、お客様に損害が発生した場合であっても、弊社は直接かつ通常の損害についてのみ補償し、その金額は、本製品の購入価格を上限とさせていただきます。ご記載頂いたお客様の個人情報は、製品の保証・修理及び履歴管理の目的以外には一切使用いたしません。 <注> 本章の記述は本製品に付属の保証書の内容に従っています。弊社が保証書の文言を変更した場合は、本章の記述よりも保証書の記述が優先されます。 <SDカード等のデータについて> SDカード等のデータの破損・消失については、弊社は一切の責任を負うものではありません。あらかじめご了承ください。 大切なデータ(ファイル)は、他のメディアなどにバックアップすることをお薦めします。 <211ページ> @15章 お問い合わせについて 本製品を操作している時にトラブルが発生した場合は、まず「11章 故障かなと思ったら」191ページを参考にしながら対処してください。それでも、解決できない場合は、弊社までお問い合わせください。 お問い合わせ先 〒386−0498 長野県上田市上丸子1078 シナノケンシ株式会社 プレクストークお問い合わせ窓口 電話 050−5804−1177 受付時間 月〜土 9:30〜17:00 日・祝祭日は休業 FAXやE−mailは、常時受け付けております。 FAX 0268−42−2923 E―mail plextalk@skcj.co.jp ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ プレクストークホームページについて プレクストークホームページでは、よくある質問やプレクストーク製品に関する最新の情報を提供しております。プレクストーク専用ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ をご利用ください。 <212ページ> @索引 <記号、数字、AからZ> *キー(アスタリスクキー)・・・・・・・・29 #キー(シャープキー)・・・・・・・・・・29 1キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28, 56 5キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28, 132-133 9キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28, 134-146 0キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28, 131 AMR・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81, 186 DAISY図書・・・・・・・・・・・・・・・・ 35, 70, 186 DC入力端子・・・・・・・・・・・・・・・ 42 MP3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81, 187 OggVorbis・・・・・・・・・・・・・・・・ 81, 187 PCM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81, 187 SDカード・・・・・・・・・・・・・・・・・32, 49-52  SDカード内容全消去(フォーマット)・・・・163-164 USB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31, 58 WMA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81, 187 <あ行> 空き容量・・・・・・・・・・・・・・・・・162 アルバム・・・・・・・・・・・・・・・・・81  アルバム移動(選択)・・・・・・・・・・68, 82 アンドゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・89 移動キー・・・・・・・・・・・・・・・・・26 上キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 <213ページ> オーディオブック・・・・・・・・・・・・・61, 88 お休みタイマー・・・・・・・・・・・・・・121 音質(トーン)・・・・・・・・・・・・・・56 音質と録音時間・・・・・・・・・・・・・・99 音声ガイド・・・・・・・・・・・・・・・・55, 56, 102 音声しおり・・・・・・・・・・・・・・・・124-125, 129 音声ファイル(音楽)・・・・・・・・・・・81-85, 66-69 音声ファイル名読み上げの設定・・・・・・・158 音量  音量スイッチ・・・・・・・・・・・・・・33  再生音量の調整・・・・・・・・・・・・・55  録音音量の調整・・・・・・・・・・・・・94-96 <か行> ガイド音量・・・・・・・・・・・・・・・・55, 56 ガイドスピード・・・・・・・・・・・・・・56 外部音声入力端子・・・・・・・・・・・・・30, 103 カテゴリー・・・・・・・・・・・・・・・・60-61 カテゴリー選択・・・・・・・・・・・・・・62 キー受付音のON/OFF・・・・・・・・・174 キー説明・・・・・・・・・・・・・・・・・130 キーロック・・・・・・・・・・・・・・・・33, 130 グループ・・・・・・・・・・・・・・・・・70  グループ移動・・・・・・・・・・・・・・73 <さ行> 再生音量の調整・・・・・・・・・・・・・・55 再生/停止・・・・・・・・・・・・・・・・53 再生/停止キー・・・・・・・・・・・・・ 26 再生設定・・・・・・・・・・・・・・・・・156-159 <214ページ> 最後に移動(DAISY図書)・・・・・・・・・ 79 30秒移動  DAISY図書の30秒移動・・・・・・・・・ 75  音楽の30秒移動・・・・・・・・・・・・83 しおり・・・・・・・・・・・・・・・・・・26, 122-129 しおりに移動する・・・・・・・・・・・・ 126 しおりを削除する・・・・・・・・・・・・ 127-128 しおりを付ける・・・・・・・・・・・・・ 123 下キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・27 自動音量調整(録音)・・・・・・・・・・・94 自動的にスリープモードに入る・・・・・・・48 シャッフル・リピート設定・・・・・・・・・156-157 10分移動  DAISY図書の10分移動・・・・・・・・・ 75  音楽の10分移動・・・・・・・・・・・・83 情報キー(5キー)・・・・・・・・・・・・28, 132-133 スピード(再生スピード)・・・・・・・・・56 セクション・・・・・・・・・・・・・・・・35  セクション削除・・・・・・・・・・・・・154 設定の初期化・・・・・・・・・・・・・・・178-179 先頭に移動(DAISY図書)・・・・・・・・・ 78 外付けマイク・・・・・・・・・・・・・・・30, 103-105 <た行> タイトル タイトルキー・・・・・・・・・・・・・・ 25  タイトル選択(移動)・・・・・・・・・・58-65  タイトルの作成・・・・・・・・・・・・・165  タイトルの削除・・・・・・・・・・・・・166 <215ページ>  タイトルの並び順・・・・・・・・・・・・65  録音準備中のタイトル作成・・・・・・・・93 ダイレクト移動  アルバムにダイレクト移動・・・・・・・・85  先頭・最後にダイレクト移動・・・・・・・78-79  トラックにダイレクト移動・・・・・・・・84  ページにダイレクト移動・・・・・・・・・76  見出しにダイレクト移動・・・・・・・・・77  メモ録にダイレクト移動・・・・・・・・・117 追加録音・・・・・・・・・・・・・・・・・92 DAISY図書・・・・・・・・・・・・・・・・ 35, 70-80 テキストファイル・・・・・・・・・・・・・86-87  テキストファイル内の移動・・・・・・・・86-87 テキスト読み上げ音声の選択・・・・・・・・172 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定)・・・177 テンキー・・・・・・・・・・・・・・・・・28-29 電源アダプター・・・・・・・・・・・・・・42 電源キー・・・・・・・・・・・・・・・・・24, 45-47 トーン(音質)の調整・・・・・・・・・・・・56 時計設定・・・・・・・・・・・・・・・・・175-176 トラック・・・・・・・・・・・・・・・・・81  トラック移動・・・・・・・・・・・・・・82, 84 <な行> 日時の確認・・・・・・・・・・・・・・・・133 <は行> パーセント移動  DAISY図書のパーセント移動・・・・・・・ 80  テキストのパーセント移動・・・・・・・・87 <216ページ> パソコンと接続・・・・・・・・・・・・・・147-149 バックアップ・・・・・・・・・・・・・・・134-146 バッテリー・・・・・・・・・・・・・・・・37-44, 48 早送り・巻き戻し・・・・・・・・・・・・・54 左キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 ビルドブック・・・・・・・・・・・・・・・170 ファイル削除・・・・・・・・・・・・・・・167 ファイル(曲)を選ぶ・・・・・・・・・・・・69 フォーマット(SDカード内容全消去)・・・ 163-164 フォルダ選択・・・・・・・・・・・・・・・63, 67 フレーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・35  フレーズ移動・・・・・・・・・・・・・・74 プレクストークの情報・・・・・・・・・・・171 ページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 ページ移動・・・・・・・・・・・・・・・ 74, 76 ヘッドホン出力端子・・・・・・・・・・・・30 ヘルプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・131 編集準備・・・・・・・・・・・・・・・・・168-169 <ま行> 待ち受け音の選択・・・・・・・・・・・・・173 マルチメディアDAISY再生設定・・・・・159 右キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 見出し・・・・・・・・・・・・・・・・・・35  見出しに移動・・・・・・・・・・・・・・72, 77  見出しを付ける・・・・・・・・・・・・・110-112  見出しを取り消す・・・・・・・・・・・・113 メディア・・・・・・・・・・・・・・・・・58 メディア・タイトル情報・・・・・・・・・・162 <217ページ> メニュー・・・・・・・・・・・・・・・・・150-181 メニューキー・・・・・・・・・・・・・・ 24 メニュー階層一覧・・・・・・・・・・・・ 150-152 メニューのショートカット・・・・・・・・ 180-181 メモ録・・・・・・・・・・・・・・・・・・114-120 <ら行> ラインイン・・・・・・・・・・・・・・・・30, 103, 106-109 リドゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 履歴タイトル・・・・・・・・・・・・・・・65 レベル(DAISY図書)・・・・・・・・・・・ 70-72 録音  録音音質・・・・・・・・・・・・・・・・97-100  録音音量・・・・・・・・・・・・・・・・94-96  録音可能時間・・・・・・・・・・・・・・99  録音キー・・・・・・・・・・・・・・・・24  録音中音量確認・・・・・・・・・・・・・96  録音中の音声ガイド切替え・・・・・・・・102  録音の方法・・・・・・・・・・・・・・・90-93  録音モード・・・・・・・・・・・・・・・97-98, 100  録音モニター・・・・・・・・・・・・・・101 録音したDAISY・・・・・・・・・・・・61 以上で索引を終わります。 <218ページ> <219ページ> <220ページ> @お問い合わせ先(裏表紙) 〒386−0498 長野県上田市上丸子1078 シナノケンシ株式会社 プレクストークお問い合わせ窓口 電話 050−5804−1177 受付時間 月〜土 9:30〜17:00 日・祝祭日は休業 FAXやE−mailは、常時受け付けております。 FAX 0268−42−2923 E―mail plextalk@skcj.co.jp ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ @追加リーフレットの内容 最後に、追加リーフレットの内容をお知らせします。 飛ばし読み、という機能が追加されました。 「飛ばし読み」ができるように制作されたDAISY図書を再生する際、各種の注釈に対して、「再生する/飛ばし読みする」の設定をすることができます。工場出荷時の設定は、すべての項目に対して「再生する」に設定されています。 <設定する項目と内容> ・「ページ番号」:本文中に収録されているページ番号を表します。 ・「行番号」:本文に添えられている行番号を表します。 ・「注釈の注番号」:説明が必要な語句に対して付けられた注番号を表します。語句の右肩に付けられた数字や米印などのことです。 ・「注釈」:注番号が付けられた語句に対する説明文を表します。 ・「サイドバー」:見開きのページの左側または右側に書かれている補足説明文を表します。 ・「アノテーション」:「注釈」と「サイドバー」に分類できない注や説明文を表します。 ・「制作者注」:DAISY図書の制作者が付けた説明文を表します。 <設定の順番> 1 「ページ番号」、2 「注釈」、3 「注釈の注番号」、4 「アノテーション」、5 「行番号」、6 「サイドバー」、7 「制作者注」の順番で設定します。 <メニュー内での位置> 「飛ばし読み」は、「再生設定」の中の最後の項目になります。 <設定の方法> 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「飛ばし読み」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 最初の項目の「ページ番号」に対して、[右キー] または [左キー] で、「再生する」または「飛ばし読みする」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 2番目の項目の「注釈」から最後の項目の「制作者注」までに対して、手順3と同様に設定します。最後の「制作者注」を設定し終わると、すべての項目の設定が完了します。 2013年3月