プレクストークリンクポケット  取扱説明書 テキスト版 この度はプレクストークリンクポケットをお買い上げいただきありがとうございます。 この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り扱いかたを示しています。この取扱説明書をお聞きのうえ、製品を安全にお使いください。お聞きになった後は、いつでも使えるように大切に保管してください。 ※このテキストファイル版取扱説明書は、 墨字版の内容をほぼそのまま収録したものです。ただし、スクリーンリーダを使って読みやすいように表現を変えてあります。 また、各項目番号の頭には「@」(半角のアットマーク)を付けてあります。 読みたい項目を文字列検索で探すとき、項目番号にこのマークを付けることで、目的の箇所を確実に見つけることができます。 @目次 目次 2ページ 諸注意 12 安全にお使いいただくために(警告、注意) 12 使用許諾 18 その他の注意事項 19 1章 はじめに 21 1章1 入っているものを確認しましょう 21 1章2 用語 23 1.2.1. キーワード 23 1.2.2. カテゴリー 24 1.2.3. メディア 26 1.2.4. DAISY 27 1章3 本製品でできること 29 2章 各部の名称と働き 30 2章1 本体の形状 30 2章2 操作面 31 2章3 上面 38 2章4 底面 39 2章5 左側面 40 2章6 右側面 41 2章7 背面 42 3章 電源とバッテリー 43 3章1 バッテリーの入れ方・取り出し方 43 3.1.1 バッテリーの入れ方 44 3.1.2 バッテリーの取り出し方 46 3章2 バッテリーを充電する 48 3章3 バッテリーに関する注意 49 3.3.1 バッテリーの寿命とリサイクル 49 3.3.2 バッテリーの充電について 49 3.3.3 バッテリーでの再生、録音時間の目安 49 3.3.4 長期間使用しない場合について 50 3.3.5 電源を切った状態でのバッテリーの残量 50 3.3.6 バッテリーを外してUSBで動作 50 3章4 電源のON/OFF 51 3.4.1 電源を入れる(完全電源オフの状態から電源を入れる) 51 3.4.2 完全に電源を切る 51 3.4.3 電源を切る(通常の電源オフ) 52 3.4.4 電源を入れる(通常の電源オフの状態から電源を入れる) 53 3.4.5 自動電源オフ 53 3.4.6 強制電源OFFについて 53 3.4.7 バッテリーの残量の確認方法 54 4章 SDカードとUSB機器 55 4章1 SDカード 55 4.1.1 SDカードの形状 55 4.1.2 使用できるSDカードについて 55 4.1.3 SDカードの取扱いについて 55 4.1.4 SDカードの入れ方 56 4.1.5 SDカードの取り出し方 57 4.1.6 書き込み禁止スイッチ 58 4章2 USB機器 59 5章 再生 60 5章1 再生の基本操作 60 5.1.1 タイトルを選んで再生・停止する 60 5.1.2 早送り、巻き戻しをする 62 5.1.3 音量を調整する 63 5.1.4 スピード、トーン、ガイド音量、ガイドスピードの調整 64 5章2 様々なタイトル選択 66 5.2.1 タイトル選択のレベル 66 5.2.2 カテゴリーからタイトルを選ぶ 68 5.2.3 フォルダからタイトルを選ぶ 70 5.2.4 ファイルを選ぶ 71 5.2.5 タイトルを直接選択 72 5.2.6タイトルの並び順の切り替え 73 5章3 音楽の再生範囲を選ぶ 74 5.3.1 すべての音楽を選ぶ 74 5.3.2 フォルダを選ぶ 75 5.3.3 アルバムを選ぶ 76 5.3.4 ファイル(曲)を選ぶ 77 5章4 DAISY図書を聴く 78 5.4.1 DAISY図書の移動単位 78 5.4.2 上下キーで移動単位を選択 80 5.4.3 見出し移動 81 5.4.4 グループ移動 82 5.4.5 ページ移動 83 5.4.6 フレーズ移動 83 5.4.7 10分移動 84 5.4.8 30秒移動 84 5.4.9 ダイレクト移動:ページに移動する 85 5.4.10 ダイレクト移動:見出しに移動する 86 5.4.11 ダイレクト移動:先頭・最後に移動する 87 5.4.12 パーセント移動 88 5章5 音楽(音声ファイル)を聴く 89 5.5.1 音声ファイルについて 89 5.5.2 音声ファイルの移動単位 89 5.5.3 アルバム移動 90 5.5.4 トラック移動 90 5.5.5 10分移動 91 5.5.6 30秒移動 91 5.5.7 ダイレクト移動:トラックに移動する 92 5.5.8 ダイレクト移動:アルバムに移動する 93 5章6 テキストファイルを聴く 94 5.6.1 テキストファイルについて 94 5.6.2 テキストファイルの移動単位 94 5.6.3 テキストファイル内での移動 95 5.6.4 パーセント移動 95 5章7 オーディオブックを聴く 96 5章8 移動を取り消す(アンドゥ、リドゥ) 97 5.8.1 アンドゥ 97 5.8.2 リドゥ 97 6章 インターネット接続の準備 98 6章1 接続の概略 98 6章2 接続の準備 99 インターネットを使用するには 99 無線親機をモデムと接続する 99 7章 オンラインサービス 100 8章 ポッドキャストとウェブラジオ 101 8章1 ポッドキャスト 101 8.1.1 ポッドキャストとは 101 8.1.2 ポッドキャストを登録する 102 8.1.3 ポッドキャストを聴く 103 8.1.4 エピソード、10分、30秒で移動する 105 8.1.5 エピソード一覧を更新する 106 8.1.6エピソードをまとめてダウンロード 107 8.1.7ダウンロードしたエピソードを削除する。 109 8章2 ウェブラジオ 110 8.2.1 ウェブラジオとは 110 8.2.2 ウェブラジオ番組を登録する 111 8.2.3 ウェブラジオの選択と再生 112 9章 DAISY編集モード 113 9章1 DAISY編集モード 113 9章2 DAISY編集モードの開始 114 9章3 DAISY編集モードの終了 115 10章 録音 116 10章1 録音の基本操作 117 10.1.1 録音、一時停止、停止する 117 10.1.2 録音準備中に新規タイトルを作成する 119 10章2 録音音量の調整 120 10.2.1 自動音量調整の切替え 120 10.2.2 録音音量を調整して録音する 121 10.2.3 録音中に音量を確認する 122 10章3 録音設定 123 10.3.1 録音モードの設定項目 123 10.3.2 録音モードの種類 124 10.3.3 録音音質 125 10.3.4 録音モードと録音音質の設定 126 10章4 録音中に音声を聴く 127 10.4.1 モニター出力の「あり/なし」 127 10.4.2 録音中の音声ガイド切替え 128 10章5 外付けマイクやラインから録音する 129 10.5.1 外付けマイクとライン入力の選択 129 10.5.2 外付けマイクで会議や授業を録音する 130 10.5.3 ラジオやテープの音声を録音する 132 10.5.4 音楽をラインインから録音する 134 11章 編集 136 11章1 録音中に見出しを付ける 137 11章2 録音ポーズ中に見出しを予約する 138 11章3 録音後に見出しを付ける 139 11章4 見出しを取り消す 141 11章5 セクション削除 142 11章6 DAISY編集モードの終了 144 12章 メモ録 145 12章1 メモ録を録音する 145 12章2 メモ録を再生する 146 12章3 ダイレクト移動 147 12章4 選択中のメモ録を削除する 148 12章5 すべてのメモ録を削除する 149 12章6 メモ録のバックアップ 149 13章 データをバックアップする 150 13章1 本製品とUSB機器との間でバックアップする 152 13章2 本製品の内蔵メモリとSDカードの間でバックアップする 157 13章3 メモ録をSDカードにバックアップする 158 14章 パソコンとの接続 159 14章1 本製品とパソコンをUSBケーブルで接続する 159 14.1.1 パソコンの動作環境 159 14.1.2 パソコンと接続 159 14.1.3 内蔵メモリとSDカードの切り替え 160 14.1.4 データの転送 160 14.1.5 パソコンからの取り外し 161 14章2 ワイヤレスネットワーク経由で本製品とパソコンを接続する 162 14.2.1 ネットワークフォルダ設定 162 14.2.2 ネットワークフォルダを使ってパソコンと接続する 165 15章 その他の機能 167 15章1 お休みタイマー 167 15章2 しおり 168 15.2.1 しおりを付ける 169 15.2.2 音声しおりを付ける 170 15.2.3 番号でしおりに移動する 172 15.2.4 前後のしおりに移動する 172 15.2.5 しおりを削除する 173 15.2.6 選択中タイトルのしおりを削除 173 15.2.7 音声しおり再生設定 174 15章3 キー説明 175 15章4 キーロック 175 15章5 ヘルプを聞く 176 15章6 情報を聞く 177 15.6.1再生中・停止中に情報を聞く 177 15.6.2 録音時に情報を聞く 179 15.6.3 現在の日時を確認する 179 16章 文字の入力 180 16章1 入力モードの選択 180 16章2 キーの割り当て 181 16章3 文字の入力 185 16.3.1 文字の確定 185 16.3.2 入力した文字の確認 185 16.3.3 入力位置の移動と文字の消去 185 16.3.4 入力操作の例 186 17章 メニュー項目 187 17章1 メニュー階層一覧 187 17章2 再生設定 192 17.2.1 シャッフル・リピート設定 192 17.2.2 音声ファイル名読み上げの設定 194 17.2.3 マルチメディアDAISY再生設定 195 17.2.4 飛ばし読み 196 17章3 メディア管理 198 17.3.1 メディア、タイトル情報 198 17.3.2 SDカード内容全消去 199 17.3.3. 内蔵メモリ内容全消去 201 17.3.4 新規タイトル作成 202 17.3.5 タイトル削除 203 17.3.6 ファイル削除 204 17.3.7 編集準備 205 17.3.8 ビルドブック 207 17章4 管理 209 17.4.1 プレクストークの情報 209 17.4.2 テキスト読み上げ音声の選択 210 17.4.3 待ち受け音の選択 211 17.4.4 キー受付音の選択 212 17.4.5 時計設定 213 17.4.6 USB動作の切替え 215 17.4.7 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定) 216 17.4.8 ネットワーク設定 217 17.4.8.1 ネットワーク情報確認 217 17.4.8.2 ネットワーク設定の読み込み 219 17.4.8.3 ネットワーク設定の保存 221 17.4.8.4 ネットワーク電源のON/OFF 222 17.4.8.5 ワイヤレスネットワーク接続設定 223 17.4.8.5.1 利用できるワイヤレスネットワーク 223 17.4.8.5.2 設定の追加 228 17.4.8.5.3 設定の変更/削除 229 17.4.8.6 ネットワーク設定の初期化 232 17.4.9 ネットワーク・バージョンアップ 234 17.4.10 設定の初期化 235 17章5 メニューのショートカット 238 17.5.1 メニュー項目に数字を割り当てる 238 17.5.2 メニュー項目に直接移動する 239 18章 付録 240 18章1 音声ファイルの連続再生の順序 240 18章2 録音やバックアップで自動的に作られるフォルダ名について 242 19章 用語解説 244 20章 故障かなと思ったら 250 20章1 症状と対応のしかた 251 20章2 よくある質問 Q&A 262 21章 仕様 265 22章 動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品 269 23章 保証について 270 24章 お問い合わせについて 272 索引 273 @諸注意 @安全にお使いいただくために(警告、注意) 本製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、電気製品はまちがった使い方をすると、火災や感電などにより人身事故になることがあり危険です。事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。 警告及び注意事項について 以下の【警告】に示された内容をを無視して誤った取り扱いをすると、死亡または重傷を負う恐れがあります。 以下の【注意】に示された内容をを無視して誤った取り扱いをすると、傷害を負う恐れ又は物的損害が発生する恐れがあります。 ※以下の警告及び注意事項の中で使われる「本製品」という表現には、プレクストークリンクポケット本体のみならず、バッテリーも含まれます。 ※「SDメモリカード」を省略して「SDカード」と呼びます。 【警告】1. 歩きながら本製品を使用する際は、足元や周囲の交通には十分に注意してください。転倒や交通事故の原因になります。イヤホンやヘッドホンを使用する際には、自動車などが接近しても気が付かない場合がありますので、特に注意してください。 【警告】2. 自動車・バイク・自転車等の乗り物を運転しながら本製品を使用しないでください。交通事故の原因になります。 【警告】3. 本製品から煙が出る、異臭がする等の異常がある場合、そのまま使用すると火災、感電、けが等の原因になります。ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、本体からバッテリーを取り出し、販売店にご連絡ください。その際、本体またはバッテリーが高温になっている可能性がありますので、火傷しないように十分注意してください。 【警告】4. 万一、バッテリーから液がもれたら、ただちに使用を中止し、電源プラグをコンセントから抜き、すぐに火気より遠ざけ、販売店にご連絡ください。漏れた液や気体に引火して発火、破裂の恐れがあります。バッテリー液が目に入った場合は、きれいな水で洗った後、ただちに医師に相談してください。液が皮膚や衣服に付いたときは、水でよく洗い流してください。 【警告】5. 本製品の隙間から金属物などの異物を入れたり、本製品に水や洗浄液等の液体をこぼしたりしないでください。ショートして火災や感電や故障の原因になり、大変危険です。異物や液体が入ってしまった場合は、ただちに電源プラグをコンセントから抜き、本体からバッテリーを取り出し、販売店にご連絡ください。 【警告】6. 分解、修理、改造をしないでください。火災・感電・故障の原因になり、大変危険です。修理は弊社「お問い合わせ窓口」にご依頼ください。 【警告】7. お風呂や雨の当たる場所、湿気の多い場所での使用はしないでください。感電・火災・故障の原因になります。 【警告】8. 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因になります。 【警告】9. 付属の電源アダプターや電源コード、弊社指定のバッテリー以外は使用しないでください。また、AC100V 50/60Hz 以外の電源では使用しないでください。火災や感電や故障の原因になります。 【警告】10. 電源プラグについたほこりは定期的に清掃してください。その際、電源プラグをコンセントから抜いた後に清掃してください。また、たこあし配線をしないでください。ほこりがたまったり、たこあし配線をしたりすると、火災や感電の原因になります。 【警告】11. 電源プラグを差し込む際は、プラグ本体を持って根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全だと火災や感電の原因になります。また、電源プラグを抜く際は、必ずプラグを持って抜いてください。電源コードを引っ張ってプラグを抜くと、コードが傷つき、火災や感電の原因になります。 【警告】12. 電源アダプター、電源コードを傷つけないでください。重いものを乗せたり、引っ張ったり、加工したり、傷つけたり、無理に曲げたり、ねじったり、束ねたり、挟んだり、熱器具を近づけたりするとアダプターやコードが傷つき、火災や感電の原因となります。 【警告】13. SDカードは、乳幼児の手の届く場所に置かないでください。誤飲すると健康に悪影響を及ぼします。誤飲した際は、ただちに医師に相談してください。 【警告】14. 本製品やSDカードを、ほこりの多い場所、直射日光の当たる場所や暖房器具に近い場所、炎天下の車内等に置かないでください。また、携帯電話、オーディオアンプ、電子レンジ、トースター、ヘアドライヤー、その他熱や電波を発生する電気製品の近くに置かないでください。火災や感電、故障の原因になります。 【警告】15. 本製品やSDカードをたたく、踏みつける、重いものを乗せる、落下させるなどの強い衝撃を与えないでください。また、火の中に入れたり、電子レンジやオーブンなどで加熱したりしないでください。火災や感電、故障の原因になります。 【警告】16. 長期間ご使用にならないときは、電源プラグをコンセントから抜き、バッテリーを本体から取り出しておいてください。 【警告】17. お手入れの際は、電源を切ってください。感電の原因になります。汚れを拭き取る場合は、柔らかい清潔な布をご使用ください。水や洗剤などの液体が本製品にかからないようにご注意ください。液体が本製品にかかると、火災や感電や故障の原因になります。 【警告】18. バッテリーを誤って落下させると故障の原因になります。取扱いには十分に注意してください。 【警告】19. 本体を廃棄する際は、お住まいの自治体の定める廃棄物分別方法に従って処分してください。バッテリーの廃棄は「充電式電池リサイクル協力店」にご持参して廃棄してください。 【警告】20. 航空機や病院など使用制限のある場所では、その場の指示に従ってください。無線LANや音楽プレーヤー等の使用が禁止されている場所では本製品を使用しないでください。 【警告】21. イヤホンやストラップが首に巻きつくと窒息の恐れがありますので、取扱には十分注意してください。 【警告】22. 雷が鳴っている時、または落雷がありそうな時は、電源プラグをコンセントから抜き、バッテリー駆動で使用してください。電源アダプターを接続した状態で雷が落ちると、火災や感電や故障の原因になります。 【警告】23. 本製品が故障した場合、電源を切って使用を中止し、プレクストークお問い合わせ窓口、または販売店に相談してください。故障したまま使用を続けると、火災や感電の原因になります。 【注意】1. 本製品は使用中または充電中に温度が上がる場合があります。長時間皮膚の同じ場所に触れていると、熱い・痛いなどの自覚症状がなくても低温やけどのおそれがありますので、長時間皮膚の同じ場所に触れないようにしてください。 【注意】2. 長時間ヘッドホンをご使用になると聴覚へ悪影響を及ぼす恐れがあります。長時間の連続使用は避けてください。また、大き過ぎる音量で聴くことも避けてください。 【注意】3. 付属のUSBケーブルの金属端子には、鋭利な部分があります。金属部分に触れる際にはケガをしないよう、十分に注意してください。 【注意】4. SDカードは正しい向きで入れてください。また、出し入れの際、決して無理な力を加えないでください。間違った向きで入れたり、無理な力を加えて出し入れしたりすると故障の原因になります。本製品のカードスロットはSDカード・SDHCカード専用です。それ以外のカードをカードスロットに差し込まないでください。故障の原因になります。 【注意】5. お手入れの際は中性洗剤を少しだけ布にしめらせて汚れを取り、乾いた布でふいてください。 中性ではない洗剤を使用したり、シンナー・アルコールなどで拭いたりしないでください。本製品の表面を痛めてしまいます。 【注意】6. 電源ケーブルにつまずいて転倒しないように注意してください。けがの原因となります。また、つまずいたために、本製品が落下して故障する可能性があります。十分に注意してください。 @使用許諾 1. 本取扱説明書(以下「本書」)はシナノケンシ株式会社の著作物です。したがって、定められた場合を除き、本書の一部または全部を無断で複製・複写・転写・転載・改変することは法律で禁止されています。 2. 本書に記載されている内容に関しては、改良のため予告なしに変更することがあります。 3. 本書の内容に関しては万全を期して作成していますが、万一ご不明な点あるいは不備な点などがありましたら、弊社までご連絡ください。 4. 本製品及び付属品の使用に起因する損害や逸失利益の請求などにつきましては、上記に関わらずいかなる責任も負いかねますので、予めご了承ください。 5. 本製品は「外国為替及び外国貿易法」の規定により戦略物等輸出規制製品に該当する場合があります。国外に持ち出す際は、日本政府の輸出許可申請などの手続きが必要になる場合があります。 6. 本製品は医療機器、原子力設備や機器、航空宇宙機器、輸送設備や機器など人命に関わる設備や機器としての使用、またはこれらに組み込んでの使用は意図されておりません。これら、設備や機器、制御システムなどに本製品を使用され、本製品の故障により人身事故、火災事故、社会的損害などが生じても、弊社ではいかなる責任も負いかねます。設備や機器、制御システムなどにおいて、冗長設計、火災延焼対策設計など、安全設計に万全を期されるようご注意ください。 7. 本製品は日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、弊社は一切の責任を負いかねます。また、弊社は本製品に関し、日本国外への技術サポート及びアフターサービス等を行なっておりません。予めご了承ください。 本製品と付属品のライセンスと商標はすべて、弊社その他本製品と付属品の各々の権利者が保持します。 @その他の注意事項 @電波障害自主規制について 本製品はテストを受けた結果、住宅内での設置による電波障害からの保護を目的として定められたFCC規格の15章に従う分類Bデジタル装置向けに設けられた規制に合ったものと認定されました。ただし、どのような装置でも電波妨害がまったく生じないという保証はありません。本製品がテレビやラジオ等の受信障害の原因となっているかは、本製品の電源のON/OFFを切り替えることで確認できます。本製品が原因の場合は次の方法を試してください。 ・受信アンテナの位置、あるいは方向を変える ・本製品と受信機の距離を離す ・本製品と受信機のコンセントを別々にする @バックアップに関する著作権について 本製品によるバックアップは、著作権法で許された範囲のコピー(私的使用のための複製、あるいは、著作権法37条3項に定められた視覚障害者のための用途)のみを目的として使用するものです。違法コピーは民事上または刑事上の制裁を受ける場合があります。 @登録商標について ・SDメモリカード、SDHCメモリカードはSDアソシエーション(SD Card Association) の登録商標です。 ・Microsoft、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Microsoft WordおよびWindows Mediaは、米国 Microsoft Corporationの、米国及びその他の国における登録商標または商標です。 ・iTunes(アイ・チューンズ)は、Apple社の商標です。 ・Audible(オーディブル)は、Audible社の登録商標です。 ・radiko(ラジコ)は、株式会社radikoの登録商標です。 ・コンパクトフラッシュはサンディスク社の登録商標です。 @Ogg Vorbisの著作権について 本節は英語の記述となっております。 @1章はじめに @1章1 入っているものを確認しましょう 本機をご使用になる前に、まず以下のものがそろっているかお確かめください。万一不足しているものがありましたら、お手数ですが本製品を購入した販売店までご連絡下さい。 お願い:梱包箱や梱包材は、修理などのために本機を安全に輸送する際に必要となることがありますので、大切に保管しておいてください。 プレクストークリンクポケット(本体) 1台(SDカード挿入済み) バッテリー 1個 電源アダプター 1個 USBケーブル(長いもの、パソコンとの接続用) 1本 USBケーブル(短いもの、PTR1やPTR2・カードリーダー等との接続用) 1本 イヤホン 1個 キャリングバッグ 1個 取扱説明書墨字版 1冊 クイックガイド 1枚 取扱説明書CD:DAISY版 1枚 基本操作ガイド音楽CD版 1枚 動作確認済品一覧 1枚 @1章2 用語 @1.2.1. キーワード ここでは、本製品を操作する上で、特に重要となる用語を解説します。 ●タイトル 本製品で再生可能な個々のものを「タイトル」と呼びます。例えば1冊のDAISY図書やひとつのテキストファイルなどを「タイトル」と呼びます。 ●カテゴリー 本製品は、様々なタイトルを種類別に分類して取り扱うことができます。これらの分類を「カテゴリー」と呼びます。 「カテゴリー」には、「DAISY図書」「録音したDAISY」「音楽」「テキスト」「オーディオブック」「ポッドキャスト」「ウェブラジオ」の7種類があります。 ●メディア 「メディア」とは、本製品で再生可能なタイトルが保存されている「入れ物」を表します。本製品では、「SDカード」「USB機器」「内蔵メモリ」「メモ録」「ネット閲覧室」「お知らせ」の6種類を「メディア」と呼びます。 ●ファイルとフォルダ ファイルとは、パソコンなどで取り扱う、ひとかたまりのデータを表します。たとえば、音声ファイルは音声をひとつのかたまりとしてまとめたものであり、テキストファイルは文字データをまとめたものです。 フォルダとは、これらのファイルを保存する「名前付きの場所」を表します。 ●オンラインサービス 本製品は、インターネットを経由してDAISY図書などを利用することができる「DAISYオンライン」に対応しています。DAISYオンラインでは、DAISY図書の検索や再生ならびに関連情報の配信を受けるサービスを利用することができます。本製品では、このようなサービスを「オンラインサービス」と呼びます。 @1.2.2. カテゴリー 本製品は様々なタイトルを以下の7種類の「カテゴリー」に分類します。 ●録音したDAISY 本製品で録音したものはDAISY図書の形式で録音され、内蔵メモリまたはSDカードの「PlexRecording」という名前のフォルダに保存されます。本製品では、このフォルダに保存されているDAISY図書を、「録音したDAISY」という名前のカテゴリーに分類します。タイトルを選択する際、本製品で録音した録音物と、一般のDAISY図書とが別のグループとして音声ガイドされます。 注:本製品で録音したものをバックアップなどで別のフォルダに移動させると「録音したDAISY」には分類されず、「DAISY図書」というカテゴリーに分類されます。 ●DAISY図書 上記の「録音したDAISY」以外のDAISY図書は、「DAISY図書」というカテゴリーに分類されます。 ●オーディオブック 一般的には、MP3などのファイル形式の朗読図書などを「オーディオブック」と呼びますが、本製品では、SDカード、USB機器、内蔵メモリ内の、「Audible」または「PlexAudioBook」という名前のフォルダに保存された再生可能な音声ファイルを「オーディオブック」に分類します。 ●テキスト 本製品では、文書ファイルを合成音声を用いて再生することができます。それらの文書ファイルは「テキスト」というカテゴリーに分類されます。 ●ポッドキャスト ポッドキャストとは、インターネットで音声ファイルなどをダウンロードで配信する仕組み、またはその番組を表します。本製品はポッドキャストとしてダウンロードした音声ファイルを「PlexPodcast」というフォルダに収録します。本製品は、このフォルダに保存されている音声ファイルを「ポッドキャスト」というカテゴリーに分類します。 ●ウェブラジオ ウェブラジオとは、インターネットで音声ファイルなどをストリーミングで配信する仕組み、またはその番組を表します。SDカード、内蔵メモリ内の、「PlexWebRadio」という名前のフォルダに保存された番組は「ウェブラジオ」に分類されます。 ●音楽 上記の「DAISY図書」「録音したDAISY」「オーディオブック」「ポッドキャスト」以外の再生可能な音声ファイルを「音楽」と呼びます。 @1.2.3. メディア 「メディア」は、タイトルを保存しておく「入れ物」を表します。本製品では以下のようなメディアを扱うことができます。 ●内蔵メモリ DAISY図書や音楽などを保存できるフラッシュメモリが本製品に内蔵されています。DAISY図書や音声ファイルなどを収録することができます。 ●SDカード 本製品はSDカードおよびSDHCカードに対応しています。本書では、SDカードとSDHCカードを一括して「SDカード」と呼びます。DAISY図書や音声ファイルなどを保存することができます。 ●USB機器 本製品は、USB外付けCD/DVDドライブ、USBフラッシュメモリ、USBカードリーダーライターに対応しています。本書では、これらの製品を一括して「USB機器」と呼びます。DAISY図書や音声ファイルなどを扱うことができます。 ●メモ録 本製品で録音したメモ録を収録しておく場所です。 ●ネット閲覧室 本製品では、オンラインサービスを利用して再生することができるDAISY図書などの一覧を「ネット閲覧室」と呼びます。ネット閲覧室は、オンラインサービスで利用可能なタイトルの一覧が登録されている場所です。オンラインサービスの設定がされていないと「ネット閲覧室」を選択することはできません。ネット閲覧室の操作については「取扱説明書 サピエ編」を参照してください。 ●お知らせ オンラインサービス提供団体から配信される通知を「お知らせ」と呼びます。オンラインサービスの設定がされていないと「お知らせ」を選択することはできません。お知らせの操作については「取扱説明書 サピエ編」を参照してください。 @1.2.4. DAISY ●DAISY図書 DAISY(デイジー)とは、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難 な人々のために開発されたデジタル録音図書の規格です。DAISY図書と は、この規格にそって制作された図書のことを言います。DAISY図書は、デジタル録音されたデータに、セクションやページ、フレーズなどの印が付けられており、利用者は、その印によって聴きたい箇所にすばやく移動することができます。 ●セクションと見出し DAISYでは、本の章、節、項などの切れ目となる箇所に、「見出し」と呼ばれる印が付けられます。ある見出しから、次の見出しまでのひとかたまりの音声を「セクション」と呼びます。通常、各セクションの先頭のフレーズが見出しとなります。 ●フレーズ 音声データは、息継ぎなどで一定時間、無音になった箇所で区切られています。その無音から次の無音までのひとかたまりの音声を「フレーズ」と呼びます。通常、1フレーズは数秒から十数秒程の長さになります。 ●ページ ページとは、文字どおり本のページごとの区切りを表します。ページ番号が切り替わる箇所のフレーズに付けられています。 ●グループ グループとは、セクション内に付けられた区切りです。図表や脚注など本文とは異なる説明箇所などに特別に付けられていることがあります。 ●音声DAISY、テキストDAISY、マルチメディアDAISY 本製品では、音声のみで制作したDAISY図書を「音声DAISY」と呼び、テキストのみで制作したDAISY図書を「テキストDAISY」と呼びます。また、音声とテキストの両方で制作したDAISY図書を「マルチメディアDAISY」と呼びます。 @1章3 本製品でできること 本製品では次のようなことができます。 1) DAISY図書を聴く DAISY形式の録音図書を再生することができます。長時間再生が可能で、読みたい場所がすぐに探せる優れた検索機能があります。 2) 音楽やオーディオブックを聴く 音楽やオーディオブックを内蔵メモリやSDカードに取り込んで聴くことができます。 3) テキストファイルを聞く テキストファイルを、合成音声で読み上げます。 4) インターネット経由で図書などを聴く オンラインサービスを利用して図書などを聴くことができます。 5) ポッドキャストやウェブラジオを聴く インターネット上のポッドキャストやウェブラジオを聴くことができます。 ただし、配信形式によって、ご利用いただけない番組があります。 6) 録音する 授業や会議などを録音できます。フレーズが自動的に切れるので、録音した内容の重要な部分を繰り返し聞くことができます。 7) 便利な機能 @音声で本製品の動作を明確に知らせる音声ガイド機能があります。 Aお休み前にDAISY図書や音楽を聞きたい時など、設定した時間で自動的に電源が切れる「お休みタイマー」機能があります。 B音楽CDやDAISY図書をバックアップできます。 Cその場ですぐに録音したいときに、メモ録で録音することができます。 D自由な場所にしるしを付けられるしおり機能があります。 E聞き取りやすい音程での再生速度の変更機能があります @2章 各部の名称と働き @2章1 本体の形状 本製品を操作するための各種キーが配置されている広い面を「操作面」と呼びます。操作面の中には内蔵スピーカーなどが配置されている網目の部分があります。本製品を操作する際は、網目の部分が上になるようにして持ちます。操作面を正面にして、操作面の上側の面を「上面」、操作面の下側の面を「底面」、右側の側面を「右側面」、左側の側面を「左側面」、操作面の裏側を「背面」と呼びます。 <ポイント> ●操作面上部の網目の右下に、二つの突起があるキーがあります。これが電源キーです。電源キーのすぐ下の右寄りにメニューキーがあります。電源キーを長く押して電源を入れ、 メニューキーを5秒以上押すと、キー説明が始まります。説明を聞きたいキーを押すと、そのキーに関する説明が音声でガイドされます。キー説明を終えたい時は、もう一度メニューキーを5秒以上押すとキー説明が終了します。 @2章2 操作面 @内蔵スピーカー 操作面最上部の右側にあります。網目の部分の中に配置されています。再生音や音声ガイドが流れます。 A内蔵マイク 操作面最上部中央にあります。網目の部分の中に配置されています。音声などの録音に使用します。 B電源LED 網目の部分の最下部、中央やや左寄りにあります。電源が入ると緑色に点灯します。録音中は橙色に点灯し、録音準備中または録音ポーズ中は橙色に点滅します。 CバッテリーLED 網目の部分の最下部、中央やや右寄りにあります。バッテリーの充電中は赤色に点灯、または赤色と緑色が交互に点滅し、充電が完了すると緑色に点灯します。バッテリーや電源アダプターが異常なときには、赤色で点滅します。 D電源キー 操作面最上部の網目の部分のすぐ下の右側に電源キーがあります。横長の楕円形をしており、少し窪んだ位置にあります。電源キーには2つの突起があります。 長く押すと電源が入ったり切れたりします。電源が入った状態で短く押すと「お休みタイマー」がはたらきます。 E録音キー 操作面最上部の網目の部分のすぐ下の左側に録音キーがあります。横長の楕円形をしており、少し窪んだ位置にあります。 1回押すとDAISY編集モードに入った後、録音準備状態になり、もう1回押すと録音が始まります。録音中に録音キーを押すと、録音がポーズ(一時停止)となり、もう1回押すと、録音が再開されます。再生・停止キーを押すと録音が終了します。 メモ録をする際は、録音キーを押し続けます。音声ガイドの後に開始音が鳴り、録音が始まります。録音キーから指を離すとメモ録が終了します。 Fメニューキー 電源キーのすぐ下の右寄りに、縦方向に少し長い形をしたキーがあります。これがメニューキーです。 1回押すとメニューに入り、もう1回押すとメニューから抜けます。メニューキーを1回押したら、左右キーで大きな項目を選びます。大きな項目には、「オンラインサービス」「編集」「録音設定」「再生設定」「しおり」「メモ録」「ポッドキャスト」「メディア管理」「管理」「ネット閲覧室・お知らせ」があります。その中から目的の項目を選び、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。すると、小さな項目が現れますので、左右キーで小さな項目を選び、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。後は音声ガイドの指示に従って操作します。操作の途中で、ひとつ前の操作に戻りたい時は、上キーまたは*キーを押すと現在の操作がキャンセルされ、ひとつ前の操作に戻ります。操作の途中で全てをキャンセルしたい時は、メニューキーを押すと全てキャンセルされます。 Gタイトルキー メニューキーのすぐ下のキーがタイトルキーです。このキーも縦方向に少し長い形をしています。 メディアやタイトルの変更に使います。 タイトルキーを押すごとに、SDカード→USB→内蔵メモリ→メモ録→ネット閲覧室→お知らせ→SDカード、というような順番でメディアが音声ガイドされますので、目的のメディアが音声ガイドされたら左キーまたは右キーを押して聴きたいタイトルを選択します。再生・停止キーを押すと、そのタイトルが再生されます。SDカードやUSBの場合は、DAISY図書→録音したDAISY→音楽→テキスト→オーディオブック→ポッドキャスト→ウェブラジオ→DAISY図書というような順番でタイトルが音声ガイドされます。以上のように、まずタイトルキーを何回か押してSDカード、USB、内蔵メモリなどに移動し、次に左右キーを何回か押してタイトルを選び、そして再生・停止キーを押して再生する、という手順になります。 H移動キー 録音キーのすぐ下の左寄りに、縦方向に少し長い形をしたキーがあります。これが移動キーです。 目的のページや見出しなどに、ダイレクトに移動する際に使います。ページにダイレクトに移動するには、まず移動キーを1回押し、次にページ番号をテンキーで入力し、最後に再生・停止キーまたは下キーまたは#キーを押して決定します。すると、そのページに移動します。見出しに移動するには、移動キーを2回押し、見出し番号をテンキーで入力してから、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。音楽の場合も同様です。曲を選んで聴くには、移動キーを1回押して、何番目の曲かをテンキーで入力し、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。アルバムに移動するには、移動キーを2回押し、番号を入力してから決定します。 Iしおりキー 移動キーのすぐ下のキーがしおりキーです。このキーも縦方向に少し長い形をしています。 しおりを付けたり、しおりへ移動する際に使います。 しおりに移動するには、しおりキーを1回押し、しおり番号をテンキーで入力して、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。しおりを付けるには、しおりキーを2回押し、しおり番号を入力して、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。しおりを削除するには、しおりキーを3回押し、しおり番号を入力して、再生・停止キーまたは下キーまたは#キーで決定します。 J再生・停止キー メニューキー・タイトルキー・移動キー・しおりキーの4つのキーに囲まれた中央の位置には、5つのキーがあり、中心の丸く窪んだキーが再生・停止キーです。 再生・停止キーを押すと再生が始まります。もう一度押すと再生が停止します。録音を停止するとき、および録音準備状態や録音ポーズ状態を解除する際にも使います。また、様々な操作を決定する際にも使います。 K上キー 再生・停止キーの周りには、上下左右に細長いキーが4つ配置されており、再生・停止キーの上にある横長のキーが上キーです。 レベル選択や録音音量調整などに使います。また、操作をキャンセルしたり、ひとつ前の操作に戻る際にも使います。DAISY図書でレベル移動をする際、上キーを押していくと、レベル3→レベル2→レベル1→30秒→10分→フレーズ→ページ→グループのように移動します。録音音量調整に使う際には、自動音量調整を「なし」にした後、録音準備中などの時に上キーを押すと録音音量が上がります。 L下キー 再生・停止キーの下にある横長のキーが下キーです。 レベル選択や録音音量調整などに使います。また、操作を決定する際にも使います。DAISY図書でレベル移動をする際、下キーを押していくと、レベル3→グループ→ページ→フレーズ→10分→30秒→レベル1→レベル2のように移動します。録音音量調整に使う際には、自動音量調整を「なし」にした後、録音準備中などの時に下キーを押すと録音音量が下がります。 M右キー 再生・停止キーの右にある縦長のキーが右キーです。 再生位置を進める際に使います。また、メニューの選択などにも使います。DAISY図書を再生する際、たとえば、上下キーでレベル1(章)を選択して、第1章→第2章→第3章のように先に進みたいときに、右キーを押していくと、ひとつずつ先の章に進みます。上下キーでフレーズを選択している場合は、ひとつずつ先のフレーズに進みます。また、右キーを長く押すと5秒、10秒・・・と、早送りされます。 N左キー 再生・停止キーの左にある縦長のキーが左キーです。 再生位置を戻す際に使います。また、メニューの選択などにも使います。DAISY図書を再生する際、たとえば、上下キーでレベル1を選択して、第3章→第2章→第1章のように前に戻りたいときに、左キーを押していくと、ひとつずつ前の章に戻ります。上下キーでフレーズを選択している場合は、ひとつずつ前のフレーズに戻ります。また、左キーを長く押すと5秒、10秒・・・と、早く巻き戻されます。 Oテンキー 下キーより下には12個のテンキーがあり、電話機のプッシュボタンと同じ並びに配列されています。5キーには位置を示すための小さな突起があります。 番号や文字の入力に使います。次のような別の用途もあります。1キーはスピード・トーンなどの変更に、5キーは情報キーとして、9キーはバックアップやダウンロードに、0キーはヘルプキーとして使います。 1キーを1回押した後に、上キーを押すと再生スピードが上がり、下キーを押すと再生スピードが下がります。1キーを2回押した後に、上キーを押すとトーンが上がり、下キーを押すとトーンが下がります。3回押すと音声ガイドの音量を、4回押すと音声ガイドのスピードを調整することができます。 5キーを押すと現在のタイトルに関する情報を聞くことができます。さらに5キーを押すと、今聞いている情報の次の情報にスキップします。 9キーは、選択したタイトルを別のメディアにバックアップする際に使います。また、ダウンロードにも使います。0キーを押すと、ヘルプを聞くことができます。ヘルプの内容はこの取扱説明書とほぼ同様の内容になっています。ヘルプを終了するには、もう一度0キーを押します。 P*キー(アスタリスクキー) テンキーのうち、一番左下にあるキーをアスタリスクキーと呼びます。 アンドゥ、または操作をキャンセルする際に使います。 Q#キー(シャープキー) テンキーのうち、一番右下にあるキーをシャープキーと呼びます。 リドゥ、または操作を決定する際に使います。 @2章3 上面 @外部音声入力端子 操作面を手前にして、上面の左側の丸い穴が外部音声入力端子です。外付けマイクおよびラインインの端子を接続します。ステレオ入力です。 Aヘッドホン出力端子 操作面を手前にして、上面の中央の丸い穴がヘッドホン端子です。ヘッドホンを接続します。ステレオ出力です。 Bストラップ穴 操作面を手前にして、上面の一番左側の四角い穴がストラップ穴です。市販のストラップを通すための穴です。 @2章4 底面 @DC入力端子 操作面を手前にして、底面の左端の穴がDC入力端子です。付属の電源アダプターを接続します。 AUSB端子 操作面を手前にして、底面の右端にある横長の四角い穴がUSB端子です。付属のUSBコードを接続します。データ転送に使用します。 @2章5 左側面 @ストラップ穴 左側面最上部の角にある2つの穴がストラップ穴です。市販のストラップを通すための穴です。 ASDカードスロット 左側面中央やや上にある、細長い穴がSDカードスロットです。SDカードを入れます。 @2章6 右側面 @音量スイッチ 右側面には二つのスイッチがあり、上にあるのが音量スイッチです。1回上げるごとに音量が上がり、1回下げるごとに音量が下がります。音量は0〜25まで1段階ずつ調整ができます。音声ガイドの音量も合わせて調整されます。 Aキーロックスイッチ 下にあるのがキーロックスイッチです。本製品を持ち運ぶ際にキーが誤って押されても誤動作しないようにロックするときに使います。上方向にスライドさせると全てのキーがロックされ(キーロックが有効になり)、下方向にスライドさせるとキーロックが無効になります。 電源をON/OFFする際にはキーロックを無効にしてください。 @2章7 背面 @バッテリー蓋 背面中央から下がバッテリー蓋です。この蓋を開けて付属のバッテリーを入れます。 A解除ボタン 背面一番下の中央にあります。バッテリーの蓋を開けるためのボタンです。このボタンを押しながら、蓋を下方にスライドさせると蓋が開きます。 @3章 電源とバッテリー @3章1 バッテリーの入れ方・取り出し方 警告1 バッテリーを交換する際は、必ず電源を完全にOFFにし、電源アダプターを外してください。 警告2 バッテリーを入れる際は、バッテリーの端子の向きを正しく入れてください。 警告3 「安全にお使いいただくために(警告、注意)」10ページ以降をご覧のうえ、バッテリーを使用してください。 @3.1.1 バッテリーの入れ方 手順1 電源を切り、電源アダプターを外します。 手順2 本体で複数のキーがある面が操作面です。バッテリーは裏側の背面から装着をします。まず背面を向くように本体を裏返し、丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ちます。 手順3 本体の下側にバッテリー蓋を取り外す四角い小さな解除ボタンがありますので、片方の手の指先でそのボタンを深く押し込んだ状態のまま、もう一方の手で本体中央付近にある2本の線に指を掛け、両手でボタンと線を押さえながら下方向へ5mmほどスライドさせると、蓋が開きます。蓋を取り外します。(蓋を上側に持ち上げないようにしてください。) バッテリーを収納する四角い部分を確認しておきましょう。本体を一旦置きます。 手順4 バッテリーを持ちます。四角い形状をしたバッテリーの面の中で、2箇所の突起がある面を確認します。2箇所の突起が右側面、左側面の下側に別の小さな突起がある方向でバッテリーを持ちます。左手で持つとバッテリーが入れやすくなります。 手順5 再び本体を裏返した状態で丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ち、バッテリーを本体の収納部分に左から右方向にずらしながら入れます。収納部分の右側面にバッテリーが突き当たったら、浮き上がっているバッテリーの左端の部分を優しく上から押し込むとスムーズにバッテリーを収納することができます。右方向から装着しようとすると収納部分の右側面にある突起が邪魔をして正しく装着することができません。 手順6 バッテリー蓋の取り外しの際に押さえた2本の線が上側となる向きで蓋を持ち、本体に蓋が完全に閉まる位置から約5mm下側にずらした状態で蓋を置きます。片側の手で蓋の2本の線を押さえ、もう一方の手で蓋の下側を押さえながら上方向にスライドさせると「カチッ」と音がして蓋が閉まります。蓋の回りをさわって、隙間なく閉まっていることを確認しましょう。 @3.1.2 バッテリーの取り出し方 手順1 電源を切り、電源アダプターを外します。 手順2 本体で複数のキーがある面が操作面です。バッテリーは裏側の背面から装着をします。まず背面を向くように本体を裏返し、丸く小さな突起が2つある方を上側にして持ちます。 手順3 本体の下側にバッテリー蓋を取り外す四角い小さな解除ボタンがありますので、片方の手の指先でそのボタンを深く押し込んだ状態のまま、もう一方の手で本体中央付近にある2本の線に指を掛け、両手でボタンと線を押さえながら下方向へ5mmほどスライドさせると、蓋が開きます。蓋を取り外します。バッテリーを収納する四角い部分を確認しておきましょう。 手順4 蓋を外した際に押したボタンの位置から1cmほど左側に小さなくぼみがあります。そのくぼみの中にバッテリーの突起がありますので、その突起に爪をかけて上に持ち上げるとバッテリーが外れます。上に持ち上げる際、あまり力を入れずに持ち上げると簡単に外れます。 手順5 バッテリー蓋の取り外しの際に押さえた2本の線が上側となる向きで蓋を持ち、本体に蓋が完全に閉まる位置から約5mm下側にずらした状態で蓋を置きます。片側の手で蓋の2本の線を押さえ、もう一方の手で蓋の下側を押さえながら上方向にスライドさせると「カチッ」と音がして蓋が閉まります。蓋の回りをさわって、隙間なく閉まっていることを確認しましょう。 @3章2 バッテリーを充電する 手順1 操作面を手前にして、網目の部分が上になるように持ちます。底面左側のDC入力端子に、電源アダプターを接続します。 手順2 電源プラグをコンセントに差し込みます。充電を開始するとバッテリーLEDが赤色に点灯し、途中から赤色と緑色が交互に点滅します。(赤色と緑色の点滅で開始する場合もあります。)最終的に緑色に点灯すると充電完了の状態です。 <警告> ●本体と電源アダプター、電源プラグとコンセントは、確実に接続してください。 ●付属品以外の電源アダプターを使用すると故障・火災の原因になります。必ず付属の電源アダプターを使用してください。 ●電源アダプターのジャックは本体上面のヘッドホン端子や外部音声入力端子とほぼ同寸です。電源アダプターのジャックを間違ってヘッドホン端子や外部音声入力端子に差し込まないように注意してください。 <ポイント> ●上記の方法とは別に、パソコンとUSBケーブルで接続して充電する方法もあります。その際は、電源を切ってキーロックを有効にするか、または電源を完全にOFFにしてください。 @3章3 バッテリーに関する注意 @3.3.1 バッテリーの寿命とリサイクル 使用回数を重ね、時間が経過するにつれバッテリーの容量は少しずつ低下します。使用できる時間が大幅に短くなった場合は寿命です。新しいものと交換してください。当バッテリーは本製品独自のものですので、家電量販店などでは販売していません。本製品を購入したお店でご購入ください。 廃棄の際は、使用済みのバッテリーの端子(金属部分)にテープを貼るなどの処理をして、充電式電池リサイクル協力店にご持参して廃棄してください。 @3.3.2 バッテリーの充電について 本製品を初めてご使用になる前には、必ずバッテリーを充電してください。 フル充電には約4時間かかります。充電時間は、使用条件によって異なります。充電しながら、使用することができます。充電を開始するとバッテリーLEDが赤色に点灯し、途中から赤色と緑色が交互に点滅します。(赤色と緑色の点滅で開始する場合もあります。)最終的に緑色に点灯すると充電完了の状態です。はじめて電源を接続する時や、1ヶ月以上使用しなかったときは、内部の時計IC用バッテリー充電のため、電源アダプターを接続して電源を入れた状態で24時間以上通電してください。通電中も使用することができます。 @3.3.3 バッテリーでの再生、録音時間の目安 新品のバッテリーでの動作時間は、DAISY図書の再生で約10時間、録音で約8時間、テキストの再生で約7時間です。ワイヤレスネットワークのストリーミング再生で約4時間です。動作時間は使用条件によって異なります。 @3.3.4 長期間使用しない場合について 長期間使用しない場合、バッテリー性能を維持するためには3ヶ月に1回程度、満充電にして本製品でほぼ使いきり、約30分〜1時間充電し、本製品からバッテリーを取り外して、湿度の低い涼しい場所で保管してください。 バッテリーは時間の経過とともに必ず劣化しますが、保管状態によって劣化の度合いが異なってきます。放電し切った状態で保管したり、逆に満充電に近く、なおかつ温度が高い状態で保管したりすると劣化が早くなります。 @3.3.5 電源を切った状態でのバッテリーの残量 電源アダプターを接続せずに、電源オフのままにすると、2〜3週間でバッテリー残量がなくなります。長期間放置した後に電源を入れても起動しない場合は、電源アダプターを接続してから電源を入れてください。 完全電源オフにしておくと、バッテリー残量の減少を、より抑えることができます。 @3.3.6 バッテリーを外してUSBで動作 バッテリーを外し、USB接続で電力を供給する機器を接続して本製品を使用すると、電力不足になる場合があります。この場合、本製品の動作は保証できません。 @3章4 電源のON/OFF 本製品の「電源ON/OFF」には、「通常の電源ON/OFF」と「完全電源ON/OFF」の2種類があります。 「完全電源OFF」を行うと、再度電源を入れた際、電源ONに時間がかかります。「通常の電源OFF」を行うと、素早く電源ONにすることができます。 @3.4.1 電源を入れる(完全電源オフの状態から電源を入れる) 手順1 [電源キー] を長く押します。起動音が鳴るまで押し続けます。 手順2 電源LEDが点灯し、電源が入ります。起動するまでに40秒ほど時間がかかります。 @3.4.2 完全に電源を切る 手順1 [電源キー] を押し続けてください。 最初に「電源オフ。このまま押し続けると完全に電源オフ」というガイドがあり、次に「完全に電源オフ」と音声ガイドがありますので、その後で指を離してください。完全に電源が切れます。 @3.4.3 電源を切る(通常の電源オフ) 手順1 [電源キー] を長く押します。 手順2 最初に「電源オフ」と音声ガイドが始まった時点で、[電源キー] から指を離します。電源が切れたら「電源オフ」という音声ガイドがあります。 ポイント1 電源を切る際、短く押すとお休みタイマーがはたらいてしまいます。お休みタイマーについては「15章1 お休みタイマー」167ページを参照してください。 ポイント2 通常の電源オフの状態で本製品を持ち運ぶ場合は、キーロックを有効にしてください。「キーロック」については「15章4 キーロック」175ページを参照してください。 @3.4.4 電源を入れる(通常の電源オフの状態から電源を入れる) 手順1 操作面上のいずれかのキーを押すと、電源が入ります。その際、時刻がガイドされます。 ポイント1 SDカードの出し入れ、キーロックの解除、ヘッドホンの接続、パソコンとUSB接続、ACアダプターの接続によっても電源が入ります。 ポイント2 キーロックされている場合、キー操作、ヘッドホンの接続、パソコンとUSB接続、ACアダプターの接続によって電源が入ることはありません。 @3.4.5 自動電源オフ バッテリーのみで駆動させ、録音や再生を停止したまま2分間操作しないと、自動的に電源が切れます。ACアダプターを接続しているときや、USB機器を接続しているときは、録音や再生を停止したまま15分間操作しないと自動的に電源が切れます。 また、バッテリーレベルが低下したときには、「バッテリー不足です。残り1分で電源OFF」と音声ガイドがあり、1分後に自動的に完全に電源が切れます。 @3.4.6 強制電源OFFについて 電源が入っている状態で、どのキーを押しても全く反応が無くなったときは、キーロックを有効にした後、電源キーを10秒以上押し続けてから指を離すと、強制的に電源が切れます。 @3.4.7 バッテリーの残量の確認方法 手順1 電源アダプターが接続されていないことを確認します。 手順2 [情報キー](数字の [5キー])を短く押します。バッテリーの残量が音声でガイドされます。 手順3 [再生・停止キー] を押すとガイドが終了します。 ポイント1 バッテリーの残量を確認する場合は、[情報キー] を短く押してください。長く(1秒以上)押すと日時をガイドします。 ポイント2 電源アダプターが接続されていると、バッテリー残量の情報はガイドされず、バッテリー充電中またはバッテリー充電完了とのガイドがあります。 @4章 SDカードとUSB機器 @4章1 SDカード @4.1.1 SDカードの形状 SDカードは切手ほどの大きさで四角い板のような形状をしています。滑らかな面が表面で、ギザギザした部分がある面が裏面です。SDカードはサイズが小さいので、紛失しないように注意してください。 @4.1.2 使用できるSDカードについて 本製品はSDカードとSDHCカードに対応していますが、カードによっては、本製品で使用できないものがあります。使用できるカードの一覧が、同梱の「動作確認済品一覧」や弊社ホームページに掲載されていますので、新規に購入する際は、それらを参照してください。 @4.1.3 SDカードの取扱いについて SDカードの取扱に関しては、以下の点に注意してください。 ●SDカードを出し入れする際は、本製品の電源をOFFにしてください。 ●SDカードの金属端子部に触らないでください。静電気が発生し、故障の原因となります。 @4.1.4 SDカードの入れ方 注:本製品を購入された際には、すでにSDカードがカードスロットに装着されています。初回時には以下の操作は必要ありません。 手順1 本製品の電源を切ります。 手順2 SDカードの滑らかな面を手前に向け、まわりの側面で角が斜めにカットされている部分を右下にして、本製品左側面のSDカードスロットにゆっくりと入れます。奥までしっかりと入れてください。 手順3 カチッと音がして、SDカードが本製品の内部で固定されます。 <ポイント> SDカードは正しい向きで入れてください。また、出し入れの際、決して無理な力を加えないでください。間違った向きで入れたり、無理な力を加えて出し入れしたりすると故障の原因になります。 @4.1.5 SDカードの取り出し方 手順1 本製品の電源を切ります。 手順2 SDカードを指先で1mmほど押し込みます。 手順3 カードの固定が解除され、中にあるバネによって本体から5mmほどカードの先端が自然に出てきます。 手順4 カードの先端をつまんで取り出します。 @4.1.6 書き込み禁止スイッチ SDカードの4つの角には1箇所だけ角が斜めにカットされている部分があります。SDカードの滑らかな面を手前に向け、斜めにカットされている角を右下にして手に持ったとき、SDカードの上側面にくぼみがあります。そのくぼみの右側か左側のどちらかにあるのが「書き込み禁止スイッチ」です。指の腹では動かしにくいので、爪に引っ掛けて動かします。このスイッチを左側にすると書き込み禁止(ロック側)になり、録音、編集、フォーマット、バックアップなどができません。それらを行う場合は、書き込み禁止スイッチを右側つまり解除側にしてください。なお、本製品に付属しているSDカードは工場出荷時には右側の解除側になっています。 @4章2 USB機器 USB接続の外付けCD/DVDドライブ、USBフラッシュメモリ、USBカードリーダーライターを本製品に接続して使用することができます。 <接続ケーブルについて> USB機器を接続するには、まず本製品に付属しているUSBケーブル(短)の小さいほうの端子を本製品に接続します。 外付けドライブを接続する場合は、USBケーブル(短)の大きいほうの端子に、外付けドライブ専用のUSBケーブルを接続します。この場合、ケーブルを2本つなぐことになります。 フラッシュメモリを接続する場合は、USBケーブル(短)の大きいほうの端子をフラッシュメモリに接続します。 カードリーダーライターを接続する場合は、USBケーブル(短)の大きいほうの端子に、カードリーダーライターに付属のUSBケーブルを接続します。この場合、ケーブルを2本つなぐことになります。 ポイント1 USB機器によっては、本製品で使用できないものがあります。 ポイント2 本製品はCDに書き込みを行ったり、CD内のファイルを削除したりすることはできません。 ポイント3 CDに収録されたWordファイルとWMAファイルは再生できません。 ポイント4 著作権保護技術付き音楽CDは再生できない場合があります。 ポイント5 CDにDAISY図書、音声ファイル、テキストファイルなど、複数の種類が保存されている場合、どれか一種類しか再生できません。 @5章 再生 本章ではDAISY図書などのタイトルの再生方法を説明します。 @5章1 再生の基本操作 タイトルを選択して再生する基本的な方法を説明します。 @5.1.1 タイトルを選んで再生・停止する 「メディアを選ぶ」→「タイトルを選ぶ」→「再生・停止する」の順番に操作すると、タイトルを選択して再生するすることができます。 手順1 タイトルキーを押すことでメディアを選択することができます。 タイトルキーを押すたびに、SDカード→USB機器→内蔵メモリ→メモ録→ネット閲覧室→お知らせ→SDカードのような順番でメディアが切り替わります。メディア名が音声でガイドされます。 手順2 [右キー] または [左キー] を押して、聴きたいタイトルを選択します。キーを押すたびにタイトルが切り替わり、タイトル名などが音声でガイドされます。 手順3 [再生・停止キー] を押します。再生が始まります。 手順4 再生中に [再生・停止キー] を押すと再生が停止します。 ポイント1 手順2で、[右キー] を何回も押すと、DAISY図書→録音したDAISY→音楽→テキスト→オーディオブック→ポッドキャスト→ウェブラジオ→DAISY図書、のような順番でカテゴリーごとにタイトルがガイドされます。[左キー] を押すと逆の順番になります。 ポイント2 メディアに収録されていないカテゴリーは音声でガイドされません。 ポイント3 本製品は、過去に聞いたタイトルの最後に停止した場所を自動的に覚えていますので、電源をON/OFFしても前回停止した場所から再生します。1000タイトルまで記憶します。 ポイント4 タイトル選択中に、[*キー] を押すことでタイトル選択をキャンセルすることができます。タイトル選択をキャンセルすると、タイトルキーを押したときのメディアおよびタイトルに戻ります。 @5.1.2 早送り、巻き戻しをする [右キー] を押し続けると早送りされ、[左キー] を押し続けると巻き戻されます。 手順1 [右キー] または [左キー] を押し続けます。[右キー] を押し続けると早送りされ、[左キー]を押し続けると巻き戻されます。押し続けると、5秒、10秒、20秒、30秒、1分、2分、3分・・・と次第に速くなり、1分を超えると指を離してもそのままの速度で送り、または戻し続けます。 手順2 1分未満の場合は、再生したいところで指を離すと、自動的に再生が始まります。1分を超える場合は、再生したい場所で [再生・停止キー] を押すことで再生が始まります。 ポイント1 テキストの場合は「5秒、10秒、・・・」の代わりに「5文、10文、・・・」と早送りされます。止めたいところで指を離すと自動的に再生が始まります。 ポイント2 テキストDAISYの場合は「5秒、10秒、・・・」の代わりに「5フレーズ、10フレーズ、・・・」と早送りされます。止めたいところで指を離すと自動的に再生が始まります。 @5.1.3 音量を調整する 手順1 本体右側面の [音量スイッチ] を上方向に1回押すと1段階ずつ音量が大きくなり、下方向に1回押すと1段階ずつ音量が小さくなります。音量は、0から25まで1段階ずつ調整できます。 注意1 ヘッドホンで音声を聴く場合は適度な音量で聴いてください。大きな音量で聴き続けると聴覚を害する恐れがあります。 注意2 ヘッドホン出力端子に外付けスピーカーなどの外部機器を接続して大きな音量で聴いた後、ヘッドホンへ接続を切り替えると、ヘッドホンから大きな音量で聴こえる場合があります。聴覚を害する恐れがありますので、ヘッドホンへ接続を切り替える際には音量を下げてください。 ポイント1 音量スイッチを押し続けると、素早く音量が変化します。 ポイント2 再生中に [音量スイッチ] を操作した場合には、音声ガイドはありません。 ポイント3 再生音とともに音声ガイドの音量も調整されます。なお、音声ガイドの音量のみを調整したい場合は次の節を参照してください。 ポイント4 再生音量をゼロにしても、わずかに音声ガイドが流れます。 ポイント5 再生音量は、スピーカーで聴く場合の音量とヘッドホンで聴く場合の音量とを別々に設定することができます。例えば、音量18でスピーカーで聴き、次にヘッドホンで音量15にして聴きます。その後ヘッドホンを外してスピーカーで聴くと、音量は自動的に18に戻り、再度ヘッドホンを接続すると音量は自動的に15になります。 @5.1.4 スピード、トーン、ガイド音量、ガイドスピードの調整 手順1 [1キー] を1回押すと、[上キー] または [下キー] で再生スピードを変更することができます。-2から+8までの段階で調整します。 手順2 [1キー] をもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でトーン(音質)を変更することができます。-6から+6までの段階で調整します。数字が大きくなると高音域が強調され、数字が小さくなると低音域が強調されます。 手順3 [1キー] をさらにもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でガイド音量を変更することができます。-5から+5までの段階で調整します。 手順4 [1キー] をさらにもう1回押すと、[上キー] または [下キー] でガイドスピードを変更することができます。-2から+8までの段階で調整します。 手順5 [1キー] をさらにもう1回押すとスピードおよびトーンなどの調整モードから抜けます。 ポイント1 調整の途中で再生・停止などの操作を行うと、スピードやトーンなどの調整から抜けることができます。 ポイント2 再生スピードは、−2から+8までの11段階で調整できます。1段階でスピードが0.25倍増減します。−2が0.5倍速、0が標準速、+4が2倍速、+8が3倍速です。 ポイント3 再生スピードは、音楽、テキスト(テキストとテキストDAISY)、音声図書(音声DAISYとオーディオブック)で別々の設定をすることができます。 ポイント4 再生スピードとガイドスピードは別々に設定することができます。 ポイント5 再生中にスピードやトーンなどの調整を行った場合には、プラスやマイナスの音声ガイドはありません。 @5章2 様々なタイトル選択 @5.2.1 タイトル選択のレベル タイトルキーを押した後、上キーまたは下キーを押すことでタイトル選択のレベルを選ぶことができます。以下のようなレベルがあります。 一番上のレベルが、「カテゴリー選択」です。 上から2番目のレベルが、「フォルダ選択」です。 上から3番目のレベルが、「タイトル選択」です。このレベルが基本となります。 一番下のレベルが、「ファイル選択」です。 これらのレベルを使うと、以下のような方法でタイトルに移動することができます。 例1.DAISY図書というカテゴリーを選んでから、個々のDAISY図書を選んで再生する。 例2.「小説」というフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に入れたDAISY図書を選んで再生する。 例3.アーティスト名を付けたフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に入れた複数のアルバムから聴きたいアルバムを選んで再生する。 <ポイント> [*キー] を押すことでタイトル選択をキャンセルすることができます。タイトル選択をキャンセルすると、タイトルキーを押したときのメディアおよびタイトルに戻ります。 <カテゴリー選択> 本製品は再生するタイトルを以下のカテゴリー(種類)に分類し、これらのカテゴリーから聴きたいタイトルが含まれるカテゴリーを選択することができます。 1.「DAISY図書」というカテゴリーは、DAISY形式の録音図書を表します。 2.「録音したDAISY」というカテゴリーは、「PlexRecording」フォルダに収録されたDAISY図書を表します。 3.「音楽」というカテゴリーは、MP3, WMA, WAVなどの音声ファイルを表します。 4.「テキスト」というカテゴリーは、拡張子が txt, html, doc などの文書ファイルを表します。 5.「オーディオブック」というカテゴリーは、拡張子が aaであるオーディオブックやMP3形式のオーディオブックを表します。 6.「ポッドキャスト」というカテゴリーは、ダウンロードで配信されるMP3などの音声ファイルを表します。 7.「ウェブラジオ」というカテゴリーは、ストリーミングで配信される音声を表します。 なお、メディアに収録されていないカテゴリーは選択できません。 <フォルダ選択> DAISY図書やアルバムなどが収録されているフォルダを選択することができます。 <タイトル選択> 個々のDAISY図書、録音したDAISY、アルバム、テキスト、オーディオブック、ポッドキャスト、ウェブラジオを選択することができます。カテゴリー順に音声ガイドされます。 <ファイル選択> 音楽のトラック(曲)、オーディオブック、ポッドキャストの音声ファイルを選択することができます。 @5.2.2 カテゴリーからタイトルを選ぶ カテゴリーごとに移動してからタイトルを選択することができます。 例)「DAISY図書」のカテゴリーに移動してから、聴きたいDAISY図書を選択する方法は以下のようになります。 手順1 タイトルキーを何回か押して、内蔵メモリやSDカードなどを選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、カテゴリー名が音声でガイドされます。「DAISY図書」とガイドするまでキーを何回か押します。 手順4 [下キー] を何回か押すと、「タイトル選択」とガイドされるので、[右キー] または [左キー] で聴きたいDAISY図書を選び、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> 手順4の代わりに、テンキーで番号を入力し、[再生・停止キー]を押すと、番号を指定したタイトルを選択することができます。もう一度[再生・停止キー]を押すと再生が始まります。 次の方法でも同様の操作が可能です。 手順1 タイトルキーを何回か押して、内蔵メモリやSDカードなどを選択します。 手順2 [右キー] を長く押すと、次のカテゴリーの最初のタイトルに移動します。 手順3 [左キー] を長く押すと、現在のカテゴリーの最初のタイトルに移動し、もう一度長く押すと、前のカテゴリーの最初のタイトルに移動します。 手順4 「DAISY図書」のカテゴリーに移動し、[右キー] または [左キー] で聴きたいタイトルを選択して[再生・停止キー]を押すと、再生が始まります。 @5.2.3 フォルダからタイトルを選ぶ フォルダに移動してからタイトルを選択することができます。 例)内蔵メモリやSDカードなどに、「小説」「雑誌」「落語」などのフォルダをパソコンで作り、それらのフォルダにタイトルを収録したとします。「小説」というフォルダを選択して、その中のDAISY図書を選択するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを何回か押して、内蔵メモリやSDカードなどを選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押してDAISY図書を選択します。 手順4 [下キー] を1回押します。「フォルダ選択」というガイドが流れます。 手順5 [右キー] または [左キー] を押すと、フォルダ名が音声でガイドされます。「小説」とガイドするまでキーを何回か押します。 手順6 [下キー] を1回押すと、「タイトル選択」とガイドされるので、[右キー] または [左キー] で聴きたいDAISY図書を選び、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> [移動キー] を押して、「履歴タイトル」や「最近追加したタイトル」を選択していると、「フォルダ選択」は表示されません。[移動キー] を押して、「全タイトル一覧」にしてから上記の操作を行ってください。 @5.2.4 ファイルを選ぶ ファイル選択のレベルに移動してからファイルを選択することができます。オーディオブックの音声ファイル、ポッドキャストのエピソード、音楽のトラック(曲)を選択することができます。以下の方法で、ひとつのファイルを選択して再生すると、再生範囲はそのファイル内に限定されます。 例)MP3形式のオーディオブックのファイルを選択するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを何回か押して、内蔵メモリやSDカードなどを選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押してオーディオブックを選択します。 手順4 [下キー] を何回か押します。「ファイル選択」というガイドが流れます。 手順5 [右キー] または [左キー] を押すと、オーディオブックの音声ファイル名が音声でガイドされますので、聴きたい音声ファイルを選び、[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> ポッドキャストの場合、エピソードを選択しても、再生範囲は選択されているエピソードに限定されません。 @5.2.5 タイトルを直接選択 テンキーでタイトルの番号を入力し、直接タイトルを選択することができます。 例)内蔵メモリ内の7番目のDAISY図書を選択するには、以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「内蔵メモリ」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押して「DAISY図書」を選択します。 手順4 数字の [7キー] を押します。 手順5 [再生・停止キー] または [#キー] を押します。7番目のDAISY図書が選択されます。 手順6 [再生・停止キー] を押すと再生が始まります。 ポイント1 テキストなども操作方法は同じです。カテゴリー選択で「テキスト」などを選んでください。 ポイント2 数字を間違って入力した場合、[*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。 @5.2.6 タイトルの並び順の切り替え 左右キーでタイトルを選択する際、移動キーでタイトルが並ぶ順番を切り替えることができます。並び順には以下の3種類があります。 1.「全タイトル一覧」では、すべてのファイルやフォルダが名前順に並びます。 2.「履歴タイトル」では、最近聴いたタイトル順に並びます。 3.「最近追加したタイトル」では、最近、追加・記録したタイトル順に並びます。つまり、日付が新しい順に並びます。 例)「履歴タイトル」を選択するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを1回押します。 手順2 [移動キー] を何回か押して「履歴タイトル」を選択します。 手順3 上下キーおよび左右キーでタイトルを選択します。 または、テンキーで番号を入力し、[再生・停止キー]を押すと、番号を指定したタイトルを選択することができます。もう一度[再生・停止キー]を押すと再生が始まります。 ポイント1 「履歴タイトル」および「最近追加したタイトル」を、カテゴリーごとに最新の50個まで記憶します。 ポイント2 最近追加したタイトルは「フォルダ選択」を選択することはできません。履歴タイトルは「フォルダ選択」と「ファイル選択」を選択することはできません。 ポイント3 最近追加したタイトルとは、「オンラインサービスからダウンロードして追加したタイトル」「パソコンでコピーして追加したタイトル」「バックアップ機能で追加したタイトル」「新規タイトル作成で追加したタイトル」などを表します。 @5章3 音楽の再生範囲を選ぶ @5.3.1 すべての音楽を選ぶ 内蔵メモリ内のすべての音楽を聴きたい場合には、以下のように操作します。 手順1 タイトルキーを何回か押して「内蔵メモリ」を選択します。 手順2 [上キー] を何回か押します。「カテゴリー選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押して「音楽」を選択します。 手順4 [再生・停止キー] を押すと再生が始まります。 <ポイント> 手順2で「カテゴリー選択」を選ぶ代わりに「フォルダ選択」や「タイトル選択」を選び、左右キーで「すべての音楽」を選ぶこともできます。 @5.3.2 フォルダを選ぶ たとえば、SDカードに「アーティスト1」というフォルダをあらかじめ作成しておき、その中に「ファースト」というアルバムと「セカンド」というアルバムを収録したとします。「アーティスト1」というフォルダを選択すると、再生範囲は「ファースト」と「セカンド」に限定されます。 「アーティスト1」というフォルダを選択するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「フォルダ選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、フォルダ名が音声でガイドされます。「アーティスト1」とガイドするまでキーを何回か押します。[再生・停止キー]で再生を開始します。 <ポイント> 「アーティスト1」を選択すると、そのフォルダ内に収録されている音楽しか再生されません。それ以外の音楽を聴く場合は、「アーティスト1」とは別のフォルダを選択してください。 @5.3.3 アルバムを選ぶ たとえば、SDカードの中にふたつのアルバムを収録したとします。アルバムを選択すると、再生範囲はそのアルバムの中の曲に限定されます。2番目のアルバムを選択するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「タイトル選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すとアルバム名が音声でガイドされます。2番目のアルバムの名前がガイドされるまでキーを何回か押します。[再生・停止キー]で再生を開始します。 @5.3.4 ファイル(曲)を選ぶ 以下の方法で、ひとつの曲を選択して再生すると、再生範囲はその曲に限定されます。 例)聴きたいアルバムの中の、2番目の曲を選択して聴くには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを何回か押して「SDカード」を選択します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押します。「タイトル選択」というガイドが流れます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、アルバム名が音声でガイドされます。聴きたいアルバムの名前がガイドされるまで、キーを何回か押します。 手順4 聴きたいアルバムの名前がガイドされたら、[下キー] を1回押します。「ファイル選択」とガイドされます。 手順5 [右キー] または [左キー] を押すと、曲名が音声でガイドされます。2番目の曲名がガイドされたら、[再生・停止キー]で再生を開始します。 @5章4 DAISY図書を聴く @5.4.1 DAISY図書の移動単位 DAISY図書は、章、節、項、ページなどの単位によって区切られており、ある場所から次の場所へと素早く移動できるようになっています。以下に本製品で移動可能な単位をまとめました。 <音声DAISYの場合> @レベル1〜6(セクション、見出し) DAISY図書の章、節、項などを意味します。 たとえば、「レベル1」が章、「レベル2」が節、「レベル3」が項に相当します。また、セクションの冒頭部分を「見出し」と呼びます。 Aグループ セクション内の任意の一部分をグループと呼びます。 Bページ 本のページに相当します。 Cフレーズ 文章を音読すると、文と文の区切り目のところに息つぎの間ができます。 この間から次の間までのひと区切りの音声を「フレーズ」と呼びます。 D10分 10分単位で移動します。 E30秒 30秒単位で移動します。 Fしおり 好きな場所につけられる印です。 ポイント1 DAISY図書によっては、「グループ」や「ページ」が設定されていない場合があります。 ポイント2 「録音したDAISY」の再生方法はDAISY図書と同じです。 <テキストDAISYの場合> @レベル1〜6(セクション) DAISY図書の章、節、項などを意味します。 たとえば、「レベル1」が章、「レベル2」が節、「レベル3」が項に相当します。また、セクションの冒頭部分を「見出し」と呼びます。 Aグループ セクション内の任意の一部分をグループと呼びます。 Bページ 本のページに相当します。 Cフレーズ 文章を音読すると、文と文の区切り目のところに息つぎの間ができます。 この間から次の間までのひと区切りの音声を「フレーズ」と呼びます。 D40行 40行をひとかたまりと見なして移動します。 E段落 空白の行で区切られた文です。 F行 1行ずつ移動します。 G文 句点「。」、疑問符「?」、感嘆符「!」で区切られた一文です。 H文字 一文字(ひともじ)ずつ移動します。 Iしおり 好きな場所につけられる印です。 <ポイント> DAISY図書によっては、「グループ」や「ページ」が設定されていない場合があります。 @5.4.2 上下キーで移動単位を選択 移動単位を選択するには [上キー] または [下キー] を押して選択します。押すたびに移動単位が音声でガイドされます。 [下キー]を押すたびに、例えば次のように音声でガイドされます。 「レベル2」、「レベル3」、「グループ」、「ページ」、「フレーズ」、「10分」、「30秒」、「しおり」、「レベル1」、「レベル2」 このように[下キー]を押すたびに移動単位が切り替わっていきます。 また、[上キー]を押していくと、逆方向に移動単位が切り替わっていきます。 ポイント1 DAISY図書によっては移動単位の中に存在しないものがあります。 ポイント2 上下キーを最初に押した際は、現在の移動単位が音声ガイドされます。 @5.4.3 見出し移動 [上キー] または [下キー] で「レベル」を選択し、[左キー] または [右キー]で前後の見出しに移動できます。たとえば、「3章2節」に移動するには以下のように操作します。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「レベル1」を選択します。「レベル1」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を何回か押して、「3章」まで移動します。行き過ぎてしまった場合は[左キー]を押して戻ります。 手順3 [下キー] を2回押して、「レベル2」を選択します。「レベル2」と音声ガイドがあります。 手順4 [右キー] を何回か押して、「3章2節」まで移動します。 <ポイント> 「レベル2」に設定して移動すると、「レベル1」にも止まります。また、「レベル3」に設定して移動すると、「レベル1」と「レベル2」にも止まります。 @5.4.4 グループ移動 [上キー] または [下キー] で「グループ」を選択し、[左キー] または [右キー]でグループごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「グループ」を選択します。「グループ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1グループずつ先に移動します。[左キー] を押すと戻ります。 ポイント1 グループとグループの間に見出しがあった場合には、見出しにも移動します。 ポイント2 グループが設定されていない場合、上下キーでグループを選択することはできません。 @5.4.5 ページ移動 [上キー] または [下キー] で「ページ」を選択し、[左キー] または [右キー]でページごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「ページ」を選択します。「ページ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1ページずつ先に移動します。[左キー] を押すと戻ります。 <ポイント> ページが設定されていない場合、上下キーでページを選択することはできません。 @5.4.6 フレーズ移動 [上キー] または [下キー] で「フレーズ」を選択し、[左キー] または [右キー] でフレーズごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「フレーズ」を選択します。「フレーズ」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、1フレーズずつ先に移動します。[左キー] を押すと戻ります。 @5.4.7 10分移動 [上キー] または [下キー] で「10分」を選択し、[左キー] または [右キー]で10分ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「10分」を選択します。「10分」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、10分ずつ先に移動します。[左キー] を押すと10分ずつ戻ります。 <ポイント> テキストDAISYでは、10分移動はできません。 @5.4.8 30秒移動 [上キー] または [下キー] で「30秒」を選択し、[左キー] または [右キー]で30秒ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「30秒」を選択します。「30秒」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、30秒ずつ先に移動します。[左キー] を押すと30秒ずつ戻ります。 <ポイント> テキストDAISYでは、30秒移動はできません。 @5.4.9 ダイレクト移動:ページに移動する 番号を直接指定して移動することを「ダイレクト移動」と呼びます。 例)20ページに移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のページ番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 数字の [2キー] [0キー] を順に押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。20ページから再生が始まります。 ポイント1 数字を間違って入力した場合、[上キー] または [*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。また、[上キー] を長く押すと、ダイレクト移動の操作をキャンセルできます。 ポイント2 ページ数は6桁までしか入力できません。7桁以上の数字を入力するとクリアされてしまいます。 @5.4.10 ダイレクト移動:見出しに移動する 例)5番目の見出しに移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。5番目の見出しの位置から再生が始まります。 <ポイント> 見出し番号とは、各タイトルの見出しに対して先頭から順番に振った番号です。 @5.4.11 ダイレクト移動:先頭・最後に移動する 選択中のタイトルの先頭および最後に移動するには次のように操作します。 <先頭に移動する> 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。先頭から再生が始まります。 <最後に移動する> 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先の見出し番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでタイトル先頭に移動」「番号0でタイトル最後に移動」 手順2 [0キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。最後に移動します。 ポイント1 図書の最後付近を再生するには、最後に移動してから少し戻ってください。戻らずに [再生・停止キー] を押すと、先頭に移動してしまいます。 ポイント2 最後に移動したはずなのに先頭に移動してしまった場合は、シャッフル・リピート設定が「タイトルリピート」になっている可能性があります。シャッフル・リピート設定の変更方法は「17.2.1 シャッフル・リピート設定」192ページを参照してください。 @5.4.12 パーセント移動 DAISY図書内の位置をパーセントで指定して移動できます。 例)50%と指定して移動してみましょう。以下の操作により、DAISY図書の50%の位置に移動することができます。 手順1 [移動キー] を3回押します。「移動先の位置をパーセントで入力」と音声ガイドがあります。 手順2 数字の [5キー][0キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 50%の位置から再生が始まります。 @5章5 音楽(音声ファイル)を聴く @5.5.1 音声ファイルについて パソコンやICレコーダーなどを使用して音声を情報化して記録したファイルを音声ファイルと呼びます。再生・停止、早送り・巻戻しの操作方法はDAISY図書と同様です。本製品で再生できる音声ファイルは以下のものです。 @MP3ファイル AWMAファイル BPCMファイル COggVorbis (オッグ・ボービス) ファイル ポイント1 CDに収録されたWMAファイルは再生できません。 ポイント2 著作権保護のWMAファイルは再生できません。 @5.5.2 音声ファイルの移動単位 移動可能な単位を以下にまとめました。 @アルバム:音楽CD1枚に相当するものです。 Aトラック:音楽1曲に相当するものです。 B10分:10分単位で移動します。 C30秒:30秒単位で移動します。 Dしおり:好きな場所につけられる印です。 @5.5.3 アルバム移動 例として、アルバム1、2、3のように3つのアルバムがあるとします。 アルバム2に移動するには以下のように行います。 手順1 タイトルキーを押した後、[上キー] を押して「カテゴリー選択」を選びます。「カテゴリー選択」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] または [左キー] を何回か押して「音楽」を選択し、[再生・停止キー] を押します。 手順3 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「アルバム」を選択します。「アルバム」と音声ガイドがあります。 手順4 [右キー] または [左キー] を何回か押して、「アルバム2」まで移動します。 <ポイント> 手順1で「カテゴリー選択」の代わりに「フォルダ選択」や「タイトル選択」を選ぶと、再生される範囲が限定されます。詳しくは「5章3 音楽の再生範囲を選ぶ」74ページ以降を参照してください。 @5.5.4 トラック移動 たとえば、アルバム2のトラック3(3曲目)に移動するには以下のように行います。 「アルバム移動」の操作によって、すでにアルバム2に移動しているものとします。 手順1 [下キー] を押して、「トラック」を選択します。「トラック」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] または [左キー] を何回か押して、「トラック3」まで移動します。 <ポイント> 「再生設定」メニューの中の「音声ファイル名読み上げの設定」で、アルバムやトラックの名前をガイドするか、または番号をガイドするかを変更することができます。 @5.5.5  10分移動 [上キー] または [下キー] で「10分」を選択し、[左キー] または [右キー]で10分ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「10分」を選択します。「10分」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、10分ずつ先に移動します。[左キー] を押すと10分ずつ戻ります。 @5.5.6  30秒移動 [上キー] または [下キー] で「30秒」を選択し、[左キー] または [右キー]で30秒ごとに移動できます。 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「30秒」を選択します。「30秒」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すたびに、30秒ずつ先に移動します。[左キー] を押すと30秒ずつ戻ります。 @5.5.7 ダイレクト移動:トラックに移動する 現在選択中のアルバム内のトラック5に移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を1回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のトラック番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 「番号なしでアルバムの先頭に移動」 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。トラック5から再生が始まります。 ポイント1 ダイレクトトラック移動は同一アルバム内でしかできません。別のアルバムのトラックに移動するには、先にアルバムを選択してください。 ポイント2 数字を間違って入力した場合、[上キー] または [*キー] を押すと数字の誤入力をクリアできます。また、[上キー] を長く押すと、ダイレクト移動の操作をキャンセルできます。 @5.5.8 ダイレクト移動:アルバムに移動する アルバム3に移動するには以下のように操作します。 手順1 [移動キー] を2回押します。以下のように音声ガイドが流れます。 「移動先のアルバム番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 数字の [3キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。アルバム3から再生が始まります。 @5章6 テキストファイルを聴く @5.6.1 テキストファイルについて テキストファイルとは文字データから作られたファイルを表します。 本製品ではテキストリーダーによってテキスト形式ファイルとHTML形式ファイルおよびマイクロソフト社のWordファイルを読み上げることが可能です。Wordファイルの拡張子が (doc) ディー オー シー、(「ドック」と呼びます)、または、(docx) ディー オー シー エックス、(「ドックエックス」と呼びます) のものに対応しています。 再生・停止の操作方法はDAISY図書と同様です。 @5.6.2 テキストファイルの移動単位 テキストファイル内を以下のような単位で移動することができます。 @レベル(HTML形式とWordファイルのみ) : HTMLファイル内のレベル1からレベル6までの見出し、およびWordファイル内の見出し1から見出し6までの見出しです。 A40行:40行をひとかたまりと見なして移動します。 B段落:空白の行で区切られた文です。 C1行:1行ずつ移動します。 D文:句点、疑問符、感嘆符で区切られた一文です。 E文字:一文字(ひともじ)ずつ移動します。 Fしおり:好きな場所につけられる印です。 <ポイント> 読み上げ可能なファイルサイズは最大6MBまでです。 @5.6.3 テキストファイル内での移動 ひとつのテキストファイル内で移動する方法を説明します。 たとえば3段落目の2つ目の文に移動するには以下のように操作します。 手順1 テキストファイルを選択して再生します。 手順2 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「段落」を選択します。 手順3 [右キー] を何回か押して、3つ目の段落まで移動します。 手順4 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「文」を選択します。 手順5 [右キー] を何回か押して、2つ目の文まで移動します。3段落目の2つ目の文が再生されます。 @5.6.4 パーセント移動 テキストファイル内の位置をパーセントで指定して移動できます。たとえば、50%と指定して移動してみましょう。以下の操作により、テキストファイルの全文字数の50%の位置にある文の、次の文の冒頭に移動することができます。 手順1 [移動キー] を1回押します。音声で「移動先の位置をパーセントで入力」とガイドされます。 手順2 数字の5キーと0キーを押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。50%の位置の、次の文の冒頭から再生が始まります。 @5章7 オーディオブックを聴く 本製品でオーディオブックを聴くことができます。オーディオブックとは、書籍などを音声化したものです。DAISY図書とは異なる形式で収録されていますが、再生・停止、早送り・巻戻しの操作方法はDAISY図書と同様です。ただし移動単位が異なります。 オーディオブックの移動単位は以下のものです。 @見出し: Audible.com(オーディブル・ドット・コム)のオーディオブックの場合、オーディオブックの章を意味します。 Audible.com(オーディブル・ドット・コム)以外のオーディオブックの場合、個々の音声ファイルを意味します。 A10分:10分単位で移動します。 B30秒:30秒単位で移動します。 Cしおり:好きな場所につけられる印です。 本製品は以下の2種類のオーディオブックに対応しています。 <Audible.com(オーディブル・ドット・コム)のオーディオブック> ●ファイルの拡張子は「aa」(エーエー)です。Audible format 4(オーディブル・フォーマット・フォー)に対応しています。 ●詳しくはAudible.com(オーディブル・ドット・コム)のホームページ(英語)をご参照ください。 ●ひとつのファイルが「オーディオブック」のタイトルとして認識されます。 <Audible.com(オーディブル・ドット・コム)以外のオーディオブック> ●MP3などの音声ファイルに収録されたオーディオブックです。 ●パソコンで「PlexAudioBook」(プレクス・オーディオブック)というフォルダを作り、さらにタイトルごとのフォルダを作って、そこに保存してください。ひとつひとつのフォルダが「オーディオブック」のタイトルとして認識されます。 ●「PlexAudioBook」(プレクス・オーディオブック)以外の場所に保存すると「音楽」に分類されます。 ●英会話や落語などの音声ファイルを「音楽」として再生させたくない場合は、「PlexAudioBook」(プレクス・オーディオブック)フォルダの中に保存してください。 @5章8 移動を取り消す(アンドゥ、リドゥ) @5.8.1 アンドゥ 移動する前の再生場所に戻ることを意味します。移動した後に [*キー] (アスタリスクキー)を押すと、移動する前の場所に戻ることができます。 1回分のみ有効です。2回押して2つ前の場所に戻ることはできません。 @5.8.2 リドゥ リドゥとは、アンドゥで元に戻した操作を取り消すことを意味します。アンドゥを行って移動する前の場所に戻った後、そのアンドゥを取り消したい場合に [#キー](シャープキー)を押すと、アンドゥは取り消され、移動先に復帰します。 1回分のみ有効です。2回押して2回分の操作を取り消すことはできません。 @6章 インターネット接続の準備 @6章1 接続の概略 本製品でインターネットに接続するには、以下のステップが必要となります。 1. インターネット回線業者(プロバイダー)と契約し、インターネット回線を「モデム」(またはONU(光回線終端装置)、CTU(加入者網終端装置))に接続します。 2. 無線親機とモデム(またはONU(光回線終端装置)、CTU(加入者網終端装置))を接続します。 3. 本製品に無線親機の設定を行います。同梱の無線親機を使用する場合は、既に設定がされています。 @6章2 接続の準備 @インターネットを使用するには ご自宅で本製品をインターネットに接続して使用する場合、インターネット回線業者(プロバイダー)と契約し、インターネット回線を設置する必要があります。すでにプロバイダーと契約し、インターネット回線がご自宅まで来ている場合は、その必要はありません。 契約後、インターネット回線を「モデム」または「ONU」(光回線終端装置) または「CTU」(加入者網終端装置) と呼ばれる機器に接続します。モデムはプロバイダーからレンタルするか、または購入します。(家電量販店などで購入することができます。) @無線親機をモデムと接続する 本製品に同梱されている無線親機を、モデムまたはONU(光回線終端装置)またはCTU(加入者網終端装置)と接続します。接続方法は、付属の「スタートアップガイド」または無線親機の取扱説明書を参照してください。 <ポイント> 本製品に同梱されていない無線親機をご使用する場合や、本製品のネットワーク設定を変更したい場合は、「17.4.8.5 ワイヤレスネットワーク接続設定」223ページ以降を参照してください。 @7章 オンラインサービス 本製品は、インターネットを経由してDAISY図書などを利用することができる「DAISYオンライン」に対応しています。DAISYオンラインでは、DAISY図書の検索や再生ならびに関連情報の配信を受けるサービスを利用することができます。本製品では、このようなサービスを「オンラインサービス」と呼びます。 オンラインサービスの詳しい利用方法は、「取扱説明書 サピエ編」を参照してください。 @8章 ポッドキャストとウェブラジオ @8章1 ポッドキャスト @8.1.1 ポッドキャストとは ポッドキャストとは、インターネットで音声ファイルなどを「ダウンロード」で配信する仕組みです。たとえば、インターネットで「ポッドキャスト」を検索すると、ニュース番組が新しい情報を毎週音声ファイルで配信したり、語学学習番組では授業ごとに音声ファイルを分けて配信するなどのサービスを見つけることができます。このように、インターネットで定期的に音声ファイルを配信するサービスを「ポッドキャスト」と呼びます。本製品では、このようなニュース番組や語学番組を「チャンネル」と呼び、チャンネルで配信される個々の音声ファイルを「エピソード」と呼びます。つまり、チャンネル内の「今日の放送」または「第1話」「第2話」などが「エピソード」に相当します。 本製品にポッドキャストチャンネルを登録すると、「エピソード」を内蔵メモリやSDカードにダウンロードして聴くことができます。なお、本製品でポッドキャストのチャンネルを登録するには、パソコンを使って登録する必要があります。 注意1 配信形式によって、ご利用になれないチャンネルがあります。 注意2 本製品は音声ファイル形式のエピソードしかダウンロードできません。動画形式などのエピソードには対応していません。 ポイント1 エピソードをダウンロードするには、インターネットに接続する必要があります。インターネット接続については「6章 インターネット接続の準備」98ページを参照してください。 ポイント2 ポッドキャストを録音、編集、バックアップすることはできません。 @8.1.2 ポッドキャストを登録する 本製品でポッドキャストを聴くには、まずSDカードまたは内蔵メモリにポッドキャストチャンネルを登録する必要があります。 弊社のアプリケーション「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」を使用すると、ポッドキャストチャンネルを登録することができます。「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」は弊社のホームページからダウンロードすることができます。「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」の「ヘルプ」メニューから取扱説明書を表示することができますので、詳しい操作方法はそちらを参照してください。 ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ 注意 「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」を使用しても、登録できないチャンネルがあります。 <ポイント> 本製品は「OPML(オーピーエムエル)形式」のポッドキャスト一覧に対応しています。 iTunes(アイ・チューンズ)などのポッドキャストに対応したソフトウエアを操作してOPMLファイルの形式でポッドキャストチャンネルの一覧を出力し、SDカードまたは内蔵メモリの「PlexPodcast(プレクス・ポッドキャスト)」フォルダに保存すると、ポッドキャストチャンネルが登録されます。 @8.1.3 ポッドキャストを聴く ポッドキャストを聴くには以下のように行います。 手順1 ポッドキャストを登録したSDカードまたは内蔵メモリをタイトルキーで選択します。 手順2 [右キー] または [左キー] で、聴きたいポッドキャストチャンネルを選択し、[再生・停止キー]を押します。 手順3 選択したポッドキャストチャンネルを初めて聴く場合は、「エピソードの一覧がありません。エピソードの一覧を更新しますか」という音声ガイドがありますので、[再生・停止キー]を押して、エピソードの一覧を更新します。 手順4 [右キー] または [左キー] で、聴きたいエピソードを選択し、[再生・停止キー]を押します。 そのエピソードが既にダウンロードされている場合、再生が始まります。 手順5 エピソードが、まだダウンロードされていない場合は、「ダウンロードされていないエピソードです。ダウンロードしますか」という確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー]を押すとダウンロードが始まります。ダウンロードには時間がかかります。ダウンロードが終了したら、[再生・停止キー]を押すことで再生が始まります。 ポイント1 エピソードのダウンロード中に [再生・停止キー] を押すと、ダウンロード中であることを通知する音声ガイドがあります。 ポイント2 [5キー] を押すと、ダウンロード中のエピソード名とダウンロードの残り件数を確認することができます。 ポイント3 ダウンロード中に、他のタイトルを聴くことができます。 ポイント4 SDカードにダウンロードしている途中に、SDカードを抜かないでください。 ポイント5 エピソードのダウンロード中に電源を切ると、ダウンロードは取り消されます。 @8.1.4 エピソード、10分、30秒で移動する 「エピソード」ごと、または「10分」および「30秒」ごとに、ポッドキャスト番組内を移動することができます。これらの単位で番組内を移動するには、以下のように行います。 手順1 タイトルキーでSDカードまたは内蔵メモリを選択した後、[右キー] または [左キー] で、聴きたいポッドキャスト番組を選択し、[再生・停止キー]を押します。 手順2 [上キー] または [下キー] で、「エピソード」「10分」「30秒」のいずれかを選びます。 手順3 「エピソード」を選んだ場合、[右キー] で次のエピソードに移動することができます。[左キー] を押すと前のエピソードに戻ります。 手順4 「10分」を選んだ場合、[右キー] を1回押すと10分先に移動することができます。[左キー] を1回押すと10分前に戻ります。 手順5 「30秒」を選んだ場合、[右キー] を1回押すと30秒先に移動することができます。[左キー] を1回押すと30秒前に戻ります。 <ポイント> 「10分」または「30秒」を選んだ場合、エピソードをまたいで移動することはできません。 @8.1.5 エピソード一覧を更新する エピソード一覧を更新すると、最新のエピソード一覧を取得することができます。以下のように行います。 手順1 タイトルキーでSDカードまたは内蔵メモリを選択した後、[右キー] または [左キー] で、更新したいポッドキャスト番組を選択します。 手順2 [メニューキー] を押します。 手順3 [右キー] または [左キー] で、「ポッドキャスト」を選択し、[再生・停止キー] を押します。 手順4 [右キー] または [左キー] で、「エピソード一覧の更新」を選択し、[再生・停止キー]を押します。 手順5 「エピソードの一覧を更新しますか」という音声ガイドがありますので、[再生・停止キー]を押すと、エピソード一覧の更新が始まります。しばらくすると更新が終了し、最新のエピソードを選択できるようになります。 @8.1.6 エピソードをまとめてダウンロード 聴きたいポッドキャスト番組のエピソードをまとめてダウンロードすることができます。以下のように行います。 手順1 タイトルキーでSDカードまたは内蔵メモリを選択した後、[右キー] または [左キー] で、ダウンロードしたいポッドキャスト番組を選択します。 手順2 [メニューキー] を押します。 手順3 [右キー] または [左キー] で、「ポッドキャスト」を選択し、[再生・停止キー] を押します。 手順4 [右キー] または [左キー] で、「エピソードをまとめてダウンロード」を選択し、[再生・停止キー]を押します。 手順5 「エピソードの一覧を更新して、エピソードをまとめてダウンロードしますか」という確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー]を押すと、エピソードのダウンロードが始まります。 エピソードのダウンロードには時間がかかります。ダウンロード中に、他のタイトルを聴くことができます。 ポイント1 [5キー] を押すと、ダウンロードの進捗を確認することができます。 ポイント2 SDカードにダウンロードしている途中に、SDカードを抜かないでください。 ポイント3 エピソードのダウンロード中に電源を切ると、ダウンロードは取り消されます。 ポイント4 エピソードのダウンロード中に録音キーを押してDAISY編集モードを開始すると、ダウンロードは中断されます。DAISY編集モードを終了すると、ダウンロードが再開されます。DAISY編集モードについては「9章 DAISY編集モード」113ページを参照してください。 ポイント5 ダウンロードエラーが発生するとダウンロードが自動的にキャンセルされます。その際は、もう一度ダウンロードを行ってください。 @8.1.7ダウンロードしたエピソードを削除する。 <ひとつのエピソードを削除する方法> 削除したいエピソードを選択し、[メニュー]の[メディア管理]の中の[ファイル削除] で削除することができます。 詳しくは「17.3.5 ファイル削除」204ページを参照してください。 <ひとつのポッドキャスト番組内の全てのエピソードを削除する方法> 削除したいポッドキャスト番組を選択し、[メニュー]の[メディア管理] の中の[タイトル削除] で削除することができます。 詳しくは「17.3.4 タイトル削除」203ページを参照してください。 注:全てのエピソードを削除してもポッドキャスト番組の登録は削除されません。本製品で削除できるのは、ポッドキャスト番組の音声ファイルだけです。ポッドキャスト番組の登録を削除するには、「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」を使用して削除してください。Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)の使用方法は、Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)のヘルプを参照してください。 @8章2 ウェブラジオ @8.2.1 ウェブラジオとは ウェブラジオとは、インターネットで音声ファイルなどをストリーミングで配信する仕組みです。インターネット上には、ウェブラジオやインターネットラジオという名称でニュース番組や音楽番組をストリーミングで配信するサービスがあります。本製品では、このようなニュース番組や音楽番組を「ウェブラジオ番組」と呼びます。 本製品にウェブラジオ番組を登録すると、ストリーミングでウェブラジオ番組を聴くことができます。 なお、本製品でウェブラジオ番組を登録するには、パソコンを使って登録する必要があります。 注意1 配信形式によって、ご利用になれないウェブラジオがあります。 注意2 本製品のウェブラジオは「radiko」には対応していません。 ポイント1 ウェブラジオはインターネットラジオやネットラジオとも呼ばれています。 ポイント2 ウェブラジオの再生にはインターネット接続が必要です。インターネット接続については「6章 インターネット接続の準備」98ページを参照してください。 ポイント3 ウェブラジオはダウンロードできません。 ポイント4 ウェブラジオを録音、編集、バックアップすることはできません。 @8.2.2 ウェブラジオ番組を登録する 本製品でウェブラジオを聴くには、聴きたいウェブラジオ番組を登録する必要があります。ウェブラジオを配信しているホームページ上で、ウェブラジオのURLが記入されているプレイリストファイルを探し、それをSDカードまたは内蔵メモリの「PlexWebradio(プレクス・ウェブラジオ)」フォルダに保存することで、ウェブラジオが登録されます。 弊社のアプリケーション「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」を使用すると、ウェブラジオを登録することができます。「Plextalk Transfer」は弊社のホームページからダウンロードすることができます。「Plextalk Transfer」の「ヘルプ」メニューから取扱説明書を表示することができますので、詳しい操作方法はそちらを参照してください。 ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ 登録可能なプレイリストファイルの種類は、拡張子が「pls(ピーエルエス)」「m3u(エムスリーユー)」「asx(エーエスエックス)」のいずれかに限ります。それ以外のものは登録することができません。 ポイント1 「PlexWebradio(プレクス・ウェブラジオ)」フォルダには複数のファイルを保存することができます。 ポイント2 登録されたウェブラジオは、本製品から削除することはできません。削除するには「Plextalk Transfer」を使用してください。 @8.2.3 ウェブラジオの選択と再生 ウェブラジオを聴くには、以下のように操作します。 手順1 ウェブラジオを登録したSDカードまたは内蔵メモリを [タイトルキー] で選択します。 手順2 [右キー] または [左キー] で、聴きたいウェブラジオ番組を選択します。「ウェブラジオ」と音声ガイドがあります。 手順3 [再生・停止キー]を押すと、ストリーミングで再生が始まります。 手順4 別の番組を聴くには、[タイトルキー] を押して、[右キー] または [左キー] で番組を選択してください。 ポイント1 早送りや巻き戻しはできません。 ポイント2 上キーや下キーで移動単位を選ぶことはできません。 ポイント3 別のタイトルを聴いた後に、再び同じ番組を聴いても、前回停止した箇所から再生することはできません。 ポイント4 ウェブラジオ番組をダウンロードしたり、バックアップしたりすることはできません。 ポイント5 ウェブラジオを再生中または選択中に録音キーを押しても、録音や編集を行うことはできません。 ポイント6 ウェブラジオの再生スピードを変更することはできません。 ポイント7 ウェブラジオにはしおりを付けることはできません。 @9章 DAISY編集モード @9章1 DAISY編集モード DAISY編集モードとは、DAISYタイトルの録音および編集を行うモードです。DAISY編集モードを開始すると、現在選択しているタイトルに対して、録音・編集を行うことができます。 ポイント1 録音に関しては「10章 録音」116ページを、編集に関しては「11章 編集」136ページを参照してください。 ポイント2 編集可能なタイトルは、本製品で録音したタイトル、または編集準備したタイトルになります。それ以外のタイトルに対して編集をすることはできません。 ポイント3 DAISY編集モードを開始すると、ネットワーク機能は使用することができません。 ポイント4 DAISY編集モードの開始時に、ダウンロード中のタイトルがあると、ダウンロードが中断されます。DAISY編集モードを終了するとダウンロードは再開されます。 @9章2 DAISY編集モードの開始 以下の操作を行うと、DAISY編集モードが始まります。 1. 録音キーを押す 録音キーを押すと、DAISY編集モード開始の音声ガイドがあり、DAISY編集モードが始まります。詳しくは「10.1.1 録音、一時停止、停止する」117ページを参照してください。 2. メニューの「編集」を選択する 「メニュー」から「編集」を選択すると、DAISY編集モードが始まります。詳しくは「11章 編集」136ページを参照してください。 3. メニューの「新規タイトル作成」を実行する 「メニュー」、「メディア管理」、「新規タイトル作成」の順に選択し、新規タイトル作成を実行するとDAISY編集モードが自動的に始まります。詳しくは「17.3.4 新規タイトル作成」202ページを参照してください。 4. メニューの「編集準備」を実行する 「メニュー」、「メディア管理」、「編集準備」の順に選択し、編集準備を実行するとDAISY編集モードが自動的に始まります。詳しくは「17.3.6 編集準備」205ページを参照してください。 ポイント1 [タイトルキー] を押してタイトルを選択している状態では、録音はできません。SDカードまたは内蔵メモリのタイトルを選択し、[再生停止キー] または [#キー] で決定してから、[録音キー] を押すと録音が可能になります。 ポイント2 録音キーでDAISY編集モードを開始した場合、その録音準備中に [再生・停止キー] を押すと、録音準備がキャンセルされ、DAISY編集モードが終了します。 @9章3 DAISY編集モードの終了 以下の操作を行うと、DAISY編集モードが終了します。 1. メニューの「DAISY編集の終了」を実行する 「メニュー」→「編集」→「DAISY編集の終了」を選択し、DAISY編集の終了を実行します。詳しくは「11章6 DAISY編集モードの終了」144ページを参照してください。 2. [タイトルキー] を押す DAISY編集モード中に [タイトルキー] を押すと、「DAISY編集モードを終了しますか?」という音声ガイドがあります。[再生・停止キー]または[下キー] または [#キー] を押すと、DAISY編集モードを終了することができます。 DAISY編集モード終了後にメディア切り替えやタイトル選択が可能になります。 3. メニューの「ビルドブック」を実行する 「メニュー」、「メディア管理」、「ビルドブック」の順に選択し、ビルドブックを実行するとDAISY編集モードが自動的に終了します。詳しくは「17.3.8 ビルドブック」207ページを参照してください。 ポイント1 録音中にDAISY編集モードを終了させることはできません。終了するには、録音を停止してから上記の操作を行ってください。 ポイント2 DAISY編集モードに入った状態で電源キーを押して電源を切った場合、DAISY編集モードが終了して電源が切れます。2分間操作が無く、自動的に電源が切れた場合は、次回に電源を入れた際にDAISY編集モードは継続されます。 @10章 録音 本製品は内蔵マイクなどを使って録音を行うことができます。録音した図書は編集可能なDAISY図書として、SDカードまたは内蔵メモリの「PlexRecording」フォルダに保存されます。 ポイント1 本製品で録音した図書を、他社製のDAISY再生ソフトで取り扱う場合には、ビルドブックが必要になります。ビルドブックを行うことで、Daisy2.02形式のファイルが作られます。 ポイント2 「PlexRecording」フォルダの中にあるDAISY図書は「録音したDAISY」というカテゴリーに分類されます。それ以外の場所にあるDAISY図書は「DAISY図書」というカテゴリーに分類されます。 ポイント3 録音したDAISYをバックアップすると「PlexBackup」というフォルダに保存されます。そのため、バックアップ先の図書は「録音したDAISY」ではなく、「DAISY図書」のカテゴリーになります。 ポイント4 録音したDAISYの再生方法はDAISY図書と同じです。 @10章1 録音の基本操作 @10.1.1 録音、一時停止、停止する 基本的な録音方法を説明します。内蔵マイクに入る音を録音してみましょう。SDカードを選択している場合はSDカードに録音され、内蔵メモリを選択している場合は内蔵メモリに録音されます。 手順1 [録音キー] を押します。 自動的にDAISY編集モードに入ります。「DAISY編集モードを開始します。しばらくお待ちください。」と音声ガイドがあります。既にDAISY編集モード中の場合は、DAISY編集モードを開始する音声ガイドはありません。 手順2 DAISY編集モードに入った後、本製品は「録音準備中」になります。 録音準備中に[右キー] または [左キー] で録音するタイトルを選択したり、新しいタイトルを作成して録音することができます。詳しくは「10.1.2 録音準備中に新規タイトルを作成する」119ページを参照してください。 手順3 「録音準備中」には、録音音量を調整することができます。詳しくは「10章2 録音音量の調整」120ページを参照してください。 手順4 [録音キー] を押すと、選択したタイトルへ録音が始まります。この状態を「録音中」と呼びます。 既存のタイトルを選んだ場合は、そのタイトルの最後の部分に録音が追加されます。 手順5 録音中に [録音キー] を押すと、録音が一時停止します。「ポーズ」と音声ガイドがあります。一時停止の状態を「録音ポーズ中」と呼びます。 手順6 録音ポーズ中に [録音キー] を押すと、録音が再開されます。 手順7 録音中に [再生・停止キー] を押すと、録音が停止します。 ポイント1 本製品で新規タイトルに録音したものは、「録音したDAISY」の一つのタイトルとして記録されます。 ポイント2 [タイトルキー] を押してタイトルを選択している状態では、録音はできません。SDカードまたは内蔵メモリのタイトルを選択し、[再生停止キー] または [#キー] で決定してから、[録音キー] を押すと録音が可能になります。 ポイント3 USB接続の記録装置には録音できません。 ポイント4 録音中は電源LEDが橙色に点灯し、録音準備中または録音ポーズ中は橙色で点滅します。 ポイント5 録音を開始すると、開始した場所に自動的に見出しが設定されます。 ポイント6 録音中に無音が0.4秒以上続くと、そこで「フレーズ」が自動的に切れます。フレーズが切れることによって、録音した音声を繰り返し聞くなど、便利な使い方ができるようになります。 ポイント7 工場出荷時の録音音質は「MP3 128kステレオ」に設定されています。録音音質の変更方法は、「10.3.4 録音モードと録音音質の設定」126ページを参照してください。 ポイント8 本製品では、弊社製品PTR1/PTR2のように、挿入録音やパンチイン録音をすることはできません。 @10.1.2 録音準備中に新規タイトルを作成する 録音準備中に新規タイトルを作成し、その新規タイトルに録音することができます。 手順1 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。以下のような音声ガイドが流れます。 「録音キーで録音開始。右キーまたは左キーで録音するタイトルを選択」 手順2 [右キー] を何回か押すことで新規タイトルを選択します。「新規タイトル」と音声ガイドが流れます。 手順3 [録音キー] を押します。録音が開始されます。 手順4 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 ポイント1 新規タイトルは右キーを押すことで最後に選択できます。 ポイント2 新規タイトル以外に、[右キー] または [左キー] で追加録音するタイトルを変更することもできます。追加録音できないタイトルは音声ガイドされません。 ポイント3 録音キーを押す前に新しいタイトルを作成することもできます。詳しくは「17.3.4 新規タイトル作成」202ページを参照してください。 @10章2 録音音量の調整 @10.2.1 自動音量調整の切替え 本製品には、自動的に録音音量を調整する機能があり、工場出荷時の設定は「自動音量調整あり」です。自動音量調整を「なし」にすることもできます。その場合には以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「自動音量調整の切り替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「自動音量調整なし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 @10.2.2 録音音量を調整して録音する 自動音量調整を「なし」にすると録音音量を手動で調整することができます。調整の手順は以下のようになります。 手順1 自動音量調整が「あり」になっている場合は、「4.2.1 自動音量調整の切り替え」94ページの方法で自動音量調整を「なし」に設定します。 手順2 [録音キー] を押します。録音準備状態に入り、音声ガイドが流れます。 手順3 [上キー] または [下キー] で音量を調整します。適切な音量より小さかったり、大きかったりすると、「小さい」あるいは「大きい」という音声ガイドが流れます。適した音量になると「良い」という音声ガイドが流れます。 手順4 [録音キー] を押します。録音が開始されます。 手順5 [再生・停止キー] を押し、録音を停止します。 ポイント1 内蔵マイクの録音音量も調整することができます。 ポイント2 録音音量は、0から20まで1段階ずつ調整できます。 @10.2.3 録音中に音量を確認する 適切な音量よりも録音音量が小さければ、本製品は「小さい」と音声でガイドします。このような音声ガイドによる音量確認のことを「録音中音量確認」と言います。音量確認の音声ガイドの種類は以下のとおりです。 自動音量調整が「あり」の場合、音声で「自動」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が適量の場合、音声で「良い」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が小さい場合、音声で「小さい」とガイドされます。 自動音量調整が「なし」で、録音音量が大きい場合、音声で「大きい」とガイドされます。 [タイトルキー] を押すことによって録音中音量確認の「あり/なし」を切り替えることができます。「あり」にすると音量確認のガイドが流れるようになり、「なし」にすると音量確認のガイドが流れなくなります。工場出荷時の設定は「あり」です。 手順1 録音準備中、録音ポーズ中、または録音中に [タイトルキー] を押します。録音中音量確認が「なし」になり、「録音中音量確認なし」と音声でガイドされます。 手順2 もう一度[タイトルキー]を押します。録音中音量確認が「あり」になり、「録音中音量確認あり」と音声でガイドされます。 <ポイント> 録音中の音声ガイドが「ガイドなし」に設定されている場合は、録音中の音量確認はできません。音声ガイドの有無については、「10.4.2 録音中の音声ガイド切替え」128ページを参照してください。 @10章3 録音設定 録音設定では録音モードと録音音質を選ぶことができます。 @10.3.1 録音モードの設定項目 録音モードの設定においては、以下の4つの項目があります。 @自動見出し設定: 設定した秒数以上の無音が続いたときに自動的にセクションを分割します。設定値は、「しない」「1秒」「2秒」「3秒」「4秒」「5秒」の6種類です。 A録音の自動停止時間: 設定した時間以上の無音が続いた場合、録音を自動的に停止します。設定値は、「しない」「30秒」「1分」「2分」「3分」「4分」「5分」の7種類です。 B録音開始タイミング: 録音キーを押した時点で録音を開始する設定と、録音キーを押した後、音声を検知した時点で録音を開始する設定の2種類の設定があります。前者を「録音キー操作時」と呼び、後者を「音声検知時」と呼びます。 C入力音のノイズ量: 入力音のノイズとは、テープから音を入力する際の「ヒスノイズ」などを意味します。標準(-28dB)、多い(-20dB)、少ない(-40dB)の3種類の設定があります。静かな場所で録音する場合は「少ない」を、周囲の雑音がやや多い時には「多い」に設定します。 <ポイント> 弊社製品PTR2の図書制作モードにある「倍速録音設定」や「フレーズの自動分割」の設定は本製品にはありません。本製品の録音速度は等速、フレーズの自動分割は0.4秒です。 @10.3.2 録音モードの種類 録音モードには、「標準」「会議」「音楽」「テープ」「ラジオ」「カスタム」の6種類があります。工場出荷時は「標準」に設定されています。 「カスタム」モードは、前節で説明した4種類の項目を自由に調整することができます。細かく設定する際に適しています。 「カスタム」モード以外のモードは、あらかじめ設定値が決まっています。簡単に設定する際に便利です。各モードの用途と設定値は以下のとおりです。 @標準 周囲の雑音がやや少ない時に用います。 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:自動停止しない 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) A会議 会議/講義などのように周囲の雑音がやや多い時に用います。 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:自動停止しない 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:多い(−20dB) B音楽 CDプレーヤーなどからライン録音する時に用います。 自動見出し設定:2秒 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:録音キー操作時 入力音のノイズ量:少ない(−40dB) Cテープ テープレコーダーからライン録音する時に用います。 自動見出し設定:4秒 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:音声検知時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) Dラジオ ラジオからライン録音する時に用います。 自動見出し設定:しない 録音の自動停止時間:1分 録音開始タイミング:音声検知時 入力音のノイズ量:標準(−28dB) @10.3.3 録音音質 録音音質は、PCM 44.1kHz ステレオ、PCM 22.05kHz モノラル、MP3 256kステレオ、MP3 128kステレオ、MP3 64kモノラル、MP3 32kモノラルの6種類から選ぶことができます。工場出荷時の録音音質は「MP3 128kステレオ」に設定されています。 また、選択した録音音質とともに録音可能時間も変わります。良い音質ほど録音に必要なデータ量が多くなるため録音可能時間は短くなります。以下にSDカードの容量と録音可能時間をまとめました。 SDカードの容量と、録音可能時間 @1GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約90分 PCMモノラル(22.05kHz):約6時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約7.5時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約15時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約30時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約60時間 A2GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約3時間 PCMモノラル(22.05kHz):約12時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約15時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約30時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約60時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約120時間 B4GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約6時間 PCMモノラル(22.05kHz):約24時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約30時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約60時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約120時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約240時間 C8GBの場合 PCMステレオ(44.1kHz)で録音:録音可能時間約12時間 PCMモノラル(22.05kHz):約48時間 MP3 256k ステレオ(44.1kHz):約60時間 MP3 128k ステレオ(44.1kHz):約120時間 MP3 64k モノラル(44.1kHz):約240時間 MP3 32k モノラル(22.05kHz):約480時間 <ポイント> SDカードに実際に記録できるデータ容量は、カードに表示されているデータ容量よりも少ない場合があります。 ポイント2 SDカード購入の際には、別紙の「動作確認済品一覧」をご覧ください。 @10.3.4 録音モードと録音音質の設定 録音モードと録音音質を変更するには以下のように行います。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「録音モードの選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で、録音モードを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で、録音音質を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。録音モードで「カスタム」以外を選んだ場合は、ここで設定が完了します。 手順5 「カスタム」を選んだ場合は、「自動見出し設定」などの4項目の設定を行います。[右キー] または [左キー] で設定値を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。4項目すべてを設定すると、設定が完了します。 <ポイント> 録音準備中に [メニューキー] を押すと直接「録音設定」に入ることができます。 @10章4 録音中に音声を聴く @10.4.1 モニター出力の「あり/なし」 録音準備中や録音中に、しおりキーでモニター出力を「あり」または「なし」にすることができます。工場出荷時の設定は「モニター出力あり」です。 マイクで録音する場合、内蔵スピーカーでのモニターはハウリングの原因になりますので、モニター出力は自動的に「なし」になります。しかし、この場合でもヘッドホンでは音声を聞くことができます。 録音準備中にモニター出力を「あり」または「なし」にするには以下のように設定します。 手順1 外部音声入力端子に録音用接続ケーブルを接続します。 手順2 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。 手順3 [しおりキー] を押すたびに、モニター出力の「あり/なし」が切り替わります。 手順4 [録音キー] を押して、録音を開始します。 ポイント1 録音モニターは録音準備状態に入る毎に「あり」になりますので、「録音モニターなし」に設定する際は、その都度、設定を行ってください。 ポイント2 マイクで録音する際に録音モニターを「あり」にすると、ハウリングが発生する場合があります。その際はヘッドホンを使用してください。 @10.4.2 録音中の音声ガイド切替え マイクから録音する際、音声ガイドが録音されないようにするために設定します。工場出荷時の設定は、「ガイドあり」です。録音中の音声ガイドを「ガイドなし」にするには以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「録音中の音声ガイド切替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ガイドなし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 <ポイント> 音声ガイドが録音されないようにするためには、この方法の他に、ヘッドホンを接続するという方法もあります。ヘッドホンを接続すると、音声ガイドがヘッドホンに流れるので、音声ガイドが録音されることはありません。 @10章5 外付けマイクやラインから録音する @10.5.1 外付けマイクとライン入力の選択 外部音声入力端子に外付けマイクやラインインのジャックを差し込むと、「入力、外付けマイク」あるいは「入力、ラインイン」と音声ガイドされます。工場出荷時の設定は「入力、外付けマイク」(マイク使用モード)です。 ラインインのジャックを差し込んだ時に「入力、外付けマイク」とガイドされた場合は、以下の手順で「ラインイン使用モード」に変更します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「録音設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「外部音声入力端子の切り替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ラインイン使用モード」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] を押して決定します。 @10.5.2 外付けマイクで会議や授業を録音する 授業や会議を録音する場合は録音モードを「会議」に設定して録音すると、 「標準」に比べてフレーズの自動分割が上手くできます。また、自動音量調整は「あり」にした方が、授業や会議を録音する場合には適しています。 手順1 SDカードが入っているか確認します。外付けマイク(別売)を用意し、本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 メニューから、録音モードを「会議」に設定します。 手順3 メニューから、自動音量調整を「あり」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。録音準備状態に入ります。 手順5 会議が始まるタイミングで[録音キー]を押します。 手順6 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。 ポイント1 手順1で、外付けマイクを接続した際に「ラインイン使用モード」とガイドされた場合は、「マイク使用モード」に変更してください。詳しくは「10.5.1 外付けマイクとライン入力の選択」129ページを参照してください。 ポイント2 手順2で、録音モードを設定する方法は「10.3.4 録音モードと録音音質の設定」126ページを参照してください。 ポイント3 手順3で、自動音量調整を設定する方法は「@10.2.1 自動音量調整の切替え」120ページを参照してください。 ポイント4 録音中に[移動キー]を押すと、新たに見出しが付きます。詳しくは「11章1 録音中に見出しを付ける」137ページを参照してください。 ポイント5 録音準備中などに録音に関する情報を聞くことができます。詳しくは「15.6.2 録音時に情報を聞く」179ページを参照してください。 @10.5.3 ラジオやテープの音声を録音する ラジオ(テレビ)を録音する場合は録音モードを「ラジオ」に設定して録音すると便利です。「ラジオ」の設定で録音すると、録音は音声を検知してから始まりますので、録音の先頭に無音が入りにくくなります。また、音声が1分以上途切れると自動的に録音を停止しますので、ラジオ側でON、OFFの予約をしておけば、ラジオがOFFになった際に録音も停止します。 テープの内容を録音する場合は、録音モードを「テープ」に設定して録音すると便利です。「テープ」の設定で録音すると、テープからの音声を検知してから録音が始まります。また、音声が4秒以上途切れると、自動的に見出しを設定し、1分以上途切れると自動的に録音を停止します。 手順1 SDカードが入っているか確認します。ラジオまたはテープレコーダーのヘッドホンジャックに、録音用ケーブル(別売)を接続します。ケーブルの反対側の端子を本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 メニューから、録音モードを「ラジオ」または「テープ」に設定します。 手順3 メニューから、自動音量調整を「あり」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。 手順5 ラジオまたはテープが始まるタイミングで[録音キー]を押します。 手順6 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。なお、[再生・停止キー]を押さなくても1分以上音声が入力されないと、自動的に録音を停止します。 ポイント1 手順1で、録音用ケーブルを接続した際に「マイク使用モード」とガイドされたら、「ラインイン使用モード」に変更してください。詳しくは「10.5.1 外付けマイクとライン入力の選択」129ページを参照してください。 ポイント2 手順2で、録音モードを設定する方法は「10.3.4 録音モードと録音音質の設定」126ページを参照してください。 ポイント3 手順3で、自動音量調整を設定する方法は「@10.2.1 自動音量調整の切替え」120ページを参照してください。 ポイント4 ラジオ・テレビ・テープレコーダーのラインアウトと本製品の外部音声入力端子を接続した場合、音が歪むことがあります。その際には、ラインアウトではなく、ラジオ等のヘッドホン出力端子をお使いください。 @10.5.4 音楽をラインインから録音する 音楽を録音する場合は、録音モードを「音楽」に設定して録音すると便利です。曲と曲との間など無音が2秒続くと自動的に見出しを設定しますので、録音後にレベル1で曲間を移動できます。また、音が1分以上途切れると自動的に録音を停止します。 ラインインに接続してカセットプレーヤ、CDプレーヤなどの音楽プレーヤーで再生する音楽を録音する場合の一連の操作方法について説明します。自動音量調整はOFFにして音量を調整します。 手順1 SDカードが入っているか確認します。 ラジオまたはテープレコーダーのヘッドホンジャックに、録音用ケーブル(別売)を接続します。ケーブルの反対側の端子を本製品の外部音声入力端子に接続します。 手順2 メニューから、録音モードを「音楽」に設定します。 手順3 メニューから、自動音量調整を「なし」に設定します。 手順4 [録音キー] を押します。 手順5 録音音量を調整するため、音楽プレーヤーを再生します。[上キー] または [下キー] で音量を調整します。音量が適量でないと「小さい」または「大きい」と音声ガイドされます。大きめの音が流れている時に「良い」と音声ガイドされるように調整してください。 手順6 音楽プレーヤーを録音開始したい場所まで戻して再生し、同時に[録音キー]を押します。録音が開始されます。 手順7 録音を終了するときは、[再生・停止キー]を押します。なお、[再生・停止キー]を押さなくても1分以上音楽が途切れた場合は自動的に録音を停止します。 ポイント1 手順1で、録音用ケーブルを接続した際に「マイク使用モード」とガイドされたら、「ラインイン使用モード」に変更してください。詳しくは「10.5.1 外付けマイクとライン入力の選択」129ページを参照してください。 ポイント2 手順2で、録音モードを設定する方法は「10.3.4 録音モードと録音音質の設定」126ページを参照してください。 ポイント3 手順3で、自動音量調整を設定する方法は「@10.2.1 自動音量調整の切替え」120ページを参照してください。 ポイント4 音楽プレーヤーのラインアウトと本製品の外部音声入力端子を接続した場合、音が歪むことがあります。その際には、ラインアウトではなく、音楽プレーヤーのヘッドホン出力端子をお使いください。 @11章 編集 本製品では、DAISY図書に関する以下の3つの操作を「編集」と呼びます。 1.見出しを付ける 2.見出しを取り消す 3.セクションを削除する 以下で、これらの操作方法について説明します。 また、DAISY編集モードを終了させる方法についても説明します。 編集を行うためには、DAISY編集モードに入る必要があります。以下のように行います。 手順1 編集するタイトルを選択します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「このDAISYタイトルを編集しますか」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「DAISY編集モードを開始します。」と音声ガイドがあります。 ポイント1 見出し、セクションについては「1.2.4. DAISY」27ページを参照してください。 ポイント2 編集可能なタイトルは、本製品で録音したタイトル、または編集準備したタイトルになります。それ以外のタイトルに対して編集をすることはできません。 @11章1 録音中に見出しを付ける 録音中に [移動キー] を押すことで、録音中でも見出しを付けることができます。 たとえば、「あいうえお」「かきくけこ」と読んで録音し、「か行」の先頭に見出しを付けてみましょう。 手順1 [録音キー] を押し、録音準備状態に入ります。 手順2 [録音キー] を押し、録音を開始します。 「あ行」を読んだ後、[移動キー] を押して見出しを付けます。続いて「か行」を読みます。 [再生・停止キー]を押し、録音を停止します。 ポイント1 見出しは録音後にも付けることができます。詳しくは「@11章3 録音後に見出しを付ける」139ページを参照してください。 ポイント2 録音開始部分には自動的に見出しが付きます。 ポイント3 内蔵マイクを使用して録音すると、録音中の音声ガイド「見出し○○」なども録音されてしまいます。音声ガイドを出ないようにするには、以下の方法を行ってください。 1. ヘッドホンを接続します。 2. メニューの「録音設定」から「録音中の音声ガイド切替え」を「なし」に設定します。詳しくは、「10.4.2 録音中の音声ガイド切替え」128ページを参照してください。 @11章2 録音ポーズ中に見出しを予約する 録音ポーズ中に [移動キー] を押すことで、録音再開時に見出しを付ける予約をすることができます。 手順1 録音中に [録音キー] を押して、録音ポーズ状態に入ります。 手順2 [移動キー] を押して見出しを付ける予約をします。 手順3 [録音キー] を押して、録音を再開します。 再開した箇所に見出しが付きます。 <ポイント> 手順2の後で、もう一度 [移動キー] を押すと、予約を取り消すことができます。 @11章3 録音後に見出しを付ける 録音中は、キーを押したタイミングで見出しが付きますので、意図したところと若干違った場所に見出しが付いてしまう場合があります。録音後に編集すると、より正確な位置に見出しを付けることができます。 「さしすせそ」と「たちつてと」を続けて読んで録音し、「た行」の冒頭の正確な位置に見出しを付けるには、以下のように操作します。 手順1 [再生・停止キー]を押し、「た」が再生された瞬間に[再生・停止キー]を押して停止します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「見出し設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「見出し○を設定しますか」「右キーまたは左キーで設定する位置を微調整」と音声ガイドがあります。設定位置を調整する場合は、[左キー]または[右キー]を押すことで前後に0.1秒ずつ移動します。[左キー]を数回押して「た」が再生される場所まで移動します。 手順5 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。見出しが設定されます。 ポイント1 録音後に見出し取り消しを実行するためには、DAISY編集モードに入る必要があります。[メニューキー] を押した後、「編集」を選択してください。DAISY編集モードを開始することができます。DAISY編集モードに入ったら、上記の手順1から行ってください。 ポイント2 新たに見出しを設定すると、見出し番号は自動的にタイトルの先頭から振り直されます。 ポイント3 DAISY編集モードに入っていない場合、「見出し設定」メニューは表示されません。 @11章4 見出しを取り消す 見出しを取り消すには以下のように操作します。 手順1 取り消したい見出しの位置まで移動します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「見出し取り消し」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「見出し○を取り消しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。見出しが取り消されます。 ポイント1 見出し取り消しを実行するためには、DAISY編集モードに入る必要があります。[メニューキー] を押した後、「編集」を選択してください。DAISY編集モードを開始することができます。DAISY編集モードに入ったら、上記の手順1から行ってください。 ポイント2 新たに見出しを取り消すと、見出し番号は自動的にタイトルの先頭から振り直されます。 ポイント3 DAISY編集モードに入っていない場合、「見出し取り消し」メニューは表示されません。 @11章5 セクション削除 不要なセクションを削除することができます。 たとえば、第2章の先頭から第4章の最後までを削除するには以下のように操作します。 手順1 第2章に移動します。 手順2 [メニューキー]を押します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、[再生・停止キー]または[下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「セクション削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 「削除したい範囲の先頭のセクションを選択」と音声ガイドがあります。[右キー] または [左キー] で削除する先頭のセクション(第2章)を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順6 「削除したい範囲の最後のセクションを選択」と音声ガイドがあります。[右キー]で削除する最後のセクション(第4章)まで進み、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順7 「セクション削除を実行しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 ポイント1 セクションを削除するためには、DAISY編集モードに入る必要があります。[メニューキー] を押した後、「編集」を選択してください。DAISY編集モードを開始することができます。DAISY編集モードに入ったら、上記の手順1から行ってください。 ポイント2 第2章のみを削除する場合は、先頭のセクションで第2章を選び、最後のセクションでも第2章を選んでください。 ポイント3 DAISY編集モードに入っていない場合、「セクション削除」メニューは表示されません。 @11章6 DAISY編集モードの終了 メニューからDAISY編集モードを終了させるには、以下のように行います。 手順1 DAISY編集モード中に [メニューキー] を押します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「編集」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「DAISY編集の終了」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「DAISY編集モードを終了しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。DAISY編集モードを終了する音声ガイドがあります。 ポイント1 DAISY編集モードを終了すると、ネットワーク機能を使用することができます。 ポイント2 DAISY編集モードの開始時に、ダウンロード中のタイトルがあると、ダウンロードが中断されます。DAISY編集モードを終了するとダウンロードが再開されます。 ポイント3 DAISY編集モードに入っていない場合、「DAISY編集の終了」メニューは表示されません。 @12章 メモ録 メモなどの短い文を簡単に録音できます。メモ録は、本製品の内蔵メモリに録音されます。メモ録は選択されているメディアにかかわらず、録音キーを長く押し続けることで録音できます。 @12章1 メモ録を録音する メモ録に録音するには以下のように行います。 手順1 [録音キー] を押したまま、メモを録音します。音声ガイドが「メモ録」と言ってから録音を開始してください。 手順2 [録音キー] から指を離すと、メモ録が終了します。 手順3 今、録音した内容が再生されます。 ポイント1 メモ録1回の録音時間は最大1分です。 ポイント2 メモ録で録音できるのは最大200個、総時間は30分までです。 ポイント3 メモ録には、録音した日付情報が付きます。 ポイント4 メモ録の録音音量は自動調整されます。手動で録音音量を設定することはできません。 ポイント5 メモ録は、メディアとして選択できる「内蔵メモリ」とは別の内蔵メモリに保存されます。 ポイント6 メモ録の音質は MP3 32kモノラルです。音質を変更することはできません。 ポイント7 メモ録が最大数または総時間を超えると、その旨を伝える音声ガイドがありますので、不要なメモ録を削除してください。削除方法は「12章4 選択中のメモ録を削除する」148ページを参照してください。 ポイント8 すべてのメモ録をSDカードにバックアップすることができます。詳しくは「13章3 メモ録をSDカードにバックアップする」158ページを参照してください。 ポイント9 弊社製品PTR2のようにメモリ配分を設定する必要はありません。 @12章2 メモ録を再生する メモ録を再生するには以下のように行います。 手順1 [タイトルキー] を何回か押すことで「メモ録」に移動します。 手順2 [再生・停止キー] を押すと、メモ録が再生され、その後に日付情報がガイドされます。 手順3 [右キー] または [左キー] を押すと、次のメモ録または前のメモ録が再生されます。 <ポイント> メモ録にはしおりを付けることができません。 @12章3 ダイレクト移動 たとえば、5番目のメモ録に移動するには以下のように操作します。二つの方法があります。 <方法1> 手順1 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」に移動します。 手順2 数字の [5キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [再生・停止キー] を押すと、5番目のメモ録の再生が始まります。 <方法2> 手順1 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」に移動します。 手順2 [再生・停止キー] を押してメモ録を再生します。 手順3 [移動キー] を押します。 手順4 数字の [5キー] を押します。 手順5 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。5番目のメモ録の再生が始まります。 @12章4 選択中のメモ録を削除する 選択中のメモ録を削除するには以下のように操作します。 手順1 タイトルキーで「メモ録」を選択し、[右キー] または [左キー] で削除したいメモ録を選択して再生します。 手順2 [メニューキー] を押します。[右キー] または [左キー] で「メモ録」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「選択中のメモ録を削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「選択中のメモ録を削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「削除しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> メモ録を削除すると、その番号以降の番号がひとつずつ繰り上がります。 @12章5 すべてのメモ録を削除する すべてのメモ録を一度に削除するには以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メモ録」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「すべてのメモ録を削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「すべてのメモ録を削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「削除しました」と音声ガイドがあります。 @12章6 メモ録のバックアップ すべてのメモ録をSDカードにバックアップすることができます。バックアップの方法は「13章3 メモ録をSDカードにバックアップする」158ページを参照してください。 <ポイント> メモ録はSDカードにのみバックアップすることができます。USB機器や内蔵メモリにバックアップすることはできません。 @13章 データをバックアップする 本製品では、SDカードとUSB機器の間、USB機器と内蔵メモリの間、内蔵メモリとSDカードの間で、DAISY図書や音楽CDなどをバックアップすることが可能です。 DAISY図書CDから本製品のSDカードにバックアップする場合、前者を「バックアップ元」、後者を「バックアップ先」と呼びます。 注意1 本製品は著作権法で許された範囲のコピー(私的使用のための複製、あるいは、著作権法37条3項に定められた視覚障害者のための用途)のみを目的として使用するものです。違法コピーは民事上または、刑事上の制裁を受ける場合があります。 注意2 音楽CD等のコピーは個人として楽しむ他は、著作権法上、権利者に無断で使用できません。 注意3 付属のUSBケーブルの金属端子には、鋭利な部分があります。金属部分に触れる際にはケガをしないよう、十分に注意してください。 ポイント1 メディアの種類やカードリーダーライター、CDドライブの機種等によってはバックアップができない場合があります。 ポイント2 本製品同士を接続してバックアップを行うことはできません。SDカードからSDカードへデータを転送する際は、カードリーダーライターやパソコンを用いて転送してください。 ポイント3 バックアップ元に複数のタイトルがある場合、1度に複数のタイトルをバックアップすることはできません。1タイトルずつバックアップしてください。 ポイント4 バックアップ先の容量が足りない場合は、バックアップを開始する際に、その旨を音声ガイドします。現在のメディアの使用容量・空き容量は、[メニューキー]→[メディア管理]→[メディア・タイトル情報]で確認することができます。詳しい操作方法は「17.3.1 メディア、タイトル情報」198ページを参照してください。 ポイント5 バックアップの進捗状況を知るには、バックアップ中に [5キー] を押してください。進捗状況をパーセントで音声ガイドします。 ポイント6 バックアップをキャンセルするには、[上キー] または [*キー] を押してください。(確認の音声ガイドが流れます。) ポイント7 バックアップ中にUSBケーブルやメディアを抜いたり、本製品の電源や接続中のUSB機器の電源を切ったりしないでください。データが失われる可能性があります。 ポイント8 バックアップの際は電源アダプターの使用をお薦めします。バッテリー駆動でバックアップを行うと、バックアップ中にバッテリーがなくなり、バックアップが強制的に中断される場合があります。 ポイント9 バックアップが終了し、SDカードやUSB機器を取り外す際は、電源を切ってから取り外してください。 @13章1 本製品とUSB機器との間でバックアップする <USB機器から本製品へバックアップ> USB機器としてCDドライブを使う場合を例にあげて説明します。 手順1 本製品側の準備をします。 電源を切り、SDカードを入れます。ACアダプターを接続し、電源を入れます。そして、USBケーブル(短)を本製品に接続します。 手順2 CDドライブ側の準備をします。 ACアダプターを接続し、電源を入れます。CDを入れます。そして、CDドライブのUSBケーブルを準備します。 手順3 本製品側の短いUSBケーブルとCDドライブ側のUSBケーブルをつなぎます。本製品は自動的にCDドライブを認識します。 手順4 本製品がCD内のタイトルを音声ガイドします。音声ガイドされたタイトルをバックアップしたい場合は次の手順に進みます。 違うタイトルがガイドされたら、[タイトルキー] を押し、[右キー] または [左キー] でバックアップしたいタイトルを選択し、[再生・停止キー] を押します。 手順5 数字の [9キー] を押します。 手順6 「バックアップ先メディアを選択」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] でバックアップ先メディアを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] で決定します。 音楽CD以外の場合は手順9に進みます。 手順7 音楽CDの場合、「音楽CDのバックアップ音質を選択」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で音質を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順8 音楽CDの場合、「バックアップ先のカテゴリを選択してください」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「音楽」または「オーディオブック」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順9 「選択中のタイトルをバックアップしますか?」という内容の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すとバックアップが始まります。 バックアップが終了すると「バックアップ 100%完了しました」と音声ガイドがあります。 ポイント1 手順7の「音質選択」と手順8の「カテゴリー選択」が可能なのは、音楽CDのみです。 ポイント2 本製品とUSB機器とを接続するには、「本製品付属のUSBケーブル(短)」と「USB機器に付属しているUSBケーブル」の2本をつなげて接続します。 ポイント3 外付けUSB機器やメディアの種類によってはバックアップができない場合があります。 ポイント4 落語や英会話などのCDを「音楽」のカテゴリーに入れたくない場合は、手順8で「オーディオブック」を選択してください。 ポイント5 音楽をトラック(曲)単位でバックアップすることはできません。アルバム全体がバックアップされます。 ポイント6 バックアップ元にタイトルが2つ以上ある場合、1度に複数のタイトルをバックアップすることはできません。1タイトルずつバックアップしてください。MP3などの音楽ファイルを収録したフォルダが複数ある場合、USB接続時に「すべての音楽」と音声ガイドがありますが、すべての音楽がバックアップされるわけではありません。 ポイント7 選択可能な音質はPCMステレオ、MP3 256キロ ステレオ高品質、MP3 256キロ ステレオ、MP3 128キロ ステレオ高品質、MP3 128キロ ステレオの5種類です。 ポイント8 演奏時間約50分の音楽CDをSDカードにバックアップするには、PCMステレオの場合、約35分、 MP3 256キロ ステレオ 高品質 の場合、約50分、 MP3 256キロ ステレオの場合、約40分、 MP3 128キロ ステレオ 高品質 の場合、約55分、 MP3 128キロ ステレオの場合、約40分の時間が必要となります。 ただし、音楽CDのトラック数、使用するドライブの種類によってはバックアップに時間がかかる場合があります。 <弊社製品PTR2/PTR1使用時のポイント> ポイント1 本製品と弊社製品PTR2/PTR1とを接続するには、下の図のように「本製品付属のUSBケーブル(短)」と「PTR2/PTR1に付属しているUSBケーブル」の2本をつなげて接続します。 ポイント2 PTR2のCDをバックアップする場合は「USB動作の切り替え」を「CDドライブ」にしてください。CFカードをバックアップする場合は、「カードドライブ」にしてください。詳しくはPTR2取扱説明書9章7「USB動作の切り替え」を参照してください。 ポイント3 PTR2で録音したDAISY図書をバックアップする場合、CDファイナライズを行ってからバックアップしてください。 ポイント4 手順1〜4で、先にケーブルを接続し、後から電源を入れることも可能ですが、その場合は本製品の電源を入れてからCDドライブの電源を入れるようにしてください。 ポイント5 PTR2に約200MBのDAISY図書CDを入れ、本製品のSDカードにバックアップするには、約15分ほどの時間が必要です。 <本製品からUSB機器へバックアップ> 本製品のSDカードや内蔵メモリからUSB機器へバックアップする方法は、前述のUSB機器から本製品へのバックアップと基本的に同じです。バックアップ元として本製品のSDカードや内蔵メモリを選択し、バックアップ先としてUSB機器を選択してください。 ポイント1 DAISY図書をバックアップする場合、「PTR1やPTR2で再生できるように、編集準備を実行しますか?」というガイドが流れます。編集準備をする場合は「編集準備を実行する」を選び、しない場合は「編集準備を実行しない」を選んでください。 ポイント2 CD/DVDドライブへバックアップすることはできません。 ポイント3 PTR2を使用する場合、CFカードへのみバックアップすることが可能です。 ポイント4 本製品からPTR1にバックアップすることはできません。 ポイント5 USB機器によっては、バックアップができない場合があります。 ポイント6 カードリーダーライターを使用する場合、差し込むメディアは1枚だけにしてください。同時に何枚も差し込まないでください。 ポイント7 バックアップ元にタイトルが2つ以上ある場合、1度に複数のタイトルをバックアップすることはできません。1タイトルずつバックアップしてください。音楽の場合はアルバム単位でバックアップされます。 ポイント8 本製品のSDカードに収録された約200MBのDAISY図書をPTR2のCFカードにバックアップするには、約25分ほどの時間が必要です。 @13章2 本製品の内蔵メモリとSDカードの間でバックアップする 本製品の内蔵メモリからSDカードにバックアップする方法を説明します。 手順1 SDカードを本製品に入れてから電源を入れます。 手順2 [タイトルキー] を何回か押して、「内蔵メモリ」を選択し、[右キー] または [左キー] でバックアップするタイトルを選択します。[再生・停止キー] で再生します。 手順3 数字の [9キー] を押します。「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」と音声ガイドがあります。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すとバックアップが始まります。終了すると「バックアップ 100%完了しました」という音声ガイドがあります。 <ポイント> SDカードから内蔵メモリにバックアップする場合も、方法は同じです。ただし、手順2は「内蔵メモリ」ではなく、「SDカード」を選択してください。 @13章3 メモ録をSDカードにバックアップする 録音したメモ録はSDカードにバックアップすることができます。以下の操作ですべてのメモ録がバックアップされます。 手順1 SDカードを本製品に入れてから電源を入れます。 手順2 [タイトルキー] を何回か押して「メモ録」を選択します。[再生・停止キー] で再生します。 手順3 数字の [9キー] を押します。「選択中のタイトルをSDカードへバックアップしますか?」と音声ガイドがあります。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すとバックアップが始まります。終了すると「バックアップ 100%完了しました」という音声ガイドがあります。 ポイント1 ひとつひとつのメモ録を個別にバックアップすることはできません。メモ録全体がバックアップされます。 ポイント2 メモ録からSDカードにバックアップしても、メモ録側の内容は削除されません。 ポイント3 SDカードにバックアップされたメモ録は編集することができます。 ポイント4 SDカードにバックアップされたメモ録には、レベル1の見出しがつきます。 ポイント5 メモ録はSDカードにのみバックアップすることができます。USB機器や内蔵メモリにバックアップすることはできません。 @14章 パソコンとの接続 @14章1 本製品とパソコンをUSBケーブルで接続する 本製品をパソコンと接続すると、本製品は外付けカードドライブとして認識されます。パソコンから本製品のSDカードまたは内蔵メモリのファイルを読み書きすることができます。 @14.1.1 パソコンの動作環境 対応OSは、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 です。これらのOS以外での動作は保証いたしません。 @14.1.2 パソコンと接続 手順1 本製品にACアダプターを接続します。本製品にSDカードが入っていることを確認し、本製品とパソコンの電源を入れます。 手順2 本製品とパソコンが起動してから、付属のUSBケーブル(長)で直接接続します。 手順3 パソコンのマイコンピュータ(エクスプローラ)で、本製品のSDカードまたは内蔵メモリがリムーバブルディスクとして認識されます。 @14.1.3 内蔵メモリとSDカードの切り替え 本製品の内蔵メモリの内容をパソコンに表示させるか、SDカードの内容をパソコンに表示させるかを切り替えることができます。現在、内蔵メモリが表示されている場合は、以下の操作でSDカードに切り替わり、SDカードが表示されている場合は、以下の操作で内蔵メモリに切り替わります。 手順1 パソコンとの接続中に [右キー] または [左キー] を押します。 手順2 「内蔵メモリに接続を切り替えますか?」または「SDカードに接続を切り替えますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。切替が完了すると、切り替えたメディアが音声でアナウンスされます。 @14.1.4 データの転送 パソコンのマイコンピュータ(エクスプローラ)上で、パソコン内のフォルダやファイルを本製品のSDカードまたは内蔵メモリにコピー&ペーストすることができます。また、本製品のSDカードまたは内蔵メモリ内のフォルダやファイルをパソコンに転送することもできます。 ポイント1 本製品がパソコンに接続されている時に、本製品の電源を切ったり、USBケーブルやSDカードを抜いたりしないでください。 ポイント2 DAISY図書のファイルをコピーする場合は、フォルダごと転送するか、または、新しいフォルダを作って、その中に転送してください。SDカードのルートフォルダにはDAISY図書のファイルを転送しないでください。SDカードのルートフォルダにDAISY図書のファイルを転送すると、そのDAISY図書しか認識できなくなります。さらに、そのDAISY図書を再生することはできますが、録音・編集することはできなくなります。 @14.1.5 パソコンからの取り外し 2つの方法があります。 <方法1> 手順1 パソコンの画面右下のタスクトレイにある「ハードウェアの(安全な)取り外し」を左クリックします。 手順2 「USB大容量記憶装置デバイス・・の停止(停止します)」または「USB大容量記憶装置デバイス・・安全に取り外します」または「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」 などの表示を左クリックします。 手順3 「USB大容量記憶装置デバイス・・安全に取り外すことができます」などと表示されたダイアログまたはバルーンを閉じます。 手順4 本製品が再起動する前にUSBケーブルを外します。 <方法2> 手順1 パソコンを終了し、本製品の電源を切ります。 手順2 USBケーブルを外します。 @14章2 ワイヤレスネットワーク経由で本製品とパソコンを接続する 本製品の「ネットワークフォルダ」機能を使うと、ワイヤレスネットワーク経由でパソコンと接続され、パソコンから本製品のSDカードまたは内蔵メモリのファイルを読み書きすることができます。 @14.2.1 ネットワークフォルダ設定 ネットワークフォルダを利用するには、ネットワークフォルダの設定が必要です。「ネットワークフォルダ名」「ユーザーID」「パスワード」の3つの項目を、以下のようにして設定します。(既に設定がされている場合は、次の節へ進んでください。) 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] で決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] で決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ネットワークフォルダ設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] で決定します。 手順4 「ネットワークフォルダの設定を変更しますか」という内容のガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] で決定します。 手順5 「ネットワークフォルダ名の設定」と音声ガイドがあり、ネットワークフォルダ名が音声でガイドされます。変更しない場合は、そのまま[下キー]を押して決定します。変更する場合は、新しいネットワークフォルダ名を15文字以内で入力し、[下キー]で決定します。 手順6 「ユーザーIDの設定」と音声ガイドがあり、ユーザーIDが音声でガイドされます。変更する場合は、新しいユーザーIDを32文字以内で入力し、[下キー]で決定します。お好きなユーザーIDを入力してください。変更しない場合は、そのまま[下キー]で決定します。 手順7 「パスワードの入力」と音声ガイドがあり、パスワードが音声でガイドされます。変更する場合は、新しいパスワードを32文字以内で入力し、[下キー] で決定します。お好きなパスワードを入力してください。変更しない場合は、そのまま[下キー] または [#キー] で決定します。設定が完了します。 注意 接続するパソコンによって、セキュリティの関係でネットワークフォルダを利用できません。 ポイント1 工場出荷時のネットワークフォルダ名は「エル・アイ・エヌ・ケー・マイナス・シリアル番号の末尾4桁」になります。 ポイント2 文字入力の方法は「16章 文字の入力」180ページを参照してください。 ポイント3 ネットワークフォルダ名には、アルファベット、数字と「−」(マイナス)を使うことができます。また、必ずアルファベットを1文字以上使ってください。 ポイント4 ユーザーIDには、アルファベット、数字、「−」(マイナス)と「_」(アンダーライン)を使うことができます。また、必ずアルファベットを1文字以上使ってください。 ポイント5 パスワードに使う文字に制限はありません。 ポイント6 Windows Vista、7からアクセスする場合には、パソコン側の「LAN Manager 認証レベル」の設定を変更する必要があります。詳しくは「Plextalk Transfer」のヘルプから表示される取扱説明書を参照してください。 @14.2.2 ネットワークフォルダを使ってパソコンと接続する ネットワークフォルダ機能を使ってパソコンと接続するには、以下のように行います。 まず最初に、以下の方法でネットワークフォルダ機能を開始します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワークフォルダ」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。本製品がパソコンとの接続を開始します。接続が完了したらネットワークフォルダ名(サーバー名)が音声ガイドされます。 接続が完了したら、次はパソコンから以下のように操作します。 手順1 画面左下の「スタート」をクリックし、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。または、[ウインドウズキー]を押しながら[Rキー]を押します。 手順2 キーボードから「\\ネットワークフォルダ名(サーバー名)」と入力し、Enterキーを押すと、内蔵メモリとSDカードがコンピュータに表示されます。ネットワークフォルダ名は上記の手順2で音声ガイドされたネットワークフォルダ名を入力してください。[5キー] を押すとネットワークフォルダ名を聴くことができます。 手順3 パソコンから本製品のSDカードまたは内蔵メモリの内容を読み書きすることができます。 ネットワークフォルダ機能を終了するには、本製品を以下のように操作します。 手順1 ネットワークフォルダ機能の使用中に、[上キー] または [*キー] を押します。 手順2 ネットワークフォルダを終了しますか、という内容の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと、ネットワークフォルダ機能が終了します。 <ポイント> ネットワークフォルダ機能の使用中は、他のメニューを利用することはできません。他のメニューを利用するには、ネットワークフォルダ機能を終了させてください。 @15章 その他の機能 @15章1 お休みタイマー 設定した時間で電源を自動的にOFFにします。お休み前にDAISY図書などを聞きながら眠りたいときに設定しておくと便利です。お休みタイマーの時間は以下のように設定します。 手順1 電源ONの状態で[電源キー]を短く押します。1回押すと「15分」に設定されます。 次のような音声ガイドがあります。 「お休みタイマー15分」「設定しました」 手順2 音声ガイドが流れている間に、もう1回押すと「30分」に再設定されます。 手順3 音声ガイドが流れている間に、[電源キー] を短く押していくと、「45分」、「1時間」、「1時間30分」、「2時間」、「OFF」と再設定されます。 ポイント1 設定後,、[電源キー]を短く押すと、お休みタイマーの残り時間を確認することができます。 ポイント2 設定後にお休みタイマーを取り消すには、「OFF」に再設定します。 ポイント3 お休みタイマーで設定した時間が経過すると、通常の電源OFFになります。 @15章2 しおり あとで読み返す際の目印として、好きなところに「しおり」を付けることができます。しおりには、以下の2種類があります。 @しおり:1から65,000までの番号を付けることができます。 A音声しおり:しおりと一緒に音声を録音することができます。 ポイント1 メモ録とウェブラジオにはしおりをつけることはできません。 ポイント2 しおりの数は、音声しおりも含めて本製品では合計10,000個まで付けることができます。これを超えた場合は、最近使われていないしおりから自動的に削除されます。 ポイント3 しおりは本製品の内蔵メモリに記録するものです。見出し等のようにDAISY図書のファイルに付けるものではありません。したがって、しおりは、ご利用の本製品でのみ使用できます。 ポイント4 「全ての音楽」を選択してから曲にしおりを付けた場合、後からアルバムなどを追加すると、しおりは削除されます。 @15.2.1 しおりを付ける 番号を指定してしおりを付けます。「しおり1」を付けてみましょう。 手順1 しおりを付けたい場所に移動します。 手順2 [しおりキー] を2回押します。次のような音声ガイドが流れます。 「設定するしおり番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、録音キーで音声しおりの録音準備、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順3 しおりの番号の [1キー] を押します。 手順4 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「しおり1 設定しました」と音声ガイドがあります。 ポイント1 手順3を省略して手順4を行うと、現在使われていない番号のうちの最も小さな番号が自動的に割り付けられます。手順3で番号「0」を入力した場合も、自動的に番号が割り付けられます。 ポイント2 しおりの番号はタイトルごとに付けられます。 @15.2.2 音声しおりを付ける しおりに音声でメモを付けたいときに使います。3番のしおりに「先生に質問」という声のメモを付けるには、以下のように操作します。 手順1 しおりを付けたい場所に移動します。 手順2 [しおりキー] を2回押します。次のような音声ガイドが流れます。 「設定するしおり番号を入力」 「再生停止キーまたは#キーで決定、録音キーで音声しおりの録音準備、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順3 しおりの番号の [3キー] を押します。 手順4 [録音キー] を押し、録音準備状態にします。次のような音声ガイドが流れます。 「決定」 「録音キーを押している間、録音されます」 「音量確認」 手順5 [録音キー] を押し続けながら、メモの内容を録音します。 「先生に質問」 と言ってから指を離します。「しおり3 設定しました」と音声ガイドがあります。 手順6 録音した内容が再生されます。 ポイント1 1つの音声しおりに録音できる時間は1分以内です。 ポイント2 音声しおりの合計録音時間は30分です。合計時間を超えた場合は、最近使われていない音声しおりから自動的に削除されます。 ポイント3 録音準備中に情報キー(数字の[5キー])を何回か押すと録音可能時間がガイドされます。 ポイント4 音声しおりの録音音質は MP3 32kモノラルです。変更することはできません。 ポイント5 音声しおりが付けられたタイトルを再生すると、音声しおりが付けられた場所に来た際に、音声しおりが自動再生されます。音声しおりの自動再生を停止するには「15.2.7 音声しおり再生設定」174ページを参照してください。 ポイント6 弊社製品PTR2のようにメモリ配分を設定する必要はありません。 @15.2.3 番号でしおりに移動する たとえば、3番のしおりに移動するには以下のように操作します。 手順1 [しおりキー] を1回押します。 手順2 しおりの番号の [3キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。しおり3 の位置から再生されます。 @15.2.4 前後のしおりに移動する 手順1 [上キー] または [下キー] を何回か押して、「しおり」を選択します。「しおり」と音声ガイドがあります。 手順2 [右キー] を押すと次の番号のしおりに移動し、[左キー] を押すと前の番号のしおりに戻ります。 移動した位置から再生が始まります。 ポイント1 しおりをひとつも付けていないと、手順1で「しおり」を選択することはできません。 ポイント2 音声しおりの移動方法も同じです。 @15.2.5 しおりを削除する しおりを削除するには以下のように行います。音声しおりも削除の方法は同じです。たとえば、4番のしおりを削除するには以下のように操作します。 手順1 [しおりキー] を3回押します。次のような音声ガイドがながれます。 「削除するしおり番号を入力」「再生停止キーまたは#キーで決定、上キーまたはアスタリスクキーでキャンセル」 手順2 しおりの番号の [4キー] を押します。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 「決定」「しおり4削除しました」と音声ガイドがあります。 @15.2.6 選択中タイトルのしおりを削除 現在聞いているタイトルに付けたしおりを、まとめて削除できます。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「しおり」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「選択中のタイトルのしおりを削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「選択中タイトルのしおりを削除しますか?」と音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 「決定」「削除しました」と音声ガイドがあります。 @15.2.7 音声しおり再生設定 再生中に、音声しおりを「再生する」「再生しない」の切り替えができます。工場出荷時には「再生する」に設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、左右キーで「しおり」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「音声しおり再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「再生する」または「再生しない」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 「決定」「設定しました」と音声ガイドがあります。 <ポイント> 「再生しない」に設定しても、[右キー] または [左キー] でのしおり移動や、番号指定でしおりに移動した際には、音声しおりは再生されます。 @15章3 キー説明 [メニューキー] の長押しで、キーの名称と説明を音声ガイドします。 手順1 [メニューキー] を5秒以上長く押すとキー説明モードに入ります。「キー説明開始」と音声ガイドがあります。 手順2 説明を聞きたいキーを短く押すと、そのキーに関する説明がガイドされます。 手順3 [メニューキー] を5秒以上長く押すと、キー説明が終了します。「キー説明終了」と音声ガイドがあります。 <ポイント> キー説明の最中に [電源キー] を押すと、 [電源キー] についての説明が音声ガイドされるだけで、電源は切れません。電源を切る場合は、キー説明を終了してから電源を切ってください。 @15章4 キーロック 本体右側面にあるキーロックスイッチを上方向にスライドさせると、キーロックが有効になります。キーロックは本製品を持ち運ぶ際にキーが誤って押されても動作しないようするために使用します。キーロックスイッチを下方向にスライドさせるとキーロックが無効になります。 ポイント1 電源をON/OFFする際にはキーロックを無効にしてください。 ポイント2 再生中や録音中でもキーをロックすることができます。 @15章5 ヘルプを聞く 本取扱説明書の内容を音声ガイドで聞くことができます。 手順1 [0キー] を押します。「ヘルプ開始」と音声ガイドがあります。 手順2 本取扱説明書の内容を聞くことができます。再生方法はDAISY図書と同じです。 手順3 もう一度 [0キー] を押すと「取扱説明書 サピエ編」の内容を聞くことができます。 手順4 さらに[0キー] を押すとヘルプが終了します。 @15章6 情報を聞く @15.6.1再生中・停止中に情報を聞く SDカード等に保存されているDAISY図書等に関する情報を音声ガイドで聞くことができます。 手順1 再生中または停止中に [情報キー] (数字の[5キー]) を押します。以下に示された情報が順番にガイドされます。 手順2 [5キー] を押すごとに、次の内容にスキップできます。 以下のような情報が音声ガイドされます。 @音声DAISY図書、録音したDAISY、DAISY編集モードの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、経過時間、ページ、見出し、しおり、タイトル、録音された日時、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 AテキストDAISYの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、ページ、見出し、しおり、タイトル、更新された日時、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 B音楽の場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、時間、トラック、アルバム、しおり、タイトル(音楽)、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 Cテキストファイルの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、進捗、しおり、タイトル、更新された日時、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 Dオーディオブックの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、時間、見出し、しおり、タイトル、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 Eポッドキャストの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、時間、エピソード、しおり、タイトル、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 Fメモ録の場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、メモ録、メモ録時間、録音された日時、バージョン・シリアル番号 Gヘルプの場合 電源、ネットワーク情報、ダウンロード情報、ページ、見出し、しおり、シャッフル・リピート設定、バージョン・シリアル番号 @15.6.2 録音時に情報を聞く 録音中などにもDAISY図書に関する情報を音声ガイドで聞くことができます。方法は前ページと同様に[情報キー] (数字の[5キー]) を押します。 @録音準備中の場合:電源、録音(録音可能時間など)、タイトル、録音設定 A録音中の場合:電源、録音(録音経過時間、録音可能時間など) B録音ポーズ中の場合:電源、録音(録音経過時間、録音可能時間など)、録音設定 <ポイント> 情報を聞くことを途中で止めたい場合は [上キー] を押してください。 @15.6.3 現在の日時を確認する 現在の日時を確認するには以下のように行います。 手順1 [情報キー](数字の[5キー]) を長く押します。1秒以上押してください。現在の日時が音声ガイドされます。 ポイント1 現在の日時を設定する方法は、「17.4.5 時計設定」213ページを参照してください。 ポイント2 [情報キー] を短く押すと、電源情報などをガイドします。 @16章 文字の入力 数字キーに、文字や数字が割り当てられていますので、数字キーを使って文字を入力することができます。 @16章1 入力モードの選択 入力する文字の種類に応じた「入力モード」を選択することができます。 [しおりキー] を押すたびに、入力モードが切り替わります。 入力モードには4種類あります。 1. かな文字入力 ひらがな、記号、数字が入力できます。 2. ABC入力 アルファベット、記号、数字が入力できます。 3. 数字入力 数字が入力できます。 4. 記号一覧 記号が入力できます。 ポイント1 メニュー内で、数字だけしか入力できないような場合は、[しおりキー]を押しても、他の入力モードには切り替わりません。 ポイント2 カタカナや漢字を入力することはできません。 @16章2 キーの割り当て 入力モードごとに、数字キーに割り当てられた文字が異なります。 <かな文字入力の場合> 各数字キーに複数の文字や記号が割り当てられており、押すたびに次の文字になります。 数字キーと、そこに割り当てられる文字や記号などは以下になります。 1キー あ い う え お ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ 1 2キー か き く け こ が ぎ ぐ げ ご 2 3キー さ し す せ そ ざ じ ず ぜ ぞ 3 4キー た ち つ て と っ だ ぢ づ で ど 4 5キー な に ぬ ね の 5 6キー は ひ ふ へ ほ ば び ぶ べ ぼ ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ  6 7キー ま み む め も 7 8キー や ゆ よ ゃ ゅ ょ 8 9キー ら り る れ ろ 9 0キー わ を ん ゎ ー(長音) “ ”(スペース)  /(スラッシュ) !(感嘆符) 、(読点) 。(句点) ・(中点) ?(疑問符) 「(かぎ) 」(かぎとじ) 0 *キー(アスタリスクキー) 入力文字がある場合は、短く押すと前の1文字を削除し、長く押すと、全ての文字を削除します。 入力文字が無い場合は、短く押すと前のメニューへもどり、長く押すと、メニューが終了します。 #キー(シャープキー) 現在のメニューを確定し、次のメニューへ進みます。 ポイント1 同じキーに割り当てられた文字を入力するときは、[右キー] を押した後に次の文字を入力します。たとえば、「あい」 と入力するには、 [1キー] を1回押して「あ」を入力し、そして [右キー] を押してから、[1キー]を2回押して「い」を入力してください。 ポイント2 カタカナや漢字を入力することはできません。 <ABC入力の場合> 各数字キーに複数のアルファベットや記号が割り当てられており、押すたびに次の文字になります。ひとつの数字キーに割り当てられている文字は、小文字、大文字、数字の順番に現れます。 数字キーと、そこに割り当てられる文字や記号などは以下になります。 1キー “ "/"(スラッシュ), "."(ピリオド), "@" (アットマーク), "~" (オーバーライン), "-" (マイナス) , ":" (コロン) , "_" (アンダーライン) , "[" (角カッコ) , "\" (円マーク) , "]"(角カッコ閉じ) , "^"(べき乗) , "`"(バッククオート) , "{"(中カッコ) , "|"(縦線) , "}" (中カッコ閉じ) , "1"(いち) 2キー a, b, c, A, B, C, 2 3キー d, e, f, D, E, F, 3 4キー g, h, i, G, H, I, 4 5キー j, k, l, J, K, L, 5 6キー m, n, o, M, N, O, 6 7キー p, q, r, s, P, Q, R, S, 7 8キー t, u, v, T, U, V, 8 9キー w, x, y, z, W, X, Y, Z, 9 0キー "Space"(スペース), "!"(感嘆符), "” "(ダブルクオート), "#" (シャープ),  " $"(ドル), "%"(パーセント), "&"(アンド), "’ "(クオート), " (" (カッコ), ")"(カッコ閉じ), "*"(アスタリスク), "+" (プラス), ","(カンマ), ";" (セミコロン), "<"(小なり), "="(イコール), ">"(大なり), "?"(疑問符), "0"(ゼロ) *キー(アスタリスクキー) 入力文字がある場合は、短く押すと前の1文字を削除し、長く押すと、全ての文字を削除します。 入力文字が無い場合は、短く押すと前のメニューへもどり、長く押すと、メニューが終了します。 #キー(シャープキー) 現在のメニューを確定し、次のメニューへ進みます。 <ポイント> 同じキーに割り当てられた文字を入力するときは、[右キー] を押した後に次の文字を入力します。たとえば、「ab」 と入力するには、[2キー]を1回押して「a」を入力し、そして [右キー] を押してから、[2キー]を2回押して「b」を入力してください。 <数字入力の場合> 数字キーと、そこに割り当てられる文字や記号などは以下になります。 1キーは 1 2キーは 2 3キーは 3 4キーは 4 5キーは 5 6キーは 6 7キーは 7 8キーは 8 9キーは 9 0キーは 0 *キー(アスタリスクキー) 入力文字がある場合は、短く押すと前の1文字を削除し、長く押すと、全ての文字を削除します。 入力文字が無い場合は、短く押すと前のメニューへもどり、長く押すと、メニューが終了します。 #キー(シャープキー) 現在のメニューを確定し、次のメニューへ進みます。 <ポイント> 同じキーに割り当てられた数字を連続して入力するときは、該当するキーを連続して押します。 <記号一覧の場合> 2キー、4キー、6キー、8キーを使って次の表の中の記号を選び、[#キー]で確定します。表の左上(ピリオド)からスタートし、右方向へ移動するには6キーを押します。左へは4キーを、上へは2キーを、下へは8キーを押して移動します。[#キー]を押すと入力が確定します。同じ記号を連続して入力したい場合は[#キー] を連続して押します。 . , ' " : ; ? | + - = / \ _ [ ] ! @ # $ % ` { } ^ & * ( ) ~ < > 記号一覧表の1行目は、左から ピリオド、カンマ、クオート、ダブルクオート、コロン、セミコロン、疑問符、縦線 2行目は、左から プラス、マイナス、イコール、スラッシュ、円マーク、アンダーライン、角カッコ(カクカッコ)、角カッコ閉じ(カクカッコトジ) 3行目は、左から 感嘆符、アットマーク、シャープ、ドル、パーセント、バッククオート、中カッコ、中カッコ閉じ 4行目は、左から べき乗、アンド、アスタリスク、カッコ、カッコ閉じ、オーバーライン、小なり、大なり [*キー] を押すと、前の1文字を削除します。長く押すと全文字削除します。[#キー]でメニューの決定を行ったり、[*キー]でメニューのキャンセルを行ったりすることはできません。メニューの決定やキャンセルを行う場合は、「かな文字入力」または「ABC入力」または「数字入力」に変更してから行ってください。 @16章3 文字の入力 @16.3.1 文字の確定 かな文字入力、ABC入力、数字入力の場合、文字を入力した後に[右キー]や他の[テンキー]を押すことで文字を確定することができます。記号一覧の場合、[#キー]を押すことで文字を確定することができます。 @16.3.2 入力した文字の確認 入力した文字を確認したい時は、[再生・停止キー]を押します。入力した文字が最初から再生されます。 @16.3.3 入力位置の移動と文字の消去 1文字戻る 1文字戻るには左キーを押します。 1文字進む 1文字進むには右キーを押します。 先頭に移動する 先頭に移動するには左キーを長押しします。 最後に移動する 最後に移動するには右キーを長押しします。 前の文字を削除 入力文字がある場合、前の文字を削除するには[*キー]を押します。 すべての文字を削除 入力文字がある場合、すべての文字を削除するには、[*キー]を長く押します。 ポイント1 入力文字が無い場合に、[*キー]を押すと現在のメニューがキャンセルされ、前のメニューへ戻ります。また、入力文字が無い場合に、[*キー]を長く押すとメニュー全体がキャンセルされ、メニューが終了します。 ポイント2 [右キー] または [左キー] で、現在の位置を移動させて文字を入力する場合、現在の位置(移動して読み上げた文字)の直前に文字が入力されます。 @16.3.4 入力操作の例 まず、しおりキーを押して、入力モードを選択します。次に、以下の例のように操作します。 入力例:「かき」 入力方法:かな文字入力で、[2キー]を1回押し、右キーを押し、[2キー]を2回押し、下キーを押すと確定します。 入力例:「We」 入力方法:ABC入力で、[9キー]を5回押し、[3キー]を2回押し、下キーを押すと確定します。 入力例:「7」 入力方法:数字入力で、[7キー]を1回押し、下キーを押すと確定します。 入力例:「12」の1と2の間に3を入れる 「1」「2」と入力し、[左キー]を1回押して戻ります。「2」と音声ガイドがありますので、「3」と入力します。再生停止キーを押すと「132」と再生されます。 @17章 メニュー項目 本章ではメニューキーを押すと利用可能になる様々なメニューについて説明します。 @17章1 メニュー階層一覧 ここでは、メニューの階層を一覧形式で紹介します。 ※メディアやタイトルによっては選択できないメニューがあります。 1「オンラインサービス」 2「編集」(DAISY編集モードの開始) 3「録音設定」 3の1「録音モードの選択」 3の1の1「標準」 3の1の2「会議」 3の1の3「音楽」 3の1の4「テープ」 3の1の5「ラジオ」 2の1の6「カスタム」 それぞれの録音モードの選択をした後、以下の6種類から音質を選択します。 1「PCM 44.1kHzステレオ」 2「PCM 22.05kHzモノラル」 3「MP3 256K ステレオ」 4「MP3 128K ステレオ」 5「MP3 64K モノラル」 6「MP3 32K モノラル」 3の2「録音中の音声ガイド切り替え」 3の3「外部音声入力端子の切り替え」 3の3の1「マイク使用モード」 3の3の2「ラインイン使用モード」 3の4「自動音量調整の切り替え」 4「再生設定」 4の1「シャッフル・リピート設定」(DAISY図書、オーディオブック、テキストファイルの場合) 4の1の1「通常再生」 4の1の2「タイトルリピート」 4の1「シャッフル・リピート設定」(音楽の場合) 4の1の1「通常再生」 4の1の2「トラックリピート」 4の1の3「アルバムリピート」 4の1の4「オールアルバムリピート」 4の1の5「シャッフルリピート」 4の2「音声ファイル名読上げの設定」 4の3「マルチメディアDAISY再生設定」 5「しおり」 5の1「音声しおり再生設定」 5の2「選択中タイトルのしおりを削除」 6「メモ録」 6の1「選択中のメモ録を削除」 6の2「全てのメモ録を削除」 7「ポッドキャスト」 7の1「エピソード一覧の更新」 7の2「新しいエピソードをまとめてダウンロード」 8「メディア管理」 8の1「メディア、タイトル情報」 8の2「SDカード内容全消去」 8の3「内蔵メモリ内容全消去」 8の4「新規タイトル作成」 8の5「タイトル(アルバム、全メモ録) 削除」 8の6「ファイル削除」 8の7「編集準備」 8の8「ビルドブック」 8の9「ネットワークフォルダ」 9「管理」 9の1「プレクストークの情報」 9の2「テキスト読み上げ音声の選択」 9の3「待ち受け音の選択」 9の4「キー受付音の選択」 9の5「時計設定」 9の6「USB動作の切替え」 9の7「テキスト読み上げの設定」 9の8「ネットワーク設定」 9の8の1「ネットワーク情報確認」 9の8の2「ネットワーク設定の読み込み」 9の8の3「ネットワーク設定の保存」 9の8の4「ネットワークの電源ON/OFF」 9の8の5「ワイヤレスネットワーク接続設定」 9の8の6「ネットワークフォルダ設定」 9の8の7「ネットワーク設定の初期化」 9の9「オンラインサービス設定」 9の10「ネットワークバージョンアップ」 9の11「設定を初期化」 10「ネット閲覧室/お知らせ」 10の1「ネット閲覧室の全更新」 10の2「オンラインサービスを選んでネット閲覧室の更新」 10の3「お知らせ更新」 <DAISY編集モードの場合> 1「編集」 1の1「見出し設定」 1の2「見出し取り消し」 1の3「セクション削除」 1の4「DAISY編集の終了」 2「録音設定」 2の1「録音モードの選択」 2の1の1「標準」 2の1の2「会議」 2の1の3「音楽」 2の1の4「テープ」 2の1の5「ラジオ」 2の1の6「カスタム」 それぞれの録音モードの選択をした後、以下の6種類から音質を選択します。 1「PCM 44.1kHzステレオ」 2「PCM 22.05kHzモノラル」 3「MP3 256K ステレオ」 4「MP3 128K ステレオ」 5「MP3 64K モノラル」 6「MP3 32K モノラル」 2の2「録音中の音声ガイド切り替え」 2の3「外部音声入力端子の切り替え」 2の3の1「マイク使用モード」 2の3の2「ラインイン使用モード」 2の4「自動音量調整の切り替え」 3「しおり」 3の1「音声しおり再生設定」 3の2「選択中タイトルのしおりを削除」 4「メディア管理」 4の1「メディア、タイトル情報」 4の2「新規タイトル作成」 4の3「タイトル(アルバム、全メモ録)削除」 4の4「ビルドブック」 @17章2 再生設定 @17.2.1 シャッフル・リピート設定 タイトルを繰り返して聴くなどの設定ができます。 以下のような設定があります。 1.通常再生 通常の再生を行います。工場出荷時の設定です。 2.タイトルリピート 選択されたタイトルを繰り返し再生します。 DAISY図書、録音したDAISY、テキスト、オーディオブックで利用可能です。 3.トラックリピート 選択されたトラック(曲)を繰り返し再生します。 音楽で利用可能です。 4.アルバムリピート 選択されたアルバムを繰り返し再生します。 音楽で利用可能です。 5.オールアルバムリピート 選択した再生範囲の全てのアルバムを繰り返し再生します。 音楽で利用可能です。 6.シャッフルリピート 選択した再生範囲のトラックをシャッフルして再生します。 音楽で利用可能です。 以下で設定の方法を説明します。 たとえば、再生設定を「タイトルリピート」にするには以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「シャッフル・リピート設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「タイトルリピート」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。以上で設定が完了します。 ポイント1 DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 ポイント2 カテゴリーごとに別々の設定をすることができます。 ポイント3 現在の再生設定は [情報キー] (数字の[5キー]) で確認できます。 ポイント4 音楽CDを再生する場合、「オールアルバムリピート」はありません。 ポイント5 メニューに入った後、[上キー] を1回押すとひとつ前の操作に戻ることができます。[上キー] を長く押すか、または [メニューキー] を押すと、メニューを抜けることができます。 ポイント6 「再生範囲」については「@5章3 音楽の再生範囲を選ぶ」74ページを参照してください。 @17.2.2 音声ファイル名読み上げの設定 音楽再生時にアルバムやトラックで移動する際、アルバム名(フォルダ名)やトラック名(ファイル名)をガイドするか、アルバム番号やトラック番号をガイドするかを選択することができます。「読み上げる」を選択すると、アルバムやトラックの名前をガイドし、「読み上げない」を選択すると、アルバムやトラックの番号をガイドします。 手順1 [タイトルキー]で音楽を選択します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「音声ファイル名読み上げの設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「読み上げる」または「読み上げない」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。以上で設定が完了します。 ポイント1 工場出荷時は「読み上げる」に設定されています。 ポイント2 DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.2.3 マルチメディアDAISY再生設定 音声とテキストが両方含まれているDAISY図書を「マルチメディアDAISY」と呼びます。本製品ではマルチメディアDAISYの音声とテキストのどちらを再生するかを設定することができます。 手順1 マルチメディアDAISYを選択します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「マルチメディアDAISY再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「音声」または「テキスト」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。以上で設定が完了します。 <ポイント> ●手順1でマルチメディアDAISYを選択しないと、この設定を変更することはできません。 ●工場出荷時の設定は「音声」です。 ●DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.2.4 飛ばし読み 「飛ばし読み」ができるように制作されたDAISY図書を再生する際、各種の注釈に対して、再生するか、飛ばし読みをするかを選んで設定することができます。工場出荷時の設定は、すべての項目に対して「再生する」に設定されています。 「飛ばし読み」の設定がされているDAISY図書のみに利用することができます。 設定する項目と内容は以下になります。 1.ページ番号:本文中に収録されているページ番号を表します。 2.行番号:本文に添えられている行番号を表します。 3.注釈の注番号:説明が必要な語句に対して付けられた注番号を表します。語句の右肩に付けられた数字や米印などのことです。 4.注釈:注番号が付けられた語句に対する説明文を表します。 5.サイドバー:見開きのページの左側または右側に書かれている補足説明の文を表します。 6.アノテーション:「注釈」と「サイドバー」に分類できない注や説明文を表します。 7.制作者注:DAISY図書の制作者が付けた説明文を表します。 設定の順番は以下になります。 1.「ページ番号」 2.「注釈」 3.「注釈の注番号」 4.「アノテーション」 5.「行番号」 6.「サイドバー」 7.「制作者注」 <メニュー内での位置> 「飛ばし読み」は、「再生設定」の中の一番最後の項目になります。 <ポイント> 「飛ばし読み」は「スキッパブル」とも呼ばれています。 <設定の方法> 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「再生設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「飛ばし読み」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 最初の項目の「ページ番号」に対して、[右キー] または [左キー] で、「再生する」または「飛ばし読みする」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 2番目の項目の「注釈」から最後の項目の「制作者注」までに対して、前の手順と同様に設定します。最後の「制作者注」を設定し終わると、すべての項目の設定が完了します。 <ポイント> DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17章3 メディア管理 @17.3.1 メディア、タイトル情報 選択中のメディアやタイトルに関する情報を音声でガイドします。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「メディア、タイトル情報」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 メディアの種類、メディアの空き容量、メディアの使用容量、メディアの総容量、タイトル情報、タイトルの詳細な情報、タイトルの使用容量などが繰り返しガイドされます。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと本メニューが終了します。 <ポイント> メディアによって音声ガイドされる内容が異なります。 @17.3.2 SDカード内容全消去 SDカードは、カード内容全消去(フォーマット)を行うことで新しいカードとして使用できます。カード内容の全消去を行うには以下のように操作します。 手順1 電源を切り、SDカードを本製品にセットします。 手順2 DC入力端子に、付属の電源アダプターを接続して電源を入れます。 手順3 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「SDカード内容全消去」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 「SDカード内容全消去を実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。全消去が実行されます。 <注意> SDカード内容全消去中は絶対に電源を切らないでください。電源を切ると、そのSDカードが使用できなくなる場合があります。 ポイント1 USB機器のメディアの内容全消去はできません。 ポイント2 SDカード内容全消去を行うと全てのデータが消去されます。必要なデータは必ず別のカード等に保存(バックアップ)してからカード内容全消去を行ってください。 ポイント3 カード内容全消去には長時間が必要となる場合がありますので、必ず電源アダプターを接続して行ってください。 ポイント4 SDカードの書き込み禁止スイッチが禁止側になっているとカード内容全消去を実行できません。書き込み禁止スイッチを解除側にしてください。詳しくは「4.1.6 書き込み禁止スイッチ」58ページを参照してください。 ポイント5 DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.3.3. 内蔵メモリ内容全消去 内蔵メモリ内容の全消去を行うには以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「内蔵メモリ内容全消去」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「内蔵メモリ内容全消去を実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。全消去が実行されます。 <注意> 内蔵メモリ内容全消去中は絶対に電源を切らないでください。電源を切ると本製品が故障する場合があります。 ポイント1 内蔵メモリ内容全消去を行うと全てのデータが消去されます。必要なデータは必ずSDカード等に保存(バックアップ)してから内蔵メモリ内容全消去を行ってください。 ポイント2 内蔵メモリ内容全消去には長時間が必要となる場合がありますので、必ず電源アダプターを接続して行ってください。 ポイント3 DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.3.4 新規タイトル作成 新規タイトルを作成するには以下のように操作します。 手順1 [タイトルキー] でSDカードまたは内蔵メモリを選択します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「新規タイトル作成」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「新規タイトルをSDカード(内蔵メモリ)に作成しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。新規タイトルが作成されます。 ポイント1 新規タイトルを作成すると自動的にDAISY編集モードに入ります。DAISY編集モードに関しては「9章 DAISY編集モード」113ページを参照してください。 ポイント2 録音準備中にも新規タイトルを作成することができます。詳しくは「10.1.2 録音準備中に新規タイトルを作成する」119ページを参照してください。 @17.3.5 タイトル削除 選択中のタイトルを削除するには以下のように操作します。 手順1 削除したいタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「タイトル削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「選択中のタイトルを削除しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。削除が実行されます。 ポイント1 音楽を選択している場合は「アルバム削除」になります。 ポイント2 メモ録を選択している場合はすべてのメモ録が削除されます。 ポイント3 USB接続のCDドライブ内のCDのタイトルを削除することはできません。 ポイント4 ウェブラジオはタイトル削除できません。 ポイント5 ネット閲覧室のタイトルを削除する方法は、「取扱説明書 サピエ編 4章7」を参照してください。 ポイント6 お知らせを削除する方法は、「取扱説明書 サピエ編 5章3」を参照してください。 @17.3.6 ファイル削除 選択中のファイルを削除するには以下のように操作します。 手順1 削除したい音楽の曲またはオーディオブックまたはポッドキャストのエピソードに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ファイル削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「選択中のファイルを削除しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。削除が実行されます。 ポイント1 ファイル削除ができるのは「音楽」と「オーディオブック」と「ポッドキャスト」のみです。 ポイント2 DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.3.7 編集準備 編集準備をすると、DAISY図書のタイトルへ追加録音や、見出しの設定、取り消しなどの編集を行えるようになります。 手順1 編集準備をするタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「編集準備」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「編集準備を実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。自動的にDAISY編集モードになり、編集準備が実行されます。 ポイント1 編集準備には長時間かかる場合があります。 ポイント2 編集準備の実行中に [上キー] を押すと編集準備がキャンセルされます。 ポイント3 編集準備の実行中に [上キー] 以外のキーを押すと「○○%完了、残り○○時間○○分」と進捗状況がガイドされます。 ポイント4 編集準備は、Daisy2.02規格のタイトルに対してのみ実行可能です。 ポイント5 著作権で保護されたDAISY図書は編集準備できません。 ポイント6 テキストDAISYは編集準備できません。 ポイント7 本製品で録音したDAISY図書のタイトルに対しては、編集準備をする必要はありません。ただし、ビルドブックをしたタイトルを編集する場合は編集準備をする必要があります。 ポイント8 USB機器に収録されているタイトルに対して、編集準備を行うことはできません。 ポイント9 「DAISY図書」のカテゴリーに属するタイトルを編集準備しても、「録音したDAISY」のカテゴリーに移動することはありません。 ポイント10 DAISY編集モード中は本メニューを利用することはできません。他のタイトルを編集準備したい場合は、タイトルキーを押してDAISY編集モードを終了してから他のタイトルを選択してください。DAISY編集モードの終了については「9章3 DAISY編集モードの終了」115ページを参照してください。 @17.3.8 ビルドブック 本製品で録音した図書を、他社製のDAISY再生ソフトで取り扱う場合には、ビルドブックが必要になります。ビルドブックを行うことで、Daisy2.02形式のファイルが作られます。 手順1 ビルドブックをするタイトルに移動します。 手順2 [メニューキー]を押し、[右キー] または [左キー] で「メディア管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ビルドブック」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「ビルドブックを実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。ビルドブックが実行されます。 DAISY編集モードに入っている場合は、自動的にDAISY編集モードが終了します。 ポイント1 本製品で新規タイトル作成されたタイトル、または編集準備されたタイトルに対してのみビルドブックが可能です。 ポイント2 ビルドブックした図書には追加録音や編集ができません。その図書に追加録音や編集をしたい場合は「編集準備」を行ってください。編集準備については、「17.3.7 編集準備」205ページを参照してください。 ポイント3 ビルドブックには長時間かかる場合があります。 ポイント4 ビルドブックの実行中に [上キー] を押すとビルドブックがキャンセルされます。 ポイント5 ビルドブックの実行中に [上キー] 以外のキーを押すと「○○%完了、残り○○時間○○分」と進捗状況がガイドされます。 ポイント6 USB機器に収録されているタイトルに対して、ビルドブックを行うことはできません。 ポイント7 「録音したDAISY」のカテゴリーに属するタイトルをビルドブックしても、「DAISY図書」のカテゴリーに移動することはありません。 ポイント8 マルチメディア規格のタイトルをビルドブックすると音声DAISY規格のタイトルになります。 @17章4 管理 ※DAISY編集モードに入っている場合、本メニューを利用することはできません。 @17.4.1 プレクストークの情報 本製品のバージョン番号とシリアル番号(製造番号)を確認することができます。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「プレクストークの情報」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「プレクストークバージョン」「シリアル番号」が繰り返してガイドされます。 手順3 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと本メニューが終了します。 @17.4.2 テキスト読み上げ音声の選択 本製品には日本語と英語の合成音声が搭載されており、テキストを再生する際に、合成音声を用いてテキストを読み上げます。日本語と英語の合成音声を切替えるには、以下の方法で切替えます。工場出荷時の設定は「日本語」です。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または[#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「テキスト読み上げ音声の選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または[#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「日本語、サヤカ」または「US English ジュリー」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。言語を変更すると再起動します。 @17.4.3 待ち受け音の選択 各種処理を実行している間に流れる音楽を「待ち受け音1」「待ち受け音2」「待ち受け音なし」から選択することができます。工場出荷時は、「待ち受け音1」に設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「待ち受け音の選択」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「待ち受け音1」「待ち受け音2」「待ち受け音なし」から選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。待ち受け音が設定されます。 @17.4.4 キー受付音の選択 キーを押した時に鳴る音(キー受付音)を消すことができます。工場出荷時は、キー受付音が鳴るように設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「キー受付音の選択」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「キー受付音」または「キー受付音なし」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。設定を変更すると再起動します。 ポイント 間違った操作をした時に鳴る音や、本製品が操作を待ち受けている時に鳴る音、本製品が処理を実行している時に鳴る音などを消すことはできません。 @17.4.5 時計設定 たとえば、時計を2011年9月13日午後3時10分に設定する場合には以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「時計設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「年を入力」と音声ガイドがありますので、 2011年を、[2キー]、[0キー]、[1キー]、[1キー] と押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「月を入力」と音声ガイドがありますので、9月の数字[9キー] を押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 「日を入力」と音声ガイドがありますので、13日の数字[1キー]、[3キー]を押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順6 「時刻を4桁で入力」「左または右キーで午前午後を変更」と音声ガイドがありますので、[右キー] または [左キー] で「午後」を選択します。 手順7 続いて 3時10分の数字[3キー]、[1キー]、[0キー] と押し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。設定が完了します。 ポイント1 途中で [上キー] を押すとひとつ前の手順に戻ります。時計設定を中止する場合は [上キー] を長く押すとキャンセルできます。 ポイント2 月、日を2桁で入力する際、1から9までの数字を入力する場合、01から09と入力することも、始めの「0」を省略して入力することもできます。 ポイント3 「午前・午後」の時刻の入力は、基本的に0:00から11:59 ですが、15:00のように入力した場合、午後3:00に設定されます。 ポイント4 年、月、日など音声ガイドの内容が合っていれば、テンキーでの入力は必要ありません。[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定してください。 ポイント5 設定された日時を確認するには、数字の [5キー] を長く押してください。日時と年月日が音声でガイドされます。 ポイント6 長期間使用しなかった際には、時計設定が必要になる場合があります。 @17.4.6 USB動作の切替え 本製品をUSBケーブルでパソコンに接続し、マイコンピュータ(エクスプローラ)で内容を表示する際に、本製品のSDカードの内容を表示するか、または内蔵メモリの内容を表示するかを切替えることができます。以下のように操作します。工場出荷時は「内蔵メモリ」に設定されています。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「USB動作の切替え」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「SDカード」または「内蔵メモリ」のいずれかを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。設定が実行されます。 ポイント パソコンとの接続中に、内蔵メモリとSDカードの表示を切り替えることができます。詳しくは「14.1.3 内蔵メモリとSDカードの切り替え」160ページを参照してください。 @17.4.7 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定) テキストファイルを読み上げる際に、音程を高めに読むか、低めに読むかを設定することができます。音程を高くするにはピッチを上げてください。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「テキスト読み上げの設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ピッチ」を−5から+5の範囲で選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。設定が実行されます。 @17.4.8 ネットワーク設定 @17.4.8.1 ネットワーク情報確認 ワイヤレスネットワークの情報を聴くことができます。以下の項目についての情報が音声でガイドされます。 ●ネットワークに接続している場合 1. 接続または未接続の情報 2. 受信感度(強い/弱い) 3. IPアドレスの自動取得 4. IPアドレス 5. サブネットマスク 6. デフォルトゲートウェイ 7. プライマリーDNSアドレス 8. セカンダリーDNSアドレス 9. ワイヤレスネットワークのMACアドレス 10. IPアドレスのリース取得日 11. IPアドレスのリース有効期限 12. DHCP サーバーアドレス ●ネットワークに接続していない場合 1. 接続または未接続の情報 2. ワイヤレスネットワークのMACアドレス ワイヤレスネットワークの情報を確認するには、以下のように行います。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク情報確認」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 最初の項目である「接続または未接続の情報」が音声でガイドされます。[右キー] または [左キー] を押すと、別の項目に関する情報を聴くことができます。 @17.4.8.2 ネットワーク設定の読み込み 「Plextalk Transfer(プレクストーク・トランスファー)」というアプリケーションを使って、ネットワーク設定ファイルを作成し、そのファイルを本製品に読み込ませることができます。設定ファイルの作成方法は「Plextalk Transfer」の取扱説明書を参照してください。 設定ファイルの読み込みは、以下のように行います。 手順1 ネットワーク設定ファイルを、SDカードまたはUSB機器または内蔵メモリのルートフォルダに保存します。 手順2 SDカードまたはUSB機器を本製品にセットし、本製品の電源を入れます。内蔵メモリから読み込む場合は、SDカードやUSB機器に設定ファイルが無い状態で行ってください。本製品は、SDカードに設定ファイルがあればSDカードから読み込み、無ければUSB機器を探して読み込み、さらに両方とも無ければ内蔵メモリから読み込みます。 手順3 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定の読み込み」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順6 実行を確認する音声ガイドがあります。 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと、読み込みが実行されます。読み込んだメディア名が音声でアナウンスされます。 ポイント1 設定ファイルの名前は「NetworkSetting.ini」です。それ以外の名前の設定ファイルを読み込むことはできません。 ポイント2 設定ファイルを読み込むと現在の設定は読み込んだ設定で上書きされます。 @17.4.8.3 ネットワーク設定の保存 本製品内のネットワーク設定を、SDカードまたはUSB機器または内蔵メモリに保存することができます。以下のように行います。 手順1 SDカードまたはUSB機器を本製品に接続します。内蔵メモリに保存する場合は、SDカードやUSB機器を接続しないでください。本製品は、SDカードがあればSDカードに保存し、無ければUSB機器を探して保存し、さらに両方とも無ければ内蔵メモリに設定ファイルを保存します。 SDカードとUSB機器が両方とも接続されている場合、SDカードに保存します。 手順2 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定の保存」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 設定の保存を確認する音声ガイドがあります。[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと、保存が実行されます。「NetworkSetting.ini」という名前のファイルが、SDカードまたはUSB機器のルートフォルダに保存されます。 @17.4.8.4 ネットワーク電源のON/OFF 本製品のネットワークの電源をON/OFFすることができます。工場出荷時の設定は「電源ON」です。ネットワークの電源をONにすると、「オンラインサービス」「ポットキャスト」「ウェブラジオ」「ネットワークフォルダ」の機能が使えるようになり、OFFにすると、これらの機能が使えなくなります。以下のように設定します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] を押して「ネットワーク設定」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] を押して「ネットワークの電源 ON/OFF」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] を押して「電源ON」または「電源OFF」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。ネットワークの電源が「ON」または「OFF」になります。 <警告> 飛行機や病院など、無線通信が禁止されている場所で本製品を使用する場合は、ネットワークの電源をOFFにしてください。 @17.4.8.5 ワイヤレスネットワーク接続設定 付属の無線親機以外を利用する場合、ワイヤレスネットワークの接続設定を行う必要があります。設定には以下の3つの方法があります。 1. 利用できるワイヤレスネットワーク 2. 設定の追加 3. 設定の変更/削除 なお、これらの設定を行う場合は、無線親機のSSID(ネットワーク名)、セキュリティーモード、パスワード、IPアドレスなどについての情報を事前にご確認ください。 @17.4.8.5.1 利用できるワイヤレスネットワーク 本製品は、周辺にあるワイヤレスネットワークを自動的に検索します。検索結果の一覧から利用したいワイヤレスネットワークを選択することができます。 接続中のネットワークを選択すると、接続が切断されてメニューが終了し、優先度の高い順に自動的に接続が行われます。 また、切断中のネットワークを選択すると、既に接続設定がされている場合は、接続が開始されます。接続設定がされていない場合は、接続設定を行うことができます。 以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ワイヤレスネットワーク接続設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「利用できるワイヤレスネットワーク」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 利用できるワイヤレスネットワークに関して、ワイヤレスネットワーク名、接続中または切断中、自動接続設定、受信感度がガイドされます。 [右キー] または [左キー] で、接続したいワイヤレスネットワークを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 以下では、接続中のネットワークを選択した場合と切断中のネットワークを選択した場合で操作方法が異なります。 1.接続中のネットワークを選択した場合 現在の接続が切断されます。このネットワークは「自動的に接続しない」設定になり、メニューが終了します。メニュー終了後、優先度の高い順に自動的に接続が行われます。切断されたネットワークには再接続しません。 2.切断中のネットワークを選択した場合 既に設定されている場合は、接続が開始されます。接続が成功すると「自動的に接続する」設定になり、メニューが終了します。接続が失敗すると手順5に戻ります。また、接続設定がされていないネットワークを選択した場合は、以下の手順で接続設定を行うことができます。 手順6 [右キー] または [左キー] でセキュリティモードを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。利用中の無線親機が使用しているセキュリティモードを選択してください。セキュリティの設定が無い場合は「セキュリティなし」を選択してください。その場合は、パスワードを入力する必要がないため、手順8に進みます。 手順7 パスワードを入力します。無線親機のセキュリティのパスワードを入力してください。パスワードは、利用する無線親機のパスワードを入力してください。入力が終わったら、[下キー] または [#キー] を押して決定します。文字入力の方法は「16章 文字の入力」180ページを参照してください。 手順8 ステルスの設定を行います。[右キー] または [左キー] で「ステルス設定ON」または「ステルス設定OFF」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。無線親機のステルス機能が使用されている場合は「ON」を、使用されていない場合は「OFF」を選んでください。 手順9 「IPアドレスの自動取得の設定」を行います。[右キー] または [左キー] で自動設定なら「有効」を、手動設定なら「無効」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。「有効」にすると、手順15 に進みます。 手順10 IPアドレスの設定をします。IPアドレスは4つのエリアから構成されており、各エリアに番号を入力します。最初のエリアの番号が音声ガイドされますので、テンキーで番号を入力して [右キー] を押すと次のエリアに移動します。また、[左キー] を押すと前の入力エリアに戻ることができます。 手順11 2番目から4番目のエリアの数字を入力します。入力が終わったら、[下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順12 「サブネットマスク設定」を行います。番号の入力方法はIPアドレスの場合と同様です。 手順13 「デフォルトゲートウェイ設定」を行います。番号の入力方法はIPアドレスの場合と同様です。 手順14 「DNS設定」を行います。「プライマリ」、「セカンダリ」のそれぞれを設定します。番号の入力方法はIPアドレスの場合と同様です。 手順15 「プロキシサーバーの使用」を設定します。[右キー] または [左キー] で「使用しない」または「使用する」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー]を押して決定します。 手順16 プロキシサーバーを「使用しない」を選択した場合は、手順18に進みます。「使用する」を選択した場合は、プロキシサーバーのアドレスを入力します。かな文字入力はできません。入力が終わったら、[下キー] を押して決定します。 手順17 続いてポート番号を入力します。数字入力のみです。入力が終わったら、[下キー] を押して決定します。 手順18 ワイヤレスネットワークへの接続が実行されます。接続が成功したら、設定が保存され、メニューが自動的に終了します。接続に失敗した場合は、利用できるワイヤレスネットワークを選択する手順5に戻ります。 ポイント1 上記の操作では、接続時の優先度は変更されません。接続の優先度を変更する方法は「17.4.8.5.3 設定の変更/削除」229ページを参照してください。 ポイント2 文字を入力したり削除したりする方法は、「16章 文字の入力」180ページを参照してください。 ポイント3 セキュリティモードがWEP(ウェップ)の場合、パスワードの文字数は 5文字、10文字、13文字または26文字に限定されます。WEP(ウェップ)以外の場合は、8文字以上64文字未満で設定してください。 ポイント4 登録可能なネットワーク設定は最大30個です。 ポイント5 バッテリー駆動時に、ネットワーク機能を一定の時間使用しないと、ネットワークへの接続が切断されます。 ポイント6 無線親機のステルス機能が有効になっている場合、そのネットワークは本メニューでは表示されません。ただし、本製品の設定上で該当するネットワークのステルス設定を有効にすると、本メニュー上に表示されるようになります。 ポイント7 本メニューを利用せずに、ネットワーク設定を行う場合は「17.4.8.5.2 設定の追加」228ページを参照してください。 @17.4.8.5.2 設定の追加 ステルス機能が有効になっているワイヤレスネットワーク、無線親機の電源が切れている場合など、本メニューを使うことで「利用できるワイヤレスネットワーク」の一覧に表示されないワイヤレスネットワークを設定することができます。設定可能なネットワークは最大30個です。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ワイヤレスネットワーク接続設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「設定の追加」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 SSID(ネットワーク名)入力します。利用する無線親機に設定されたSSIDを入力してください。 手順6 セキュリティモードを選択します。これ以降の操作は、前節の「利用できるワイヤレスネットワーク」の手順6から15までと同様です。設定が保存され、メニューが終了し、接続を試みます。 ポイント 登録可能なネットワーク設定は最大30個です。 @17.4.8.5.3 設定の変更/削除 本メニューでは、設定されているワイヤレスネットワークに関して、「接続の優先度の変更と自動接続の変更」、「接続設定の変更」、「設定の削除」を行なうことができます。以下のように行います。手順5までは共通です。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ワイヤレスネットワーク接続設定」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 [右キー] または [左キー] で「設定の変更/削除」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5 登録されているワイヤレスネットワークに関して、ワイヤレスネットワーク名、接続中または切断中、自動接続設定、受信感度がガイドされます。 [右キー] または [左キー] で、設定の変更/削除を行いたいワイヤレスネットワークを選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順5の後、次の3つの項目に分かれます。 @接続の優先度と自動接続の変更 A接続設定の変更 B設定の削除 以下では、これら3つの項目の操作方法を説明します。 @接続の優先度と自動接続の変更 手順6 [右キー] または [左キー] で「接続の優先度と自動接続の変更」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順7 [右キー] または [左キー] で「最優先で自動的に接続する」または「自動的に接続しない」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順8 確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 ポイント1 「最優先で自動的に接続する」を選択した場合、ネットワーク接続時に、そのワイヤレスネットワークに最優先で自動的に接続します。接続に失敗した場合は、別のワイヤレスネットワークに対して優先度順に接続を試みます。 ポイント2 「自動的に接続しない」を選択した場合、ネットワーク接続時に自動的に接続しません。この際、接続優先度は変更されません。 A接続設定の変更 手順6 [右キー] または [左キー] で「接続設定の変更」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順7 「セキュリティーモードの選択」を行います。この手順以降は、「17.4.8.5.1 利用できるワイヤレスネットワーク」223ページ以降の手順6から手順18までと同様です。設定が保存され、メニューが終了します。接続中の設定を変更した場合、接続を試みます。 B設定の削除 手順6 [右キー] または [左キー] で「設定の削除」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順7 「設定を削除しますか?」と音声ガイドがあります。 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと、削除が実行され、メニューが終了します。現在接続中の設定を削除した時場合は、優先度の最も高いワイヤレスネットワークに接続を試みます。 ポイント 本製品に同梱されている無線親機に関する設定を削除してしまった場合、「ネットワーク設定の初期化」を実行することで、同梱されている無線親機の設定に戻すことができます。初期化の方法は、「17.4.8.6 ネットワーク設定の初期化」232ページを参照してください。 @17.4.8.6 ネットワーク設定の初期化 以下の項目の設定を工場出荷時の設定に戻すことができます。「ネットワーク設定の初期化」を行うと、以下の状態になります。 1.ネットワーク電源のON/OFFは、ONになります。 2.ワイヤレスネットワーク接続設定は削除されます。ただし、同梱の無線親機の設定は削除されません。 3.ネットワークフォルダ設定は削除されます。 同梱の無線親機に関する設定は以下になります 1.SSIDは、同梱の無線親機のSSIDになります。 2.セキュリティモードは、「WPA2」になります。 3.パスワードは、同梱の無線親機のパスワードになります。 4.ステルス設定は、「OFF」になります。 5.IPアドレスの自動取得の設定は、「有効」になります。 6.プロキシサーバーの使用は、「使用しない」になります。 ネットワーク設定を初期化するには、以下のように行います。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク設定の初期化」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順4 「設定を初期化しますか?」と音声ガイドがありますので、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。ネットワーク設定の初期化が実行されます。 ポイント 本製品に同梱されている無線親機に関する設定を削除してしまった場合、「ネットワーク設定の初期化」メニューを実行することで、同梱されている無線親機の設定に戻すことができます。 @17.4.9 ネットワーク・バージョンアップ インターネット経由で本製品のバージョンアップを行うことができます。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「ネットワーク・バージョンアップ」を選び、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「ネットワークバージョンアップを実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。現在ご利用のバージョンよりも新しいバージョンがある場合に、バージョンアップ番号が音声ガイドされます。[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押すと、ダウンロードが開始されます。ダウンロード完了後、自動的にバージョンアップが実行され、バージョンアップが完了すると本製品が自動的に再起動します。 ポイント1 現在のバージョンが最新の場合、バージョンアップデータが存在しないことが音声ガイドされます。 ポイント2 バージョンアップ中にインターネット接続が切れた場合は、再び最初からバージョンアップを行ってください。 @17.4.10 設定の初期化 設定を初期化すると、次の各種設定項目が全て工場出荷時の状態に戻ります。また、音声しおりなどが削除されます。工場出荷時の状態は以下のとおりです。 1.音量とガイド音量は、「標準」です。 2.再生スピードと音声ガイドスピードは、「標準」です。 3.トーンは、「標準」です。 4.しおり、音声しおりおよび過去に聞いたタイトルの停止位置は、全て削除されます 5.録音モードは、「標準」です。 6.録音中の音声ガイドは、「ガイドあり」です。 7.外部音声入力端子の切り替えは、「マイク使用モード」です。 8.録音の自動音量調整は、「あり」です。 9.シャッフル・リピート設定は、通常再生です。 10.音声ファイル名読み上げの設定は、「読み上げる」です。 11.マルチメディアDAISY再生設定は、「音声」です。 12.飛ばし読みは、「再生する」です。 13.音声しおり再生設定は、「再生する」です。 14.テキスト読み上げ音声は、「日本語」です。 15.待ち受け音は、「待ち受け音1」です。 16.キー受付音は、「あり」です。 17.時計設定は、削除されません。 18.USB動作の切り替えは、「内蔵メモリ」です。 19.ネットワーク設定は、削除されません。ネットワーク設定の初期化については「17.4.8.6 ネットワーク設定の初期化」232ページを参照してください。 20.オンラインサービス設定は、削除されません。オンラインサービス設定の削除については「取扱説明書 サピエ編 6章2」を参照してください。 21.メニューのショートカットは、削除されます。 22.SDカード、USB機器、内蔵メモリ、メモ録に保存されているデータは、削除されません。 設定を初期化するには以下のように操作します。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「設定を初期化」を選択し、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順3 「設定の初期化を実行しますか?」と確認の音声ガイドがありますので、[再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。設定が初期化され、本製品が再起動します。 ポイント 設定を初期化すると、しおり、音声しおり、過去に聞いたタイトルの停止位置、メニューのショートカットがすべて削除されてしまいますので、設定を初期化する際は十分に注意してください。 @17章5 メニューのショートカット メニューボタンと数字ボタンで、メニュー項目に番号を割り当て、素早くメニュー項目に移動することができます。 @17.5.1 メニュー項目に数字を割り当てる たとえば、「管理」の中の「プレクストークの情報」に数字の「1」を割り当てるには次のように行います。 手順1 [メニューキー] を押し、[右キー] または [左キー] で「管理」を選択し、 [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定します。 手順2 [右キー] または [左キー] で「プレクストークの情報」を選択します。 手順3 [メニューキー] を押しながら、数字の [1キー] を長く押します。ショートカットを設定しましたという音声ガイドが流れたら、指を離してください。 手順4 [メニューキー] を押してメニューを終了します。 ポイント1 手順3で、既に数字の [1キー] に別のメニュー項目が割り当てられていた場合、「変更しますか?」という音声ガイドが流れますので、変更する場合は [再生・停止キー] または [下キー] または [#キー] を押して決定してください。キャンセルする場合は [上キー] または [*キー] を押してキャンセルしてください。 ポイント2 オンラインサービスメニューにはショートカットを割り当てることはできません。 @17.5.2 メニュー項目に直接移動する 前節で割り当てた数字を入力してメニュー項目に直接移動することができます。 たとえば、「プレクストークの情報」に直接移動するには以下のように行います。前もって「プレクストークの情報」に数字の「1」が割り当てられているものとします。 手順 [メニューキー] を押しながら、数字の [1キー] を短く押します。「プレクストークの情報」と音声でガイドされます。 ポイント DAISY編集モード中は、表示されないメニューがあります。表示されないメニューには直接移動することはできません。 @18章 付録 @18章1 音声ファイルの連続再生の順序 ひとつのフォルダ内での連続再生の順序 フォルダ内に「プレイリスト」と呼ばれるテキスト形式のファイルが存在する場合には、そこに再生順序が記されており、その記述に従った順序でファイルが再生されます。プレイリストが存在しない場合、ひとつのフォルダ内ではファイル名の順(abc順)に再生されます。 フォルダが複数ある場合の連続再生の順序 フォルダが複数存在する場合、音声ファイルの連続再生の順序は以下のようになります。 例: ルートフォルダには、「フォルダA」「フォルダB」があり、「フォルダB」の中には「フォルダBの1」「フォルダBの2」があります。「フォルダA」の中には「ファイル1」「ファイル2」が入っています。また、「フォルダBの1」の中には「ファイル3」「ファイル4」が、「フォルダBの2」には、「ファイル5」「ファイル6」が入っています。 この場合の音声ファイルの再生順序は、ファイル1、ファイル2、ファイル3、ファイル4、ファイル5、ファイル6となります。 ポイント1 基本的にフォルダがアルバムとなります。ただし、フォルダ内に音声ファイルが無い場合は、アルバムとはなりません。前ページの例では、フォルダAがアルバム1、フォルダBの1がアルバム2、Bの2がアルバム3となります。フォルダBはアルバムではありません。 ポイント2 1つのフォルダに含まれるファイルは1024個までしか認識しません。フォルダに関してはルートフォルダを含め8階層、1024個のフォルダまで認識します。それ以上のフォルダは認識しません。1つのメディアに含まれるファイルは6000個までしか認識しません。 ポイント3 フォルダ数やファイル数が多いと、音声ファイルやカード情報の読み出しにかかる時間が長くなります。 @18章2 録音やバックアップで自動的に作られるフォルダ名について <録音の場合> 空のSDカードに録音を開始すると、SDカードのルートフォルダに「PlexRecording(プレクス・レコーディング)」という名前のフォルダが作られます。さらにその下に「BookDir0(ブック・ディー・アイ・アール・ゼロ)」という名前のタイトルが自動的に作られます。同様に新規タイトルで録音すると、「BookDir1(ブック・ディー・アイ・アール・いち)」、「BookDir2(ブック・ディー・アイ・アール・に)」という名前のタイトルが作られていきます。 <バックアップの場合> 以下のフォルダにバックアップされます。 DAISY図書は、「PlexBackup(プレクス・バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 2.録音したDAISYは、「PlexBackup(プレクス・バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 3.音楽は、「PlexBackup(プレクス・バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 4.テキストは、「PlexBackup(プレクス・バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 5.拡張子がaaのオーディオブックは、「Audible(オーディブル)」フォルダの中の「Backup(バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 6. 拡張子がaa以外のオーディオブックは、「PlexAudioBook(プレクス・オーディオブック)」フォルダの中の「Backup(バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 7.メモ録 「PlexBackup(プレクス・バックアップ)」フォルダにバックアップされます。 ただし、CDからバックアップすると「西暦年月日_時分_タイトル名」というフォルダ名またはファイル名になります。 @19章 用語解説 本書で使われている用語を解説します。 本書で使われている用語を解説します。「1章2 用語」もご覧ください。 1.CTU NTT西日本の「フレッツ光・プレミアム」の終端に設置される機器で、「加入者網終端装置」と呼ばれます。モデムに相当する機器です。 2.DAISY図書 DAISY(Digital Accessible Information System)は、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のために、カセットに代わるデジタル録音図書の国際標準規格として、12カ国の正規会員団体で構成するDAISYコンソーシアム(本部スイス)により開発と維持が行なわれている情報システムを表しています。DAISY図書は、音声情報が見出しで区切られ、その見出しを階層的に組むことができます。たとえば、いちばん大きな章をレベル1、その下の節はレベル2となります。また、ページ数の情報なども埋め込むことができますので、検索性に優れています。DAISY規格にはDAISY2.0、DAISY2.02、ANSI/NISO Z39.86/DAISY3.0などがあります。 3.DAISY ADPCM2ファイル DAISY図書で用いられる音声ファイルの一種です。PCMの4分の1のサイズに圧縮されます。 4.DAISYオンライン インターネットを経由してDAISY図書などを利用するシステムを表します。 5.dB(デシベル) 音の強さを表す単位です。 6.IPアドレス ネットワーク上の機器を識別するための番号です。 7.MP3 高圧縮率で高品質な音声圧縮技術、もしくはそれを使って圧縮された音声データのことです。CD品質の音声データをMP3(128kbps)に変換すると、多少音質は低下しますが、約10分の1のサイズに圧縮することができます。 8.OggVorbis(オッグ・ボービス) ライセンスフリーな音声圧縮形式です。MP3とほぼ同様の圧縮率・音質を確保しています。 9.ONU 光通信ネットワークの終端に設置される機器で、「光回線終端装置」と呼ばれます。モデムに相当する機器です。 10.PCM 音声などのアナログ信号をデジタル信号に変換する形式の一種です。音楽CDなどに用いられています。非圧縮のため音質は良いのですが、ファイルサイズが大きくなってしまいます。 11.radiko パソコンで日本のラジオ放送を聴くことが出来るIPサイマル配信サービス(地上波放送と同じ時間帯に同じ内容のものをインターネット上で配信するサービス)。都市部など高層建築物による受信環境悪化地域での利用改善を目的とするため配信対象地域には制限があります。 12.SDカード フラッシュメモリの一種です。切手ほどのサイズに加え、厚さが1mmほどしかなく、そのコンパクトさが特徴です。「SDカード」は「SDメモリカード」の略称です。 13.SDHCカード SDカードの一種で、その容量の大きさが特徴です。寸法はSDカードと同じです。本製品はSDカードとSDHCカードの両方に対応しています。 14.SSID 各ワイヤレスネットワークを表す名前を「SSID」と呼びます。 15.USB USBは、パソコンの周辺装置を接続するための規格のひとつです。この規格のケーブルで接続された機器をUSB機器と呼びます。 16.WMA Microsoft社が開発した音声圧縮形式です。MP3とほぼ同様の圧縮率・音質を確保しています。 17.アルバム 本製品では、音声ファイルが入っているひとつのフォルダを「アルバム」と呼びます。 18.ウェブラジオ インターネットラジオ、ネットラジオとも呼ばれます。原則、全世界どこでも聴取が可能です。日本国内ではコミュニティFM局がウェブラジオを提供していることが多く、以下のウェブサイトから聴くことができます。http://www.simulradio.jp 19.オーディオブック 書籍などを読み上げて録音した録音図書です。DAISY図書とは保存形式が異なり、移動単位も異なります。Audible.com が配信するオーディオブックのファイルの拡張子は .aa ですが、日本国内で配信されているオーディオブックにはMP3形式のものがあります。 20.グループ セクション内に付ける区切り(セッション内の任意の一部分)のことを「グループ」と呼びます。 21.サブネットマスク インターネットを、多数の小さなネットワーク(サブネット)に分けて管理するための番号です。 22.ステルス 各ワイヤレスネットワークを表す「SSID」を非通知にする方法です。 23.セキュリティーモード ワイヤレスネットワークを使用する際、通信内容を第三者に傍受されるのを防ぐために、通信内容を暗号化して保護する機能の方式です。 24.セクション ある見出しから次の見出しの直前までのかたまりを「セクション」と呼びます。各セクションには、章・節・項といった見出しの大きさに合わせて階層レベルを設定することができます。 25.タイトル タイトルとは、録音図書自身のことであり、1つの器のようなものです。このタイトルという器の中に、音声データや、見出し情報等が入っています。 26.テキストオンリーDAISY 音声ファイルが無く、テキストファイルのみで構成されるDAISY図書のことです。 27.デフォルトゲートウェイ 所属するネットワークの「出入り口」の代表となる機器のことです。 28.特殊ページ 特殊ページは、図書の途中や最後に付けられた特別なページのことです。図表や付録などに付けられます。[上キー]または[下キー]で「ページ」を選択し、[右キー]または[左キー]で移動できます。 29.トラック ひとつの音声ファイルを「トラック」と呼びます。音楽の1曲に相当します。 30.ファイル 文字や音楽などのデータをパソコンやメモリカードなどに格納する際の、データのかたまりを表します。 31.フォルダ ファイルを入れる「箱」に相当します。 32.フレーズ 音声データは、息継ぎなどで一定時間、無音になった箇所で区切られています。その無音から次の無音までのひとかたまりの音声を「フレーズ」と呼びます。通常。1フレーズは、数秒から十数秒ほどの長さになります。 33.プレイリスト プレイリストは、ファイルの拡張子名を「m3u」とし、音声ファイル名を再生したい順番に1行ずつ区切って記述したものです。 34.前付けページ 前付けページは、図書の最初に本文の前に付けられたページのことです。[上キー] または[下キー]で「ページ」を選択し、[右キー] または[左キー]で移動できます。 35.見出し セクションの一番先頭のフレーズと、セクションが変わる位置を「見出し」と表現しています。たとえば本取扱説明書の「1章はじめに」のフレーズ自体と、始まる位置を見出しと呼びます。 36.メディア 情報を記録するものの総称です。一般的にはCD、SDカード、USBフラッシュメモリーなどをメディアと呼びますが、本製品では、SDカードや内蔵メモリなどを「メディア」と呼びます。 37.レベル(DAISY図書内のレベル) DAISY録音図書の検索時に利用するためにセクションに付ける属性のことを「レベル」と呼びます。通常、本はいくつかの章から成り立っています。また、それぞれの章の下には節、そして節の下には項があります。章がレベル1に相当し、節はレベル2、項はレベル3・・というように、本を検索していく際の単位をレベルと表しています。レベルは1から6まで指定できます。 @20章 故障かなと思ったら 故障かなと思ったら、本章に記された方法で症状を確かめてください。 以下の文中に「本製品をリセットする」という内容の記述があります。リセットには以下の2つの方法があります。 <リセットの方法1> 電源が入っている状態でキーロックを有効にします。電源キーを10秒以上押し続けた後、手を離すと電源が切れます。キーロックを無効にして、電源を入れます。 <リセットの方法2> リセットの方法1ができない場合は、以下の方法で行います。 電源を切ります。電源アダプターを外して、バッテリーをいったん取り出します。再びバッテリーを取付け、電源を入れます。 注)リセット後には、本製品の起動に40秒ほどの時間がかかります。 @20章1 症状と対応のしかた 症状と対応のしかた(全般) 症状1 電源が入らない。 対応のしかた1 バッテリー駆動の場合には、バッテリー残量が十分でない可能性があります。ACアダプターを接続して電源が入るか確認してください。 対応のしかた2 ヘッドホンが接続されていたり、音量がゼロになっていたりして、電源が入ったかどうかが分かりずらい状態になっていないか確認してください。 対応のしかた3 上記の方法で改善されない場合は、前のページのリセットの方法2を行ってください。 症状2 電源を入れてもすぐに切れてしまう。 対応のしかた1 キーロックが有効になっていないか確認してください。 キーロックが有効になっている場合、電源を入れると「キーロック」というガイドの後、すぐに電源が切れますので、キーロックを無効にしてください。 対応のしかた2 バッテリー駆動の場合には、バッテリー残量が十分でない可能性があります。ACアダプターを接続して電源が入るか確認してください。 症状3 電源を入れても音声が出ない。 対応のしかた1 音量ボリュームがゼロになっていないか確認してください。 対応のしかた2 ヘッドホンが接続されていないか確認してください。 症状4 キーを押しても反応がない。 対応のしかた キーロックが有効になっていないか確認し、有効になっていたら無効にしてください。 症状5 待ち受け音が鳴ったまま反応がない。 対応のしかた 191ページ掲載のリセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 症状6 SDカードが再生できない。 対応のしかた1 動作確認済みではないSDカードは認識されない場合があります。動作確認済みSDカードを使用してください。 対応のしかた2 本製品では再生できない形式でフォーマットされている可能性があります。パソコンで認識できる場合は、データを別のメディアにバックアップしてからFAT32形式でフォーマットしてください。 症状7 SDカードに録音できない。 対応のしかた SDカードが書き込み禁止になっているかを確認してください。書き込み禁止の場合は、書き込み禁止スイッチを解除してください。 症状8 録音中に音声ガイドが出なくなる。 対応のしかた 録音中の音声ガイドが「なし」になっているか確認し、「なし」になっていたら、ガイド「あり」に変更してください。メニューの「録音設定」の中の「録音中の音声ガイド切り替え」を、ガイド「あり」に設定してください。 症状9 録音音量が調節できない。 対応のしかた 自動音量調整が「あり」に設定されていると、録音音量を手動で調節することができません。メニューの「録音設定」の中の「自動音量調整」を、「なし」に設定してください。 症状10 本製品とPTR1/PTR2をUSBケーブルで接続した際に、PTR1/PTR2に入れたCDが認識されない。 対応のしかた1 PTR2のUSB動作が「カードドライブ」になっている可能性があります。「CDドライブ」に設定してください。PTR2を単体で動作させ、管理メニューの「USB動作の切り替え」を「CDドライブ」に設定します。 対応のしかた2 バックアップ元のCDがCD-RかCD-RWで、PTR1/PTR2で録音またはバックアップされ、CDファイナライズを実行されていない場合、本製品はそのCDを認識できません。 PTR1またはPTR2でCDファイナライズを実行してください。 対応のしかた3 本製品とPTR1/PTR2とのUSB接続ケーブルを接続し直してください。それでも改善されない場合には、191ページ掲載のリセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 症状11 PTR1やPTR2のCDから、本製品のSDカードにバックアップすると、途中で失敗してしまう。 対応のしかた バックアップ元のCDに傷や汚れが付着している場合、バックアップが中断される場合があります。CDの記録面に傷や汚れがないかを確認してください。 症状12 本製品のSDカードと、PTR2のCFカード間でのバックアップができない。 対応のしかた1 PTR2をカードドライブに設定してください。PTR2を単体で動作させ、管理メニューの「USB動作の切り替え」を「カードドライブ」に設定します。 対応のしかた2 バックアップの際に「このUSB機器には対応していません」というガイドが出てしまう場合には、パソコンを利用してCFカードをFAT32でフォーマットしてください。ただし、フォーマットすると記録されていた内容が全て消去されてしまいますので、削除したくないデータは事前にバックアップしてください。 症状13 本製品のSDカード内のDAISY図書を、PTR2のCFカード(またはカードリーダーのCFカード)へバックアップしたものが、PTR1やPTR2で再生できない、あるいは音楽(MP3)として再生されてしまう。 対応のしかた 本製品のSDカード内のDAISY図書に対して、メディア管理メニューの「編集準備」を実行してからバックアップを行ってください。 症状14 パソコンに接続しても、本製品がパソコンに認識されない。 対応のしかた1 パソコンのOSが「Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10」であるか確認してください。それ以外のOSでは認識されません。 対応のしかた2 パソコンと本製品の両方の電源が入っている状態で接続して接続してください。 対応のしかた3 ACアダプターを接続した状態で、パソコンに接続してください。 対応のしかた4 USBハブを経由して接続されている場合は、ハブを経由せず、パソコンと直接接続してください。 対応のしかた5 パソコンにUSB端子が複数ある場合には、別のUSB端子に接続すると認識される場合があります。 対応のしかた6 付属のUSBケーブルよりも短いケーブルを使用すると認識される場合があります。 対応のしかた7 それでも改善されない場合には、191ページ掲載のリセットの方法1またはリセットの方法2を行ってください。 症状15 パソコンからの書き込みができない。 対応のしかた1 SDカードが書き込み禁止になっているかを確認し、書き込み禁止になっていたら、書き込み禁止を解除してください。 対応のしかた2 本製品との相性により、正常に動作しないSDカードがあります。動作確認済一覧表または弊社ホームページに記載の動作確認済みSDカードを使用してください。 <再生時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド 「このSDカードには対応していません」 原因1 本製品が対応していない形式でフォーマットされている。 対応のしかた SDカード内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されてしまいます。 原因2 SDカードが本製品に対応していない。 対応のしかた 動作確認済SDカードを使用してください。 <録音時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド1 「録音できないメディアです」 原因 録音先にUSB機器を選んでいる。 対応のしかた 本製品はUSB機器に録音することはできません。録音先をSDカードまたは内蔵メモリにしてください。 音声ガイド2 「SDカードがロックされています」 原因 書き込み禁止になっている。 対応のしかた SDカードの書き込み禁止を解除してください。 音声ガイド3 「SDカードの空き容量が不足しています」 原因 録音先のメディアの空き容量がない。 対応のしかた 不要なデータを削除して空き容量を増やすか、または新しいメディアに交換して録音してください。 <編集時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド 「このタイトルは編集できません」 原因1 音声ファイルを編集しようとしている。 対応のしかた 音声ファイルは編集できません。 原因2 CDからバックアップした図書やビルドブック済みの図書を編集しようとしている。 対応のしかた 編集準備を行ってから編集してください。 <メモ録使用時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド1 「空き容量がありません」 原因 本製品内蔵メモリの空き容量がない。 対応のしかた 不要なメモ録を削除するか、またはSDカードにバックアップしてください。 音声ガイド2 「このタイトルにはしおりを設定できません」 原因 メモ録にはしおりを設定できません。 対応のしかた 本製品の仕様上、メモ録にはしおりを設定できません。 <バックアップ時の音声ガイドと対応のしかた> 音声ガイド1 「書き込み禁止メディアです」 原因 バックアップ先のSDカードまたはUSB機器が書き込み禁止になっている。 対応のしかた SDカードやUSB機器の書き込み禁止を解除してください。 音声ガイド2 「メディアの空き容量が不足しています」 原因 バックアップ先のメディアの空き容量が足りない。 対応のしかた 不要なデータを削除してバックアップ先の空き容量を増やすか、または新しいメディアに交換してください。 <ダウンロード時の音声ガイドと対応のしかた>ポッドキャストの場合 音声ガイド 「エラーが発生したポッドキャストエピソードのダウンロードをキャンセルしました。」 原因1 ネットワークに接続できなくなった。 対応のしかた ネットワーク接続できる環境で再度、ダウンロードを実行してください。 原因2 SDカードまたは内蔵メモリの空き容量がなくなった。 対応のしかた 不用なファイルを削除して、十分な空き容量を確保してください。再度、ダウンロードを実行してください。 原因3 SDカードまたは内蔵メモリの書き込みエラーが発生した。(書き込みエラーが発生すると、本製品は自動的に再起動します。) 対応のしかた SDカード内容全消去または、内蔵メモリ内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されてしまいます。 原因4 ダウンロード中にSDカードを排出した。 対応のしかた ダウンロードしていたファイルは破損します。ダウンロード中にSDカードを排出しないでください。 ポイント ダウンロードエラーが発生すると、すべてのダウンロードがキャンセルされます。 <ダウンロード時の音声ガイドと対応のしかた>ネット閲覧室の場合 音声ガイド 「エラーが発生したネット閲覧室のタイトルのダウンロードをキャンセルしました。」 原因1 ダウンロード先メディアの空き容量がなくなった。 対応のしかた 不用なファイルを削除して、十分な空き容量を確保してください。 原因2 SDカードまたは内蔵メモリの書き込みエラーが発生した。(書き込みエラーが発生すると、本製品は自動的に再起動します。) 対応のしかた SDカード内容全消去または、内蔵メモリ内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されてしまいます。 原因3 USBメモリの書き込みエラーが発生した。(書き込みエラーが発生すると、本製品は自動的に再起動します。) 対応のしかた 新しいUSBメモリを使用してください。 原因4 ダウンロード中にSDカードまたはUSBメモリを排出した。 対応のしかた ダウンロードしていたファイルは破損します。ダウンロード中にメディアを排出しないでください。 原因5 削除期限が過ぎていてダウンロードできない。 対応のしかた 削除期限が過ぎているタイトルはネット閲覧室から削除されるため、ダウンロードはできません。 原因6 ダウンロード先メディアが読み取り専用になっている。 対応のしかた SDカードのロックなど、メディアが読み取り専用になっていないか確認してください。読み取り専用を解除してからダウンロードを実行してください。 ポイント1 ダウンロードエラーが発生すると、ダウンロード中のタイトルのダウンロードがキャンセルされます。 ポイント2 ネットワークに接続できなくなった場合、ダウンロードは中断されます。再びネットワークに接続するとダウンロードが再開されます。 その他の音声ガイドと対応のしかた 音声ガイド 「アダプター異常です」 原因 電源アダプターに異常が起きた可能性がある。 対応のしかた 「アダプター異常です」という音声ガイドの後、自動的に電源が切れます。電源を入れ、再び「アダプター異常です」という音声ガイドがある場合には、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 音声ガイド 「バッテリー異常です」 原因1 バッテリーに異常が起きた可能性がある。 対応のしかた バッテリーを入れ直してください。繰り返し発生する場合は、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 原因2 仕様に定められた範囲外(高温・低温環境下など)で使用された。 対応のしかた 仕様に定められた範囲内(温度環境下など)で使用してください。 音声ガイド 「不明なエラーです」 原因不明です。 対応のしかた 繰り返し発生する場合は、弊社お問い合わせ窓口にご連絡ください。 <その他の音声ガイドと対応のしかた > 音声ガイド 「書込みエラーです。(番号)−10**」または「読込みエラーです。(番号)−21**」 対応のしかた SDカードの読み書き時のエラーです。再び同じ操作をしてもエラーが起きる場合には、いったん本製品をリセットしてください。それでも改善されない場合には、最終手段としてSDカード内容全消去を行ってください。ただし、カードに記録されていた内容はすべて消去されますので、必要なデータはあらかじめパソコンにコピーした上で実行してください。 音声ガイド 「書込みエラーです。(番号)−11**」または「読込みエラーです。(番号)−22**」 対応のしかた USB機器の読み書き時のエラーです。再び同じ操作をしてもエラーが起きる場合には、いったん本製品をリセットしてください。それでも改善されない場合には、最終手段として、パソコン上でUSB機器をフォーマットしてください。ただし、USB機器に記録されていた内容はすべて消去されますので、必要なデータはあらかじめパソコンにコピーした上で実行してください。 @20章2 よくある質問 Q&A 質問1 本製品からPTR1やPTR2のCDにバックアップできますか? 答え 本製品からPTR1やPTR2などの外付けCD/DVDドライブのCDにバックアップすることはできません。 質問2 複数のタイトルを一度にバックアップできますか? 答え できません。ひとつずつタイトルを選択してバックアップしてください。 質問3 本製品とPTR1やPTR2をUSBケーブルで接続した際に、PTR1やPTR2に入れたCDが認識されません。 答え バックアップ元のCDがCD-RかCD-RWで、PTR1かPTR2で録音またはバックアップされ、CDファイナライズを実行していない場合、本製品はそのCDを認識できません。 PTR1またはPTR2でCDファイナライズを実行してください。 それでも認識されない場合には、本製品をリセットしてみてください。 質問4 PTR1やPTR2のCDから、本製品のSDカードにバックアップすると、途中で失敗してしまいます。 答え バックアップ元のCDに傷や汚れが付着している場合、バックアップが中断される場合があります。CDの記録面に傷や汚れがないかを確認してください。 質問5 オンラインサービス、ポッドキャスト、ウェブラジオ、ネットワークフォルダが使えません。 答え ネットワークの電源がOFFになっていないか確認してください。 質問6 ポッドキャストやウェブラジオが再生できない。 答え 配信形式によって、ご利用になれないポッドキャストやウェブラジオがあります。 質問7 本製品をパソコンとUSBケーブルで接続した際に、リムーバブルディスクとして認識されません。 答え 以下の点を確認してください。 1.本製品が対応しているOSは、Windows7、Windows8、Windows 8.1、Windows 10となります。それ以外のOSでは認識されません。 2.本製品にACアダプターを接続した状態で、パソコンにUSB接続してみます。 3.パソコンと本製品の両方の電源が入っている状態で、USB接続してみます。 4.USBハブを経由して接続されている場合は、パソコンのUSB端子に直接接続してみます。 5.パソコンにUSB端子が複数ある場合は、現在接続している端子とは別のUSB端子に接続してみます。 6.カードリーダーライター等に付属する長さの短いUSBケーブル(同一仕様のもの)を使用して接続してみます。 7.本製品をリセットしてみます。 質問8 DAISY図書をバックアップする時に音質などを設定する必要がありますか? 答え 設定の必要はありません。DAISY図書の音声は元のデータと同じ音質でバックアップされます。 質問9 しばらく使わずにいたらバッテリーが減っていたのですが、これは故障ですか? 答え 故障ではありません。通常の電源オフの状態では少しずつ電力を消費します。完全電源オフにすると電力の消費量をおさえることができます。 質問10 PTR2のDAISY図書CDから本製品にバックアップする際に、PTR2で2番目のタイトルを選んでから接続してバックアップすると、2番目のタイトルとは別のタイトルがバックアップされてしまいます。 答え タイトルの選択はPTR2で行うのではなく、本製品でタイトルを選択してからバックアップしてください。 質問11 PTR1のCFカードから本製品のSDカードにバックアップすることはできないのでしょうか? 答え PTR1はカードドライブとしての機能がありませんので、本製品と接続してもPTR1のCFカードのデータを読込むことはできません。市販のカードリーダーにCFカードを入れて本製品に接続すればバックアップは可能になります。 質問12 インターネットでダウンロードしたDAISY図書を本製品で再生するにはどうしたらよいのでしょか? 答え パソコンでフォルダごとSDカードにコピーし、SDカードを本製品にセットして再生してください。 @21章 仕様 注:仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。  :時間に関する数値はすべておおまかな数値です。  :充電時間、使用時間は、周囲の温度や使用条件によって異なります。 製品名:プレクストークリンクポケット @21章1 全般的な仕様 1.SDカードスロット SD/SDHC専用 2.再生可能コンテンツ DAISY2.0、DAISY2.02、DAISY ADPCM2、ANSI/NISO Z39.86/DAISY3.0規格準拠のDAISY図書MP3、WMA、OggVorbis、WAVE(PCM)、CD-DA(外付けUSB接続のCD/DVDドライブ)、Audible フォーマット 4 (.aa)テキスト、マイクロソフトWord (.doc, .docx)、HTML 3.録音方式 DAISY2.02 4.録音音声フォーマット PCM 44.1kHz ステレオ、PCM 22.05kHz モノラルMP3 256kbps ステレオ、MP3 128kbps ステレオMP3 64kbps モノラル、MP3 32kbps モノラル 5.メモ録 録音音声フォーマット MP3 32kbps モノラル 6.音声入力 外部音声入力端子(外付けマイクおよびラインイン)(ステレオ)内蔵マイク(モノラル) 7.音声出力 内蔵スピーカー(モノラル)ヘッドホン出力端子(ステレオ) 8.外部インターフェイス USB 2.0USB OTG (USB bus power) 9.内蔵メモリ 約 7 GB 10.時計精度 月差 ±約60秒 11.電源アダプター AC 100 V〜240 V、50/60 Hz 12.寸法 縦 112 mm、横 55 mm、厚さ 16 mm 13.重量 約 110g(バッテリーを含む) 14.消費電力(最大) 20W 15.動作温度/湿度 5℃〜40℃ / 20〜80% ただし結露しないこと @21章2 オーディオ特性 1.ヘッドホン出力端子(ライン出力) 適合インピーダンス 32Ω不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック 2.外付けマイク入力端子(プラグインパワー) 入力インピーダンス 2.2kΩ不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック 3.ライン入力端子 入力インピーダンス 20kΩ不平衡 ジャック 直径3.5mmステレオミニジャック 4.内蔵スピーカー 出力インピーダンス 8Ω 出力 150 mW 5.内蔵マイク 方式 コンデンサマイク @21章3 主要な機能 1.音声ガイド 操作を音声でガイドキー説明モードでのキー説明メニュー説明5キーを押した時に情報をガイド 2.検索機能 見出し、グループ、ページ、フレーズ、10分、30秒、しおり、アルバム、トラック、レベル、段落、40行、1行、文、文字 3.再生音量調整 0〜25(26段階) 4.ガイド音量調整 −5〜+5(11段階) 5.再生スピード調整 −2〜+8(11段階) 6.トーン調整 −6〜+6(13段階) 7.録音可能時間(SDカード、 2GB) DAISY形式 PCM 44.1kHz ステレオ 3時間 DAISY形式 PCM 22.05kHz モノラル 12時間 DAISY形式 MP3 256kbps ステレオ 15時間 DAISY形式 MP3 128kbps ステレオ 30時間 DAISY形式 MP3 64kbps モノラル 60時間 DAISY形式 MP3 32kbps モノラル 120時間 8.録音音量調整 自動音量調整手動調整:0〜20(21段階) 9.メモリ機能 しおり、音声しおり:最大10,000個 音声しおり:最大30分 メモ録:最大30分、最大200個 @21章4 バッテリー 1.種類 リチウムポリマー 2.寸法 縦 53 mm、横 39 mm、厚さ 9 mm 3.容量 1500 mAh 4.充電時間 ACアダプターからの充電:約4時間 USBからの充電:約4時間30分 ※周囲の温度や使用条件によって異なります。 5.使用可能時間 DAISY、MP3 録音:約8時間 DAISY、MP3 再生:約10時間 テキスト再生:約7時間 ストリーミング再生:約4時間 ※周囲の温度や使用条件によって異なります。 @21章5 カードドライブ仕様 1.USB転送レート 280 Mbps 2.対応OS Windows 7, Windows 8, Windows 8.1, Windows 10 3.カードタイプ SD/SDHCカード 4.ファイルシステム FAT-32/16 @21章6 無線LAN 無線LAN規格 IEEE 802.11b/g(アイトリプルイー、エイトオーツー、ドット、イレブン、ビー、スラッシュ、ジー) @22章 動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品 本製品に同梱されている「動作確認済品一覧」に、動作確認済マイク、動作確認済SDカード及びオプション品に関する記載がありますので、そちらをご覧ください。 また、最新の情報は、プレクストークのホームページ http://www.plextalk.com/jp/ をご覧になるか、または、プレクストークお問い合わせ窓口までご連絡ください。 @23章 保証について シナノケンシ株式会社は、本製品のお買い上げ日から1年間(以下「保証期間」といいます)に本製品に不具合が認められた場合には、本製品が添付の取扱説明書に従ってご使用されている場合に限り、不具合の内容や程度等を考慮して、無償にて修理あるいは交換などの対応をいたします。但し、次のような場合は、保証期間を問わず、保証の対象にはなりません。あらかじめご了承ください。 ・ 取扱説明書に記載された警告、注意事項を守らずに使用をした場合。 ・ 取扱説明書に記載された使用条件・方法と異なる使用をした場合。 ・ バッテリー、電源アダプターなど、付属品以外のものを使用して破損した場合。 ・ フロントカバー等の外面の損傷など。 ・ 不具合の原因が不適当と思われるご使用方法である場合。 ・ 不具合の原因が落下等の過大な衝撃である場合。 ・ 不具合の原因が部品等の自然劣化・消耗である場合。 ・ 不具合の原因が落雷、風水害、地震、火災、塩害、その他天災地変である場合。 ・ 不具合の原因が本製品に接続した他の機器である場合。 ・ 弊社又は弊社が指定した者以外の者(個人、事業者を含む)により、改造・修理された場合。 ・ 本製品を第三者に譲渡した場合。 ・ 本製品より取り外した部品の修理。 ・ 修理等のご依頼の際に保証書のご提示がない場合。 ・ 保証書に必要事項の記載がない場合、又は保証書の文言が修正されている場合。 ・ 本製品を日本国外で使用する、又は使用した場合。 ・ 不具合の原因がバッテリーの寿命による動作不良、停止等である場合。 弊社は、いかなる場合においても、お客様の逸失利益、特別損害、付随的損害又はその他の結果的損害について、一切の責任を負うものではありません。また、弊社の責に帰すべき理由により、お客様に損害が発生した場合であっても、弊社は直接かつ通常の損害についてのみ補償し、その金額は、本製品の購入価格を上限とさせていただきます。ご記載頂いたお客様の個人情報は、製品の保証・修理及び履歴管理の目的以外には一切使用いたしません。 <注> ・本章の記述は本製品に付属の保証書の内容に従っています。弊社が保証書の文言を変更した場合は、本章の記述よりも保証書の記述が優先されます。 ・付属の無線親機およびCDドライブに関するお問い合わせは、製造元にご連絡ください。 SDカード等のデータについて SDカード等のデータの破損・消失については、弊社は一切の責任を負うものではありません。あらかじめご了承ください。 大切なデータ(ファイル)は、他のメディアなどにバックアップすることをお薦めします。 @24章 お問い合わせについて 本製品を操作している時にトラブルが発生した場合は、まず「20章 故障かなと思ったら」250ページを参考にしながら対処してください。それでも、解決できない場合は、弊社までお問い合わせください。 なお、付属の無線親機およびCDドライブに関するお問い合わせは、製造元にご連絡ください。 〒386−0498 長野県上田市上丸子1078 シナノケンシ株式会社 プレクストークお問い合わせ窓口 電話 050−5804−1177 受付時間 月曜から土曜 9:30〜17:00 日曜・祝祭日は休業 FAXやEメールは、常時受け付けております。 FAX 0268−42−2923 Eメール plextalk@skcj.co.jp ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ プレクストークホームページについて プレクストークホームページでは、よくある質問やプレクストーク製品に関する最新の情報を提供しております。プレクストーク専用ホームページ http://www.plextalk.com/jp/ をご利用ください。 @索引 <記号> *キー(アスタリスクキー)・・・・・・・・37 #キー(シャープキー)・・・・・・・・・・37 <あ行> 空き容量・・・・・・・・・・・・・・・・・198 アルバム・・・・・・・・・・・・・・・・・89  アルバム移動(選択)・・・・・・・・・・76, 90 アンドゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・97 移動キー・・・・・・・・・・・・・・・・・34 インターネット接続・・・・・・・・・・・・98 ウェブラジオ・・・・・・・・・・・・・・・110 SDカード・・・・・・・・・・・・・・・・・55  SDカード内容全消去(フォーマット)・・・・199 エピソード・・・・・・・・・・・・・・・・101, 105  エピソード一覧の更新・・・・・・・・・・106  エピソードをまとめてダウンロード・・・・107 MP3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 オーディオブック・・・・・・・・・・・・・96 オンラインサービス・・・・・・・・・・24 ※「取扱説明書 サピエ編」をご覧ください お知らせ・・・・・・・・・・・・・・・27 ※「取扱説明書 サピエ編」をご覧ください OggVorbis(オッグ・ボービス)・・・・・・・89 お休みタイマー・・・・・・・・・・・・・・167 音質(トーン)・・・・・・・・・・・・・・64 音質と録音時間・・・・・・・・・・・・・・125 音声ガイド音量・・・・・・・・・・・・・・63, 64 音声しおり・・・・・・・・・・・・・・・・168, 170 音声DAISY・・・・・・・・・・・・・・・・28 音楽(音声ファイル)・・・・・・・・・・・74, 89 音声ファイル名読み上げの設定・・・・・・・194 音量  音量スイッチ・・・・・・・・・・・・・・41  再生音量の調整・・・・・・・・・・・・・63  録音音量の調整・・・・・・・・・・・・・120 <か行> ガイド音量・・・・・・・・・・・・・・・・64 ガイドスピード・・・・・・・・・・・・・・64 外部音声入力端子・・・・・・・・・・・・・38 カテゴリー・・・・・・・・・・・・・・・・24 カテゴリー選択・・・・・・・・・・・・・・66 キー(の配置)・・・・・・・・・・・・・・31-37 キー受付音の選択・・・・・・・・・・・・・212 キー説明・・・・・・・・・・・・・・・・・175 キーロック・・・・・・・・・・・・・・・・175 グループ・・・・・・・・・・・・・・・・・28  グループ移動・・・・・・・・・・・・・・82 <さ行> 再生音量の調整・・・・・・・・・・・・・・63 再生/停止・・・・・・・・・・・・・・・・60 再生/停止キー・・・・・・・・・・・・・34 再生設定・・・・・・・・・・・・・・・・・192 最後に移動(DAISY図書)・・・・・・・・・87 30秒移動  DAISY図書の30秒移動・・・・・・・・・84  音楽の30秒移動・・・・・・・・・・・・91 しおり・・・・・・・・・・・・・・・・・・168 しおりに移動する・・・・・・・・・・・・172 しおりを削除する・・・・・・・・・・・・173 しおりを付ける・・・・・・・・・・・・・169 下キー・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 自動音量調整(録音)・・・・・・・・・・・120 シャッフル・リピート設定・・・・・・・・・192 10分移動  DAISY図書の10分移動・・・・・・・・・84  音楽の10分移動・・・・・・・・・・・・91 情報キー(5キー)で情報を聞く・・・・・・177 スピード(再生スピード)・・・・・・・・・64 セクション・・・・・・・・・・・・・・・・27  セクション削除・・・・・・・・・・・・・142 設定の初期化・・・・・・・・・・・・・・・235 先頭に移動(DAISY図書)・・・・・・・・・87 外付けマイク・・・・・・・・・・・・・・・38, 129 <た行> タイトル  タイトル選択・・・・・・・・・・・・・・60  タイトルの作成・・・・・・・・・・・・・202  タイトルの削除・・・・・・・・・・・・・203  タイトルの並び順・・・・・・・・・・・・73  録音準備中のタイトル作成・・・・・・・・119 ダイレクト移動  アルバムにダイレクト移動・・・・・・・・93  先頭・最後にダイレクト移動・・・・・・・87  トラックにダイレクト移動・・・・・・・・92  ページにダイレクト移動・・・・・・・・・85  見出しにダイレクト移動・・・・・・・・・86  メモ録にダイレクト移動・・・・・・・・・147 WMA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 DAISYオンライン・・・・・・・・・・・24 ※「取扱説明書 サピエ編」をご覧ください DAISY図書・・・・・・・・・・・・・・・・27 DAISY編集モード・・・・・・・・・・・・・113 DC入力端子・・・・・・・・・・・・・・・・39 テキストDAISY・・・・・・・・・・・・・・28 テキストファイル・・・・・・・・・・・・・94  テキストファイル内の移動・・・・・・・・95 テキスト読み上げ音声の選択・・・・・・・・210 テキスト読み上げの設定(ピッチ設定)・・・216 テンキー・・・・・・・・・・・・・・・・・36 電源アダプター・・・・・・・・・・・・・・48 トーン(音質)の調整・・・・・・・・・・・・64 時計設定・・・・・・・・・・・・・・・・・213 飛ばし読み・・・・・・・・・・・・・・・・196 トラック・・・・・・・・・・・・・・・・・89  トラック移動・・・・・・・・・・・・・・90 <な行> 内蔵メモリ・・・・・・・・・・・・・・・・26 内蔵メモリ内容全消去・・・・・・・・・・・201 日時の確認・・・・・・・・・・・・・・・・179 ネット閲覧室・・・・・・・・・・・・・・・26 ※「取扱説明書 サピエ編」をご覧ください ネットワーク情報確認・・・・・・・・・・・217 ネットワーク設定の初期化・・・・・・・・・232 ネットワーク設定の保存・・・・・・・・・・221 ネットワーク設定の読み込み・・・・・・・・219 ネットワークの電源 ON/OFF・・・・・222 ネットワーク・バージョンアップ・・・・・・234 ネットワークフォルダ・・・・・・・・・・・162-166 <は行> パーセント移動  DAISY図書のパーセント移動・・・・・・・88  テキストのパーセント移動・・・・・・・・95 パソコンと接続・・・・・・・・・・・・・・159-166 バックアップ・・・・・・・・・・・・・・・150-158 バッテリー・・・・・・・・・・・・・・・・43-50 早送り・巻き戻し・・・・・・・・・・・・・62 PCM・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 ビルドブック・・・・・・・・・・・・・・・207 ファイル削除・・・・・・・・・・・・・・・204 ファイル(曲)を選ぶ・・・・・・・・・・・・71, 77 フォルダ選択・・・・・・・・・・・・・・・70 フレーズ・・・・・・・・・・・・・・・・・27, 78  フレーズ移動・・・・・・・・・・・・・・83 プレクストークの情報・・・・・・・・・・・209 ページ・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 ページ移動・・・・・・・・・・・・・・・83 ヘッドホン出力端子・・・・・・・・・・・・38 ヘルプ・・・・・・・・・・・・・・・・・・176 編集準備・・・・・・・・・・・・・・・・・205 ポッドキャスト・・・・・・・・・・・・・・101-109 <ま行> 待ち受け音の選択・・・・・・・・・・・・・211 マルチメディアDAISY・・・・・・・・・・・28 マルチメディアDAISY再生設定・・・・・・・195 見出し・・・・・・・・・・・・・・・・・・27, 78  見出しに移動・・・・・・・・・・・・・・81  見出しを付ける・・・・・・・・・・・・・137-140  見出しを取り消す・・・・・・・・・・・・141 無線親機・・・・・・・・・・・・・・・・・98-99 メディア・・・・・・・・・・・・・・・・・26-27 メディア・タイトル情報・・・・・・・・・・198 メニュー(メニューキー)・・・・・・・・・32 メニュー階層一覧・・・・・・・・・・・・187 メニューのショートカット・・・・・・・・238 メモ録・・・・・・・・・・・・・・・・・・145-149 文字の入力・・・・・・・・・・・・・・・・180-186 <や行> USB・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59 USB動作の切替え・・・・・・・・・・・・・215, 160 <ら行> ラインイン・・・・・・・・・・・・・・・・38, 129, 132-135 リドゥ・・・・・・・・・・・・・・・・・・97 履歴タイトル・・・・・・・・・・・・・・・73 レベル(DAISY図書)・・・・・・・・・・・78 録音  録音音質・・・・・・・・・・・・・・・・125-126  録音音量・・・・・・・・・・・・・・・・120-122  録音可能時間・・・・・・・・・・・・・・125  録音中音量確認・・・・・・・・・・・・・122  録音中の音声ガイド切替え・・・・・・・・128  録音の方法・・・・・・・・・・・・・・・117  録音モード・・・・・・・・・・・・・・・123, 124  録音モニター・・・・・・・・・・・・・・127 録音したDAISY・・・・・・・・・・・・・・24, 116 <わ行> ワイヤレスネットワーク接続設定・・・・・・223 利用できるワイヤレスネットワーク・・・・・223 設定の追加・・・・・・・・・・・・・・・228 設定の変更/削除・・・・・・・・・・・・229 LINK_Torisetsu_709-1295-05