メールマガジン

第6回 2007年12月20日発行版

2007年12月20日

プレクストークユーザーの皆さんこんにちは。
プレクストークのメルマガ編集室です。

年末も押し迫ってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年は、DR-1というボランティア様向けの商品を発売し、多くのボランティア様とお付き合いさせて頂きました。
特に、DR-1のバージョンアップ用CFカードをお送りし、その返信には、色々なコメントのほか、励ましや、感謝のお言葉を頂きました。
本当に有り難いことだと思います。ボランティアの皆様は本当に優しい方ばかりだと思いました。皆様のご期待にお応えするべく、これからも良い製品をご提供できるよう、まい進して参ります。     (聖)

◆◇みんなで広げるDAISY図書・音声情報の輪◇◆
「プレクストーク」 お役立ちメルマガ 第6号

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目次
♪~【1】デイジー図書への期待 ~ある中途視覚障害者の場合~
♪~【2】生活情報事例発表から<京都ロバの会様とあけぼの会様>
♪~【3】第32回信州発ボランティア地域活動フォーラムinうえだ開催
♪~【4】編集後記
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♪~【1】デイジー図書への期待 ~ある中途視覚障害者の場合~

デイジー図書への期待 ~ある中途視覚障害者の場合~

デイジー/プレクストークパートナーミーティングの記念講演は、有限会社アットイーズ社長の稲垣吉彦様による「デイジー図書への期待~ある中途視覚障害者の場合~」でした。明るく元気な語り口の中に、大変心に残る、気づかされることの多い内容で、「視覚障害は情報障害」で
あることを改めて強く感じました。講演の一部をご紹介します。

●「治らない病気」―30年間は晴眼者で、地方銀行の外回りの仕事をされていましたが、健康で病院に行ったこともなかったそうです。眼のぶどう膜の炎症から緑内障を併発して人生半ばにして視覚障害に。全盲とは違い、わずかに見えている状態だそうです。ぶどう膜炎の診断を受けてから約3年間、いくつもの病院で何人もの医師に受診。その過程で緑内障を併発したものの、緑内障という病気が治らない病気であることを知ったのは、最終的に手術をしてくれる医師に巡り会ってからのことだったといいます。
進歩した現代医学を持ってしても、治らない病気がある以上、その患者をどのようにケアすべきか。それを眼科ではロービジョンケアと呼びます。ここ数年でロービジョンケアに関する関心は高まってきているものの、実際に取り組む病院はまだ増えてきていないのが実情です。

●「視覚障害は情報障害」―周りの人に何が出来るかを考えますと、何よりもまず情報を与えることが大事なことです。情報にはいろいろなものがあって、「こういうことをするとよい」「こんなものがある」…それも情報です。視覚障害当事者の心理的状態により、その時すぐには必要のない情報であったとしても、あとでその情報が受け入れられるようになることがあります。ですから役に立つかどうかでなく、何でも幅広く情報がほしい。その情報をきっかけに動けば、またそこで新たな情報を入手することもできるのです。

●「デイジー図書とハードウェアへの期待」―見えなくなる前から、機械が嫌いで苦手でした。音声ワープロの存在を知り、これが使えれば見えなくなって不自由になった読み書きを多少なりとも補えるのではないかと感じました。筑波技術短大の情報処理学科に入ったのは、とにかくワープロが打てるようになりさえすればいい、という思いからでした。
入学後、急速なインターネット社会の進展とIT技術の進歩に伴い、IT機器は情報障害を補う重要なものであることがわかりました。今となっては、パソコンなしの生活は考えられません。と言っても、嫌いであることに変わりはなく、あくまでも情報を得るための道具として使っています。
こんな機械嫌いの私がIT機器に臨むことは、とにかく直感的に操作できるもの、つまりポンと出されてマニュアルがなくても、すぐ使えるものを開発してほしいということです。
(これは当社にとっても、これからの開発テーマになりそうです)

もっと詳しく知りたいという方は、稲垣吉彦さんご自身が書かれた「見えなくなってはじめに読む本」をぜひどうぞ。

http://kigaruni-net.com/k01-2.html

*デイジー/プレクストーク パートナーミーティングの様子は、プレクストークのホームページでも、写真入りで紹介しております。
プレクストークのホームページはこちら。

http://www.plextalk.com/jp/news/topix_071219.html

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♪~【2】生活情報事例発表から<京都ロバの会様とあけぼの会様>

パートナーミーティングでは、生活情報についての事例発表も、京都朗読奉仕会ロバの会様と音訳グループあけぼの会様にお願いして、その足跡や具体的な取り組みについてお聞きすることができました。 (典)

■京都朗読奉仕会 ロバの会 河野ゑみ 様

約30年の活動の中で、アマチュア無線の資格をとったことから、視覚障害者のハム(ブラインドハム)の方とのやり取りがきっかけとなったものが多くあったそうです。交信を通して聞いてくるのは、野球の試合結果から料理の仕方、柔軟剤の使い方や製品名まで…。新しい電気製品や
食品の情報テープを「ロバの会」で作ると、ブラインドハムの皆さんには1日でその情報が伝わりました。ハムから生まれて作ったもので、大変だったのは「郵便番号簿」。当時はテープだったので、都道府県別に分けて50本くらいになったとか。とにかく地名の読み方がわからずに苦労したそうです。視覚障害者に伝えるには、まず晴眼者に伝えなければならない、というお話も印象的でした。

最近提供した生活情報としては、情報盛りだくさんのDAISY図書「ロバさんの万華鏡-第4号-」の中で、8月に郵便局から各家庭に配付された「郵便局からの大切なお知らせ-10.1もうすぐ民営化-」を音訳されています。

■音訳グループ あけぼの会 加藤 聖子 様

「あけぼの会」は尾張旭市の音訳ボランティアグループです。市の広報のほかにも、市議会報や社説なども希望に応じて作っていました。ところが、一人の方にテープ3ケースも送ることになると、郵便受けに入らないこともあり、またテープ機器が壊れれば、修理代に莫大な費用がかかります。そこで、まずはDAISY録音再生機を購入して勉強して、2006年6月号からDAISY版広報がスタート。また、誰でもどこまでやったかわかるようにレベル表を作って分担し、広報を発送とほぼ同時に届けられるようになりました。

今年はDR-1を購入して、編集ソフトも使ってムダな音を排除できたお陰で、9月からは市のホームページにも載せてもらえるようになったそうです。嬉しいことに、このお知らせを当社にメールしていただいたも、このメルマガがきっかけでした。現在は、会員15名のほとんどの方が「デジタルは楽しい」と意欲をもって、パソコンをつなぐようになったとのことです。

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♪~【3】第32回信州発ボランティア地域活動フォーラムinうえだ開催

11月10日から11日にかけて、長野県社会福祉協議会と信州発ボランティア地域活動フォーラム実行委員会が主催した「第32回信州発ボランティア地域活動フォーラムinうえだ」が長野県上田市で、タレントの三四六さんをゲストに迎えるなど、盛大に行われました。
「信州発ボランティア地域活動フォーラム」は、信州のボランティアメンバーが年1回集まり、情報交換を行うものです。
11月11日の分科会の中の1テーマとして、「デジタル録音でキレイ、永遠に◇音訳ボランティア変身の術」と題して、全国ボランティアネットワーク代表の藤田晶子さん、東御市りらの会の小川竹子さん、上小圏域障害者総合支援センター ピア・カウンセラーの広沢里枝子さん、シナノケンシ主任研究員の西澤達夫からの発表がありました。

藤田さんからは、音訳者が一堂に集まる場として、「全国音訳ボランティアネットワーク」を立ち上げられるまでの経緯や、利用者が必要としているのは週刊誌や月刊誌、旅行ガイドや料理本などの「生活情報」であり、そのデジタル化を進めていくべき!というお話がありました。

小川さんからは、りらの会の活動内容や、広報のDAISY化に向けての取り組みとして、プレクストークPTR2を利用した具体的な録音の手順や、DAISY図書の構成に関するお話がありました。

広沢さんからは、広報の音訳は市民としての知る権利であること、利用者の要望を聞きとり活動に活かして、援助が必要な人への情報提供を充実させてほしいというメッセージのほか、自作の詩の朗読もありました。

西澤からは、録音図書の国際標準規格である「DAISY」とプレクストークの10年間の歩みと今後に関する説明をさせていただきました。
                              (田)

長野県ボランティア地域活動センターのホームページはこちら

http://www.nsyakyo.or.jp/v-info/index.html

藤田さんが代表を務める全国音訳ボランティアネットワークのホームページはこちら

http://onyaku.net/

広沢里枝子さんがDJを務めるSBCラジオ「里枝子の窓」の公式ホームページはこちら

http://r-mado.com/

お近くの展示会に参加されませんか?「プレクストーク」の各種製品を手にとってみませんか?展示会のスケジュールはこちら。

http://www.plextalk.com/jp/guide/exhibition.html

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♪~【4】編集後記

ここ信州も寒さの厳しい季節になりました。最近メタボ対策としてジョギングを始めました。ジョギングコースの上田原には、いたるところに「風林火山」の旗が立っています。上田原は、武田軍と村上軍の戦場となった場所で、信玄を父親代わりに育てたといわれる板垣信方公のお墓や、戦いで命を落とした武将のお墓がところどころにあります。
特に今年は大河ドラマで武田信玄や真田幸隆が取り上げられ、地元では「上田原古戦場祭り」や「真田祭り」が開催されるなど、大変盛り上がった思い出深い1年間となりました。そんな歴史を偲びながら、健康のためジョギングを続けていきたいと思います。        (田)

みんなで広げるDAISY図書・音声情報の輪‐「プレクストーク」お役立ちメルマガ第6号‐はいかがでしたでしょうか。

これからも音訳ボランティアのみなさんに、少しでもお役に立つような情報をお伝えしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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発行日:2007年 12月20日
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〒386-0012
長野県上田市中央6-15-26
シナノケンシ株式会社 システム機器事業部

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